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[PAの島の路地歩きと倉敷の幕末砲台]<br />‘06年年末から‘07年前半時は、四国の鉄道廃線跡のガイド書を製作していたが、四国から最も近い本州の廃線跡・下津井電鉄廃線跡が「遊歩百選」(読売新聞大阪本社が「歩き旅」による地域活性を提唱)に選出されており、「廃線跡利用の成功例」として見ておきたかったため、旅の主眼を廃線跡に置き、それと前後して、瀬戸大橋で唯一のPAがある与島と廃線跡のある倉敷市児島の幕末砲台跡、近世城郭跡、市内に点在する源平史跡等を巡った。<br /><br />まず与島PAに駐車し、京阪フィッシャーマンズワーフのレストランで食事した後、東方の長崎鼻にあるという石棺を探すことに。何の資料にこのことが記されてあったのか記憶にないので、今となっては詳細が分からない。藪の中にあったのは石棺の壁の一部のようなもの。<br /><br />そこから南一帯、馬の背やみどろという地は大規模な採石場となっており、採石跡の一部が巨大な長方形の池となっている。<br />東の沖に目を転じると与島より一回り小さい小与島が見えるが、そちらも一見して「採石島」であることが分かる。<br /><br />Fワーフ東の南北に走る道に戻ると南下する。休校中の与島中学校を過ぎると、PAの外周を流れる川を横断し、十字路に達すると南東に折れる。道は皆、歩道だったと思う。<br />今度は休校中の与島小学校に出ると、一旦東に進んだ後、一軒の民家を右手に過ぎた所の分岐で南に折れる。ここから島ではよくある路地裏のウォーキングになるが、SDが不良品だったため、画像が消えてしまっている。<br /><br />そこから二つ目の三叉路では南東に折れる。<br />ミニ霊場石仏を過ぎた所は、城の鼻上の標高23mの城山(じょうやま)で、中世の与島城山城跡とされる。北側の堀切は宅地化され、詰の段も畑になっている。記憶が定かではないが、ここに与島東船舶通航信号所があったかも知れない。<br /><br />城山からは一旦南東に下った後、北に転じ、法輪寺から与島港に下りる。目の前に防波堤で陸続きになった鍋島が見えるので、そこに上陸する。鍋島は鍋島灯台があるだけの猫の額ほどの島だが、灯台守が居た時代、高峰秀子・佐田啓二主演の映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった。明治5年に建設された白亜の灯台は陽の光を浴びて眩しい。<br />鍋島を後にすると、城の鼻から穴部港へと回り、空き家の側からまた路地道を上がり、往路の十字路へと引き返し、車に戻った。<br /><br /><br />瀬戸大橋で倉敷市児島に入ると、下津井漁港西の祇園神社近くにあるという、岡山藩の「下津井祇園下台場」を探すことに。祇園神社の神職なら分かるだろうと思い、社務所に向かったが、参道の石段口には戦艦長門の砲弾が奉献されていた。<br />砲台跡は神社のすぐ東下の平地だった。近代、台場跡に料亭・金波楼が建ったため、上部の遺構は残っていなかったが、立派な石垣は健在。<br /><br />もう夕暮れなので、翌日辿る廃線跡の起点近くの駐車に適当な場所を探すことにした。その「適当な場所」には意外にも陸軍の戦争遺跡が残っていた。<br />宿は児島塩生(しおなす)の「民宿・もとや」に取った。素泊まりで一泊3,800円弱だったと思う。駐車場は公共の地のような広場なので無料。<br />建物はコーポタイプの造りなので、浴場(家庭風呂だったと思う)へ行くのに外の廊下を歩く。<br />宿泊した三日間、殆ど物音がしなかったから、他に宿泊客はいなかったかも知れない。

瀬戸大橋の島と倉敷の廃線跡と源平史跡・1日目

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2006/12/30 - 2007/01/02

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マローズ

マローズさん

[PAの島の路地歩きと倉敷の幕末砲台]
‘06年年末から‘07年前半時は、四国の鉄道廃線跡のガイド書を製作していたが、四国から最も近い本州の廃線跡・下津井電鉄廃線跡が「遊歩百選」(読売新聞大阪本社が「歩き旅」による地域活性を提唱)に選出されており、「廃線跡利用の成功例」として見ておきたかったため、旅の主眼を廃線跡に置き、それと前後して、瀬戸大橋で唯一のPAがある与島と廃線跡のある倉敷市児島の幕末砲台跡、近世城郭跡、市内に点在する源平史跡等を巡った。

まず与島PAに駐車し、京阪フィッシャーマンズワーフのレストランで食事した後、東方の長崎鼻にあるという石棺を探すことに。何の資料にこのことが記されてあったのか記憶にないので、今となっては詳細が分からない。藪の中にあったのは石棺の壁の一部のようなもの。

