2015/09/22 - 2015/09/22
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2015年9月19日(土)~9月24日(木)の4泊6日で(24日は午前のみ仕事を休み)フランスに行ってきました。
Parisに4泊したため、日帰り圏内の観光地として、最終日にプロヴァン(Provins)を訪れました。
Parisから約80kmのプロヴァン(Provins)は、セーヌ=エ=マルヌ(Seine-et Marne)県の都市で、12~13世紀にかけて最も栄えたシャンパーニュ地方の中心地でした。交易で大いに栄え、有名なシャンパーニュの大市によって繁栄を極めました。
プロヴァン(Provins)は、2001年12月にユネスコ世界遺産に登録され(「中世市場都市プロヴァン」)、英仏百年戦争終結後のバラ戦争に由来し、別名「バラの町」としても有名で、現在でもバラを用いた製菓業などが盛んです。
日帰りではなく、1泊ぐらいして、じっくり城壁巡りをしたり、バラ製品を買ったり、ご当地グルメを満喫したり、歴史を反芻しながら滞在したかったと思いました。派手な見所は無いので、予備知識も無く、『世界遺産』につられて訪れる方には少し物足りない観光地かもしれません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回宿泊した“Hotel Elysee Gare de Lyon”(リヨン駅から250m)のすぐ近くの住宅街。
最初にホテルを探していたときに、こちらに住んでいらっしゃるベネズエラ出身のマダムに駅前で声をかけていただき、ホテルまで案内していただきました。 -
とてもお洒落な住宅街で、駅から250mというのに、夜はとても静かでした。
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2015年9月22日(火)は、まずはモビリス(Zone 1-5)を16.6ユーロで購入し、リヨン駅(Gare de Lyon)のHall 1の地下のRER D線(最も地下)の1番プラットフォームからMelun行RERに乗ろうとしました。
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前日に同じ列車に乗っていたので、ぎりぎりの時間に行ったところ、8時19分発の列車に乗って、8時44分にMelunに着く予定が、RER D線の1番プラットフォームに到着する列車がどれも6分〜27分遅れていて、Mulunを9時に発車するバスには間に合わないと気づきました。
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どの列車も遅れているのに、焦る方はおらず、ゆったりコーヒーを飲んだり、談笑されたり、フランスでは、少々仕事や学校に遅れても困らないんですよね。
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前日にMelunまで乗車していたので、どれだけの駅に停車するのかもわかっていました。急行に乗れたら、ノンストップで行けますが、沢山停車しました。
8:26 Gare de Lyon⇒8:33 Maisons Alfort Alfortville⇒8:38 Cretell Pompadour⇒8:43 Villeneuve Saint Georges⇒8:48 Montgeron Corsne⇒8:50 Yerres⇒8:53 Brunoy⇒8:56 Boussy Saint Antoine⇒8:59 Combs la Ville Quincy⇒9:07 Lieusaint Moissy⇒9:06 Savigny le Temple Nandy(学生風の乗客が沢山下車)⇒9:11 Cresson⇒9:14 Le Mee⇒9:18 Melun -
9時発ではなく、1時間遅れの10時発のExpress 47に乗車するまで、だいぶ時間があったので、近くのカフェでマダムに「朝食をいただきたいのですが、メニューはありますか?」とお尋ねすると、「メニューはないけど、オレンジジュース、パン、熱い飲み物で3ユーロならどう?」と言われて、こんな朝食をいただきました。
フランスパンは本当に美味しく、本格的なコーヒーは熱々で、大満足でした。 -
地元の方々が立ち寄るカフェ(ビストロ)なので、次々とお客さんが来られて、マダムは大忙しでした。
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Melunのバス乗り場の近くの“LE BISTROT DU PALAIS”というお店です。
住所:9 place de l'Ermitage 77000 Melun
TEL:01 60 63 70 94 -
先ほどいただいたフランスパンは近くのパン屋さん(赤い看板)で売っているパンなのかなぁ・・・と思いました。買って帰りたいけど、すぐ食べられないので、断念しました。
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Melun駅の大きなバスターミナルは駅の反対側にあって、前日Vaux le ViconteまでMelunからタクシーで行った際に、帰りにバスターミナルをチェックしていて、Express 47の乗り場が見つからなかったので、バス会社の事務所で「駅の裏手を出たところ」と教えてもらいました。
ここ(Gare de Melun)から終点のGARE SNCF QUAI N°2 (Provins)まで乗車しました。
モビリスが使えて、本当に便利でお得。 -
Melunを流れるアルモント川の河口(L'embouchure de l'Almont)。
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Melunの中心街。ここで沢山の方々が乗車しました。
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ちょっと曇っていますが、プロヴァンに着く頃には晴れるだろうと思っていました。
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途中の町でもまとまった人数乗車しました。
