ちょいワル親父の爆走グランドサークル一人旅④（グランドキャニオンの谷底ファントムランチへ）

2015/09/11 - 2015/09/26

今年は遅めの夏休みをとシルバーウィークと合わせて、グランドサークルをレンタカーでドライブした。
学生時代以来30年振りの一人旅です。
さまざまなハプニングやアクシデントがあったが、中身の濃い旅行となりました。
毎日、日記代わりにメモを残していたので長い文章になりましたが、50半ばの不良中年の一人旅です。
グランドサークルへの旅行を考えている方には参考になればと思っております。とくとご覧ください。

＜旅程表＞
9月11日（金）　自宅　－　関空　－ 羽田　－　LOSANGELES　－　LASVEGAS
9月12日（土）　LASVEGAS　－　ZION
9月13日（日）　zion　－　BryceCanyon
9月14日（月）　BryceCanyon　－　CapitolReaf　－ Arches
9月15日（火）　Arches
9月16日（水）　Arches　－　MonumentValley　－　LakePowell
9月17日（木）　LakePowell　－　GrandCanyon
9月18日（金）　PhantomRanch（谷底）
9月19日（土）　GrandCanyon　－　Sedona
9月20日（日）　Sedona
9月21日（月）　Sedona　－　Seligman（R66）　－　LASVEGAS
9月22日（火）　LASVEGAS
9月23日（水）　LASVEGAS
9月24日（木）　LASVEGAS　－　LOSANGELES
9月25日（金）　LOSANGELES－　
9月26日（土）　羽田　－　神戸　－　自宅

エリア グランドキャニオン周辺(アメリカ)

ハーミッツレストへは車の進入は禁止されており、このようなバスで行きます。

車内はこうなっています。

グランドキャニオンでは、サウスリムから7マイル離れたところにある、その名もセブンマイルロッジに泊ります。
近くのGENERALSTOREで、明日、ファントムランチに行ける予感がしていたので、明日の朝食と昼食のパンやバナナ、リンゴ、糖分補給のためのチョコレートやアーモンドまた、登山用のステッキを購入しました。

次の日も新たな出会いがありました。
ちょうどお隣でも並行してキャンセル待ちをしていた夫婦も手続きをしていて、ほぼ同時に手続きが終わった。以下会話
夫人「どっちらからトレイルするのか。」
私「サウスカイバブトレイルから行きます。」
夫人「私たちもサウスカイバブトレイルからトレイルするので、もしよければトレイルヘッドまで送ります。」
私「ありがとうございます。」
夫「では、一緒に行きましょう。水は十分持っていますか。」
私「500?のペットボトル4本持っています。」
夫「サウスカイバブトレイルは、水飲み場がないから、もう少し持って行った方がいい。」
私「わかりました。車を近くに停めていますから、あと2本持ってきます。」
　それで、夫婦の車にのり、ビジターセンターまで行った。

途中鹿とも遭遇しました。

この夫婦は、キャンピングカーでカナダはオンタリオ州トロントから来ていて、そこで用意をするらしく、VISITOR CENTER近くのキャンピングカーまで行った。
　キャンピングカーの中を見せてもらう。中は、とても豪華で、台所、やソファ、ベッドルームもあり広々していた。

この奥が寝室です。

御主人が、山下りの支度をしています。

この写真は、子どもさんとお孫さんの写真です。

これがキャンピングカーです。

この車で引っ張っています。

プレートが見にくいですが、オンタリオ州のナンバープレートです。
この御夫婦はトロントから来ています。
私「ファントムランチには、何度か行かれているのですか？」って聞くと
夫婦「5回行きました。その内1回は、ノースリムまで行きました。」
そうです。

いよいよサウスカイバルトレイルヘッドから出発です。

スイッチバックの道をゆっくりと下る。下りは、ファントムランチまで4〜6時間程度かかるらしい。
　7時30分にスタートしたので、遅くとも1時から2時には到着するだろうと、意識してゆっくり下った。

