ヨーロッパ縦断8カ国12都市一人旅 6.グラーツは「建築の宝石箱」なんですって！（後）二重螺旋階段、シュロスベルク他

2015/09/19 - 2015/09/19

ザグレブからバスで4時間（本来なら3時間）、グラーツに到着し夕方の電車の時間まで観光しました。
ヨーロッパ到着と同時に４トラ仲間様からのメールでグラーツが建築の街だと知り、行ってみるとなるほどすごい装飾が施されている建物の数々。ヘレンガッセの建物を見た後はグロッケンシュピール、王宮の二重螺旋階段、ランチを食べてシュロスベルク等を巡りました。
夜景も見てみたいし、エッゲンベルク城にも行ってないのでまた将来、宿泊もする再訪をしたいなと思う街でした。

今回の旅程
9/14　深夜便で関空出発
9/15　ドーハを経由してザグレブ着　
9/16　スプリットを経由してVis島へ
9/17　Vis島　青の洞窟観光　
9/18　7時のフェリーでVis島を出てSplitを経由してザグレブへ。
9/19　ザグレブからバスでグラーツへ、6時間弱観光した後鉄道でブラティスラヴァへ
　　　　↑ここの旅行記です
9/20　ブルーチャーチを見てからバスでBojniceへ。Bojnice城観光
9/21　鉄道でKomarnoへ。数時間観光した後ブラティスラバに移動。寝台列車でワルシャワへ
9/22　ワルシャワ観光
9/23　早朝バスでカウナス（リトアニア）へ。カウナス観光
9/24　バスでビュルニュスへ　ビュルニュス観光
9/25　ビュルニュス観光、バレエ(Borelo+)鑑賞
9/26　バスでリガへ　バレエ（白鳥の湖）鑑賞
9/27　リガ観光　9/28　バスでタリンへ。タリン観光
9/29　タリン観光　夕方フェリー（タリンクシリアライン）乗船　ストックホルムへ
9/30　ストックホルム観光
10/1　午前中ストックホルム観光、夕刻の便でドーハを経由し帰国。

エリア グラーツ(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

州庁舎の中庭を見た後はッシュテファンファーガッセを歩いてグロッケンシュピールを見にいきました。この建物も絵が入っていて素敵です。

Stempfergasse 1

右がグロッケンシュピールです。11:00、15:00、18:00にペア人形が動き出すとのことですが、ちゃんと予習をしていなかったのでその記事に気付いた時点で11:00を過ぎていました。15:00にここにいたら電車に乗り遅れそうなので今回はからくり時計は断念。

それより、左の建物の絵も気になるのですが調べてもわかりませんでした。そんなに歴史があるものではないのでしょうか？

メールプラッツ。
この写真右手のシューベルトカフェははやっていますが、私が目を付けていたこの向かいにあったレストランは閑散としていて入りにくくやめました。他の店を探しましょう。

路地の角を曲がるとドームの塔が見えました。手前の建物の彫刻もすごいです。

マウソレウム
どうも結婚式か何か、イベントをしていたので中には入りませんでした。

ドームとマウソレウム 寺院・教会

次は二重螺旋階段を見にいきました。
広い王宮の一体どこにあるのだろう、と不安になりましたが意外とすぐに見つかりました。

二重のらせん階段（王宮跡） 城・宮殿

実際階段を歩いてみると面白いのですが、狭い階段の中でどうやって写真を撮ったらわかってもらえるんだろう。
とりあえず階段下から上の、２方にわかれるところを撮ってみたり

ちょっと縦で撮ってみたり

やっぱりありきたりですが一番上から下を撮るのがわかりやすいですかね。

階段途中の窓からドームとマウソレウムが見えていました。

ちなみに外から見るとこの突き出た部分が二重螺旋階段でした。

お腹が空いたのでまたレストランを探しながら市庁舎方面へと歩きました。
シュポアガッセのこの建物の前で海外のツアーの添乗員が説明してました。有名な建物なんでしょうか？

Sporgasse　13

これもまた素敵な建物ですね。　Sporgasse　3

あ、前編にも書きましたが撮ってきた写真の建物判別には↓のサイトを参考にさせていただきました。
http://www.grazerbe.at/Sporgasse_3

ランチの店を探しながら、今度はSchmiedgasseを歩きました。Sparkassenという銀行が入っている建物です。

Schmiedgasse３

金きらキンが目立ってます。左の建物の１Fはカジノでした。

Landhausgasse 11

ここにも絵がついた建物がありました。この建物の１FはNIVEAでした。

Schmiedgasse 14

探していたレストランが見つからず、別のレストランが多い通りにやってきました。
小さくですが窓枠に黄金の顔が。

Franziskanerplatz 13

一人旅でシェアも出来ないので単品を何品か頼むよりできればランチセットメニューがあるレストランが良いなあと思っていましたが、土曜、しかもお祭りの日のせいかなかなかみつかりませんでした。
が、やっとFranziskanerkircheのそばに見つけました。内容全くわかりませんが、とりあえずサラダが付いているセットメニューが二種類あるようです。

