2015/07/24 - 2015/07/24
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2015年7月24日(金)は、出国前にKlaipedos APのサイトで買った片道18.05ユーロのバスチケットで、クライペダからリガ(Riga)に約5時間30分かけて移動しました。
予め覚悟していましたが、リトアニアからラトビア側に入った途端、道路事情が極端に悪くなり、高速道路も部分的で、砂砂利の未舗装の道が長く続き、片側一車線の道路がアスファルト舗装の工事のために片側交互通行となった区間が多く、トイレ休憩も無く、頼みのバス内のトイレは使用禁止で、本当に長くて辛い車中でした。
予定では、10:50クライペダ発で、15:50リガ着(10:50 Klaipeda→11:15 Palanga→11:29 Butinge, PKP→11:40 Paurupe→12:00 Nica→12:30 Liepoja→13:30 Skrunda→15:30 Riga Airport→15:50 Riga bus station)のところ、リガ空港は立ち寄ることもなく、予定より30分ぐらい遅れて、16:20頃リガのバスターミナルに着きました。
22時近くまで明るいリガで、ユーゲント・シュティール建築群を見るため、アルベルタ通りを目指して散歩しました。『ユーゲント・シュティール』とは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動のことで、リガにもこの様式の建築物が沢山あります。
中でもリガの『ガウディ』のような、建築家ミハイル・エイゼンシュテイン(Mikhail Eisenstein,1867.05.09.,St.Petersburg ~ 1921.02.07,Berlin)の建築群に圧倒されて、充実した一日を終えました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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クライペダの駅前通りです。
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クライペダのバスターミナル。
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クライペダのバスターミナル前に真っ直ぐに伸びるプリエストティエス通り。
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クライペダを10時50分に出発するリエパーヤを経由するリガ行のバスは5番ホームで乗車と確認しました。
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クライペダのバスターミナルの待合所。天井が高く、明るく、開放的な建物。地元の人たちと観光客が行き交う拠点の町です。
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クライペダのバスターミナル内のトイレ。0.3ユーロを係員に払って中に入る女性。私も念のためトイレに行きました。無人で機械が設置されたトイレも多いので、小銭は常に用意しておいたほうがいいです。
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このバスに途中1回のトイレ休憩も無く、5時間30分も乗ることになるとは…。運転手さんは凄く精神力のありそうな方でした。
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インターネットで買ったバスのチケットです。PDFファイルでダウンロードして、プリントしたものを当日ドライバーに渡して乗車します。
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クライペダ駅。
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国道A13号線をしばらく北上すると、ほどなくして、パランガ(Palanga)のバスターミナルに到着しました。バカンス客はクライペダより多そうでした。
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バスの後部外側に自転車を引っ掛けられる金具があり、自転車が装着されていました。
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比較的新しそうなロシア風の教会をあちこちで見かけました。
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(リガからシャウレイに行ったときは検問所で係員がバスに乗り込んできましたが、)ラトビア側に入っても国境には検問所らしきものは無く、未舗装の道路を走ることになりました。酷い道路事情を実感する長いバスの旅の始まりです。
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ラトビアは国土の98%が標高200m以下のほぼ平坦な地形であり、同じような風景が続き、だんだん眠くなってきました。
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予め覚悟していましたが、ラトビア側は道路事情が極端に悪く、高速道路も部分的で、砂や砂利の未舗装の道が長く続き、片側一車線の道路がアスファルト舗装の工事のために片側交互通行となった区間が多く、長い信号待ちが何度もありました。
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牛がいたり、のどかで牧歌的な景色もありますが、平らな土地が続くので、だんだん飽きてきます。
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このバス停で女性1名が乗車しました。リトアニアの一般的な集合住宅はこんな感じでしょうか。
リトアニアはIT関連産業が伸びていますが、かつては農業を営む国民が多く、大半がアパートなどの共同住宅で暮らしています。国民の6割近くがアパート暮らしで、戸建てに住む人は3割台と少ないようです。
トラカイに行ったときに可愛い戸建てが多いと思ったぐらいで、少ない旅行経験でも共同住宅ばかり目につきましたね。 -
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途中で通過した町。どこの町も人気が少なく、自転車で走る人を見つけて、思わず撮影しました。
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Rimiはリトアニアだけでなく、バルト3国に展開しているスーパーマーケット。このお店は8時〜22時が営業時間ですね。
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リエパーヤのバスターミナルに到着。リエパーヤ(ラトビア語:Liepaja)はラトビア西部、バルト海沿岸の都市です。
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リエパーヤのバスターミナルで降りた女性2人連れ。運転手さんに「トイレに行かせて!」とお願いしたら、『1分だけ。』と言われ、慌ててターミナルのビル内に駆け込んだものの、料金を払うところに並んでいる列を見て、置いてきぼりをくってはいけないと、トイレは諦めてバスに戻りました(涙)。
結局トイレ休憩も無く、頼みのバス内のトイレは使用禁止で、まだまだ長くて辛いバスの旅が続くのでした。 -
