哀愁のポルトガル(16)　トマール　キリスト修道院

2015/12/04 - 2015/12/04

　キリスト修道院は、ポルトガル最大級の規模を誇るマヌエル様式の美しい修道院です。
　レコンキスタの功績により国王から与えられた土地に、テンプル騎士団が1147年に堅牢な城塞と聖堂を築いたことが起源となっています。その後キリスト騎士団に引き継がれると同時にポルトガル王室から代々の団長を迎え、12世紀末から5世紀にわたり増改築を繰り返した結果、ポルトガル最大の修道院となり、マヌエル様式などポルトガル建築の変遷を見ることができるすべての様式を備えた貴重な建物です。
　

エリア トマール(ポルトガル)

朝ポルトを出て南下し、トマールへ向かいます。

高速をポルトとリスボンの中間まで南下し、そこから東へ向かいます。

トマールは山間地にあります。
朝霧の残る山間部へ入ってきました。

間もなくトマールです。

トマールへ入りました。
美しい町並みです。

水と森に恵まれた街として有名です。

東の丘に城壁が見えてきました。

キリスト修道院は、１２世紀に造られた城郭の中にあります。
城門をくぐり、修道院の入口に向かいます。

城門をくぐると大きな城郭が見えます。
これ全体が修道院です。

もとテンプル騎士団の城郭です。

ポルトガル最大の修道院です。

1312年にテンプル騎士団が禁止されると、ディニス1世が創設したキリスト騎士団に引き継がれます。

トマール　キリスト修道院です。

12世紀末から増改築が続けられ、初期のムデハル様式からマヌエル様式までポルトガル建築の変遷を見ることができます。

入口から入場し、二階へ上がると沐浴の回廊です。

沐浴の回廊　

かつては、修道士たちが洗濯や沐浴をしたところです。

エンリケ航海王子の住居だった宮殿あともあります。

美しいアズレージョが残っています。

沐浴の回廊のアズレージョ

次は墓の回廊です。
二重アーチ、ゴシック様式の回廊です。

修道士たちの墓所となっています。

墓の回廊

アズレージョの見事です。

テンプル騎士団聖堂への天井

テンプル騎士団聖堂

テンプル騎士団聖堂　16角形の円堂になっています。
エレサレムの聖墳墓教会にならってつくられました。

天井

中央の洗礼堂にキリスト像

テンプル騎士団聖堂　

テンプル騎士団聖堂　

テンプル騎士団聖堂　

主回廊です。

主回廊
イタリアの影響を受けたルネサンス様式です。

屋上へらせん階段

マヌエル様式の窓です。

マヌエル様式の最大傑作といわれる大窓

ロープ、鎖、サンゴと言ったモチーフがマヌエル様式の特徴です。

1階から窓を鑑賞します。

ロープや珊瑚などマヌエル様式

マヌエル様式の窓

カラスの回廊

カラスの回廊

カラスの回廊

カラスの回廊
かつて修道士の憩いの場でした。

カラスの回廊

カラスの回廊

カラスの回廊

最後にミシャの回廊

ミシャの回廊

ミシャの回廊

ミシャの回廊

外へ出てみるとトマールの郊外

トマールの郊外