メニューはドイツ語のみ。お腹が空きすぎて解読する気にならなかったので適当にメニュー1と、オーストリアならビールよりワインかとワインスプリッツァーを頼みました。

まずはスープとサラダ。サラダ、大きいです！黒いドレッシングがかかっていたのでぱっと見た目野菜が傷んでいるかのように見えて（すみません）「美味しいんだけど黒って見た目がイマイチ・・・」と思っていましたが、どうもグラーツ周辺特産のカボチャの種から搾ったオイルだったようです。特産物試すことが出来て良かった。美味しかったです。

で、メインは・・・。やってしまいました。ハンバーグ。昨日の晩も。

まあいいや。昨日の晩のはハンバーグという名のステーキだったから。ご飯の盛りつけが「お子様ランチ」のようです。ソースも美味しく、お腹いっぱいです。

美味しくてボリューム満点、店員さんも民族衣装を着ていて（この日がお祭りだったからかもしれません）店の雰囲気も素朴で良い感じ、苦労してランチの店見つけたかいがありました。
「Peter Weinstube」　Karpaunplatz 1, Graz

※2017年5月、palisadesさんからいただいた情報によると、palisadesさんが来訪されたときも店員さんは民族衣装だったそうです。いつでも民族衣装のようです。（2017年5月追記）

お腹もいっぱいになって、街歩き再開です。
レストランの周辺はさっそくこんな人形が壁にうめこまれていたり、かわいらしい看板があるエリア

ハウプト広場から２〜３分でシュロスベルクの階段が見えてきました。
この階段を見て台湾高雄の英国領事館を思い出しました。

エネルギー補給を十分にしたところなのでシュロスベルクに上がりますよ！

シュロスベルク 広場・公園

すみません、エレベーターで。降りるのは徒歩で下ります。

このエレベーターは片道1.3ユーロ。エレベーター手前に自動販売機があるのでそれで買います。
言語選択してから片道か往復か等の選択画面になったと思います。

エレベーターだとあっという間に上の展望階に到着です。

時計塔からまだまだなだらかな坂を登っていけましたが、まずは少しだけ登ったところにあるベンチに座って街の様子を楽しみました。

う〜ん、やっぱりなまこ、目立ってます！

連日の街歩きで足が疲れていたのか、まだ上に上がる道があったのにこれ以上上には行かず、ここから下っていきました。今から思えばもっと登るべきだったと思うのですが、この時登るという考えは一切ありませんでした。

時計塔のふもとでは今日のイベント関連か、民族衣装？の団体が記念撮影してました。

ところでこの時計、この時何時だかわかりますか？答えは13:58です。長針が時間を、短針が分を指していると言うことですが、それよりも丸三つか月か、どちらが時間をさしている方なのかわかりにくいです。

時計塔の説明書きの看板です。
「グラーツ市のランドマークは市の最も古い建築物の一つでもある。・・・」以下省略

時計塔の側には綺麗な花壇と銅像もありました。
銅像はFURCHTLOS UNDTREUと書いてありますが、検索してもよくわかりませんでした。

グラーツ版ハチ公か？？
犬の銅像の説明書き。これも検索してもあまりヒットせず良くわかりませんでしたが、この案内板によると「伝説によるとプロポーズを断られたハンガリーの王マティアス・コルヴィヌスが、フリードリヒ王の3女を誘拐するのをこの犬が吠えて防いだ」とか？

市庁舎前のイベントのテントも目立ってますが写真右隅に写ってるテラスが気になります。

時計塔より東側　ドームとマウソレウム、その後ろ左にKatholische Kirche Graz-Herz Jesuが写っています。

２つ上の写真とほぼ同じ場所ですがちょっと下に降りてきてから撮った写真です。
市教区教会の塔、州庁舎、市庁舎等が写っています。

でもやっぱりあのテラス、というかなんて言ったらいいのだろう、出っ張っているところが気になる！！
高級でモダンなホテルのレストラン部分とか？

あまりに気になったので後でちょっと調べてみたらcafeでした。事前に知っていたら行っていたのですが。またグラーツに来ることがあれば、絶対行きます！

Freiblick Tagescafe
http://freiblick.co.at/home

この部分は「roof top」と書いてありました。

シュロスベルク、といってもここの城はナポレオン戦争後に取り払われ時計塔と鐘楼だけが残る公園となっている、ということで時計塔の周りも綺麗な花が咲くガーデンになっていました。
この日は天気は残念だったけど、花が咲いている季節に来ることが出来て良かった。

