2015/09/03 - 2015/09/10
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きよちゃんさん
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5日目の行程
①B&B→A836→A837→Ravens Rock Gorge
②→A837→Oykel Bridge
③→A837→Ardvreck Castle
④→A837→B869→Stoer Lighthouse→Old Man of Stoer
⑤行きと同じ道を通ってB&Bへ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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-
旅行5日目です。
本日は今回で一番天気がよさそうです。
B&Bの前の牧草地やStruie Hillも鮮やかです。
今日はまず初めにやらなければいけないことがあります。
楽しいことではないのですが…
そう、昨日のスピード違反の手続きを裁判所で行わなければいけません。
ということで、まずはTainの裁判所へ行きます。 -
ここが裁判所です。
なんと旅行中ビールを飲みによく訪れる、
Royal Hotelの前の時計台の建物が裁判所でした。
ここで手続きをするのですが、何と初めに言われたのが、
「違反してから1週間後に来ていただくことになっているのですが…」
いきなりハプニングです。
どうやら昨日の今日だとデータがパソコンに送られていないようなのです。
こちらも「旅行中で、2日後には帰国しなければいけないので1週間後にはいないんですが…」
と言いつつ、もしかして罰金払わなくてもいいんじゃないだろうか、
と期待したんですが、そんなことはありませんでした。
「15分後にもう1度ここに来て」と言われて、
しっかりと引き落としの手続きをしました。
これも旅のよい思い出と受け止めて、
ここからが本日の活動です。
今日の目的は、North West Highlandにある村、Lochinverから北西10マイルほど
行ったStoer Lighthouseまで行って、
そこから歩いてOld Man of Stoerという石柱を訪れます。
Hill Walkですが、往復で3時間ほど歩きますので、そこそこのウォーキングになります。
ただ、それだけだと時間が余るので、どこかでForest Walkもしようかと考えています。
こちらはどこのコースを歩くか考えていないので、行きながら考えます。 -
これは訪れた裁判所の看板です。
記念に撮っておきました。 -
Tainの町は昨日写真に収めたのですが、
天気がいいので、メインロードを撮りました。
昨日の日曜日と違って人通りも多く、町全体に活気がありました。
それでは今から出発です。 -
2日前もArkleへ向かう途中に車を止めて少し歩いたBonar Bridgeの村です。
その時は橋をメインに写真を撮っただけで、
その他の風景は見向きもしなかったんですけど、
改めて車を止めて見てみると、小さいですがなかなか雰囲気のいい村です。
ここがメイン通りのようで、写真の左側にある像のところに、
小さなスクエアーがあります。 -
その小さなスクエアーからのKyle of Sutherlandの風景です。
天気が良いので、写真が映えますね〜。のどかです。
この周辺には、Woodland Walkをするコースがたくさんあるので、
車で探しながら良さげなところを歩きたいと思います。 -
Bonar Bridgeから12マイル行ったところに、
Ravens Rock Gorgeというウォーキングコースを見つけました。
大きな看板があり、駐車場もちゃんと完備されているし、
しかもなぜかRock Gorgeという言葉から、すごい渓谷の中を歩きながら、
もしかしたらすごい滝にも出会えるかもしれないという大きな期待を抱いてしまい、
ここを歩くことにしました。
写真のようにコースもしっかりと整備されています。
どんな景色が待っていることか。楽しみです。 -
フットパスの脇に小川が出てきました。
しばらくこの小川沿いを歩いていきます。
そうすると大きなクマの彫刻が出てきて、そこで行き止まりになっていました。
「なんじゃこりゃ!これで終わり?」
「もしかして先ほど分かれ道があったので、来た道と違う方に進んだ方がよかったのかな!」
と思って、来た道を戻り、今度は違う方へ歩いていきました。
ただ、道の様子がだんだんと怪しくなってきました。
倒木があったりと完全に荒れています。怪しくなってきました。 -
そうすると少し視界の開けたところが出てきて下をのぞいてみると、
先ほどやってきた大きなクマの彫刻があった場所でした。
(残念ながらクマの彫刻はこの写真の右側に写っている木のせいで見えません。)
それもここから先はなんとなく道らしきものはあるのですが、
草木が茂っていて容易には歩けません。 -
こんな感じになっています。
それでも草木をかき分け、ふんづけながら進んでいきました。 -
すると遠くに小さな滝が現れました。
「何じゃこりゃ!これで終わり?」
恐らく昔はちゃんとしたフットパスがあったんでしょうが、
悪天候で土砂が崩れ、木が倒れて道がふさがれてしまったんではないかと思います。
とは言っても、もし仮に整備されたフットパスがあったとしても、
大した景色ではなかったですね。やはりちゃんと調べていくべきでした。
行き当たりばったりはだめです。時間の無駄でした。
ここを後にして、今日の目的であるOld Man of Stoerへと向かいます。
もちろんここはちゃんと調べていますし、実は8年前にも訪れているので、
このようなことはありません。
本当に素晴らしい絶景が待っています。 -
A837沿いを流れるOykel川です。
そして架かっている橋が、観光案内書のイメージ写真によく使われるOykel Bridgeです。
この橋の奥にもう1つ橋が架かっています。 -
それがこれです。
1つ目の橋と見分けがつきませんが、
こちらの橋はA837でメインロードになります。
どちらの橋も川や木々といった自然に溶け込んでいて、とても趣がありますね! -
A835との合流地点を過ぎ、Loch Assint方面へと進んでいきます。
このあたりはNorth West Highlandを代表する、
Cul Mor(849m)、Suilven(731m)、Canisp(846m)、Ben More Assint(998m)、Quinag(808m)
といった山々が並んでいるのですが、写真の山のように雲がかかっていて
その素晴らしい山々を拝むことはできません。
今日はこんなに天気がいいのになんでやねん、残念!
