WAKAYAMA SALONE 2015：田島漆店旧工場（黒江煉瓦堂）

2015/10/09 - 2015/10/09

　姪のつれあいが出品しているWAKAYAMA SALONE 2015、田島漆店旧工場（黒江煉瓦堂）へ鑑賞に行ってきました。

出展者　：AWAYA・清水いつ子・白井誠人・NAKATA KOHEI
　　　　　永沼理善・橋爪玲子・広瀬梓子氏・富士原史香


　田島漆店は明治15年(1882年)頃から漆の製造業を始めて、現在も続けられている老舗です。平成14年頃まで漆製造のために使われていた旧工場が、現在も残されています。レンガ造りの建物は、昭和２年(1927年)に完成して、事務所兼倉庫として活用されてきました。昭和初期の海南における漆業発展の姿を現在に伝える建物です。

　今回の作品展示は初めてこの旧工場の中をを利用し、幻想的な雰囲気を醸し出していました。

エリア 海南(和歌山)

田島漆店旧工場（黒江煉瓦堂）外観

田島漆店旧工場（黒江煉瓦堂）外観

田島漆店旧工場（黒江煉瓦堂）入口

田島漆店旧工場（黒江煉瓦堂）入口

昔のちらしのようです。

漆塗りの作品

漆の精製に使用するくろめ桶の上にガラスを置いて展示しています。

漆塗りの作品

漆塗りの作品

漆塗りの作品

『アナタのなかにアルモノ』

作　富士原　史香

『アナタのなかにアルモノ』

作　富士原　史香

ホオズキが敷き詰められています。

風神雷神図

作　白井　誠人

風神雷神図

作　白井　誠人

風神雷神図

作　白井　誠人

上棟板が貼られた壁の下に・・・

音と映像の世界

AWAYA出展作品「御陰様」。

まず目に入る中央で霧を発生させながら鎮座している大きなオブジェは、チェンソーアーティスト城所ケイジ氏とのコラボレーションにより生まれた「Mother Earth」、一本の切り株からチェンソーで彫り出された木彫作品です。

AWAYA出展作品「御陰様」。

白い煙が湧き出ています。

小さな部屋に展示し、不思議な世界に引き込まれます。

永沼　理善　氏　の作品3点展示されています。

自重力Little：”Kuroe”

作　永沼　理善

静の世界で自重力で動いています。

自重力Little：”Kuroe”

自重力Little：”Kuroe”

自重力Little：”Kuroe”

自重力Little：”Kuroe”

自重力Little：”Dennden”

作　永沼　理善

自重力Little：”Dennden”−R

作　永沼　理善

自重力Little：”Dennden”−R

作　永沼　理善

３作品の雰囲気

壁についた漆

漆の煮窯

漆の煮窯

使いつくされた黒板

漆のついた壁

雑然と置かれた古い雑誌

パット見はわかりずらいですかアートになっています。

日めくりと譜面が張られています。

扉のようなものが吊られ

扉のようなものが並べ

これもアート

漆の入れ物

見過ごしてしまいそうな

手洗い

メーター

作品ではないがこれもアート

なにかわかりませんがつるされています。

レンガに囲まれた1室

立てかけられた棒が光っています

この旅行記へのコメント （2）

• trat baldさん 2015/12/14 19:24:35

  なにか不思議な世界、、、、

  うるしの木が有る事が前提になり漆器作りが盛んになったと思いますが温暖で雨量の多い紀州でも山に多くのうるしの木が有るんですねぇ、、、、
  子供の頃に触れるとカブレるので見つけたら避けて遊んでいました、漆工場を見るのは初めてですが先人達の生活が偲ばれますね。

  ターちゃんさん からの返信 2015/12/15 19:40:23

  RE: なにか不思議な世界、、、、

  trat baldさん こんばんは
  
  　漆工場と展覧会のコラボは初めての企画でした。
  　こんな機会でないと工場内へは入ることができないので貴重な体験で、不思議な世界をかんじることができました。
  　最近の漆は中国から輸入しているそうです。
  　昔はよくとれたのかな・・・
  　この工場はカメラで有名なミノルタの創業者の祖父が経営していたそうです。
  
  　ｂｙ　ターちゃん