2015/09/24 - 2015/09/24
218位(同エリア446件中)
とものしんさん
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朝から雨の降るあいにくの天気の中、バスと列車を乗り継ぎ氷見から五箇山へ向かう。連休が終わった後とあってかどこも空いていた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日の予報では午後から雨と言っていたが、朝からすでに降っていた。旅行出発前は3日とも晴れのはずが、雨雲の進度が予想より早まったようだ。天気運にもそろそろ見放されたか…(-_-)
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窓の下はすぐ海。魚が見えるかと思って開けてみると海藻がびっしり。
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沖では漁船が操業中。鳥が群がってます。
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写真中央の木の向こう、国道と海の間に宿があります。バス停も近くです。
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氷見市街地手前の北大町でバスを降り、歩いて2,3分で氷見番屋街に到着。ここは土産物店や飲食店が多数さらに日帰り湯まであるいわば道の駅のようなところ。ふるさと旅行券で宿泊すると宿でクーポンがもらえるので、ここでお土産を買います。
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番屋街を後にし、比美乃江大橋を渡って市街地へ。
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比見といえばぶり!!
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ブリ小僧の銅像。イラストだとかわいらしいのにこれはちょっと不気味。
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ひみ漁業交流館魚々座(ととざ)。漁業に関する展示施設らしいのですが今日は休館日。
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高岡がドラえもん推しなら氷見はハットリくん推し。藤子A不二雄先生の出身地ということで、市内中心部の商店街にこのようなキャラクター像がいくつもあります。
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商店街の一角にある潮風ギャラリー。先生の作品に関する資料が並んでいます。
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ハットリくんをはじめ、怪物くんやプロゴルファー猿などどれも子供の頃親しんだ作品ばかり。
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ただ商店街は日中でも人影まばらで寂れた印象。アニメキャラクターの力を借りて何とか地域を活性化したいところなのでしょうか。
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市街地周遊バスに乗り氷見駅へ。怪物くんがラッピングされてます。ちなみに、先ほどのギャラリーとこのバスも宿でもらったクーポンの利用で無料です。
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氷見駅は町の中心部から少し外れたところにあり、駅前は閑散としています。氷見と高岡の間には並行してバスも走っており、所要時間と運賃はほぼ同じ。本数は氷見線が1時間に1本、バスが2〜3本、しかもバスならそれぞれ市内中心部を通るので利便性は高い。しかし行きはバスに乗ったので帰りはあえて氷見線を選びます。
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列車が入ってきました。こちらはハットリくんのラッピング。観光客もちらほらいて意外と人が乗ってました。
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氷見線随一の景勝地、雨晴海岸。晴れていれば富山湾越しに立山連峰を望むこともできるのですがあいにくの天気で残念。
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高岡駅の売店で昼食の鱒寿しを買い、城端線に乗り換え。散居村の広がる田園風景の中をコトコトと進みます。
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高岡から約50分で終点の城端に到着です。
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開業当時からの古い木造駅舎が残っています。12年前にもここからバスに乗り継いで白川郷に向かったのですが、ここも町外れにある駅周辺は観光案内所ができたくらいで特に変わっていません。
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今回も同じようにバスに乗り継いで、前回通り過ぎた五箇山へ向かいます。実はバスは高岡駅始発なのですが、あえてここまで鉄道を使ったのには理由がありまして…。それがこれ↑。南砺市の観光サイトで見つけたのですが、北陸新幹線と城端線を使って南砺市の有人駅(福野、福光、城端)で降りるときに、新幹線の切符または切符を携帯で撮影したものを提示すると、南砺市内の観光施設入場券と路線バス2回分の乗車券が付いたクーポンがもらえるのです。バスだけでもかなりお得!
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バスがやってきました。以前乗ったときは普通の路線バスタイプの車両でしたが、新幹線開業に合わせて本数も増え、観光バスタイプの車両にグレードアップしてました。平日の午後とあって乗客は7,8人程度。
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城端の街を抜け、ぐんぐん山を登っていきます。
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城端駅から30分ほどで相倉口に到着。降りるときに運賃箱に例のクーポンをちぎって入れようとするとバスの運ちゃん「ん?何これ!?」。どうもこのクーポンを見たことがない、というより存在することすら知らない様子。とりあえずこのバスで使えることを確認し、スマホで写真を撮っておりました。せっかく観光客の利便を図った施策をを行うなら関係機関にきちんと周知してよね、もう!