ちなみに写真の山は上記に書いた山ではありません。 -
とはいっても、この地域の素晴らしさは山だけではありません。
何気ない国道沿いの景色でもこんなに爽快で素晴らしいのです。 -
A837に迫ってくる断崖!
特に撮影スポットというわけでもないのですが、
なぜか惹かれるものがあって、
わざわざ通り過ぎたのもかかわらず引き返して撮りました。 -
Loch Assintが見えてきました。
湖畔に佇むArdvreck Castleという廃城のバックにそびえ立つ、大きな山がQuinagです。
やはり雲がかかっていて、この素晴らしい角度の写真?も台無しでしょ!
暫くはこのLoch Assint沿いを通り、Lochinverという村の手前で、
B869というsingle track roadへと車を進めていきます。
この道路沿いの大地は岩がゴツゴツとしていて、それが独特の風景を作り出しています。 -
こんな感じです。
写真のように小さなLochがたくさんあります。
まもなくStoer Lighthouseに到着します。 -
Stoer Lighthouseに到着です。
周辺は移動式の売店があったり、
キャンピングカーで来てのんびりしている人達もいて、
狭い駐車スペースに車を置くことはできません。
仕方なく道沿いの脇に無理矢理駐車しました。
他の車もそうやって駐車していました。
さあ、今から本日のメインイベントのウォーキングに入ります。
灯台から断崖沿いを1時間以上かけて目標のOld Man of Stoerという石柱まで
歩いていきます。
このあたりの断崖は私好みの海面に対して垂直なタイプではないのですが、
50m〜120mほどの高さがあり、結構な迫力です。
1時間以上もこのような断崖の風景を楽しみながらウォーキングできるので、
sea cliff好きの私にとっては素晴らしい場所です。
Parkingからしばらく歩くと断崖の上に立つStoer Lighthouseが見えてきました。 -
断崖は海面に対して垂直ではないですが、結構な迫力でしょ!
こんな景色が時間も味わえるなんて…
なんて素晴らしいウォーキングなんでしょう!
ちなみに写真ではやわらかい草原のじゅうたんの上を
快適に歩くことができるように見えるかもしれませんが、
実はそこらじゅうに湿地帯があり、水が流れ小さな小川を作っていたりします。
つまり地面はぐじゅぐじゅで靴はドロドロなのです。
また、歩いていくにはあまりにも困難な湿地帯や小川を避けるために、
いろんなところで迂回せざるを得ない状況になり、思った以上に時間がかかります。
そして一番最悪なのは、水分を多く含んだ土地なのでmidgeが大量発生しているのです。
正直、2日前のArkle登山のときより噛まれました。 -
とはいってもやはり素晴らしいウォーキングです。
快適ではないですが、とても楽しんでいます。
少しずつ灯台が小さくいなってきましたね〜
しかし灯台が見えているということは、先はまだまだ長いです。
つまり楽しみはまだまだ続くということです。 -
おっと、私好み好みの垂直タイプの断崖発見!
岩肌も丸出しで迫力満点です。
断崖に打ちつける荒波の音がその迫力を増大させます。 -
断崖の上に登って下の方向を撮りました。
いつも思うのですが、
上から撮った断崖の写真はなぜこうも実際より迫力不足なんでしょうね?
