2015/09/17 - 2015/09/22
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nyopoさん
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シルバーウィークに利尻礼文観光をしてきました。
9/17木曜出発の9/21月曜帰りなので、シルバーウィークの始まる前の平日から出て連休最終日を待たずに帰って来た事になります。
後半は崩れたものの、前半は素晴らしいお天気に恵まれました!
利尻島は特に利尻山見えているからこその景観ポイントが多いので、お天気は重要なようです。
お花は少ないと聞いていましたが、咲いているものもちゃんとありましたよ。狂い咲きなのか時期じゃないものも見ました。
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9/18金曜日。利尻二日目。日本百名山の一番北、利尻山登山です。
旅館朝5:00出発で、鴛泊コースの登山口である2合目「利尻北麓野営場」まで送っていただきます。
宿から5分ほどの場所ですけどね。と言う事はクツも鴛泊港からもごく近くという事です。車が入れるのはここまで。トイレもあります。登山届けは宿に提出です。
利尻山には登山道が二つ「鴛泊(おしどまり)コース」と「沓形(くつがた)コース」。
鴛泊コースの方が中級者向けだという事だったので、こちらから登るつもりで鴛泊に宿をとりました。
沓形コースは上級者向けで危険ヶ所もあるという事なので、初めての山だし安全そうな方を。
といっても鴛泊コースは長いんです。登り6時間下り4時間、休憩もあわせて11時間みておかなければなりません。
山小屋はないので泊まりで行く事は出来ないんです。
3合目である湧水の「甘露泉水」はここから程なくです。まだ薄暗い時間過ぎてお水が出ている所いまいち写ってない。他に水場はありません。
利尻山は1721mですが、よくある山は途中まで車で標高を稼いでから登り始めるのに対して海抜の低い所からの登り始め。この3合目でまだ270mですからね。 -
登山口から山頂までの標高差は1490m。高度を上げていきます。
しばらくは森の中を進みますが、たまに樹々の隙間から海が見えます。 -
おっ視界が開けた!第一見晴台・6合目610m。
朝ごはんにしよう。この景色を見ながら。
礼文島は雲がかかっちゃってるなぁ。 -
前日に登ったペシ岬もよく分かります。前日に行った姫沼も確認する事ができました。
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人がいる所が先程の第一見晴らし台です。
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ハイマツの道を進むんですが、身長より高い所まで伸びているので風除けになってくれます。
私の知っているハイマツの道はもっと地面に這うように生えているからモロに風を受けるんですけどね。そういう意味では快適な道です。 -
途中何度かリスを見かけました。冬支度の時期だから姿を見せてくれる機会が多いのかな?カメラに姿を収める事は出来なかったけど、お食事のあとを残していきました。
木がそれ程高くないので、鳥たちのいる位置も低い。近くで姿を見せてくれました。
蝶の幼虫かな?大きめのイモムシとかも見たんですが、この時期でもまだ居るんですね。 -
長官山 8合目1281m。この一山を越えて利尻山山頂を目指します。この辺りからちょっと植物が秋色です。
この先に避難小屋があります。 -
この山の特徴的なところが、お手洗いがない事。
お手洗い用の小屋は作ってあるので野ざらしでしてねって事はありませんよ(笑)中にあるのは洋式トイレの便座だけ。それを使って携帯トイレの中に用を足します。
携帯トイレを使ったのは実は初めて。携帯トイレは一人ひとつ宿で貰えました。
災害時にも活用できる話なので書きますが、
中に吸水ポリマーのシートが入っているので水分が溢れてしまう事はよっぽどありません。繰り返し使う事も出来ます。臭い関係も自分のものなら許せます。
ちゃんと密封できるようになっているので外に臭いが漏れる事もないし、それをザックの中に入れて持ち運ぶ事だって自分のものだもの。
山に設置されているお手洗いは、どうしても街中のでトイレのようにはいかないので少々臭いが気になるものなんですが、、、この携帯トイレ専用の個室は臭くない!
ただ、一回分の尿でも意外に重いんですね。そしてとても温かい事に感動(笑)繰り返しますが、自分のですから!!
