2015/09/25 - 2015/09/26
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mistralさん
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9月25日
いよいよ巡礼道を歩き始めた。
この時に備え、一年ほど前から
月に一度程は14〜5キロを歩き、
空いた時間を見つけてジムに通い
少しでも筋肉をつけるための
トレーニングに励んだ。
後は現地でどれだけ
頑張れるか?!
何の自信もなく
イチカバチカの賭けだった。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
スペイン内の
巡礼道、フランスから
続いている
フランスの道を示す地図。 -
サンティアゴ・デ・コンポステーラのある
ガリシア州の巡礼道を示す地図。
mistralの歩いた道は
黄色のフランスの道。
黄色の道の真ん中あたりに
出発地点のペルスカージョがある。 -
用意されていた
ホタテ貝と瓢箪をリュックに
くくりつけた。
木の杖もセットで用意されていたが
持参してきたストック2本を両手に持った方が
軽いし、使い勝手も良さそう! -
宿泊地のルーゴの街は
古い巡礼道沿いにあるので
フランスの道の巡礼道までは
バスが送り届けてくれた。
30分位の距離。
9月25日
出発は朝8時。 -
スタート地点となった
ペルスカージョ村にあった道標。
モハンと言う。
聖地まで103キロを示している。
500メートル毎に立っていて
励みになったり、時としては
まだそんなに!と愕然とする
ことも。 -
まもなくブレアの先に
あと100キロを示すモハンが。
ここは数百キロを歩いてきた
巡礼者にとっては
記念すべきモハンとなるのか
沢山の落書きが。 -
道中にはバルとよばれるお店が
点在している。
そこで飲み物や軽食をとり
トイレを利用し
巡礼手帳にスタンプを押し
しばし休息をとる。 -
巡礼手帳2冊に
スタンプを
押していった。
手前は日本から
持参したもの。 -
私たちのツアーの特色は
1日のうちに数回
バスと合流すること。
そこで荷物の出し入れをしたり
もちろん、具合が悪い時には
そこからバスに乗って
運ばれていくことも可能。
写真はドライバーと、現地ガイドの
エヴァさん。
フェレイロスにて。 -
通りがかりにあった
民家の 軒先に出ている
飲み物や果物など。
価格が書いてあり
お金を入れる箱などが
そばに置いてあることや、
無料のこともある。 -
巡礼者が次々に
通るので
牛も石垣のそばまで
出てきている。 -
ここもバル。
メルカドイロという村で
二回目の休息。
一旦座り込むと
立ち上がるのも
一大決心が。 -
魔法使いを壁に
留め付けていた
お土産屋さん。 -
ホタテ貝に絵が
描いてあり
可愛らしいので
思わず足も
止まってしまう。 -
森の中をずっと歩き続け
やがて開けた平原に出てきた。
その頃にはすっかりお天気も
良くなり、
それはそれで日射しがきつい。 -
ミーニョ川に架かる橋がみえてきた。
すぐ下、右手にあるのはローマ時代の古い橋。
橋の向かい側、高台に見えるのが
25日の目的地
ポルトマリン。 -
もともとの村は
川沿いにあったようだが
ダムの建設に合わせて
ペレサール湖に沈むこととなり、
村ごと、高台へと
移転していった。 -
長い橋を渡り
-
-
最後に
この石段を登った所に
村はある。 -
石段の上から
歩いてきた橋を
見下ろしている。 -
-
最後の力を
振り絞ってたどりついた
広場に
サンニコラス教会が立っている。
広場近くのレストランで
昼食をとり、
少し元気を取り戻した。 -
水没する教会を
村人が
一つ一つ石を運び
高台まで
運んだそうだ。 -
ロマネスク様式の
タンバンが
村人たちのおかげで
今に残る。 -
横入口。
-
25日
歩いた距離は13.5キロ。
23,000歩。
ここからバスに乗って
ルーゴのホテルに戻った。 -
スタート地点から
ポルトマリンまでは