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車窓から絵になるようなお家とお店を見続けました。
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綺麗な住宅街ばかりでした。
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もっと綺麗な一角がありましたが、気づいてから写真を撮ろうとすると間に合わないので、見て楽しむだけになりました。
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途中からこんな風景がずっと続き、少し眠くなりました。
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11時4分に終点、GARE SNCF QUAI N°2 (Provins)に到着しました。
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2015年8月31日から9月25日までは工事のためにムラン(Melun)からパリ東(Paris-Est)までの夜間の列車が大幅に変更になることが書いてありました。これをじっくり読んでいる時間がもったいないので、MelunからParisまでは夕方はバスも多いので、そのときの都合で列車で帰るかバスで帰るかを決めようと思いました。
モビリス(1-5ゾーン)なので、どれでも乗れるのが心強い。 -
早速、新市街から旧市街を目指して歩きました。
La Fausse riviereという町をめぐる運河のような川が絵になる風景に一役買っていました。 -
昔ながらのミシンを置いた洋裁のお店を発見。
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Caisse d'Epargneという銀行です。
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この美しい建物の中は市場です。
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新市街(谷地区:Le Val)の美しい建物。
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バスターミナルから旧市街に向かって10分少々歩くと、サン・タユール教会(L'eglise Saint-Ayoul)に到着しました。この前庭は広く、初めてプロヴァンの定期市が開催されたそうです。
アーチ型の天井が印象的な教会で、16世紀以来の一大修復工事を経て最近再公開されたばかりとのことでした。
ここはまだ新市街(谷地区:Le Val)です。 -
プロヴァンの歴史的建造物を効率よく見て回るためのコースを表示したパネルが教会の脇にありました。
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サン・タユール教会(L'eglise Saint-Ayoul)の見事なブロンズの正門は現代彫刻家ジョルジュ・ジャンクロの作品だそうです。
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サン・タユール(Saint Ayoul)とステンドグラスの中央に書かれています。
奇跡的に996年にサン・タユール(Saint Ayoul)の遺品が見つかったことが教会の名前につながっているようです。 -
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このステンドグラスが一番素敵に思いました。1886年の『聖マリアの生涯(la vie de la Vierge Marie)』 という作品です。
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このステンドグラスは新しく、2011年のG.Rousvoolの作品で、『カナの結婚披露宴(les noces de CANA)』です。
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サン・タユール教会からすぐ近くにノートル・ダム・デュ・ヴァルの塔 (Tour Notre Dame Du Val)がありました。1544年建造の塔で、近年改修工事が行われたそうで、革命により破壊されたノートルダム・ドゥ・ヴァル教会と修道院の名残であると観光ガイドに書いてありました。
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ノートル・ダム・デュ・ヴァルの塔 (Tour Notre Dame Du Val)の鐘はサン・タユール教会から来たものと説明パネルにありました。
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新市街(谷地区:Le Val)は商業地で、魅力的なお店が沢山ありました。
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プロヴァンの市役所です。絶えず人が出入りしていました。
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旧市街のインフォメーションの傍のトイレ。1日2回清掃しているそうで、美しくてほっとしました。
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山の手地区は木骨組みの伝統的な家屋が多く、多くがレストランとして使われています。
小雨が降り、インフォメーションが14時まで開かないので、それまでに昼食をいただくレストランを探すことにしました。 -
“Aux vieux Remparts”という素敵なエントランスのレストランを候補として見つけました。
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素敵なレストランが続いていて、どこに入ろうか迷いました。
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“RESTAURANT L'ESQUISSE”というレストランは若きシェフ、Lionel SERETがどや顔で自身たっぷりにアピールしているので、ここは避けようと思いました。
