シンガポール旅行記（５）夜景、そしてマーライオン！

2015/09/19 - 2015/09/23

シンガポール旅行記の最後は、夜のシンガポールを紹介します。そして、今回の旅の最大の目的地であるマーライオンも、夜に見に行きました。なぜ「世界３大がっかり」の１つとさえ言われるマーライオンが最大の目的地なのかというと、まさにその「世界３大がっかり」のコンプリートまで、残すはマーライオンのみとなっている、という個人的な理由からです。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

マーライオン公園に行くため、最寄駅らしい地下鉄ラッフルズ・プレイス駅で降りてみましたが、どちらに行けばいいのかさっぱり分かりません。しばらく地図とにらめっこした後、おそらくこっちだろう、という方向（川に向かって右方向）に歩き始めてみます。遠くには派手にライトアップされた橋が見えます。

道中で通り過ぎた橋のライトアップもかなり派手で、光の帯が水面にくっきりと反射していました。

カベナ橋 建造物

何となく人の流れについていって、不安な気持ちで歩き続けること約１０分、次第に人が増えて賑やかになってきたかと思うと、まずは水の音と水しぶきを感じ、そして、ついにその姿が視界に入って来ました。

マーライオン公園 広場・公園

ビル群の夜景は美しいですが、その中心で圧倒的な存在感を放つマーライオンの姿があるからこそ、決して他所では見られない、「シンガポールの夜景」が完成し、自分がシンガポールに来ているのだということを強く実感することができます。マーライオンは、決して単なる「がっかり」ではなく、まぎれもなくシンガポールの象徴としての役割を果たしていると思います。

マーライオン公園 広場・公園

対岸にはマリーナ・ベイ・サンズが見えます。シンガポールの２大名物の共演です。

マーライオン公園 広場・公園

大きなマーライオンの背後には、小さなマーライオンもあります。もし、こちらの小さい方しか無かったとすれば、それでちょうど「世界３大がっかり」のあと２つと釣り合いが取れていたかもしれません。

マーライオン公園 広場・公園

せっかく「世界３大がっかり」をコンプリートしたので、それぞれの場所を「がっかりを求めて」訪れた時の比較を記しておきたいと思います。
人魚の像：期待を裏切らない、安定の「がっかり」感
小便小僧：「がっかり」を通り越してちょっと引くぐらいの、想像を超える「がっかり」感
マーライオン：あまり「がっかり」しないことに「がっかり」するものの、普通に観光として満足

マーライオン公園 広場・公園

周辺の夜景です。ビルの数なら日本の都心部も負けていないはずなんですが、シンガポールの夜景は不思議と鮮やかに美しく見える気がします。

マーライオン公園 広場・公園

間もなく対岸のマリーナ・ベイ・サンズで光のショーが始まるので、見物のためにマーライオンの脇に陣取ります。真下から見るマーライオンは、やっぱり迫力があります。

マーライオン公園 広場・公園

ショーが始まりました。レーザー光線が照射され、周辺の建物も様々な色にライトアップされます。

マーライオン公園 広場・公園

どこまでも伸びるレーザー光線が夜空を照らします。隣のアートサイエンスミュージアムからも光線が出ていて、まさに周囲一帯を巻き込んだ大規模なショーになっています。

マーライオン公園 広場・公園

湾を挟んだ対岸からでも光の演出がはっきりと見えて、現実離れしたような大スケールのショーを楽しむことができました。

マーライオン公園 広場・公園

ショーを見終えて、夜景を眺めながら地下鉄乗り場へと帰ります。

マリーナ・ベイ・サンズのショーは、実は、建物のすぐ前で本体のショーが行われており、それは対岸からは見えないので、翌日に見に行くことにしました。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのショーを見終えてマリーナ・ベイ・サンズに向かうと、ちょうど１回目のショーが終わりかけのところで、レーザー光線が照射されているところが真下から見られました。

マリーナ ベイ サンズ ホテル

２回目のショーが始まるまで１時間位あるので、ビルの地下に広がるショッピングモールに行ってみました。吹き抜けになった広い構内には高級ブランドの店が並び、下の階には水路があって舟も通っています。

ショップス アット マリーナ ベイ サンズ ショッピングセンター

水路をまたいで作られている、シンガポールの有名紅茶ブランド「ＴＷＧ」のティーサロンで時間を潰します。紅茶とケーキを注文し、どちらもおいしかったのですが、当然値段もそれなりで、２千円を超える出費になりました。

TWG オン ザ ベイ (マリーナベイサンズ) カフェ

ショッピングモールから外に出てすぐの場所がショーの会場になっています。湾を挟んだ対岸には、見事な夜景が広がります。

マリーナ ベイ サンズ ホテル

こちらのショーは、噴水で作られた水滴のスクリーンに映像を投影するというものです。

マリーナ ベイ サンズ ホテル

時には炎も使われ、ショーを盛り上げます。

マリーナ ベイ サンズ ホテル

３か所の水のスクリーンに映像が映し出されます。水なので向こう側は透けて見え、まるで幻でも見ているかのような、不思議な感覚です。

マリーナ ベイ サンズ ホテル

ショーを最後まで楽しんだ後、地下鉄で空港に戻り、シンガポールの旅は終了です。シルバーウィーク中の旅行ということもあってか、観光名所に行けば聞こえてくるのは日本語ばかりでしたが、それでも、日本では見られないような、本当に多種多様な見どころが満載で、とても刺激的な旅になりました。

マリーナ ベイ サンズ ホテル