2015/09/03 - 2015/09/10
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きよちゃんさん
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スコットランドの自然(とくにsea cliff),食べ物,ビール,小さな村の雰囲気に魅せられて,今回で11回目となったスコットランド旅行。はじめのころはエディンバラ,インバネス,スカイ島といった有名な観光地を訪れていたのですが,何回か足を運んでいるうちに,もっと自然豊かな辺境の地へのあこがれが強くなり,ノースハイランド地方,オークニー諸島,インナーヘブリディーズ諸島,アウターヘブリディーズ諸島,シェトランド諸島へも旅行するようになりました。特に大好きなのがシェトランド諸島で,これまで3回訪れました。スコットランドといっても全体的に北側に集中していますが,それは私が北になぜか憧れを持ってしまうのと,できるだけ浮ついた観光客が少なく,交通量が少ない手つかずの自然を求めるせいであります。親を含めた知り合いからは「よく何回も同じようなところに行くな~」と言われますが,わたしにしてみればこれでは全然行きつくしたことにならない,行けばいくほどここ以外行きたいとは思わない,とどんどん北部スコットランドの魅力にはまってしまっています。
これまでの旅行はインバネスを日本からのフライトの到着地にして,1泊後レンタカーを借りて目的の地域へ移動,またはさらに飛行機でシェトランド諸島へ,という流れだったのですが,今回はアバディーンを日本からのフライトの到着地にしました。というよりも恥ずかしいことに,この行き方を11回目の旅行にして初めて知ったのです。乗り継ぎの回数が1回減るので旅費がぐっと抑えられるし,何と言ってもスコットランド到着時間が夕方なのが素晴らしい。今までだと夜の9時ごろ到着でB&Bについたころにはヘトヘト。しかも時差ボケで早朝5時ころに勝手に目が覚めて,体は疲れているのに寝られない。さらに帰国の時はフライト時刻が朝6時50分と早朝で,B&Bで朝食も食べられない始末。その点今回の行程だと帰りの便は10時50分と,ゆっくりとまではいかなくともちゃんと朝食を食べて飛行機に乗ることができる。ということで,これからもKLMで関空からアムステルダムを経由してアバディーンへ,というパターンでスコットランドに入国することにします。
思いのまま書いているとだらだらと長くなってしまいましたが,この旅行記では1日目と2日目の行動をアップします。
①アバディーンダイス空港到着後,レンタカーを借りてインバルーリー(Inverurie)近郊の村,ケムネイ(Kemnay)の近くにあるB&Bに1泊。
②次の日,レンタカーでB993→インバルーリー(Inverurie)→B9170→A947→Fyvie Castel
③A947→B9150→Craigston Castel
④B9150→A98→一般公道→New Aberdour
⑤B9031→Pennan
⑥B9031→Troup Head
⑦B9031→Crovie
⑧B9031→A98→A990→A98→A96→A9→Tain→A836→Edderton
という行程でEdderton村にあるB&Bで宿泊(ここで計4泊します)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
1年2か月ぶりのスコットランド旅行の始まりです。
関空からアムステルダムを経由して、アバディーンまで行きます。
昨年のシェトランド旅行13泊15日と比べると今回は6泊8日。
私と妻の仕事の関係であまり休みが取れなかったので短いですが、
それでもいよいよ出発かと思うと胸が高まります。
狭い飛行機の座席でも苦になりません。
ところが時間になってもいっこうにボーディングできません。
遅いなあと思っていると、飛行機の機種が変更になったとのこと。
そして機内に入り自分の座席を確認すると…、あれ?こんな席予約したっけ??
