東寺の特別公開

2015/11/09 - 2015/11/09

東寺のご本尊である薬師如来、その薬師さまを守護する十二神将はその薬師さまの台座に安置されており、遠くからしか見ることができません。

その十二神将が、灌頂院で公開され、間近で拝観することができます。

この十二神将の拝観をということで、東寺に出かけてみると、他にも小子房（しょうしぼう）、宝物館、五重塔初層内部の公開、そして講堂では立体曼荼羅がぐるりを拝観できるよう、須弥壇の北側も公開されています。

もちろん金堂では、薬師如来の台座から十二神将のおられない、めずらしいお姿を拝観することができます。

この日の東寺、本当にとっても濃い内容となりました。

【写真は、十二神将が公開されている灌頂院です。】

エリア 京都駅周辺(京都)

• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

駐車場に車を停め、いかにも東寺の五重塔を撮りました。

大宮通りの方には、宝蔵が。

五重塔、金堂、講堂へは、この受付から入っていきます。

その前に、まずはこの十二神将、灌頂院へ行きます。

夜叉神堂越しの食堂です。

ちょっと歩いて左に曲がります。
そうすると、突き当りの辺りに灌頂院があります。
いつ雨が降り始めても良いような空模様、ひとも少なくしっとりした感じの東寺です。
こんな東寺も良いですね。

左側に、講堂、五重塔、金堂をそろって見ることができます。

山茶花のはなが散っています。

見上げれば。

紅葉も進んでいます。

その時、お経を読む声が聞こえてきました。
金堂のまえで、一人の僧が。
一人とはいえ、はっきりとした声です。

灌頂院の受付まで歩いてきました。

門から入ると、右側にハトが。

灌頂院の屋根、綺麗な曲線です。

灌頂院中に入ると、暗い空間のなかにライトアップされた、三神将が迎えてくれます。
すごいです。
次の間には、残りの九神将がこれも、真っ暗な中、浮かび上がっています。
十二神将、一体づつ、しかも近くから拝観できます。
ちょっと小さめですが、そのパワーのすごさ、いかにも薬師如来を守り抜くぞという、気迫が感じられます。
これで十分満足、そんな気持ちで灌頂院を出ました。
向こうに今回公開されている、小子房を見ることができます。

灌頂院の入り口を、通りすがりにパチリ。
入ってすぐ左に、三神将が展示されています。

灌頂院、九条通り側の塀沿いの並木、綺麗な曲線をしています。

小子房の勅使門には、菊の御紋が。

小子房、拝観券を購入し、この門から入っていきます。
灌頂院の十二神将で、じゅーぶん満足ですが、ここも特別公開、拝観することにしました。
宝物館や五重塔などを含んだ、共通券を購入しました。

門から入ると、綺麗な松が目に入ってきます。

落ち葉がきれい。

大きな鬼瓦が置いてあります。

となりに小さい鬼瓦、ちょっとかわいい。

銀杏の木にハゼノキが寄生しているのだそうです。

庭園「澄心苑」は、七代目小川治兵衛の最後の作だそうです。

正面は、国宝蓮華門です。
弘法大師が最後に高野山へ向かうときに、この門から出たといわれている門です。
これから左の小子房（しょうしぼう）に入っていきます。
小子房は昭和９年（１９３４）に再建されたものです。

小子房、牡丹の間、瓜の間、枇杷の間、鷲の間、雛鳥の間、勅使の間の六つの間があります。
それぞれの間に、間の名前のものが描かれた、堂本印象による襖絵があります。
勅使の間以外は、墨絵です。
素晴らしい襖絵です。
勅使の間は、極彩色の襖絵になっています。
六つの間の襖絵をながめていると、何か気持ちがほっこりします。

こちらの庭園も綺麗です。

向こうに先ほどの灌頂院の屋根が。

縁側を廻ると、勅使門が見えてきます。

次に行った宝物館を出るところです。
弘法大師ゆかりの書がたくさん展示されています。
美しい字です。
十一面観音さま、これもすばらしい。

食堂に入ります。
焼けた四天王、いつ見てもすごいですね。

五重塔に向かいます。
楓がきれいに色づいています。

五重塔、瓢箪池にも映っています。

紅葉を楽しみながら散策します。

池の向こうも紅葉。

突然サギがすぐ近くに着地、あわててカメラを向けます。

紅葉、綺麗です。

五重塔、初層の公開、何回目でしょうか。

心柱を大日如来に見立てその周囲に金剛界の四仏を配置したこの空間、やはりすごいですね。

紅葉の見本のような、きれいな楓の葉が、ポンと置かれていました。
誰かが落ち葉の中からみつけて、置いたのでしょうね。

金堂、この時しか見ることのできない、台座に十二神将のおられない、薬師さまを拝観できます。

落ち葉がきれい。

講堂にはいると、どうも立体曼荼羅の裏のほうにも行けるようになっている感じ。
なんと立体曼荼羅がぐるりと、３６０度の方向から拝観できるように、特別に須弥壇の北面を公開していました。
すごいです。

東寺をでて、テレビ「京都・味の大捜査線」にでてきた、大学芋の丸石にやって来ました。
テレビでとてもおいしそうだったので、機会があれば来たいと思っていたのです。
昨日の分が少し残ったので、シャッターをちょっと開けて、売ってしまうところだったようです。
残り福の大学芋を買いました。

シャッターが半分閉まっていたりと、何か店の様子が変です。
この日は定休日で、昨日残ったものをうろうと、シャッターをちょっと開けたところだったようです。
その残り福の大学芋を買いました。

国道９号線を運転していると、石焼き生パスタ蔵之助という看板を見つけ、よさそうな感じがしたので、カーナビで調べて、やってきました。

ちょっと待って、テーブルにつきました。

コヒー、スープ、サラダ、パンと順番にでてきます。

ヘルシーきのこの芳醇和風醤油パスタです。
美味しいです。

向こうの方に紅葉を見つけたので、撮ってみました。

デザートで〆です。

レジの上に光明寺の番傘を見つけました。

蔵の前の紅葉です。

家につくと、早速大学芋をあけて食べてみました。
なんと美味しい大学芋です。

（おしまい）