
2015/11/21 - 2015/11/21
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世界攻略者さん
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ロンドンは週末がよく似合う。三連休を利用してサクッと観光してきたので、私なりに定番スポットを紹介してみたいと思います。
**情報は、2015年11月のもの。1ポンド=186.5円で計算。
==週末ロンドン シリーズ一覧==
① 定番スポット一周編 <==
http://4travel.jp/travelogue/11088168
② プレミアリーグ トッテナム生観戦
http://4travel.jp/travelogue/11080258
③ ロンドン気づきの旅
http://4travel.jp/travelogue/11088262
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[目次]
イントロ
トラファルガー広場
バッキンガム宮殿
ビッグベン
ロンドン・アイ
タワー・ブリッジ
その他の橋
大英博物館
ソーホー
地図
まとめ -
[イントロ]
ロンドンは華やかで見どころが多い。ただし、物価が高いのが玉にキズ。しょーもない施設が入場料4000円とか、ちょっと食事しただけで1200円とか。正直言って、私の旅のスタイルに合ってません。もうここは開き直って、いかにお金を使わずに楽しめるか挑戦してみたいと思います。 -
[トラファルガー広場]
まずはトラファルガー広場からスタート。猿岩石にとってはゴールだったこの場所が、私にとっての起点となります。広場には大きな記念柱や噴水があり、観光客にとっての鉄板スポット。政治的な集会などにもよく利用されています。 -
トラファルガー広場といえば、モニュメントの四隅にあるライオン像が有名。ガイドブックには、「とりあえず記念に乗っとけ」的な書かれ方がされてますが、話はそれほど簡単ではありません。まず、予想以上にでかい。ライオンというよりは、象のサイズです。
さらに、ツルツルのため、革靴では滑って登れない。登った後も、体勢を逆向きにしないとまともな写真は撮れないし...。難易度高いです。 -
この広場は観光客が多いこともあり、よく大道芸人が何かやっています。人だかりができていたので、ナショナル・ギャラリーの入口側から見学してみます。
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この時やっていたのは、テニスラケットのくぐり抜けというエスパー伊藤的な芸。観衆と掛け合いをしながら、ステップバイステップで、体をラケットの中に通していきます。最後、お尻から抜いて通りぬけ成功。苦労の割には、チップはわずかでした。
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ここには、より組織化された芸人集団もいます。観光地でよく見かける、人形のような、銅像のような「動かない人たち」です。どこかでみかけたようなキャラ数人が横一列に並ぶ姿は圧巻。
ただじっとしているだけではなかなかお金がもらえないので、それとなく客を呼び寄せて記念撮影したりします。ところで、彼らはどうやって、この宙に浮いた状態になったのでしょう。 -
今回、ちょうどその様子を観察することができました。朝9-10時、人形役の男らが次々と広場に到着。あらかじめ用意されているセットでの上で準備を始めます。トリックは見ての通りですが、一応説明しておきましょう。
手をかける杖と体を支える板は服の中でつながっており、この不安定そうに見る構造が、錯覚を引き起こしています。まずは衣装を頭からかぶることからスタート。 -
体と腕を服の中に通し、台の上に乗っかります。最後、衣装で仕掛けを隠し、ヨーダのお面をかぶって完成。この人の場合、狭い足場に立ちっぱなしになりますね。ある程度健康で身軽な人でないとできません。ロンドンの時給を考えたら、もっと割のいい仕事あるだろうに。でも、こういう人達がいないと、世の中つまらない。
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[バッキンガム宮殿]
トラファルガー広場をあとにし、次の目的地バッキンガム宮殿に向かいます。道は、ビッグベンが奥に見えている大通り(写真)を南下していきます。 -
右側に馬に乗った衛兵が見えたら、そこがホースガーズの入口。ここには、近衛騎兵隊の拠点および博物館(7ポンド=1300円)があります。微動だにしない兵士はともかく、馬はつらそうだ。
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敷地の中では、別の衛兵が勤務中。見ていると、次から次へと観光客がやってきて自撮り棒で記念撮影させられます。自分の意思に反して見世物にされる彼らにこそ、チップが必要だ。
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建物を抜け適当に歩くと、セント・ジェームスパークが見えてきます。公園内には、ハトやカモ、白鳥などの野鳥いて、いずれも人を恐れず人懐っこい。
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あのリスまでも! ロンドン動物園(20.7ポンド=3860円)なぞ行かなくても、これで十分です。池に並行して伸びる並木道The Mallを歩いていくと、その奥に宮殿があります。
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これがバッキンガム宮殿。建物自体に派手さはありません。内部を見学できるのは8-9月だけ(20.50ポンド=3800円)なので、基本的にギャラリー(10ポンド=1860円)を見るか、写真を撮って終わりです。
この時、ちょうど騎馬兵がホースガーズの方からやってきました。これはもしかして、衛兵交代式が始まるのか? そう期待して観光客が門の前に集まりだすのですが、残念ながらこれはフェイク。 -
ゲートの中の看板には、セレモニーは「明日の11:30AM」と書かれています。8-3月は一日置きにしかセレモニーが行われないんですよね。今日はハズレの日。今考えると、この騎馬隊は、ホースガーズ裏の広場で先に行われる衛兵交代式から来ているようです。あちらは宮殿と違い、毎日セレモニーが行われます。逆にしろよ!