そんなやり取りがあり、ようやくバスを降り道路を渡ると反対方向のバス停には合掌造りを模した待合所が。この脇の細い道を入っていきます。 -
5分ほど山道を歩くと急に視界が開けてのどかな風景が広がります。相倉合掌造り集落に到着です。
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合掌造りの民家は全部で20軒ほど。
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休耕田にはコスモスが咲いていました。
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世界遺産に登録されてから今年でもう20年になるのですね。
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駐車場の横のあぜ道から山を少し登ると集落を一望できる展望スポットにたどり着きます。
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山の中腹のわずかな平地に身を寄せ合うように家々が並んでいます。周りを深い山々に囲まれまさに隠れ里といった趣き。そういえば、ちょうど同じ時期に某宿泊予約サイトのCMにもここが出てましたね。おそらくほぼ同じ位置から撮影したんじゃないかと思いますが。
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田んぼの中の道を降りて集落の中へ。
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稲刈りが徐々に進んでます。
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連休明けとあってか観光客はまばらです。相変わらず雨が降り続いていますが、時が止まったかのような絵になる風景が広がります。
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これは初期の合掌造りを復元したもの。なんだか縄文時代の竪穴式住居みたい。
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この民家は向かって左側だけ屋根の葺き替えが終わってました。近くで見ると茅のなんとまあ分厚いこと!これが年月を経ると右側のように縮んでいくのですね。
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集落の中の食堂でひと休み。相倉は民宿が5,6軒ありますが、飲食店は土産物店を兼ねたお店が2軒だけです。
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相倉民俗館。ここでは集落の歴史や、生活にまつわる道具などを展示しています。合掌造りの家は外から見ると大きな屋根の2階あるいは3階建てに見えますが、居住空間は1階のみで屋根裏は養蚕などの作業場や倉庫として使われていたようです。食料は当然自給自足が基本。受付のおばさんの話では、昔は集落の周りは畑で今のように水田ができたのは水路が整備された昭和30年代に入ってからとのこと。
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民俗館の先にある相倉伝統産業館。五箇山の伝統産業を紹介。養蚕の他、塩硝(火薬の原料)や和紙作りなどが行われてきました。
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旅程を立てるとき次のバスまで時間がありどう時間をつぶそうかと地図を眺めていると相倉から今日泊まる宿のある上梨まで道がつながっているのを発見。距離にして2?弱といったところか。相倉が山の中腹にあるので道はほぼ下りのはず、ということで歩いて向かうことに。車1台通れるくらいの細い道ですが舗装されているので歩きやすく、やはり緩やかな下り坂が続きます。
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谷底まではかなりの深さが。
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坂を下りきったところで国道の旧道と合流。左が相倉から下りてきた道。一般車通行禁止の看板が立ってます。
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しばらく進むとトンネルを抜けた国道と合流。あともう少し。
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こきりこ節で使うささらを模したアーチをくぐり上梨に到着。相倉から約30分でした。
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集落の中心にある白山宮。国指定重要文化財で、ここで明日からこきりこ祭りが開かれます。
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今日泊まる民宿弥次兵衛さん。築250年の合掌造りのお宿です。
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1階はほぼ昔の間取りを活かした造りになっており、食事をする大広間の奥ふすま1枚隔てたところが私の部屋。建物は古いですが手入れが行き届いて部屋はきれいです。また、トイレや洗面所などの水回りは普通の旅館と同じように整備されており、お風呂に至っては最新式のユニットバス(300万円かかったとか!)でゆったりとお湯に浸かれました。ちなみに部屋の中央にある木のテーブルは宿のご主人の手作りだそうな(゜o゜)
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大広間の囲炉裏を囲んで夕食(写真は食事準備前に撮影)。囲炉裏で焼いた岩魚の塩焼きに熊肉の入った汁物、五箇山豆腐の天ぷら、鯉の刺身、山菜や自家菜園の野菜など地元の食材をふんだんに取り入れた料理はどれもおいしく頂けました。食事後は他の宿泊客(といってもご夫婦1組のみですが)やご主人としばし談笑。数少ない合掌造りの民家に泊まれるということで人気は高いようですが、夫婦で宿を運営し建物を維持していくのには苦労が絶えないようです。それでも(この仕事が)好きだから続けていけるのかなというご主人にはいつまでもお元気でいてもらいたいです。
山の中とあってか夜になると急激に冷えてきて、大広間の暖房のスイッチが入りました。昨日の氷見の宿では冷房をつけていたのに…。
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この旅行で行ったホテル
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合掌民宿 弥次兵衛
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