ウーアーポイントを通過。まだまだ余裕です。

1時間くらいトレイルし、シーダーリッチへ到着、ひとまず、ここで小休止。中国から来ている若い女性の２人組に写真を写してもらいました。

どんどん下って行きます。
したから登って来る人と「Has Gone、Have a Nice hike!」と声を掛け合う。

ところどころ見晴らしのいいところで休憩兼写真撮影

このあたりになるともう日帰り登山の人はいなくなりました。

半分くらい来たでしょうか。

日差しがきつくなります。

中間地点のスケルトンポイントです。

岩ばかりだったのが、この辺りから緑が多くなってきました。

下のほうからミュールツアーの大群に出会います。ミュールが優先され、道を譲らなければならないのです。

ひとっこひとりいません。

少し平坦な道もあります。

うっすらとコロラド川が見えてきました。

あの橋を渡ります。

コロラド川がはっきりと見えてきました。

橋も近づいて来ました。

トンネルをくぐり・・・

橋を渡って・・・

コロラド川に沿って歩きます。

そうすると、今晩のお宿、ファントムランチの案内板がありました。

ここがファントムランチのキャビンです。

このように2段ベッドが５つあります。

谷底周辺です。

支流といいますか、せせらぎがあります。

ここが受付兼食堂兼談話室です。
ドイツ語、フランス語、英語、中国語等々にぎやかです。

谷底には、キャンプグラウンドもあります。
所狭しとテントが張ってあります。

水が澄んでいます。

明日行くトレイルの下見をします。
ここまで行くのも、かなり距離がありました。

谷底から、頂上を見上げます。あそこから下って来たんですね。

黒板にトレイルの情報が書いてあります。

キャビンの中のトイレです。
左側は閉まっていますが、シャワー室です。

午後6時になり、そろそろ夕食タイムです。
食堂兼談話室にみんなで移動する。
食堂はクローズとあり、時間まで外で待つことにします。

まだ明るいのですが、街灯が点灯しました。

6時30分、いよいよ食堂が開店です。
名前を告げると、食事のテーブルが指定される。
一人で来ているのは私だけ。もちろん日本人も私だけであった。
　ビーフシチューとベジタリアンシチューの大きな鍋とサラダの大皿がテーブルにドンと置いてある。各自サーブします。

ビールを2本注文し、いよいよ食事の開始。お肉が柔らかくとっても美味しい。
同席の人たちとお話をしながら夜が更けていきます。

1年も前から予約をして、この日を楽しみにしていたのであろう。
酔いも手伝って、皆さんとっても陽気で楽しそう。
ただ英語が分からずに、私だけ笑うタイミングを外してしまう。英語ができればもっと楽しいだろうなとつくづく思った。
　食事と余興も終わり、各々キャビンへ戻ります。

翌朝です。
4時30分になると、目覚まし代わりにファントムランチの従業員が起こしに来られた。
　男性ばかり10人も泊っていると、いびきの音も半端じゃなく、ほとんど一睡もできませんでした。

まだ夜明け前の暗い中をトレイルに出発、サウスカイバブトレイルとブライトエンゼルトレイルの分岐点まで引き返し右折、いよいよブライトエンゼルトレイルへ入ります。

コロラド川沿いの平坦な道を歩く。グランドキャニオンは岩場が多いイメージだが、写りが悪いですが、このような細かい砂のトレイル道であります。

1時間ほど歩くと、これから長い登り道に入ります。

ファントムランチから一緒に出発した人たちとも、互いに声を掛け合いながら頂上へと進みます。

やっと日が登ってきました。

あまり速く歩くと、バテてくるので、ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせながら登っていきます。

3時間くらい歩くと、ちょうど中間地点のインディアンガーデンに到着した。ここで写真を写してもらいます。
ここには水飲み場もあります。
右に行けば、プラトーポイントと言ってキャニオンに突き出た眺望のいいポイントもある。

それから、また2時間ほど登ると、今度は3マイルレストハウスがあり、少し休憩します。

1時過ぎに、やっととうとうブライトエンジェルトレイルヘッドに到着、所要時間は約7時間でありました。

登って来た道です。

ここが車を止めているトレイルヘッドです。

昨日、ファントムランチを予約した受付のカウンターです。

お昼用のランチパックです。
結局、頂上の着いてから食べました。

これが、頂上までの行程表です。
リュックに入っていたのでクシャクシャですが・・・