子連れバスク旅行記・交通編

2015/12/15 - 2015/12/21

2015年12月、30代夫婦＋5歳息子で家族旅行をしました。目的地はバスク地方！
美食の地を堪能するべく事前に情報収集するも、情報源が少ない…。
ということで、今後バスクを訪れる方々の参考になればと記録を残そうと思います。

交通について抽出しているため、断片的で読みづらい点があるかと思います。

エリア ビルバオ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビルバオ空港にある子供用の遊具。荷物受け取り後Exitに進むと、このすぐ近くに出ます。

荷物受け取り場所はEUからの人とEU外からの人で別れています。今回は成田からスルーチェックインにしていたので、ガラス扉の向こうのEU外の方で受け取り。

ここから見える場所からビルバオ市内やサンセバスティアンなどに向かうバスが出ます。
今回はビルバオ市内までのバスを利用。1.45euro。

ビルバオ空港 (BIO) 空港

サンセバスティアン発ビルバオ空港行きのPESA社バス。写真は空港にて。
荷物は自分で入れて自分で出します。
朝5:00サンセバスティアン発に乗りました。PESAのサイトで見られる時刻表では途中でサラウツに寄るはずが、ノンストップで空港へ。ほぼ時刻通りか、ちょっと早く到着しました。

ビルバオ空港からサンセバスティアンに向かう際もこのようなバスになると思います。

ビルバオにおけるSUICA的存在、Barikカード。地下鉄・トラム・ケーブルカーなどに乗ることができるプリペイドカードです。
初回購入時に3ユーロのカード代が必要で、チャージして使います。
現金での通常料金とBarik料金で異なる場合もあり、なかなかお得です。
複数人で使用することもできて、その場合は連続して必要回数タッチします。（例：3人で地下鉄に乗る…入場時に3回タッチ→退場時に3回タッチ）

地下鉄駅の自動券売機で買いました。
大きいマシンと小さい銀色のマシンがあり、小さいマシンでpurchase…という項目を選択すると購入画面に進めます。
我々は購入に至るまで結構手間取ったため、雑誌スタンドのおじさんや駅係員のお姉さんにお世話になりました…。

ビルバオのトラム。
路線が少なく、停留所も少ないのですが、バスや地下鉄より気軽に乗れるように思います。内部は綺麗で、液晶表示もしっかりしているので困ることはありません。
停留所にあるポールのようなものにBarikをタッチしてから乗車。現金で切符を購入する場合は停留所に自動券売機があります。

ビルバオの地下鉄構内にあった行き先案内図。
目的地が異なる電車が同じホームに来るときは間違えないよう注意。

この写真はSan Mamesですが、駅の改札2か所のうち有人なのはバスターミナル側のみでした。

世界遺産のビスカヤ橋を見にいきます。Portugalete駅を出るとこんな地図もあります。
坂の多い街で、ちょっと散策してみました。バカラオ屋さんが駅前にあり、おおっ！と感動。街並みも手入れの行き届いた様子で素敵でした。

世界遺産ビスカヤ橋。
Portugalete駅から旧市街(?)を抜けて、川に出ました。川沿いは両側とも遊歩道になっていています。
ゴンドラで橋を渡る際にもBarikで運賃を支払います。多分1.25euro。
夫と息子はリフトで橋の上に向かいました。オーディオガイドなし大人7euro、5〜16歳の小人5.6euro。

ビスカヤ橋 建造物

ビルバオ市内にあるケーブルカー、Funicular de Artxanda。
こちらもBarikで支払いました。
駅も車内も綺麗です。周りのお客さんは小学生やおじいちゃんといった、地元の人ばかり。生活に根付いている感じが素敵です。
写真のお姉さんは運転士さん。

アルチャンダ ケーブルカー 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ケーブルカー駅あった看板。かわいい。

ケーブルカー駅にあった看板第2弾。

ケーブルカー頂上駅からの眺め。

アルチャンダ ケーブルカー 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

スペイン・サンセバスティアンからフランス・サンジャンドリュズに向かいます。
ネットで下調べしたところ、あまり本数がない…。時間を間違えないよう印刷しておいたバスの時刻表ですが、これを見せることで切符売り場ですんなり購入できました。PESA社に限らず、サンセバスティアンのバスターミナルと各社の切符売り場は離れているので、余裕をもって切符を購入するとよいでしょう。
右のレシートみたいなのが切符です。4.75euro。