山のし尿問題は本当に大変で、山の上で処理できないので、山小屋はこれをヘリコプターで降ろしているんですよね。
この利尻岳には山小屋はありませんから。誰もそれを処理する人がいないのです。
この山で携帯トイレの利用は義務です。小さい方だからとその辺りでしないで下さいね。貴重な生態系の中で人間の排出物は山では異物に他なりません。
そして携帯トイレを利用してみるのも興味深いものです。
鴛泊コースには、避難小屋横も含めて3つ携帯トイレ用の小屋がありました。
この携帯トイレは登山口に回収ボックスがあるのでそこに捨てていくことができます。宿まで持って帰る必要はありません。 -
9合目。ん?「ここからが正念場」って書いてある。
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うおおおお、、、ガレとる。小石や火山灰でこれが滑るんですよ。歩きづらいーーー!!!
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こういう事ですか、、、
ここはギリギリ幅があったとしても、すれ違うのは止めた方がよさそうだな、、、
2014年の豪雨で大きく崩れたようです。
黄色と黒のトラロープは立入禁止のロープでこれを掴んではいけません。固定が弱いからね。頼りにするなら左側の白いロープです。
足元がかなり滑る上にこれなので相当慎重になります。歩きづらいよー。 -
この上は補修工事がしてありました。上から順にやってきている様です。
ここよく見ると崖のようになっていますが、元々の登山道は緑がある所。雨や人が歩いた事で崩れてここまで道が下がってしまったそうです。
そのくらい脆い所なんですね。誰かのブログにいつ登山禁止になってもおかしくないような山と書いてありましたが、そういう印象をもつのもわかる。 -
ちょっと紅葉している植物が出てきたよ!
あそこが山頂かな!? -
到着です。祠がありました。ここにあった札は1721mと書いてあるけど、1721mなのはお隣南峰。ここ北峰はちょいと低い1719mのようです。
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でも南峰は登頂通行禁止で行けません。
このお花はイワギキョウ。本来は7月中旬〜8月中旬のお花みたい。 -
チシマフウロ。6月上旬〜下旬のお花のようで群落を作るようです。
赤く色づいて紅葉らしかったのは、この山頂周辺だけでした。お花も少しだけだけど、本来の時期ではないのに狂い咲きしてたのかな。 -
面白いことに、東から流れて来た雲が止まる場所があるのです。ここで風向きがかわるんでしょうね。
鴛泊側は雲があるのにこちら沓形側は雲が来ないの。 -
お昼ごはんはこの景色を見ながら。寒いので持ってきた防寒着全部着ていますが、寒くて居られないほどではありません。ってことはすごく居心地が良いって事です。
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ちなみに。こんな登山情報がフェリーターミナルや宿に貼られています。
私が登ったのが9/18。9/10版でした。そろそろ初雪が降る季節です。防寒対策をしっかりと行って下さい。と書かれています。
去年は例年より早く9/17に初冠雪を観測していますが、だいたい9月末〜10月頭くらいです。今頃もう降っているかもしれませんね。
崩落箇所も載っています。地図を持たずに行く事が出来るほど鴛泊コースは迷う所がありませんでしたが、こういう情報はちゃんと持って行った方がいいですね。
後、お水の確保もしっかりと。自販機で買う水は意外に高かったりします。
この山、行きはいいんですよ。
下りがね、長いよーーー!!!
景色が変わらない道が続くし、しかもその道がガレてて滑るんです。浮石多すぎ。しかも長い。これは疲れます。
私は岩場に強いタイプのつま先のゴムが硬い登山靴を履いていましたが、どんな靴履いていようとこの浮石ありまくりの道は滑ります。
9合目上もガレてますが、下の方も浮石ばっかりです。
他の山は石が多くてもこんなにも歩きづらくないよなぁと考えたら、そういえばこの山は山小屋がないんですよね。
登山道を補修するのは山小屋の人たちだったりするので、この山はそういう意味のこまめな整備がされていない山なのかなぁと。
距離の長い山に行くと、あの人たちは無事下山出来たんだろうか、、、と心配になるような方を一組は見かけます。屋久島の時も富士山の時もそんな方がいらっしゃいました。
私達の前を歩いていたご夫婦は、奥様は元気で発破をかけていましたが、旦那さんはヘロヘロ。足元がもうおぼつかなくなっていました。お水も足らない様子。
まぁ今回は時間が早かったし、迷うところなんて無いので、日が暮れる前には何とかなったんじゃないかと思いますが、、、
9月の平日だけあって登山客は多くはありませんでしたが、日帰り必須なだけあってみんな同じくらいの時間に出発して同じくらいの時間に降りてきます。
私達で15:00過ぎに降りてきましたが、もう足が痛ーい!どこが痛いかって足の裏でした。
下りで太もももたくさん使ったので、翌日はギチギチだろうことは想像に難しくありません。。。
でも翌日は今度は礼文島でたくさん歩きます。
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