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結局“Aux Vieux Remparts”に入りました。
そこで、メニューを見てびっくり、“Aux Vieux Remparts”も“ L’Esquisse”もシェフは同じで、Lionel Seretでした。
席に着いてから店を出ることはできないので、「彼は有名ですか?」と女性給仕に尋ねると“Oui! Oui!”(「わざわざ来たのではないのですか?」と言わんばかりに)と自信たっぷりに答えられ、覚悟を決めてランチメニューに挑みました。
年配の紳士達も楽しそうに料理を待っていました。 -
選んだのは、前菜+メイン+デザートで35ユーロのランチです。
私が選んだのは、じゃがいもを添えた魚料理と子牛の腎臓とミントとチョコのアイスクリーム添えのフルーツスープです。 -
ジャガイモを添えた魚料理です。缶詰の魚かと思わせる塩辛さで、ジャガイモは多く、フランスパンの美味しさが引き立つお料理でした。
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“RESTAURANT L'ESQUISSE”の窓辺に貼ってあった印刷物に「幼少時にスペイン人の祖母の影響を受けた若きシェフはあなたに驚きを与えるでしょう。」というようなことが書いてあったのですが、『やられた〜!』と驚きました。
ポテトは美味しいけど多すぎで、盛り付けに魅力も無く、貧血の予防のため完食しようと思って食べた子牛の肝も3個は多すぎで、その単調なお味に食べ続けることができず、2個近く残してしまいました。 -
友人はデザートを頼みませんでしたが、ここで逃げたらコメントをする資格が無いと思い、「フルーツのスープのミントとチョコのアイス添え」を頼みました。
これは正解。沢山の新鮮なベリーを使ったと思われるスープの濃厚さとミントとチョコのアイスの取り合わせは良好で、デザートに救われた感があります。
ミシュラン(Michelin)で1つ星らしく、店のWi-FiでタブレットでMichelinのページから店の評価を見たら、「9ヶ月も前から予約して楽しみに来たのに本当にがっかりです。」とか「どれひとつとして良くない(Aucun)」とか「デザートは正解」というようなマイナスのコメントが目につきました。
シェフは評価を見て、料理に活かそうとは思わないのでしょうか。 -
“Aux Vieux Remparts”のテラスやお庭は素敵でした。
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旧市街の中心部にシャテル広場(Place du Chatel)という広場があり、真ん中に勅令の十字架がありました。
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Rue de palaisという通りに印象的な建物を発見。何か確認できないまま通過してしまいました。
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町の中心部にある観光案内所は平日は14時〜17時の3時間のみ開いています。
ここでLe Pass Provinsという観光パス(11.4ユーロ)を購入し、観光ガイド(日本語版)をいただきました。以下で同じものがダウンロードできます。
http://www.provins.net/images/pdf/2015/jap-guide-visiteur-2015.pdf
若い男性係員が、入場できる歴史的建造物4ケ所(セザール塔、グランジュ・オ・ディーム、地下道、博物館)の場所等について、丁寧に説明してくださり、地下道は予約が必要なのでどうしますかと尋ねていただいたので、15時45分の入場を電話で予約していただきました。 -
まずセザール塔(Tour Cesar)を目指しました。
敷石の上にあり、四角い土台の上に多角柱の天守閣が載っている構造です。
「シャンパーニュ伯爵家の権力のシンボルとして12世紀に建設され、監視塔、牢獄、鐘楼塔の様々な役割を果たした」とインフォメーションでいただいた観光ガイドに書いてありました。 -
案内版には、1693年からサン・キリアス参事会管理聖堂の鐘楼を収容していると書いてありました。
時代により"王の塔(Tour du Roi)", "太っちょの塔(Grosse Tour)", "囚人達の塔(Tour aux prisonniers)"などとその呼び名も変わったそうです。 -
入場すると石の壁をスクリーンに何か写している部屋がありましたが、じっくり見ている時間が惜しかったので、プロヴァンのランドマークのような塔の上を目指して先に進んで行きました。
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途中のよく目につくところに“Defense absolue de toucher”の標識がありました。
「町はいかなる事故についても責任を取ることをお断りします。」としっかり書いてありました。 -
最上部はこんな感じです。
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イチオシ
プロヴァンの町の360度のパノラマは、途中階と最上階と2回味わえます。
これは最上階からの眺めです。
写真からは風を感じないと思いますが、途中階とは違い、最上階にいると強い風が吹き付けてくるので、あまり長く居ることはできないです。 -
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イチオシ
サン・キリアス参事会管理聖堂が見えました。
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イチオシ
旧市街の美しい家々とシャンパーニュ平野を写真に収めて大満足です。
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「鐘に触ったり、枠組みに登ったりするのは絶対責任でお願いします。町はいかなる責任を取ることをお断りします。」と書いてありました。
