2013/10/04 - 2013/10/15
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ちゃおさん
ベナレスは古い町。3000年以上前、この亜大陸にアーリア系民族がじわじわ浸透してきて、各地に王国や文明らしき萌芽が芽生えて来た頃より、この町はあった。2500年前、お釈迦様が最初の遊行の地としてこの町を選び、郊外のサルナートで初転法輪を行ったことは先に記述した。その頃からこの町、バラナシ、ベナレス、ワーラナシーは、インド北東部にあって、有力な街だった。目の前を流れるガンジス河ではその頃から沐浴が行として行われていた。
この川の水は不思議な水だ。泊まったホテルのオヤジが言っていたが、この川の水は何年経っても腐らない、という。だから花瓶に入れた水は何年も替える必要はないとのこと。水が腐らず、又、細菌も浄化うると言う。抗菌作用があるのだ。将に聖水、聖なる河である。今現在インドの科学者がこの川の不思議について、研究をしていると言う。結果、ノーベル賞を貰えるかどうかは別にしても、この聖水で身体を清めることを求め、インド全国から巡礼者がやってきて、遺灰と遺骨は河に流される。
斯様に古い町であり、不思議な魔力を湛えている河川。3000年の間には幾多の戦乱、騒乱に巻き込まれ、この町の覇権が争われた。一時はイスラム王国にもなり、町にあったヒンドウ寺院、土着の宗教施設は悉く破壊された。町は破壊され、再建され、又破壊され、フェニックスのごとく蘇った。破壊と再生を繰り返すシバ神がヒンドウの主祭神だ。300年程前イスラムからこの町を取り戻したヒンドウの教徒はヒンドウ教の一大聖地としてこの町に「黄金寺院」(世界の主寺院)を建立し、今やヒンドウの大本山の一つになっている。
ヒンドウ寺だから、本来は非教徒の日本人は寺院の中には入れないのだが、仏教徒と申告し、入れてもらった。ヒンドウ教では仏教はヒンドウから派生した一つの格下の宗教で、仏教も又ヒンドウの傘の下に包摂されている。中門をくぐっては入った中の境内はそれ程大きな敷地ではなく、建物が軒を並べ、混みあっていた。ヒンドウの八百万の神、建物内の小さな祠に数々が八百神が鎮座し、人々の帰依を受けている。インド的な宗教行事だ。
バラナシの中心部から少し離れた場所には、戦いの神を祀る「ドゥルガ」寺院もある。赤レンガで作られた如何にも官能的な寺院だ。リキシャを走らせ、そこへも行って見た。古い町だけあって、古い伝統が息づいていた。
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