実際に感じた高度感が写真から伝わってきません。 -
やはりちょっと下から岩肌が写るように撮った方がいいでしょうか?
ただ高緯度は感じませんが…
しかしこのあたりの断崖の高さは100m以上あり、
この周辺で最も高い場所です。 -
断崖の先の方を見ると…
見えてきました。
目標のOld Man of Stoerです。
でもまだ小さいですね。 -
ちょっと影の部分がありますが、前2枚の写真の全容です。
高さ100m以上の断崖が続きます。
圧巻の風景です! -
こんな狭いところを通って、突き出た断崖の上から前3枚の写真を撮りました。
気を付けて通るのは当たり前ですが、
ちょっとしたスリルも楽しいウォーキングに潤いを与えてくれますね! -
先ほどから写真を撮っている突き出た断崖です。
周辺の断崖の上より低いところにあるので、
あそこまで行ってまた通常のルートに戻るために登ってくるのは
ちょっとしんどいんですけどね。少し体力消耗です。 -
断崖沿いの羊たち。
結構急なんですが、羊の足は強いですね! -
先ほどから撮りまくっている断崖を逆方向から撮ってみました。
断崖の一番高いところから撮っているので、
下に向けての撮影です。
やはりこの方向は高度感が削がれ、なんとなく迫力不足になってしまいます。
これがデジカメの限界なのか、それとも腕の問題か… -
Old Man of Stoerへ訪れる前の小さなstackです。
まもなく目的地に到着です。 -
この周辺で一番高い断崖です。
岩肌が露出した、海面に対してもっと垂直であれば私好みなんですけど…
それでもかなりの迫力です。ただ逆光でなければもっとよかったんですけどね。 -
とうとう来ました!Old Man of Stoerです。
石柱の左側を撮影。
細くて先が鋭利な様相です。 -
これは正面を撮影。
先ほどより太く感じます。
それと同時に鋭利さが和らぎました。 -
右側を撮影。
ということで3方向から撮りましたが、
全て表情は異なります。
この右側からの姿が一番太くて大きく見えますね。
私の好みは中央から見たものです。
一番バランスが良いように感じます。 -
さらに岬の先端、Point of Stoerへ向かって歩きました。
向かう途中に入り江になっている岩肌むき出しの断崖がありました。
断崖の最高点からだいぶ下がってきたので高さは50、60mほどですが、
入り江の断崖で雰囲気がいいです。
あと少し歩くと岬の先端ですが、羊を囲う柵で覆われているし、
行っても特に目を見張る光景でもなさそうだったのでここで引き返しました。
だいぶ下がってきたので、また登っていくのが大変です。 -
上へと登って行き、元のルートに戻ります。
先ほど写真を撮った入り江の断崖と、Point of Stoerが見えます。
さらに遠くには海鳥のsanctuary、Handa Islandも見えます。
ここは2年前に訪れましたが、Old Man of Stoer周辺の断崖とは違い、
私好みの岩肌むき出しの海面に対して垂直に切り立った断崖を見ることができます。
また、海鳥の宝庫で、島全体はRSPBによって保護管理されています。
今からParkingに戻る前にこの周辺の丘で一番高いところに行きます。
一番高いといっても山ではないので161mと大したことはありません。 -
丘の一番高いところにやってきました。
写真はPoint of Stoerと反対の方向です。
何もない平原で、荒々しい海の断崖とは違った爽快感があります。 -
頂上で記念撮影、空の青さも見事です。
さあ、今から。湿地帯に注意しながら、
また行きに比べるとmidgeも多くなってきたのでそれも手で振り払いながら
Parkingまで戻ります。 -
今からB&Bに戻ります。
現在17時です。
本当はB869に出てからEddrachillis Bay方面を通って帰ろうと思っていたのですが、
それだと遠回りで到着時刻が遅くなってしまうので、
来た道をそのまま戻ることにしました。
B869沿いのEddrachillis Bayの景色は絶景だと、8年前に訪れて知っていたので、
近くまで来たのだから行きたかったのですが…
この3日間、レストランに着くのが遅くなり慌ただしかったので、
今日こそはゆとりを持ってレストランで食事をしたかったのです。
写真にわずかに写っている海がEddrachillis Bayです。 -
Stoerという村の集落付近です。
羊の放牧が盛んで、道路にもよく飛び出してきますが、
このあたりの土地は岩石で覆われていてとてもゴツゴツしています。
この周辺はまだ緑色の芝が生えていますが、しばらく進むと… -
こんな感じです。
