1988/12/18 - 1988/12/18
2055位(同エリア2860件中)
マローズさん
[十数万年前の池は京都市一の心霊スポット]
京都市北区上賀茂は背後に山を背負い、自然が残る地域。ここには式内社の古社・上賀茂神社が鎮座する。私は’80年代、寺社には興味がなかったが、境内には歌枕にも詠まれた「楢の小川」が流れ、その景観には心が和む。国宝の本殿西の御手洗川と東の御物忌川が楼門前の石橋下で合流し、南流する。
東方の大田神社入口には天然記念物「大田ノ沢カキツバタ群落」があり、葵祭の頃には紫色に染まる。
更に道を南東に進むと、きもの工芸村・愛染倉(あぜくら)がある(今もあるかどうかは未確認)。資料が散逸しているため、記憶は定かではないが、奈良にあった最古の酒屋を移築したもので、京都の伝統産業染色資料を展示する京都染織文華館の他、京都民俗資料館もある。
しかしここでのお気に入りも、そのような展示物ではなく、敷地内の庭園に点在する石像群を縫って進む散策路。竹林もある。
敷地内の食堂で友人と、うどんと甘酒を飲食したが、店の方に東方にある京都市一の心霊スポット・深泥ヶ池(みどろがいけ)について尋ねると、手書きの周辺観光地図をくれた。それにはしっかり「雨の夜には女の霊が出る」と書かれていた。霊も観光に取り込むとは、流石関西。
市内のタクシー業界では雨の夜、この池の近くでは絶対女性客を乗せるな、と言われている。「その女性」はかつて池畔にあった旧H病院の入院患者らしいが、病を悲観して池に入水自殺したという。池は底なし沼だから絶対、死体は上がらない。
そんな深泥ヶ池は京都最古とも日本最古とも言われる池で、十数万年以上前、既に存在していたという。周囲2キロ、面積は8ヘクタールで、ジュンサイやカキツバタ等、46科71属118種もの植物が自生し、多種のトンボや野鳥も飛来する。氷河期に存在していた池だけに、植生は北方の湿地に分布するものも多い。
帰路は北東の山へ上がり、宝池通り辺りに出たような記憶がある。
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
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上賀茂神社境内
賀茂別雷神社(上賀茂神社) 寺・神社・教会
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きもの工芸村庭園散策路順路
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石燈籠や石像を見ながら竹林の中を
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京都民俗資料館内
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きもの工芸村の庭園
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深泥ヶ池。各所に浮島があり、そこで野鳥が羽を休めており、カメラを持った多くの野鳥ファンが訪れる。
深泥池 自然・景勝地
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愛染倉の当時のパンフ地図
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タクシー業界では雨の夜、深泥池周辺で女性客を乗せてはならず、周辺の駅から深泥池周辺行きの女性客も乗せないようにしている。
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