ほどなくして、リエパーヤのバスターミナルを出発しました。リエパーヤ(ラトビア語:Liepaja)はリゾート地でもあるので、ここで多くの乗客が乗り降りしました。
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三菱自動車の看板が目に留まり、撮影しました。
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リエパーヤ近郊では大規模な風力発電の設備がありました。
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ラトビアは国土の半分以上が森林で、標高100m以下の土地ばかりなので、国道A9号線はこのような平らな緑の風景が最も多いです。
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14時13分頃、「Riga 115、Liepaja 103」の標識が見え、リエパーヤからここまでの距離(103km)よりも長い残り115kmを停車ばかりしながら行くとなると、一体あと何時間かかるのだろう・・・と考えると泣きそうになりました。
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このバスはリエパーヤを出発後、予定では1時間後に「スクルンダ(Skrunda)」という町に停まることになっていました。その近くの旧ソ連秘密基地跡「スクルンダ1(Skrunda-1)」というラトビアのゴーストタウンがあり、2010年に町をまるごと競売にかけられて、ロシアの企業が落札したことで話題になっていたので、どんなところかなぁ・・・と気をつけていたのですが、乗り降りが無く、通過してしまったようでした。(トイレのことばかり考えてしまい、集中力を切らせてしまったこともあり、残念です。)
スクルンダ1のニュースは今も見れます。
http://jp.reuters.com/article/2010/02/08/idJPJAPAN-13774220100208 -
スクルンダ1の動画が以下にあります。バルト3国には日照時間が長い夏に旅行に行くことしかないので、冬はどんな感じなのかということもわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=OFJN5wfosZQ
近い将来、スクルンダ(Skrunda)やエルガワ(Jelgava)にも行ってみたいと思います。 -
何度も何度も片側一車線の片側交互通行の信号待ちに遭遇し、気が遠くなりました。このあたりから座席に正座で、トイレを必死に我慢するようになり、何も考えられなくました。
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おそらく、Jelgavaの近くと思います。貨物列車を見かけました。
今回、クライペダからリガまで時間がかかるので、トイレの心配の無い鉄道の旅も考えました。ところが、1日の運行本数が少なく、時間も悪く、やっぱりバスを選択したのです。
ラトビアの(バルト3国の)鉄道に関しては、日本の旧国鉄より酷い状態で、ロシア方面のアクセスを重点的に意識して組んでいるダイヤなのか、バルト3国の主要都市への乗り入れ、運行本数はとても少なく、乗継ぎ無しに他のバルト3国の主要都市に行けない状態でした。あまりに不便で、鉄道のほうがバスより料金も高いので、ほとんどの乗客がバスに流れて赤字状態らしいです。 -
このあたりで15時9分。予定では15時30分にリガ空港に到着ですので、本来ならリガ空港の表示でも見えてきていいところです。ところが、片側一車線の通行規制が延々と続き、運転手さんが道路に降りて状況を見通したりした挙句、両手を広げて「誰かリガ空港に行く人はいますか?」と尋ねられ、多くの方が「いいえ(ne[eの上に-])」と答え、「はい(ja[aの上に-])」という声が聞こえなかったので、「リガ空港には行かずに、直接リガのバスターミナルに急ぐ」というようなことをおっしゃいました。
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リガのダウガヴァ川(Daugava)でも道路沿いで工事が見られました。
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リガのダウガヴァ川(Daugava)の真ん中にあるザチュサラ島の上に建つ、「ラジオ&テレビ塔」です。高さは368.5mあり、ヨーロッパでは3番目、世界では11番目に高いテレビ塔です。
16時4分頃にリガのラジオ&テレビ塔が見えて、「もうすぐバスを降りられる!」と生きた心地がしました。
16時20分頃、バスターミナルに着いたときは、スーツケースを降ろすのも待てず、スーツケースのことは友達に頼んで、何はともあれトイレに駆け込みました。 -
今回の旅行で、リガで最後に1泊した「Opera Hotel & Spa」のツィンのお部屋です。
Raina bulvaris 33 Riga LV-1050, Latvija
Tel: +371 6706 3400
Fax: +371 6706 3401
E-mail: operahotel(at)operahotel.lv -
「Opera Hotel & Spa」のツィンのお部屋には、小さなデスクを置いた部屋が付いていました。
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ソ連が立てたラトビア・ライフル部隊の像です。
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右手の美しい建物はブラックヘッドの会館で、奥は聖ペテロ教会です。
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オープンカーから花束を持ってレストランに入る男性がたまたま写ってしまいました。
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本物の鳥です。
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リガ城(Rigas Pils)です。2013年に火災に遭い、2015年7月24日現在修復中でした。
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リガ城を使用していた大統領官邸はラトビア歴史博物館に移転しています。
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クロンヴァルダ公園を抜けて、アルベルタ通りを目指しました。
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仲良く遊ぶ二人の男の子と通行人の女性。
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残念な落書きも結構目につきました。
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アルベルタ通り12番地[Alberta iela 12](1903年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の共同住宅。
民族ロマン主義を取り入れた代表的な建物だとか…。 -
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途中で立ち寄ったアトリエのような雑貨屋さんです。ユーゲント・シュティール(アール・ヌーボー)な雰囲気の小物やレトロな品物や「ユーゲント・シュティール建築群」に関する書籍などを売っていました。Tシャツを試着させていただきましたが、Sサイズしか無く、着れたのですが、ゆったりと着たいので購入は見合わせました。
