2015晩秋哀愁九州ツーリング　すっきりせんなあ・・　阿蘇から北上

2015/11/21 - 2015/11/25

大阪の泉大津からフェリーに乗って新門司へ。
大分・宮崎・熊本・福岡を紅葉を中心に回ってみた。
昨年の１１月末に同じ様なルートを走った折に遭遇した見事な紅葉をもう一度見たくて企画。
天候に恵まれず、紅葉も不作だったが楽しい旅が出来た。

エリア 熊本

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

●本日のルート

2015晩秋哀愁九州ツーリング　四日目

2015年11月24日（火）

●天気回復？ 地図上①

朝食は７時から。
こういったリゾートホテルでは７時スタートが普通。
せめて６時半にしてくれたら嬉しいが、リゾートなのでがつがつするな！という事か。

カーテンを開けると、ごく一部青空が見えるがどんよりと曇って阿蘇五岳は見えそうで見えない。
ところどころ水蒸気が立ち上っている。
考えようによっては、快晴でスカっと阿蘇山が見えるのはもちろんいいが、雲が立ち上るのも悪くない。（←本当にそうか？笑）

朝もビュッフェ形式なので満腹度１３０％まで食べる事も出来たが、ここは腹六分目位に抑える。そんなに毎回食べ続けたら取り返しがつかなくなる・・笑

荷物をバイクに積んでいたらドカティさんが来られた。
ドカティさんは米塚まで行くと言う。
阿蘇の噴火で立ち入り制限が出ているが少し遠回りすると、行けるそうだ。

私は「北に走って新門司からフェリーで帰ります」と言ったら、「もう帰るんですか？」なんて言われた。笑
町田ナンバーだったので長く旅してらっしゃるのかも知れない。

「じゃ、気をつけて！」
いつものライダー同士の別れ方。お互いの安全といい人・いい景色・いい食事との出会いを祈る。

●阿蘇神社　地図上②

当初は予定に入っていなかったが、紅葉がどこに行っても期待出来ないので寄ってみた。
阿蘇山を右に見ながら阿蘇神社に向かったが、ルートの途中で外輪山を遠くに眺めて走る場所がある。

「ああ、あの辺がラピュタの道かあ。でも、通行止めで走れないんだよね」なんて思う。

もともと落石やアスファルトのかけらが落ちてる上に陥没穴があって、気を付けないといけない道だった。

ラピュタの道は正式には「阿蘇市道狩尾幹線」といい、地元の人には「狩尾坂」等と呼ばれている。
牧草を運搬する道で生活に必要な道。
なので、通行する車やバイクはこれまでお借りして走って来た訳だ。

有名になって来ると交通量も増え、そこへ色々な客がいるのでトラブルも発生していたみたいだ。
何か有ると、通してもらっている自分に責任があるのに、道の整備不足を指摘してごねる奴もいたのだろう。
二回目に来た時は随分と路面が整備されたと感じたものだ。
でも、もともと老朽化している道にそんなにお金は掛けられない。また荒れだしたのかも知れない。

だから通行止めにするのは正解だと思う。
これに限らず、世の中はわずかな変な客の為に大多数のまともな人があおりを食うケースが多い。
そういうもんだ。
おっさんになると妙に諦めるという事が出来るようになる。

ラピュタの道はこの位にして。
阿蘇神社であるが、駐車場は完備。トイレも完備である。

すごい楼門がそびえている。
お寺か？　という位に立派。

阿蘇神社は豊後国一宮。
主祭神は一の神殿が健磐龍命（たけいわたつのみこと）他
二の神殿は阿蘇都比?起命（あそつひめのみこと）他

狛犬が面白い。
ちょっと笑ってしまってはいかんのだろうけど・・ねえ・・。

こっちが阿吽の「うん」

こっちが阿吽の「あ」

ご朱印をお願いしておいてぐるっと回ってみる。

「謡曲で有名な高砂の松」
　　う〜ん・・ごめんなさい。知らない。
「願かけ石」
　　なるほど。
「えんむすびの松」
　　標識に「女性は右から二回回る、男性は左から二回回る」と書いてある。その中間の人はどうすれば？
　　差し迫ったらそうも言ってられないのかも知れないが、人前でえんむすびの松をぐるぐる回るのも・・私は抵抗がある。
　　でも、縁結びって男女だけじゃないんだよね。仕事や知人にいい人と巡り会える事を願うのも含むそうだ。

一の神殿にだけ拝殿があって、二の神殿には拝む場所がない。一の神殿の拝殿でまるっとお参りが出来るという事かな。

本殿には鳩除けなのか網が張ってあるので彫り物が見えない。鳩の糞で貴重な文化財が痛むのも何なので仕方ないが、もうちょっと見せて欲しいかも。。

駐車場から出て行こうとしたら大阪ナンバーのバイクが入ってらした。こんにちわ！と挨拶だけ交わす。

総合お勧め度　★★★

●外輪山

急峻な坂道（R212)を阿蘇スカイライン方面に登る。
雄大な景色だ。
決して北海道に負けていないどころか凌駕していると言っても過言じゃない。素晴らしい。

こういう急な坂で前にトラックやバスがいると辛い。
排気ガスの中をむせながら走る事になる。
なので、そういう事態に陥ったら、一時端っこに停車して間を空けるようにしている。
しかし、そういう時に限ってトラックやバスが次から次へと現れる・・
待ったのに事態は何も変わっていないどころか悪くなる事も・・笑

大観峰は目と鼻の先なので寄ってもいいが、五岳が雲に隠れてしまっているので行っても仕方なかろうとスルー。
阿蘇スカイライン上の絶景駐車場（うそみたいな名前だけど、これが名前）に停車。
絶景は絶景だけど・・雲が行き交い視界が狭いうえに寒い。

絶景駐車場を後に外輪山の尾根部分を走るが、向かう方向に霧？　いや、どうやら霧に混じって雨か？
慌ててナビにビニール袋を被せて霧に突っ込む。

しかしすごい横風だ。外輪山の道はガードレールの外が絶壁になってたりするので一瞬崖から下が見えると怖い。
「ヒェ〜」とヘルメットの中で叫びながら怖いのを我慢して走る。
ミルクロード側に曲がれば、もうちょいでラピュタの道だが、寄らずに菊池渓谷方面に向かう。

●菊池渓谷　地図上③

あかん。期待した紅葉は楽しめなかった。
でも、条件のいい年はすごい絶景を見せてくれるだろうなとポテンシャルは感じた。
また来年挑戦かな。

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