2015/12/19 - 2015/12/19
100位(同エリア173件中)
akiさん
2015年12月、30代夫婦+5歳息子で家族旅行をしました。目的地はバスク地方!
美食の地を堪能するべく事前に情報収集するも、情報源が少ない…。
ということで、今後バスクを訪れる方々の参考になればと記録を残そうと思います。
1日目(火) 成田発〜パリ乗り継ぎ〜ビルバオ着 ビルバオ泊
2日目(水) ビルバオ泊
3日目(木) ビルバオ〜サンセバスティアン サンセバスティアン泊
4日目(金) サンセバスティアン〜サンジャンドリュズ〜アンダイエ〜オンダリビア オンダリビア泊
5日目(土) オンダリビア〜トロサ〜サンセバスティアン サンセバスティアン泊
6日目(日) サンセバスティアン泊
7日目(月) ビルバオ発〜パリ乗り継ぎ〜 機内泊
8日目(火) 成田着
※この日はカメラが不調で写真があまり撮れませんでした。
それでもトロサを訪れる方に多少でも役に立てばと思い、旅行記にしておきます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
オンダリビアに宿泊していた我々は、この日はトロサを訪れます。
オンダリビアはサンセバスティアンの北側、海に面した街です。それに対し、トロサはサンセバスティアンの南側、山あいの街です。
トロサに行くには、いくつかの街からバスも運行していますが、スペイン国鉄の近郊電車C1が便利です。
この電車でTolosa Centro駅(あるいはTolosa駅)を目指します。
およそ30分に1本の間隔で運行しています。 -
オンダリビアからトロサに向かうにあたり、いくつかのルートを考えました。
①オンダリビアからバスでC1ベンタス・デ・イルン駅へ向かう
②タクシーでC1イルン駅へ向かう
③バスでサンセバスティアンに行き、そこからC1に乗る
結果的に①にしたのですが、不安な行程でした。
おそらく②が一番簡単だと思います。(オンダリビア旧市街は車が入れる道が全くないわけではありません。パラドールの目の前まで入れるはず)
ルート①では、
オンダリビアCorreosバス停からE27バスに乗車~Bentasバス停で下車~徒歩でVentas de Irun駅へ移動~C1電車でTolosa Centro駅到着、という流れだったのですが、
Bentasは何も表示のない「え、これバス停なの?」というような停留所、
Ventas de IrunはrenfeとC1の駅が微妙な距離で隣接、
しかもC1の駅には駅舎も改札も駅名表示もない…。
我々は、バスでは乗客の方々に助けられ、Ventas de Irunでは工事中のおじさまに助けられ、かろうじて無事にC1に乗ることができました…!
こちらはカタコトのスペイン語しかできず、うまく意思疎通ができなくても、みんな一生懸命助けようとしてくれました。本当に心が温まりました。
大仰ですが、旅行していると、こういった親切のバトンを自分も誰か困っている人につなげたいといつも感じます。
ちなみに①~③のルートはいずれもGoogleの経路検索結果をもとにしています。検索窓に「AからB」と入力すると出てくるやつです。
Googleマップの表示はときどき曖昧なので信頼しすぎるのは危険だなーと思います。今回も、Ventas de Irun駅にどこから入ればいいのか、事前に調べていた際にはさっぱりわかりませんでした。
一応メモしておくと…Bentasバス停から道沿いにまっすぐ進む→坂を上り、信号のあるところで右折→renfeとC1の線路を越える→右折するとすぐC1ホームへ降りる道がある→Irun方面はそのまま、Tolosa方面は線路を渡って反対のホームです。 -
Ventas de Irun駅では券売機が故障中だったので、車内で車掌さんから切符を購入しました。確か2〜3euro。帰りの切符はサンセバスティアンまででしたが、同額でした。
Tolosa Centro駅ではたくさんの乗客が降り、改札は大混雑。どこにこんなにいたの!?という人ごみでした。
この日はトロサで朝市が行われていました。
たくさんの人が大きなバッグやキャリーを持っていたので、朝市に買い出しにいく近郊住民なのでしょう。
トロサの朝市はバスク地方で一番規模が大きいと聞いていたので、期待が高まります。 -
こちらは帰りの際に撮ったホームの写真。
朝市が終わっていたせいか、電車が行った後だったせいか、人の気配がありません。
建物は現代的。 -
駅前の道路。
Tolosa Centro駅は、駅員さんはいましたが、あまり大きな駅ではありませんでした。自動券売機2台とトイレはありましたが、売店などはありません。
この写真の道から路地を少し入ったところなので、初めて来た人には見つけづらそうです。 -
トロサの街はもともとは川の中州の小さな街だったそうです。
発展と共に拡張し、今の街になったとのこと。
川と山のある古都、雰囲気があります。 -
朝市は3か所で行われていました。
詳細はインターネット上で見られるトロサの観光案内にも掲載されています。
・特産品の食品の市
・衣類などの市
・植木などの市
とざっくり分類されます。どれも徒歩圏内で、確かに大規模ではありますが、無理なく見られます。
人が多すぎて朝市の写真は撮れませんでした…。
トロサは黒いんげん豆の産地として有名だそうで、あちこちのお店で売られていたのが目につきました。
(この豆については角田光代さんのエッセイにも出てきます。美食の地なのに豆ばっかり食べたと…。) -
サンタ・マリア教会。
車の大きさからわかるように、なかなか巨大な建物です。 -
その隣には遊具!