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[ビッグベン]
宮殿から10分ほど東に歩いて、国会議事堂へ。このビッグベンと呼ばれる時計塔こそが、ロンドンのシンボル。これ以上わかりやすいロンドンの風景はありません。見学ツアーは25ポンド(4660円)。
ここにいると、3,4分ごとに観光バスが通過していきます。いかに、ロンドンが人気の観光地かよくわかります。ちなみに、24時間乗り降り自由の巡回ツアーバス(Original Tour)が26ポンド(4850円)。全く割りに合いませんね..。 -
すぐ横のウェストミンスター橋の上では、テムズ川や対岸の景色を見ようと観光客が多数たむろしています。
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それを目当てに、ゲリラ的に博打をしかける集団がいました。突然、アルミのカップを3つ地面に広げて、数メートルおきにご開帳。これは、カップをシャッフルして、どのカップの下にボールが入っているか当てる古典的なゲームです。掛け金は20ポンド(3700円)から。
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早い話、彼らは熟練の詐欺師です。柔らかいボールを簡単に出し入れするテクニックがあるので、どれに賭けても彼らの勝ちです。ただ、こういう騙しはすでに広く知れ渡っていて、逆にここぞというタイミングでカップを踏みつけ、自分でボールを確認する猛者もいます。
賭博グループは取り締まりを恐れてか、10分もしないうちに、負けたままどこかに消えてしまいました。ロンドンなら、もっと割のいいシノギがあるだろうに!
参考: 騙しのテクニックを暴いた記事
http://www.swift22.com/where-is-the-ball-scam-game-on-westminster-bridge-in-london/ -
橋の入口では、コテコテのロンドンTシャツ(8ポンド=1500円)が売られていました。
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[ロンドン・アイ]
ここから川の向こうに見えるのは、1999年にできた新名所ロンドン・アイ。23.5ポンド(4400円)で、ロンドン中心部の風景を空から眺めます。 -
1周30分。観覧車というよりは、ゴンドラのようなキャパです。この日は週末で天気も良かったため、大行列ができていました(割高なチケットで列を飛ばせます)。
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このロンドンアイ、夜には少し変わった姿を見せます。あれ、輪のスポーク部分が消えて見えるぞ。そして、なぜか時計の針のような部分が動いている。4時の位置から6時の位置に! 実は、この二本の柱は斜め後ろから支える構造になっていて、角度によって、前の写真のように見えてしまうのです。
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[タワー・ブリッジ]
ロンドンアイからタワー・ブリッジまで川の南側を移動。地下鉄はロンドン橋までしか行かないので、バスが便利です。さて、タワー・ブリッジといえばロビンマスク。今日初めて、どんなものか知りました。橋は開閉式で、橋桁より高い船が通る時だけ、橋を跳ね上げます。 -
上にある歩道橋は有料(9ポンド=1700円)で見学できます。写真の看板から、私はてっきりキャノピーウォーク的なものを想像していたのですが、実際にはただのガラス板。
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これでは、鳴門の渦の道とかわりません。橋の上から橋を見下ろして、何が楽しい!