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アルベルタ通り13番地[Alberta iela 13](1904年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の共同住宅。
角地で一際目立つ建物のファザードに動物、植物、喜怒哀楽を表す人面、叫ぶ女性像が施され、一つ一つをじっくりと見たいと後ろ髪をひかれる思いで、次の建物へ。 -
アルベルタ通り13番地[Alberta iela 13](1904年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の共同住宅。
正面上部には王冠を被った男性の頭部像があり、女性の上半身や喜怒哀楽に満ちた女性の顔がいっぱい。リガのエリザベテス通りとアルベルタ通りにミハイル・エイゼンシュテインの最高傑作が多く残されていますが、妻とのリガでの怒涛の結婚生活(in Riga during the period of these stormy relations with his wife)の影響が強いのだとか・・・。 -
アルベルタ通り13番地[Alberta iela 13](1904年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の共同住宅。
正面上部には王冠を被った男性の頭部像があり、一際目につきます。 -
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ストレールニエク通り4[Strelnieku ilea 4]で見かけたミツソフ私立学校(1905年、ミハイル・エイゼンシュテイン)。
多くの繊細なモチーフが壁面を埋め尽くしていて、上部は修復中なのか保護ネットが被せられていて、綺麗に撮影できないのが残念でした。
かつては私立学校で、現在も経済の学校になっているそうです。 -
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アルベルタ通り11番地[Alberta iela 11](ミハイル・エイゼンシュテイン)の共同住宅。
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アルベルタ通り8番地[Alberta iela 8](1903年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の建物。青いレンガとライオンが特徴的。
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目に留まったお土産物屋さんはこの1軒ぐらいで、お店が沢山集まっているというようなことはありませんでした。
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アルベルタ通り[Alberta iela](1904年、ミハイル・エイゼンシュテイン)のリェベディンスキー共同住宅。
折衷様式が特徴のユーゲント・シュティール建築の傑作だとか…。
屋上両脇の狛犬のようなライオンは安全を意味するそうです。 -
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アルベルタ通り2a番地[Alberta iela 2a](1906年、ミハイル・エイゼンシュテイン)のボグスラフスキー共同住宅。
正面玄関の2体のスフィンクスと赤いタイル付の「柵」のようなファザードで、他の建築物とは異なる趣向で印象に残りました。
屋上に空を見せる天窓を造るために、屋根裏部屋が設けられているそうです。 -
アルベルタ通り2a番地[Alberta iela 2a](1906年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の建物の正面玄関の2体のスフィンクスのうち1体。
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アルベルタ通り[Alberta iela]にガイドブックに掲載されるような人気の建物が集中していました。
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アルベルタ通りとエリザベテス通りに交わるアントニハス通り(Antonijas ilea 13, Riga)で明るく開放的なレストラン『MUUSU』を見つけて、リガの空港でいただいた手持ちの地図を開くと、まさにこのレストランが載っていて、ここで夕食をいただくことにしました。
http://www.muusu.lv/en/about-us -
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“本日の魚料理(Fish catch of the day, Homemade pasta, fried artichokes, olives, crushed hazelnuts, cherry tomato sauce, 8.80 EUR)”を注文しました。
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コーヒーを注文すると、フィンランドの老舗コーヒーPAULIG社のカップで出てきました。
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デザートに注文した“ホワイト・チョコのフレッシュ・チーズケーキ(White-chocolate fresh-cheese cake sugared raspberries, red-currant rhubarb sorbet, mint sause, 5.50 EUR)”です。芸術的な、アール・ヌーボー(ユーゲント・シュティール)を思わせる一品でした。
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リガでよく見かけたPANDA taxiです。
http://www.pandataxi.lv/ -
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エリザベテス通り10b番地[Elizabetes iela 10b](1903年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の建物は一際繊細なファザードで、ガイドブックを見なくても、思わず立ち止まってしまう魅力的な建物でした。
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エリザベテス通り10b番地[Elizabetes iela 10b](1903年、ミハイル・エイゼンシュテイン)の建物の最上部を飾る人面と両サイドのデフォルメされた面長の人面は記憶に残ります。
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ホテルの近くに戻って来ても、町中の建物に人面や人体の彫刻が組み込まれたファザードが多く、リガの町全体が“ルーブル美術館”のような建築美の宝庫だと改めて実感しました。
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午後8時30分頃、ホテルの近くのMcDonaldが入居する建物の前に戻ってきました。
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