部分的にホールドが固定されておらず、ちょっと危ない。
周りにはブランコやベンチもありました。 -
バスケットコートなんかもあって、左端に写る教会の荘厳なたたずまいと併せるとなんだかシュール。
ここでしばらく遊んでから、予約していたお菓子博物館の見学に向かいました。
トロサのお菓子屋さん「ゴロチャテギ」は有名なお店のようで、ビルバオのデパートや空港でも商品が売られています。名物はトゥロンと呼ばれる、ナッツ入りのヌガー。スペインはアーモンドの産地ですね。
こちらトロサではお店に博物館が併設されており、完全予約制の見学ツアーで訪れることができます。
…しかし!
事前にメールのやり取りをし、自動返信ではない予約完了メールを受け取っていたにも関わらず、予約されていなかったという悲劇…!
担当ガイドのブライア○さんが日時を勘違いしたそうです。交渉を試みるも「今日の18時ならいいですよ」以外の譲歩は引き出せず。(私の希望は11時でした。そんなに遅くまでいられない…。)
お菓子博物館…行きたかった…。
中世の製菓道具などが展示されているそうで、日本では見られないと確信していただけに非常に悔しい。
予約完了メールの後、前日か前々日にでもリコンファームすべきでした。 -
そんなこんなで気分はすっかり落ち込んでも、トロサはとても雰囲気のよい街でした。
山! -
川!
-
車の向こうのお店が、この日のランチに訪れた「Casa Nicolas」です。
トロサはチュレタ(骨付きステーキ)が名物だそうで、開店の13時に予約を入れておきました。
(電話番号を予め調べておき、予約の電話はホテルのコンシェルジュにお願いしました。)
しかし開店時刻を過ぎても扉には鍵がかかったまま…。
途方に暮れながらも待ち続け、10〜15分程度で何事もなかったように店内へ案内されました。
真っ白なテーブルクロスがかかったテーブル、大きなワインセラー。重厚な雰囲気もありますが、気取った様子ではありません。
メニューは少しの前菜と、ステーキ、付け合わせ程度。
ワインリストは充実していたようですが、我々は飲まなかったため詳細不明。
肉の注文の仕方は、塊単位のようです。価格はkg表記。
「3人分で」と注文したら、焼く前の肉を持ってきてくれて「これでいい?足りなければ次の塊を焼くよ」という会話をしました。
前菜とパンをつまみながら20〜30分程度待ち、いよいよステーキが登場。
炭火でカリッと焼かれた肉塊はミディアムレアの焼き加減で、ソースなどなくてもジューシーで旨みがあり、おいしかった!
前菜1皿、肉1塊、付け合わせ2皿、コーヒーと水、で100euroでお釣りがくるお値段でした。
よく食べる人なら最初から肉を1人1塊くらいいけると思います。
三ツ星レストランには全然惹かれない我々ですが(そもそも不釣り合いなので…)、「わざわざ来てよかった」と思える直球な料理に出会えて幸せです。
バスクを訪れる機会があれば、また行きます!
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