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でもこの長い橋を使って、何か面白い写真は撮れないだろうか。そうだ、パノラマ撮影だ! 私がマレーシアで多用した「曲が〜る」カメラのパノラマモード。試しに撮ってみると、こんな感じになりました。まるで、ポセイドンがテムズ川から出てきて、相手の肩を掴んでいるよう...に見えませんよね。いまいちです。
参考: ペトロナス・ツインタワーの見え方研究
http://4travel.jp/travelogue/10804350 -
夜間、プロムナードから眺めると、こんな感じです。
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橋の北側にはロンドン塔の要塞があります。その隣の広場は、この時スケート場になっていました。それにしても、ロンドンの観光施設は何から何までクソ高い。こんな暗いお城みたいなものに、24.5ポンド(4500円)とは。夜限定なら東京ディズニーランドに入園できる値段です。
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[その他の橋]
ところで、ビッグベンからタワー・ブリッジまでの間に、8個橋が架かっています。特徴的なものだけ紹介しておきましょう。まずは、このミレニアム・ブリッジ。対岸のセントポール大聖堂(写真)から続く歩行者専用橋で、昼間は太陽を正面にして歩くとても気持ちのいい道です。 -
ここからタワーブリッジを見ると、手前のサザーク橋を歩く歩行者、その次の橋を渡る電車、さらにはロンドン橋を走る二階建てバス。もう、何が何だかわかりません。
その橋の下をくぐっているのが、観光ボート。ビッグベンからタワーブリッジの往復で13ポンド(2400円)。とても値段の価値があるとは思えません。 -
続いて、歌で有名なロンドン橋。橋自体には、これと言った特徴はありません。すぐそばにバラマーケットという食料品/テイクアウト市場があります。
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ちなみに、ロンドン橋からタワー・ブリッジを見ると、こんな感じ。HMSベルファスト号が邪魔ですが、逆に大英帝国感が出ています。この軍艦は、現在博物館(16ポンド=3300円)になっています。
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[大英博物館]
タワーブリッジを渡り、地下鉄でウェストエンド方面へ。まだ行っていない大英博物館をチェックします。今回、初めて入るインドアの観光スポット。ここは、有名、巨大、そして無料です。 -
逆に巨大すぎて、全部見て回るのに一苦労。途中で飽きてしまった中国人観光客が、椅子に座ってスマホしています。
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有名な割には、コレといったキラーコンテツがない。わかりやすいのは、ロゼッタストーン(写真)くらいか。
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なにしろ無料なので、雨で行く所がない時とかに重宝しそうです。
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[ソーホー]
博物館の後、歩いてソーホー地区へ。ここは夜でも賑やかエリア。赤い電光広告と赤いバスに囲まれ、テンションも上がります。ここでも、また固まっている人が...。 もうマダム・タッソー(オンラインで23.8ポンド=4400円)なんて、どうでもよくなってきました。 -
ピカデリーサーカス周辺で時間を潰していた時、たまたま見つけたのが、ジャパンセンター。中華街と違って、こういう日本人向けの場所はちょっと珍しいです。
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中は、魚屋や簡易食堂、日本の食材、雑誌マンガなど、一通りのものが揃っています。
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棚に並んだ弁当の値段を恐る恐るチェックしてみると、近所のスーパーで500円くらいのが6.8ポンド(1200円)。ロンドンの皆さん、目を覚ましてくださ〜い! 観光施設にしろ、食べ物にしろ、だいたい半額くらいが私の金銭感覚に合っています。
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こういう、紀伊国屋でもない何気ない場所で日本の雑誌が見えるのは、バンコクくらいか。歩き方はヨーロッパ版しか持ってないので、イギリス版(18ポンド=3300円)を少し立ち読みさせてもらいました。
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このエリアには中華街もありますが、特に面白そうなものはありませんでした。
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最後、レスター広場まで戻ってきました。これでロンドン中心部を一周したことになります。この一帯にはカジノあり、映画館あり、劇場あり、ととても賑やかなエリアです。
ちなみにカジノは華人だらけで、ここはマカオか、って感じでした。掛け金は、ルーレットが2ポンド(370円)から。ブラックジャックで5ポンド(930円)から。24時間営業、キャバレー・ショーもある本格的なものです。 -
[地図]
この旅行記で紹介した場所をつなぐと、こうなります。すべて地下鉄のゾーンA内です。 -
[まとめ]
今回の旅を振り返ってみると、
- トラファルガー広場 (ライオン、大道芸見学)
- バッキンガム宮殿 (衛兵記念写真、リス)
- ビッグベン (路上ギャンブル、ロンドンアイ写真)
- 橋巡り (タワー・ブリッジ、ミレニアム・ブリッジ、ロンドン橋)
- 大英博物館
- ソーホー地区 (ジャパンセンター、中華街、カジノ)
見事なまでに、地下鉄代(上限6.4ポンド=1200円)以外、一銭もお金を使っていません。ロンドンはケチでも楽しめること、ガッテンしていただけましたでしょうか。続編では、サッカー観戦および、一般向けでない観光を紹介してみたいと思います。
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