全体的には下りの多い道だった。 -
同行のM氏が
旅の終わりにこんな写真を
見せて下さった。
最初に休んだバルの近くの石垣に
こんな仏様の像が
埋め込まれていたとのこと。
M氏は四国八十八ケ所をお一人で
歩き通されたとのこと。
そんな方だからこそ
出逢えたのかもしれない。 -
26日朝8時、ルーゴのホテルから
前日のポルトマリンまでバスで運ばれ
巡礼2日目のスタート。 -
松林のそばの
フカフカの道を
しばし歩いた。
巡礼者同士出会ったり
追い越したりする際
かわす挨拶
buen camino
と書かれた十字架が。 -
狭い巡礼道は
トラクターが通る
道でもあるし -
牛たちが
牧草地へ向かう
道でもある。 -
-
ハリエニシダや
エリカが
道沿いに
さきみだれる。 -
2日目は
長い歩きの予定のため
途中で昼食となる。
始めに出てきた
野菜が沢山入った
スープがお腹にしみわたった。 -
オスピタル・ダ・クルスにある
Mason el Labrador
というレストラン。 -
レストラン周辺には
のどかな草原が
広がる。 -
-
分かれ道でも
このような案内板があって
迷うことはなさそうだ。 -
すっかり秋の雲だが、
日射しは午後になると強くなり
疲労もたまり、
黙々と歩く。 -
それでも
一歩一歩は着実に進み、
モハンの数字も
少しずつ減ってきている。 -
74.5キロ地点あたり
[ラメイロスの十字架]
16世紀の作 -
素朴な
ピエタ像 -
-
-
台座には
キリスト受難に関する
釘、ハンマーや -
イバラの冠?
がある。 -
-
EIREXEのバルで
休憩。
72.5キロ地点。 -
-
木立の中を歩くときにはまだ元気だが
遮るものの何もない道を歩くときには
スピードも落ちてきて
一体いつまで歩き続けるのか・・・
あ〜バスに乗れば良かったのか?
など後悔の念を抱きつつ歩くことと
ある。 -
26日は
ブレアまで歩き16時50分終了。
今日は特に太もものあたりが
パンパンに張ってしまった。 -
21.5キロ
41,000歩の長丁場だった。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- 唐辛子婆さん 2023/01/07 11:08:40
- 謹賀新年
- mistralさん
ニカラグアで滞在していたアパートがコンポステラという名前で
ホタテ貝のマークがあり何だろうと思っていました。
オーナーがスペイン人でホタテ貝が巡礼の印だと知ったのはずっと後。
それ以来興味を持っていましたがmistralさん歩かれたんですね!
荷物は運んでもらえるという方法もあると知ったら希望が湧いてきましたよ。
ゆっくりじっくり読ませていただきます。
今年が幸いな年でありますように!
唐辛子婆
- mistralさん からの返信 2023/01/07 13:34:50
- Re: 謹賀新年
- 唐辛子さん
巡礼道の古い旅行記を読んでくださって、ありがとうございます。
コンポステーラ、星降る野原という意味を知ったら
余計に歩きたくなりました。
当時のツアー参加者のグループの平均年齢は、確か70歳だったような。
当時は平均年齢を下げるのに、ほんの少しだけ貢献をしましたが、
一番の長老の方がおいくつぐらいだったのかは分からずじまい。
今思ったら、ちょうど良い時に歩いたように思います。
コンポステーラをアパートの名前につけるスペイン人の方、
余程巡礼道への思い入れがおありなのでしょうね。
荷物を運んでもらえるツアーに参加、とか
この場合万が一歩けなくなったら、自身もバスで運んでもらえるし。
現地ではシーズンには次の宿までリュックを届けてもらえる
サービスもあるようです。
唐辛子さんも普段からよく歩いておられるようですから
楽勝なことでしょうね。
今年一年、お互い、ワクワクして過ごせますように。
mistral
-
- sanaboさん 2015/12/07 23:56:54
- こんばんは
- mistralさん、こんばんは
前回、前走編(その2)を拝見させていただきました。