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この角度から写すと“太っちょの塔”と呼ばれていた時代を偲べますね。
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セザールの塔の構造がよくわかる模型が展示されていました。
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セザール塔から近い、サン・キリアス参事会管理聖堂(Collegiale Saint-Quiriace)。
12世紀にアンリ・ル・リベラル伯の命で建設を開始したが、フィリップ4世の治世下で資金難のため工事を中止して未完成に終わったそうです。 -
この案内パネルによると、「1135年から1157年の間、修道会に属する(reguliers)教会参事会員(chanoines)の団体(college)と教区外の(seculiers)教会参事会員の団体がこの場所で苦労して共同生活を送っており、シャンパーニュ伯アンリ1世は、教区外の教会参事会員をそこで支えるために、参事会管理聖堂(collegiale)を建設することを決め、建設に着手したが、14世紀にシャンパーニュ地方の市の衰退により、建設がストップした。」とのことです。
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サン・キリアス参事会管理聖堂(Collegiale Saint-Quiriace)の内陣。天井の崩落により、17世紀に建設された円天井は明るく、光を取り込んでいます。
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プロヴァン市及びプロヴァン市民博物館(Le Musee de Provins et du Provinois)はサン・キリアス参事会管理聖堂からすぐ近くにあり、観光パスで入場しました。
プロヴァンとその周辺の歴史に関する作品や19世紀の骨董品が展示されています。 -
1階の展示室。
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ルイ15世時代の蓋つき炭火コンロ(rechaud)。
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1階の展示室。
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鳥の頭をあしらった蛇口。
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13世紀から16世紀にかけての鍵のコレクション。
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2階の屋根裏の展示室には、ガラスケース内に宗教芸術が展示されていました。
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15世紀の「三位一体のイコン」を見つけ、しばし足を止めました。その後ろは16世紀のSainte-Barbeの木製像。
この博物館には、サン・キリアス参事会管理聖堂の宝物も展示されているようです。 -
中世とフランスのルネッサンス時代の重要な宗教芸術の数々。
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ナポレオン1世が使用したマスク。
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2階展示室と1階展示室を繋ぐ趣のある螺旋階段。
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プロヴァン市及びプロヴァン市民博物館(Le Musee de Provins et du Provinois)はロマネスク様式の12世紀の建物です。
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Rue du collegeで見かけた、仲良く語らう女子大生たち。
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城壁への坂を登り始めた左手に施療院(Hotel Dieu)がありました。
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地下道(Les souterrains)と施療院(l'Hotel-Dieu)の入口です。町にメインストリート、サン・チボー通り(Rue Saint-Thibaut)に面して地下道の入口があります。
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中世に貧民などを受け入れる施設、病院として使われた地下道を国家資格を持つ専門ガイドが案内してくれます。4ケ所見学できる観光パス(11.4ユーロ)で入場しました。ここだけの入場料は4.5ユーロ。
2015年8月31日〜10月16日の平日の見学時間は15時45分からと16時45分からの2回だけで、各回とも予約が必要で、最大25名のグループ毎に出発します。土日祝日なら満員になることもあるでしょうね。 -
ちょっと怖い地下道の入口です。ここから先はうまく写真に収めることができませんでした。
プロヴァンの町には長い地下道が張り巡らされているそうで、この地下道だけで全長3kmもあるそうで、そのごく一部を国家資格を持つガイドの方に案内していただく45分のツアーに参加しました。
プロヴァンでは中世、ラシャ(毛織物)の生産が盛んに行われていたこともあり、この地下道を羊毛を洗ったり、羅紗布の脱脂用に使われていたという説があり、その後はワインや食料などの倉庫として、牢獄として、フリーメーソンの隠れ家として使われていたという説もあり、火災や戦争のため、文献も残っておらず、真相は定かでないので、想像してくださいとガイドがおっしゃっていました。 -
ガイドさんが、懐中電灯で照らして、フリーメーソンか革命兵士によって彫られたと思われる文字を照らしました。“Clement - Cooper - 1788”とはっきり読めました。
