2015/09/23 - 2015/09/23
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LP1989さん
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徳川家康の没年から数えて、400年目に当たる2015年、
せっかくの機会なので、
シルバーウイークの最終日(:唯一の休日)を利用して、
駿府城に出掛けた。
駿府城公園は、天下泰平祭りの真っ最中で
イベントスペースが あちこちに設営されたため
普段の駿府城とは、別の姿。
そのため、「天守台跡の位置が確認できない。」
「城内スポットの案内札を読めない」 等の難点に瀕した。
その代わり、元来、入場料が必要な東御門、坤櫓、紅葉山庭園 等が
祭り期間中ということで 無料開放された。(まあ、とんとんかな。)
何百年も生き抜いた櫓や門が現存する城ではないが
見事な形で現存する外堀、各所の石垣等
この城の魅力、家康の威厳は存分に感じられた。
-
今回の軽旅で 初乗降となった静岡駅(北口)
往路は、在来線(東海道本線)を利用したため、
自身の東海道本線の利用済区間が増えた。
(これで 未利用区間は、熱海〜静岡 & 山科〜新大阪) -
その北口のロータリーで 駅の方を向いて立つ家康
40代前半、天下統一間近の秀吉の家臣だった頃の像。
背後(左)の建物(=静岡市美術館)のガラスに
「家康公四百年祭」の文言と共に
徳川の三ツ葵の紋が描かれている。 -
家康像の土台の脇には家康の生い立ちを記す年表。
-
家康像のすぐ左には、こんな碑もあるのだが、
距離・時間の都合で 今回、現地に行くのは断念。 -
家康像から 少し左(西)に進むと 竹千代像がある。
岡崎(城)の出世ベンチでは家康像と横並びだが、
静岡では、ちょっとだけ 距離を置くわけね。 -
【三の丸堀・南西端】
静岡駅から、400mほど北に進むと
立派な堀・石垣が姿を現した。
市内(県内)中心部に現存する見事な遺構。 -
【三の丸堀・南面】
カーブを描いた外周路と 立派な堀・石垣。
外堀とは思えないほど、見応えがある。 -
そんな魅力的な外堀周りだから、
散歩道に定められるのも納得。 -
【三の丸堀・西面】
左の赤白のタワーは NHK静岡局、右の白いビルは、市立病院
駿府城の周りは、種々の公的機関、学校が建ち並ぶ。 -
【大手御門跡】
(静岡県庁の南西端にある)
三の丸のメイン進入部の大手門。見事な石垣が残る。 -
直角に右に曲がると枡形が きっちり残る。
左側の石垣で目に付いたのは・・・ -
石垣の 大半を構成する切込接に 一部 混じった打込接。
この部分は、後年の修復跡?
それとも、意図的に設けた変化? ・・・ どうなんだろうね? -
内に入って、二の丸堀へ。
先ずは南面を歩く。このゾーンには、色々な碑がある。 -
教導石(静岡市指定有形文化財)
明治になり、江戸期の士農工商の階級差がなくなったため、
「富や知識の有無、身分の垣根を越えて
互いに助け合う社会を目指す」との主旨のもと
明治19年に建立された。
右側の面は、「尋ル方」 とされ
尋ね事、知りたい事、悩み事 等を貼っておけば、
左側の面の「教ル方」に 誰かが回答を貼ってくれる。
言うならば、明治版 知恵袋みたいなモノだな。 -
教導石の上部に、県内各地 及び 東京日本橋や
京都の三条大橋までの距離が示されている。
例えば・・・「東京日本橋 46里 10町 余り」
1里 ≒ 3.9km & 1町 ≒ 1.09 m で換算して、
日本橋まで 約 180km相当 -
これは、わさび漬発祥の地の像。
個人的には、辛いものは苦手。 -
南側の城内(駿府城公園)への進入路
但し、この進入路は後から この位置に新設されたもの -
元々の南側の門は、現在の橋より70m手前(西側)にあった。
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東海道中膝栗毛の弥次喜多像。
(左:栃面屋弥次郎兵衛、右:喜多八)
ここに像があるのは・・・
十返舎一九が駿河国 府中(静岡市葵区)出身だから。 -
【巽櫓】
平成期の復元とはいえ、駿府城の看板ショット。
100名城スタンプも、ここを図柄にしている。 -
東御門を正面から
県庁のビルとのミスマッチがなぁ〜。 -
高麗門から中を窺う。
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城内の逆方向(多聞櫓内)から高麗門を見下ろす。
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北西にある坤櫓(ひつじさるやぐら)
昨年春 完成したばかりの復元物。 -
西側 清水御門跡。石垣だけが残る。
堀の外周ばかり辿っているわけにもいかないので
そろそろ、ここから 城内(駿府城公園)に進入 -
駿府城公園 中心部に存する家康像
この家康は、将軍職を秀忠に譲って、
駿府で大御所政治を行った晩年の姿。 -
家康像の近くにある彼の手植えのミカン
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このミカンは、後に徳川御三家を形成する紀州から献上された。
そして、今は、県の天然記念物に指定されているわけね。 -
天下泰平祭りのおかげで 無料で進入した東御門
天守のない駿府城にあっては、
東御門内が各種展示スペースに当てられる。 -
元来、天守の屋根にある鯱を ここで見られる。
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城郭模型も、この通り。
断続的に見てきた三の丸周り、大手門のかつての姿が判る。
今回、イベント中で 見学箇所が限られた本丸ゾーンは、
この模型でイメージしておいた。 -
紅葉山庭園も無料開放。
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この庭園について カッコよく語るほどの
美的・知的センスは備えていない。
(やらしい話だが・・・)
もし、無料開放されていなかったら、見学しなかったかもね。 -
【本丸堀】
発掘調査を経て、再現されたものだが、駿府城の貴重なゾーン。
視界の先に 本丸堀と二の丸堀を結ぶ「二の丸水路」がある。 -
二の丸堀の解説板
一部が汚損しているのは、残念 -
数々の屈曲部を経て、二の丸堀に到る。
他の城では見られない姿。 -
二の丸の北側の導入路 北御門跡
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石垣が残るだけだが、ここの石垣は、ちょいと違う。
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この石垣には四角の刻印が残り、
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別の所には、丸い刻印。
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【静岡浅間神社】
城の近くに、家康ゆかりの場所があるので、訪れた。 -
地元では「おせんげんさん」の名で親しまれているわけね。
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義元の人質だった家康(竹千代)が
元服式を行った静岡浅間神社
七社参りさせてもらった中、
麓山神社に通じる石段は、少しキツかった〜。 -
駿府城から、静岡浅間神社に向かう途中
(三の丸堀に架かる)凱旋橋の近くで
こんなマンホールを発見。(40枚限定らしい) -
(駿府城から静岡駅へ向かう帰路)
新静岡駅南の伝馬町通り沿いにある
「西郷・山岡会見の地」 の碑 -
江戸城明け渡しについては、江戸(田町)での
西郷隆盛と勝海舟の会談により決定と思っていたのだが、
実は、予備交渉で事前大筋合意がなされていた。
会談当事者は 西郷隆盛と山岡鉄太郎。その会談現場が ここ。
今回、静岡に来なければ、知らないままだった。
これは、思わぬ旅成果。
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