サンセバスティアンのバスターミナルは、どこの停車場所にどこ行きのバスが来るのか表示はありません。接近情報や遅延情報も皆無。やってくるバスの表示をみて皆さんささっと移動して乗り込んでいます。
運転手さんに切符を見せるので、間違っていたらそこでなんとかなるはず…？

サンジャンドリュズ駅内の列車案内。
フランスの地方では電車が恐ろしく少ないこともあります。下調べ重要！

サン ジャン ド リュズ駅 駅

サンジャンドリュズ駅のホーム案内の看板。
スペイン方面へは1番線から。地下道でホームへ向かいます。

ちなみに、駅前の道路は交通量が多いのに歩行者信号も横断歩道もない…と一瞬絶望しましたが、そちらも地下道がありました。

サンジャンドリュズからles deux jemeauxという駅へ向かいます。
しっかり時刻通りに電車が到着。停車時間短い。

自動券売機でやけに長いステップを経て切符を購入。子供料金が設定されているようで、内訳不明ながら3人で約7euroでした。

各駅停車のSNCF…今回の旅行中で一番ぼろい電車でした。
スペインバスクは公共交通機関がひたすら綺麗だったので…。
車内はそれなりにお客さんがたくさんいました。

10分足らず電車に揺られ、les deux jemeaux駅に到着。

無人駅です。自動券売機が1台見えますが、それしかないような駅。
駅前に商店街どころかタクシーの影も見えない…。

les deux jemeaux駅からなにもないところや住宅街、ヨットハーバーを経て
、アンダイエ〜オンダリビア間を結ぶボートの発着場に到着。徒歩30分くらいでしょうか。

この看板を見つけるまでに苦労しました…。
「行けばわかるよね！観光地だもん！」感覚では危険だということを思い知りました。いざとなればモバイルwifiとiPadでなんとでもなると思っていたのですが、電波が悪いのか繋がらず途方に暮れました。フランス語は全くできない我々ですが、親切な人々に道を教えてもらいながらようやく到着。

船内。
アンダイエとオンダリビアの出発時間が書いてあります。消されているのはなんなのでしょう？

船内・屋根ありと後部・屋根なしの座席があります。隅田川の遊覧船より小さいので、大きな荷物を持って乗る感じではないです。我々3人と、観光客と思しき4人を乗せてボートは時間通りに出発。

オンダリビアのボート発着所。こちらも看板が小さい。

オンダリビアのバス停の表示。
書いてある時刻は、最初のバス停を出発する時刻らしい…そんなの難易度高すぎる。
上りと下りでバス停の名前も場所も異なるようなので、下調べが重要なことばかり。
最大1時間に1本程度とそれなりの頻度で運行されているので、時間に余裕があればのんびり待つのも悪くないかもしれません。

いくつか見たバス停のうち、correosバス停にのみ液晶画面で接近表示がありました。わかりやすくて助かります。

オンダリビアのバスは、サンセバスティアンと同じdBusです。MugiカードというSUICAのようなプリペイドカードで割引になるため、地元のお客さんはほとんど使っていました。初回購入時に5euroかかるそうで、旅行者に有利かは使う頻度によります。
運賃は現金1.65euro、Mugiカード0.91euro。運転手さんはおつりをしっかり用意しているので高額紙幣でなければ安心して支払えます。

サンセバスティアンのバスク鉄道の駅構内。液晶表示は見やすくていいですね。

サンセバスティアンのバスク鉄道改札。

サンセバスティアンのバスク鉄道の駅構内の自動券売機。

この旅行記へのコメント （2）

• Pメテオラさん 2017/09/30 21:56:16

  多種多様なご体験

  短期間で多種多様な乗り物に乗ったのですね。脱帽。ちょっと見ただけでは仕組みや背景が分からないものも、けっこうありそうですね。でも、結果オーライ。旅が素敵なればヨシとしましょう。

  akiさん からの返信 2017/10/01 09:29:23

  Re: 多種多様なご体験

  Ｐメテオラさま、コメントありがとうございます。
  海あり山あり、バスクは魅力的な土地でした。日本ではまだあまりメジャーな旅行先ではないかと思いますが、一度訪れるとファンになるでしょう。