ここでクイズです。この時、何時でしょう？
答えは14:08です。

ここって特等席じゃないですか！

徒歩で下まで降りようとすると一瞬こんなトンネルも通らないといけません。
夜景も綺麗なんだろうなと思うのですが、夜景鑑賞の際は往復ともエレベーターかケーブルカーの方が良いかもしれません。暗い時に通るのはちょっと危なそうな気がしました。

途中からは石の階段を降りていきました。

この高さからだと教会の塔が同じぐらいの高さに見えます。
シュロスベルクから西側を眺めた風景。
左からKatholische Kirche Graz-Sankt Andrä、klosterkirshe、Dreifaltigkeit、マリアフィルフ教会

先ほどの良さそうなテラスのあるカフェ。
この高さからだったらどうでしょう。でも市庁舎が見えるかもしれない。

左Landesmuseum Joanneum　右Dreifaltigkeit

シュロスベルクから降りてきて、街歩き再開です。

Landesmuseum Joanneum
この教会と博物館の間を歩いていくと

すぐにムーアインゼルがありました。行ってみます。

まあ言ってしまえば「橋」なんですが･･･
ニューヨークの芸術家ヴィト・アコンチの設計で、「ムーアに浮かぶ貝」といわれているようです。

中にカフェがありました。
橋をこんな形にして橋の上にカフェを作ろうという発想がすごいですね。
夜は青くライトアップされて雰囲気良さそうです。次回はグラーツに宿泊して夜景も見ないといけません。

ムーアインゼルからシュロスベルク。
シュロスベルクのケーブルカーも写っています。ムーア川ではラフティング？

ムーアインゼルを渡った、ムーア川の左岸にも素敵な建物が並ぶ通りがありました。

Lendkai27-35

マリアヒルフ教会前の広場のベンチに座って行き忘れたところはないかガイドブックを見ていたら花売りの女性がやってきました。
いやいや、プレゼントする人いないし。

マリアヒルフ教会の中に入ってみました。
こちらも私が持っていたガイドブックには記載はありませんが大きな教会で観光客も入っていました。

そろそろ良い時間になってきたのでマリアヒルフ教会を出て、グラーツ中央駅へ向かいました。

黄色の壁の建物はマリアヒルフ教会そばのホテルマリアヒルフ、グラーツに宿泊するならここかなあと候補に挙げていたホテルです。「クンストハウスが窓から見える部屋を」とリクエストを入れようかと思っていましたが結局グラーツには宿泊せずこの日の内にブラティスラヴァまで行ってしまうことにしました。

駅構内のATMでユーロをキャッシングしたりコインロッカーからスーツケースを出したりしていると、意外に時間がかかっていて掲示板で確認したホームに上がると

（グラーツ中央駅コインロッカー利用方法、オーストリア鉄道切符の発券の仕方はグラーツ前編をご覧ください）

グラーツ駅 駅

既に電車が入っていました。グラーツが始発、ウィーン中央駅までこの電車で行きます。
車内はドイツ鉄道に似た新しく綺麗な電車。40〜50％ぐらいの混み具合で、何も考えずに進行方向右側の空いていた席に座ったのですが

この路線は途中、セメリンク駅も経由する景勝ルートだったのかもしれません。
歩き疲れてウトウトし、目が覚めた時はこんな山間の川沿いを走っていました。
どうも進行方向左側の方が景色が良かったような気がします。

この日はグラーツの街歩きをしていた時からそうだったのですが、傘を差すほどではないのですが小雨がぱらぱら降る時もある程度の曇り空でした。
良い景色は青空で見たいです。

途中、検札時にウィーン中央駅で乗り換えるようにと車掌さんから念を押されました。

ウィーン中央駅に到着するのが18:04、ブラティスラヴァ行きの電車の出発が18:21
遅延があると乗り継げないかなと心配していましたが1分違わぬ運行でした。
車内のモニターに停車駅や、駅が近づくと乗り継ぎのホームを知らせる画面が出て便利でした。

グラーツからブラティスラヴァはバスでもウィーンで乗り継いで行くことが出来、時間も鉄道とほとんど変わらないのですが
バスだとだいたいウィーン西駅に到着、ブラティスラヴァ行きのバスはウィーンErdbergから出発で、この間を地下鉄で移動しないといけなかったので鉄道にしました。

ウィーン西駅は難民で溢れかえってプラットホームから落ちそうなほどの混雑ぶりだという報道写真がありましたが、こちらウィーン中央駅は全く混乱はありませんでした。

ウィーン中央駅−ブラティスラヴァ中央駅の電車はかなり年季の入った電車でした。
そしてここは立っている乗客が出るほどでした。ウィーンで働いているスロバキア人の帰宅ラッシュとか？？

この後ブラティスラヴァで散々な目にあいます。