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残念ながらフランス語の説明のみで、非常にマニアックな内容なので、話についていくのが困難でした。1つだけ質問したのは、「地下の奥に入るのに、どんな明かりを使っていたのですか?蝋燭の光ですか?」と尋ねると、「蝋燭は当時の貴重品なので、照明用の油などを使ったランプとか、推測してみてください。」とのことでした。
ここは最後の見学場所で、食堂として使われていた場所だそうです。 -
階段を上がり、扉を開けて外に出ると、入場した建物とは道を隔てて反対の建物であることがわかりました。これが巨大洞窟見学のラストの演出なんです。
この日15時45分からのツアー参加者は7名のみで、私たち日本人2名、アジア系の女性1名、フランス語を解するカップル(フランス人?)2組でした。 -
たぶんこれはサン・チボー通り(la rue Saint-Thibault)です。残る1つの「グランジュ・オ・ディーム」を探して、坂を上りました。
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グランジュ・オ・ディーム(La grange aux dimes)の入口です。
シャンパーニュの大市(les Foires de Champagne)の時代に、この13世紀の建物は定期市の開催のために使われていたそうです。
とりわけトゥールーズの商人に借りられて、在庫の収納所として使われたそうです。
複数の入口は品物を搬入するためのもの、外壁の石のでっぱりは、屋外市場を覆う庇を取り付けるためのものだそうです。 -
内部は、商人や石切工といった様々な職業の中世の生活を蘇らせた展示になっています。
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蝋人形の展示で、当時の生活を勝手に分かった気分になりましたが、時間があればオーディオガイドを借りて、じっくり見学したかったです。日本語の文献もほとんど無さそうですので、英語でもフランス語でも解説には貪欲に飛びつきます。
グランジュ・オ・ディームを見終った段階で17時12分。火曜日なので、早々とお店も閉まり、お土産物を買うのは諦めて、急ぎバスターミナルに向かうことにしました。 -
帰りは少し道に迷って、Provinsの駅前バスターミナルに17時43分に着くも、17時40分のバスが出た後で、次の18時発のバスを待たずに、17時46分発のSNCFに飛び乗り(発車まで1分を切っていて)、Parisの東駅まで帰りました。
17:46 Provins⇒17:50 ?⇒17:57 Longueville18:05⇒18:18 Nangis⇒18:22 Mormant⇒18:32 Verneuil-L'etang⇒19:12 Paris Est という順番に駅に停車しました。 -
大量の黒煙を出す工場の煙突。
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Mormant駅を過ぎた辺りで見かけた、醜い落書きが目障りな建物。Parisまでの車中、綺麗なお家を写そうにも、壁に落書き、ありとあらゆるところに落書きがされているのには閉口します。最近Parisを訪れたのは、10年前と4年前。その当時より一層酷くなっていると思いました。、
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プロヴァンに行くまでは、綺麗な街並みと思って嬉しそうに見ていた車窓からの風景が、すっかり普通の風景になってしまいました。
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車内で、飼い主の両足の間で大人しく乗車していた大型犬。
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首尾よく、19時12分にパリ東駅に着きました。
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ホテルの近く(37 Rue de Lyon)のカルフール(Carfour)Market Paris Rue de Lyon店で、ビールなどを買いました。
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21時を過ぎていたので、リヨン駅の前の大通りに面した、一際明るい“L'EUROPEEN”に入りました。入口でとても愛そう良く迎えられ、明るく和やかな雰囲気の店内に通され、元気が出てきました。
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フランスパンと無塩バター、有塩バターが出されました。無塩バターまで出してもらえるお店はそんなにないので、感激しますね。凄く美味しいフランスパンだけで幸せなのに。
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軽い食事で済ませたかったので、フランス語の別メニューに書いてあった、当日のシェフお勧めの「インゲンのサラダ、カモとフォアグラ添え(14.5ユーロ)」を注文しました。
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私がデザートにLes desserts glaces(7.5ユーロ)を注文すると、注文しなかった友人には生クリームが出されました。他のテーブルも同様で、大量の生クリームを見て笑っている人もいましたが、どうして生クリームを出すのか知りたいところです。
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朝7時30分から夜1時まで毎日営業していて、予約無しでも気軽に入れるお店です。
無料Wi-Fiもあり、「お白湯ください。」とメニューに無いものを注文している一人で来店している女性の要望にも対応していました。便利でいいお店です。
L'EUROPEEN
21 bis, boulevard Diderot, 75012 Paris
TEL: 01 43 43 99 70
E-mail: restaurant@l-europeen.com
http://www.l-europeen.com/fr/
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