ドキドキ?ハラハラ?ワクワク?・・・で、旅行記は終わっていましたが
私も、まさにドキドキ、ハラハラ、ワクワクする思いで、続きの旅行記に
お邪魔させていただきました^^
(とはいえ、mistralさんのドキドキ、ハラハラ、ワクワクは、
私の何万倍もの思いだったとは思いますが。笑)
道中、立ち寄られたバルは、まさにオアシスのような存在ですね。
お写真の石造りの建物が、なんとも良い風情です。
民家の軒先に、飲み物や果物が置かれ、時には無料とのこと。
巡礼者を応援するかのようないたわりの心は、信仰心から来ているのでしょうね。
実際に巡礼道を歩かれてこそ感じるありがたみですね。
土産店のホタテ貝に描かれた絵が可愛らしくて、私だったら
ひとつひとつ時間をかけて見たくなってしまいそうです^^
23,000歩と41,000歩、バスにも乗らず頑張られましたね。
第3日目も、楽しみに拝読させていただきます。
気ぜわしい師走となりましたが、くれぐれもご自愛下さいませ。
sanabo
- mistralさん からの返信 2015/12/08 20:16:56
- RE: こんばんは
- sanaboさん
いつもありがとうございます。
> ドキドキ?ハラハラ?ワクワク?・・・で、旅行記は終わっていましたが
> 私も、まさにドキドキ、ハラハラ、ワクワクする思いで、続きの旅行記に
> お邪魔させていただきました^^
> (とはいえ、mistralさんのドキドキ、ハラハラ、ワクワクは、
> 私の何万倍もの思いだったとは思いますが。笑)
そうでした。
歩き始めるまでは、まさにそんな心境でした。
なにぶんにも人生初体験でしたから。
実際どれだけ歩けるかは???でした。
> 道中、立ち寄られたバルは、まさにオアシスのような存在ですね。
> お写真の石造りの建物が、なんとも良い風情です。
次のバルは、何キロ先に?
と、次の休憩を楽しみにしながらの道中でした。
> 民家の軒先に、飲み物や果物が置かれ、時には無料とのこと。
> 巡礼者を応援するかのようないたわりの心は、信仰心から来ているのでしょうね。
> 実際に巡礼道を歩かれてこそ感じるありがたみですね。
四国八十八ケ所巡礼道にも同じようなお接待がありますね。
巡礼者を応援する気持ちは、どこでも一緒なのですね。
> 土産店のホタテ貝に描かれた絵が可愛らしくて、私だったら
> ひとつひとつ時間をかけて見たくなってしまいそうです^^
そうですね。
心惹かれました。
> 23,000歩と41,000歩、バスにも乗らず頑張られましたね。
> 第3日目も、楽しみに拝読させていただきます。
まだまだ巡礼道中は続きます。
今後とも宜しくお願いします。
sanaboさんもお風邪をひきませんように。
mistral
-
- わんぱく大将さん 2015/12/03 06:58:38
- 心配するものは
- mistralさん
私もよく歩く足だと、マッサージ、鍼の先生に言われたことが何度もありますが、さて、私には出来るかな??と。 先ずはトイレの心配が。のどが渇いてても飲めないのはその心配もあって。で、食べると赤ちゃんのように、すぐトイレ大と。(失礼) 良いのか悪いのか、しかし何もない所を歩く時はいつもそんな心配をしてしまいます。必死に我慢した辛い思い出があるので。。。
大将
- mistralさん からの返信 2015/12/03 22:17:28
- RE: 心配するものは
- 大将さん
何時もありがとうございます。
大将さんの旅行記を拝見していますと、おにぎりを持参され、いつもかなりの距離を歩いておられるご様子。
良く歩く足には、それなりの痕跡!があるんですね。
トイレの心配!わかります。
急な腹痛に襲われたら、どうしよう?と実は心配していました。
次のバルまで間に合わないかも?などなど。
ところが、道中はそんな心配は皆無でした。
お腹の調子が良かったことは、実はとても珍しいことでもありました。
ただただ足の指が痛かっただけでした(笑)。
mistral
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