そこから南一帯、馬の背やみどろという地は大規模な採石場となっており、採石跡の一部が巨大な長方形の池となっている。
東の沖に目を転じると与島より一回り小さい小与島が見えるが、そちらも一見して「採石島」であることが分かる。

Fワーフ東の南北に走る道に戻ると南下する。休校中の与島中学校を過ぎると、PAの外周を流れる川を横断し、十字路に達すると南東に折れる。道は皆、歩道だったと思う。
今度は休校中の与島小学校に出ると、一旦東に進んだ後、一軒の民家を右手に過ぎた所の分岐で南に折れる。ここから島ではよくある路地裏のウォーキングになるが、SDが不良品だったため、画像が消えてしまっている。

そこから二つ目の三叉路では南東に折れる。
ミニ霊場石仏を過ぎた所は、城の鼻上の標高23mの城山(じょうやま)で、中世の与島城山城跡とされる。北側の堀切は宅地化され、詰の段も畑になっている。記憶が定かではないが、ここに与島東船舶通航信号所があったかも知れない。

城山からは一旦南東に下った後、北に転じ、法輪寺から与島港に下りる。目の前に防波堤で陸続きになった鍋島が見えるので、そこに上陸する。鍋島は鍋島灯台があるだけの猫の額ほどの島だが、灯台守が居た時代、高峰秀子・佐田啓二主演の映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった。明治5年に建設された白亜の灯台は陽の光を浴びて眩しい。
鍋島を後にすると、城の鼻から穴部港へと回り、空き家の側からまた路地道を上がり、往路の十字路へと引き返し、車に戻った。


瀬戸大橋で倉敷市児島に入ると、下津井漁港西の祇園神社近くにあるという、岡山藩の「下津井祇園下台場」を探すことに。祇園神社の神職なら分かるだろうと思い、社務所に向かったが、参道の石段口には戦艦長門の砲弾が奉献されていた。
砲台跡は神社のすぐ東下の平地だった。近代、台場跡に料亭・金波楼が建ったため、上部の遺構は残っていなかったが、立派な石垣は健在。

もう夕暮れなので、翌日辿る廃線跡の起点近くの駐車に適当な場所を探すことにした。その「適当な場所」には意外にも陸軍の戦争遺跡が残っていた。
宿は児島塩生(しおなす)の「民宿・もとや」に取った。素泊まりで一泊3,800円弱だったと思う。駐車場は公共の地のような広場なので無料。
建物はコーポタイプの造りなので、浴場(家庭風呂だったと思う)へ行くのに外の廊下を歩く。
宿泊した三日間、殆ど物音がしなかったから、他に宿泊客はいなかったかも知れない。

交通手段
自家用車
  • 長崎鼻石棺の残骸か

    長崎鼻石棺の残骸か

  • 採石跡

    採石跡

  • 北端に「ホテル・アクア小与島」が建つ小与島

    北端に「ホテル・アクア小与島」が建つ小与島

  • この石仏を抜けた先が城山だったと思う

    この石仏を抜けた先が城山だったと思う

  • 与島東船舶通航信号所・・・備讃瀬戸東航路とその周辺海域を航行する船舶の安全と運行の円滑化を図る。

    与島東船舶通航信号所・・・備讃瀬戸東航路とその周辺海域を航行する船舶の安全と運行の円滑化を図る。

  • すぐ下が法輪寺

    すぐ下が法輪寺

  • 与島港から鍋島を望む

    与島港から鍋島を望む

  • 鍋島燈台・・・明治5年、英国人技師・ヘンリー・ブライトンの設計により、設置された御影石造りの燈台。「香川県の地名」(平凡社)では日本で二番目に古い洋式燈台と記載されているが、&#39;04年版の「シマダス」では、日本最古と記述されている。

    鍋島燈台・・・明治5年、英国人技師・ヘンリー・ブライトンの設計により、設置された御影石造りの燈台。「香川県の地名」(平凡社)では日本で二番目に古い洋式燈台と記載されているが、'04年版の「シマダス」では、日本最古と記述されている。

    鍋島灯台 名所・史跡

  • 下津井祇園下砲台跡・・・岡山藩が文久3年(1863)に築造。当時、台場の石垣は海に張り出しており、南北約60m、東西約40mの規模だった。四門の大砲を据え、北東には番所と火薬庫があった。

    下津井祇園下砲台跡・・・岡山藩が文久3年(1863)に築造。当時、台場の石垣は海に張り出しており、南北約60m、東西約40mの規模だった。四門の大砲を据え、北東には番所と火薬庫があった。

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