通路側の席を予約したはずなのになぜか窓側になっている。
他の人も席が変わっているらしく、仲間とばらばらの席になっていたり、
お金を払って広めの席を予約したにもかかわらず普通の席になっていたりと
機内はパニック状態に。
飛行機が変わったから座席もぐちゃぐちゃになってしまったようです。
めっちゃ怒っている人もいました。
そういえば荷物を預ける時もスタッフの人が集まってミーティングをしていてなかなか受付してくれず並んでいたなあ。
あのときから飛行機変更が分かっていて対応に追われていたんですね。
そして乗客にはこのことを一切伝えずに、飛行機の中に入ってから気づくという、
何ともその場しのぎ的ないい加減な対応。
荷物預けるときに伝えるべきでしょう。最悪です。 -
関空の外は雨です。
機内は騒然とする中、1時間近く遅れて出発となりました。
これは我々にとっては致命的です。
なぜかというと、アバディーンでの乗り継ぎ時間が50分しかないからです。
ただでさえやばいのにこれではどうなるんだろうと、機内では心配ばかりしていました。
ちゃんと乗り継げるんだろうか。
荷物は大丈夫だろうか(以前も乗り継ぎ時間1時間くらいの時にロストバッゲージの憂き目にあいました)。
実際にはちゃんと乗り継げ、荷物もアバディーンに到着していました。
よかった! -
現地時間17時20分頃、アバディーン・ダイス空港に到着です。
小さい空港のためか、出国手続きもすぐ終わりました。
今から予約したレンタカーを借りにオフィスまで行きます。
歩いて2分ほどのところです。 -
空港内の様子です。写真に写っているBarの中に入ってみると
たくさんのビールサーバーが設置されていました。
今から車を借りにいくので飲みませんでしたが、
こういうのを見るとビール好きな私は心が躍ります。
今回もいっぱいビール(特にエール)飲むぞー。 -
やっとB&Bに到着しました。
場所は空港から14マイルほど行ったInverurieという町の近くの村Kemnay
のあたりにFraser城という古城があるのですが、
その付近にぽんと佇む「Bridge of Muchalls」というB&Bです。
到着時刻が大体夜の7時ころです。
日本時間で言うと午前3時ごろになります。
朝5時前に起きてこの時間ですから、いつも通り長かった。 -
ツインルームです。
清潔感のあるエレガントな雰囲気。
もちろんcooked breakfastもついてます。
これで£60prpnとは…。安い! -
今日の夕食は、B&Bから7マイルほどいったWesthillという、
アバディーン郊外の街にあるLowsというtake awayの店で、
待望のフィッシュアンドチップスを購入してB&Bで食べました。
本当はBarでビールと一緒に夕食を食べようと思っていたのですが、
あまりにも疲れてしまったので、take awayにしました。 -
これが購入したフィッシュアンドチップスです。
写真では大きさが分かりにくいですが、結構な大きさです。
これでも標準サイズで、ジャンボ八ドックというのもありました。
あとチップスの量が半端なく多い。
正直、その辺のレストランより安くておいしかったです。
ちなみにこの店は、フィッシュアンドチップスに関する
いろいろな賞を貰っているみたいで、
昔から開業しているこの地域では有名なお店のようです。 -
Barに行かなかったので、今日は部屋で缶ビールです。
1つはテネンツといって、スコットランドで一番有名なラガーです。
もう1つはジョンスミスというエールタイプ?のビールです。
わたしはこちらの方が好きで、Barではこれかカレドニアというビールを
よく頼みます。もちろん地ビール的なエールもあれば頼みます。 -
次の日の朝、B&Bからの風景。
辺りはこんな感じで牧草地が続きます。
天気はスコットランドらしく曇りがちで、
時折雨がぱらつくかも、といった感じです。 -
scottish breakfastです。この前にporridgeも食べました。
私の好きなblack puddingがないのが少し残念ですが、
ソーセージとベーコンはおいしかった。朝からモリモリです。
十分栄養を摂ってきょうからいよいよ本格的にトレッキングの開始です。 -
まず、B&BからB993でInverurie→Oldmeldrum、
さらにA947でTurriefと行って、New Abedourまで行きます。
今日は、このあたりの海岸の断崖をトレッキングするのが目的です。
ただ、きちっとしたコースがありそうもないので、
実際歩きたいところの全てに行けるか…、まさに手探り状態です。
また、そこまで行く途中にいくつか城があるので、
入場料がかからないならそちらにも寄ってみようと思います。
これはInverurieを流れるDon川に架かる橋の上から撮った写真です。
写真の様子からは想像できないですが、
通勤時間帯のせいか車の往来が激しく、町があわただしい感じです。 -
OldmeldrumとTurriefの中間あたりにFyvie城があるので、ちょっと寄ってみました。
入場料は無料ですが、敷地内のすべてを歩こうとすると、
そこ時間がかかってしまうほど広大な敷地を持った城でした。
敷地内を歩いていると緑の敷地に堂々と佇む城が見えてきました。
なかなか立派なお城です。
さらにお城の周りをぐるっと1周してみました。 -
城の後ろ側を撮りました。
-