小さな湖が多数点在し、その湖を囲うように岩石が張り巡らされています。
植物が育ちにくい土地ですが、岩の白さ、草木の緑、そして湖の深い青(どちらかというとこげ茶かな)のコントラストが独特の美しい風景を作り出しています。
こんな景色もNorth West Highlandっぽくて私は好きです。 -
B869の終わりまであと3、4マイルのところにあるビューポイントです。
この写真を見て「何がビューポイントだ!」と思われるかもしれませんが、
それは全て空を覆っている雲のせいです。
本当はここから、この地域の代表的な3つの山であるCanisp、Suilven、Cul Morが
全て見渡せる絶好のポイントなんです。
8年前に訪れたときは幸運にも晴れていて、その絶景を写真に収めることができました。
今日は山の写真は全く駄目ですね。 -
行きに撮ったのとは逆方向からの夕暮れのArdvreck CastleとLoch Assintです。
なんか寂寥感があり、いい雰囲気です。
それにしても後ろの山は帽子をかぶっていますね〜
ここからあと50マイルほどです。まだ1時間以上はかかりますが、
どこも寄らずにまっすぐ帰ると、7時までにはB&Bに着くと思います。
それならレストランでゆっくりと食事をして、ビールが飲めそうです。
それを楽しみに、ここからは止まることなく帰りました。 -
予定通り7時過ぎにレストランに入ることができました。
今日は最後のLoyal Hotelとなります。
明日はAberdeenに戻り、あさって日本に帰る飛行機に乗ります。
ということで、今日はちょっと贅沢に私の大好物、ラムシャンクです。
これはうまい!ラムは脂っこくなく、また崩れるように柔らかい。
そのくせ肉感もしっかりあってうまく煮込んでいます。
これぞスローフードのお手本といった感じです。
またかかっているソースも抜群!
あっさりめのラム肉のさりげないジューシーさを引き立てます。
さらにそのソースにたくさんの野菜が浸かっていてヘルシー!
今回の旅行で私が食べた料理では間違いなく一番でした。 -
妻は控えめにマカロニチーズです。
旅行も終盤になり、体の調子も良くなってきたのか、今日は完食です! -
食事の後はもちろんビール!(といっても食事前も飲んでいますけどね)
最後のカレドニアです。うまい!
歴史、伝統、慣習といったものがその土地の風土、土壌を作り上げ、
村の景観や周りの自然に表れる。
そういった地域の産物こそが文化であり、
私はそれを本当に体感できる手段の1つが歩くことだと思っています。
自分の足で歩くことでその土地に近づき、入り込み、
そして溶け込んでいくことができるのだと思います。
特にNorth Highlandは、近代化が進むことに対して軽信することなく、
文明とのバランスを計りながら独自の文化を大切にする精神が
スコットランドの中でも特に強い地域であり、
私がこの地域にひかれる所以でもあります。
町や村、歴史的建造物、山、森林、海岸沿いの断崖など、
この地域の様々な場所を自分の足で歩くことによって、
独自の文化や大切にしてきた自然を強く感じ取ることができます。
人によってはちょっとマニアックな旅行をしていると思われがちなのですが、
これが私の旅行の形。
そして一日中車で移動しながら歩き、
その疲れを癒してくれるのが美味しい料理とビール!
一日の終わりにはいつもこんなご褒美が待っています。
これぞ最高の幸せです!
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この旅行記へのコメント (1)
-
- Eiji Haitaさん 2020/08/11 18:20:39
- スコットランド行きたいです。
- 4冊の旅行記、実に楽しく読まさせて頂きました。11回目とか、凄いですね。
私も観光地にはあまり興味がなく、連れ合いと2人でヨーロッパの田舎を自転車で走るというのが好きです。
今、コロナで身動きが取れない状況ですが、次の旅行先をあれこれと思案中です。
その候補にスコットランドがありますが、是非フットパスを歩きたいなと。
そこで、スコットランド通のきよちゃんさんにお尋ねです。
1日かけて歩き、パブが近くにあるB&Bに泊まり美味しいビールを思いっきり飲みたいなと思います。その歩く途中に観光対象じゃない古城があればなお良いです。
スコットランドの第二案は、キャッスル街道を自転車で回ろうかとも思っていますが、イングランドで果たせなかったフットパス歩きのリベンジをと思います。
大変お手数なお尋ねですが、是非宜しくお願いします。
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