世界遺産「ドゥブロヴニク旧市街」No.2

2015/07/10 - 2015/07/18

世界遺産「ドゥブロヴニク旧市街」No.1の続きです。

ドゥブロヴニク旧市街はたくさんの教会があります。
夏の観光シーズンには多くの観光客で賑わっています。
昼だけではなく、夜のドゥブロヴニクも楽しみました。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

前々回はピレ門で城壁を下ってスルジ山に向かいましたので、今回はピレ門から入った所からスタートします。

ピレ門から入るとプラツァ通りと呼ばれる目抜き通りに出ます。
両側にはショップやカフェが建ち並んでいます。

ピレ門から入ったすぐ右側には1438年に造られたオノフリオの大噴水があります。
この噴水は天然の湧水だそうで多くの人はこの水を飲んでいましたが、僕は飲みませんでした。

そしてピレ門の左側には14世紀から15世紀にかけて建てられたフランシスコ会修道院があります。

回廊はロマネスク様式です。

壁には病気の人々を癒す修道僧の姿が描かれています。

現在の建物は1667年の大地震の後に再建されたものですが、中庭は14世紀のままだそうです。
この修道院内には1391年に開業したヨーロッパで3番目に古い薬局があり、多くの人がここで買い物をするそうですが、とても混んでいました。

フランシスコ会修道院を出てプラツァ通りを歩きます。
多くの人で賑わっていました。

突き当りがルジャ広場です。

広場の中心にはオルランドの柱が立っています。
オルランドはフランク王国カール大帝に仕えた騎士の一人で、自由の象徴としてヨーロッパの自由都市の多くでこの像が立てられたそうです。

またオノフリオの小噴水があり、ここでも多くの人が水を飲んでいました。

ルジャ広場に面して、聖ヴラホ教会が建っています。
聖ヴラホはドゥブロヴニクの守護聖人であり、この教会は旧市街でも最高の立地にあるそうです。
現在の教会は18世紀に建て直されたバロック様式のものです。

ルジャ広場に面して、もうひとつスポンザ宮殿が建っています。
1516年に建てられたもので当初は税関としての役割を果たした建物でした。
1667年の大地震の被害を受けなかった数少ない建物で、現在は古文書館になっています。

プラツァ通りからルジャ広場を右折すると左手に総督邸が建っています。
総督邸はラグーサ共和国の総督の住居であり、かつ共和国の行政機関が集まったドゥブロヴニクの心臓部のような建物でした。

そして正面には聖母被昇天大聖堂が建っています。

もともとは1192年に創建されたそうですが、17世紀にバロック様式で再建されました。

総督邸近くの小さな通りに入ると青空市場がありました。
今回の旅行ではいろんな町に立ち寄りましたが、ほとんどの町に青空市場がありました。

プラツァ通りからルジャ広場を左折して、しばらくするとドミニコ会修道院が建っています。

ドミニコ会派によって15世紀に造られました。
ロマネスクやゴシック、ルネサンスなどの様式を取り入れています。

この辺りは城壁の上から見た所です。

しばらく歩くとレヴェリン要塞があり、この要塞を過ぎると城壁の外に出ます。

城壁の外に出ないで折り返しルジャ広場に戻りました。

そして青空市場まで戻りました。

そこから直進して石段を登ると聖イグナチオ教会に着きます。

1699年から1725年に建てられたバロック様式の教会です。

そこから青空市場まで戻り、そこを左折してしばらくするとセルビア正教会に着きます。
他の教会は広場の前に建っているのですが、この教会は旧市街の中にひっそりと建っています。
ラグーサ共和国時代には旧市街に正教の教会を建てるのが禁止されていたためでしょうか。

そこからルジャ広場を通過して旧港に向かいました。

旧港はドゥブロヴニクでも最も古い場所で、かつてはこの小さな港から世界各地を結ぶ交易船がひしめいていたそうです。

要塞に挟まれていて防衛にも万全を期していたことがわかります。

ドゥブロヴニクはこの旅行の最後の町だったので夜も楽しむことにしました。

再度スルジ山にロープウエイで登りました。

ロープウエイ乗り場やロープウエイから夜景を見ました。

山頂ではナポレオンが贈ったと言われている白い十字架もライトアップされていました。

山頂からも夜景を楽しむことができました。
大都会のような夜景ではないですけど、やっぱり夜景は綺麗ものですね。

夜の旧市街は多くの人で賑わっていました。

夏の夜を楽しむ人が多いみたいですね。

ドゥブロヴニクでは日の入りと日の出も見ることができました。
日の入りです。

橋がある方が日の出です。

帰国のため空港に向かいます。

遠ざかるドゥブロヴニク、さようなら。