先ほど撮った写真が正面かと思っていたら…、
これが本当の正面でした。
本当に立派なお城です。 -
城内にはところどころにリスがいました。
スコットランドの観光案内書のイメージ写真によくリスの写真が掲載されているのですが、
見たのは初めてです。
近づくとすぐに逃げるので、写真を撮るのに何回か失敗しましたが、
なんとか近づいてズームで撮った苦労の1枚です。 -
Turrifeを過ぎたあたりにあるCraigston城です。
Fyvie城に比べると色がくすんでいて、とても古びた感じがします。
城の入り口を示す案内板もわかりにくく、
正直訪れる価値はあまりないかな。
地面もぬかるんでいて、車がドロドロになってしまいました。 -
ようやくAberdour Bayまでやってきました。
ここからいよいよトレッキングの始まりです。
奥の方に、Aberdour Bay Caveが見えます。
まずはそこまで行って様子を見てきます。 -
これが一番大きなcaveです。
まあ、普通のcaveですね。 -
離れたところから撮ったAberdour Bay Cave。
トレッキングの序章としてはこんなもんかな。 -
今からAberdour Bayの奥に見えるStrahangles Pointという
最高点が100mを越える断崖まで歩いていきます。
行き方は手探りですが、とりあえず海岸沿いを歩いていき、
途中適当なところで上へと登って行こうと思います。
しばらく歩いて、何か人が歩いた形跡のあるところはないかと
探したんですが、なさそうなので仕方なく上へと登っていきました。
しかし草が生い茂っていて、無理やりにでも登れないことはないのですが、
途中で小さな渓谷があったりと、到着するまでに距離の割にかなり
時間がかかりそうだったので引き返しました。
このあたりで1泊するならそれでも行ったかもしれませんが、
なにせ今日宿泊するところはここからさらに100マイル以上離れたTain
近郊のEddertonという村にあるB&B。
それもこの海岸付近には、興味深い断崖の海岸がここ以外にも点在しているので
そこにも行きたい。ということでここを後にし、次はPennanという
可愛い漁村のある村へ移動して、これまた高さ100m以上あるPennan Head
という断崖に向けてトレッキングすることにしました。
そう、ここを諦めても楽しみはまだあるのです。 -
断崖の下にある可愛い漁村、Pennanに車を置いて登ってきたところで、
Pennanの村を撮りました。
さらにここから高さ100m越えの断崖、Pennan Headまでいくために
断崖沿いを歩いていくと、なんとその手前に十分に成長した麦畑が
我々の行く手を阻んでいるではありませんか。
なんということでしょう。残念ながらこれ以上先に進むことはできません。
どうやら秋という収穫の季節にやってきたのが間違いだったみたいです。
今度も諦めて戻るしかないようです。2回連続で、目的が一向に果たせません。
ちょと焦ってきました。 -
気を紛らわせるために、Pennannの村を散策です。
それにしても絵になる漁村ですね。 -
歩いて行って反対側からも撮影しました。
-
今度はPennannから少し西へ移動したところにあるLion's Headという
断崖を目指して歩いていきました。
色々道を探して迷った挙句、こっちの方角だなとわかるまでに
結構時間がかかりました。
写真はLion's Headに行く途中に見つけたcaveです。
このcaveを登った先がLion's Headですが、これまた
小さな渓谷に川が流れていて、先に進めません。
適当に迂回して行く方法も探せばあるかもしれませんが、
時間的にもきつくなってきたので、行けるところまでで適当に散策して
Lion's Headについてもこれまた諦めることにしました。 -
小さな突き出た岬にcaveがありました。
この岬まで歩いていくことにします。 -
小さな岬から撮影したLion's Headです。
先ほどのcaveも見えます。
これまでに断念した、Strahangles PoitやPennan Head程の高さではないですね。 -
小さな岬からPennanの村が見えます。
この写真の一番先端の最高点がPennan Headです。
Pennan Headの上が茶色くなっていますが、あれがぼうぼうに成長した麦畑です。 -
小さな岬から見たCullykhan Bay。
まあ、特にきれいなビーチというわけでもないですが…。 -
小島のような子の地形が、先ほどから登場している「小さな岬」です。
結局、この小さな岬の周辺となってしまいました。
次は目的の最後であるTroup Headへと向かいます。
今度こそ目的が達成されますように! -
Troup Headの入り口に到着しました。
Troup HeadはRSPBが保護している野鳥保護区域なので、
Parkingからフットパスが伸びていました。
これなら安心かも!途中、麦畑の間を通っていきました。
きちっと通れるように、麦が植えられていません。
この先がTroup Headです。
やっと目的が達成されそうでわくわくしてきます。 -
さあ、海が見えてきました。間もなく到着です。
向こうには、先ほど断念したLion's Headとその周辺の断崖も見えます。
雄大な景色ですね! -
とうとう断崖に出てきました。
高さ100mの断崖です。迫力満点です!
この断崖沿いを西へと歩いていきます。 -
もう少し垂直に切り立っていればなおいいんですけど…、
それでもいやあ〜、すごいですね〜! -
なかなか見ごたえのある断崖で、興奮してきます。
我を忘れて写真ばかり撮っています。
断崖の端ギリギリのところまで行って撮っているので、
足場を固め姿勢を安定させて自分の気持ちを抑え、注意しながら
写真を撮ります。 -
それにしても見事です。
これまで全然目的を果たせませんでしたので、
この喜びはひとしおです。
ようやく私らしい旅行になってきました。 -
このあたりが最高点です。高さ約120mです。
また、Troup Headは野鳥保護区域でもあるので、
海鳥たちで一杯で、あたりは糞のにおいが充満しています。
写真の白い鳥はGannet(ガネット 日本名は知りません)といいます。 -
断崖トレッキングを十分楽しんでParkingまで帰っていきます。
ここはDownie Bayという入り江です。
ここから東へずっと歩いていけば、先ほど諦めたLion's Headへ行けますが、
時刻は既に5時近いです。さすがに時間的にやばくなってきましたし、
ここから車ですぐのところにCrovieという、Pennanと同じような可愛い漁村にも
訪れたいので、やめておきます。 -
Crovieの港が見ええ来ました。
こちらも断崖の下に集落がありますが、
個人的にはPennanよりも好きです。 -
下に降りて集落の端から端まで歩いてみました。
ここの住人の親子が家の前でゆっくりしています。 -
PennanのほうがHotelもあり、観光客もいたりとちょっと賑やかな感じです。
Crovieはただ民家と小さな漁港があるだけの集落でした。
それにしても冬や天候の悪い日は大変そうですね。
大丈夫なんだろうかと思ってしまいますが、大丈夫だから住んでいるんですよね。
本当はあともう1箇所Gardenstownという、これまた漁村から歩いて
More Headという断崖にも行きたかったのですが、
さすがに時間的には無理。もう5時をとうに過ぎています。
ここからどこにも寄らずにひたすら走って、Tain近郊の村、EddertonにあるB&B
まで行きます。ここからだいたい125マイルです。
なぜ時間を気にするのかというと、B&B近くのレストランが夜の8時30分ごろに
オーダーストップするとのことなのです。
昨日はtake awayで済ませたので、今日は是非レストランで食べて
バーにも行きたいので急いで向かいます。 -
B&Bに到着して荷物をおろし、すぐにTainにあるレストランに向かいました。
するとオーダーストップは8時30分ではなく9時でした。
実際レストランに到着したのは8時30分を過ぎていたので助かりました。
ここはRoyal Hotelにあるレストランで、
とてもおいしかったので後日もう1回食べに来ました。
写真は私が食べたビーフエールパイです。これを頼むと無料で
温野菜とポテトがついてきます。 -
こちらは妻がオーダーしたラザニアです。
チップスとガーリックブレッドが付いていました。
美味しかったけど量が多すぎて残していました。
これで1日目と2日目の旅行記は終わりです。
ここまで見て頂いた方、ありがとうございます。
普通のスコットランド旅行とは異なる、個人的嗜好の強い旅行なので、
これからスコットランドに旅行に行ってみようかなと考えている方には
参考にならないかもしれませんが、
次の3日目以降の旅行記もご覧にいただけるのであれば幸いです。
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