2015/09/25 - 2015/09/25
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」、このシリーズは回を重ねてもうPart,51です。
今回も山野草やら滝やら夕日やらとまとまりがないので「福島・四季・彩々」で括りました。
紅葉にはまだ早い福島ですが野の花はすっかり秋の装いです。
写真的には少々物足りなさを感じなくもないですが、
山々が色付いてくればあそこも行きたい、こちらも行きたいと
紅葉の追いかけっこになるので今が一番のんびりできる季節かも知れません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
この時期あまたのブログに登場する彼岸花ですが初秋ならではの風物詩としてご覧くださいませ。
ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)は説明するまでもなく
稲の伝来頃に中国から伝わった史前帰化植物です。
全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイドを多く含み、誤食した場合は吐き気や下痢
ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたるそうです。
田んぼの土手や畦で多く見られるのはネズミ、モグラ、虫など
田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌らう忌避植物として
お墓で見られるのは土葬後
死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐための忌避植物として
代々人間の手で増やされてきました。
大飢饉の時は救荒植物として、毒を抜いて食べたそうです。
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☆棚田のヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
町内のなだらかな棚田の畦に咲くヒガンバナ。 -
☆棚田のヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)とススキ
今年はヒガンバナの開花は早く、逆に稲の色付きがやや遅い印象です。 -
☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)とキアゲハ
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☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
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☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)とネコジャラシ:エノコログサ(狗尾草/イネ科エノコログサ属)
ネコジャラシの正式名はエノコログサ。
犬の尻尾に似るところによりますが、俗名が猫じゃらしと相反するような呼び方が面白いですね。 -
☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
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☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)とサワヒヨドリ(沢鵯/キク科ヒヨドリバナ属)
サワヒヨドリは全国の湿地や田んぼの畦など湿った場所に自生します。 -
☆棚田のヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
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☆ヒガンバナ(彼岸花/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
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☆キバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)
近く里山の土手でキバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)が見頃です。
キバナアキギリは本州・四国・九州に分布し丘陵地や山地の林縁、林床に
広く自生し、明るい林縁などではよく群生します。
名前の由来は青ムラサキ色したアキギリ(秋桐/シソ科アキギリ属)に似て花が黄色いことと、根元の葉っぱが桐の葉に似るところによります。
残念ながら福島には青ムラサキ色したアキギリ(秋桐/シソ科アキギリ属)は分布していません。 -
☆キバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)
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☆キバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)
キバナアキギリの大きな特徴は花の上部先端から飛びだした赤紫の糸のようなもで
これは花柱(メシベの一部)で虫をおびき寄せる装飾の役目をしているらしいです。
中央にある赤紫色の点々は雄しべの一端(仮りオシベ)で
花にもぐり込んだ虫がそこを押すと
シーソーの原理で上唇の内側に隠れている本当のオシベ下に下がり
花粉が虫の背中につきメシベに受粉させる凝った仕組みなんだそうです。 -
☆ツリフネソウ(吊り舟草/ツリフネゾウ科ツリフネソウ属)&☆キバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)
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☆ツリフネソウ(吊り舟草/ツリフネゾウ科ツリフネソウ属)&☆キバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)
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☆福島県天栄村 羽鳥湖周辺 地図
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2529058,140.0821703,17602m/data=!3m1!1e3
一般的には長い連休となった今年のシルバーウィーク。
私は基本的には行楽客の多い日祭日は休まないのですが
運悪く1日だけ祭日と重なり、天気もいいのに家に閉じこもるタイプでもないし、
どこに出かけようか悩んだすえ、近場で渋滞混雑がなく観光客はまず行かない羽鳥湖高原の隠れ滝や湿地の山野草を見に行くことにしました。 -
☆立矢川の滝
この日は朝から夕方まで快晴に予報だったので、
滝に陽射しの当たらない朝のうち撮影しようと我が家を6時に出て
6時40分には“立矢川の滝”到着。
途中、明神滝のある黒沢周辺にはすでに渓流釣りの人のと思える
県外ナンバーの車を数台見かけましたが、立矢川の滝はガイドブックはもちろん地図や天栄村観光協会でさえ紹介していない滝なので予定通りの貸し切りです(^^♪。 -
☆立矢川の滝
“立矢川の滝”は橋の上から見ることができる“明神滝”の尾根一つ反対側(北側)にありますが、滝へ到る道がないので訪れる人は余りいない“隠れ滝”です。
立矢川の滝に到るルートは幾つかありますが、一番分かりやすいのは更目木集落の赤石川と立矢川の合流地点から立矢川を沢登りすれば迷うことなく到達できます。が、長靴では少し厳しく胴長のほうがベストです(危険な場所はありません)。
もう一つは合流地点脇の山道から途中の畑や森を抜けて行くルートです。
胴長は必要ありませんが、分かり難いルートです。
立矢川林道からもアクセスできますが、基本的には一般車両は進入禁止ですし、
駐車する場所やUターンする場所、滝へのルートがわかり辛いと思います。
明神滝からは最短で車で10分+徒歩5分ほどです。
あまり詳細に書くと隠れ滝にならなくなってしまうので、
初めての人はとりあえず更目木集落から沢登りするのが無難です。 -
☆立矢川の滝 下段
立矢川は郡山市と天栄村の界にある会津布引山(10,82m)を源流とし郡山側の川は猪苗代湖に注ぎ、日橋川を経て阿賀野川となり新潟で日本海に注ぎます。
天栄村の立矢川は赤石川、黒沢などと合流し、鶴沼川、大川、阿賀野川を経て日本海に注ぎます。
立矢川の滝は滝幅が8m、落差は上段と下段合わせ12mくらいの段瀑です。
けして大きな滝ではありませんが、観る位置により様々な表情を持った魅力的な滝です。 -
☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 下段
立矢川の滝は上段と下段の間がテラス状になっていて
下段は落差はありませんが裏見の滝のように滝の裏側が大きく窪んでいて
水量が多くなければ斜め裏からも撮影できます。 -
☆立矢川の滝 下段
滝を正面に見て、左側の岩場が緩斜面なので中段のテラスに登ることができます。
その緩斜面から下段の流れはとてもフォトジェニックでお気に入りのポイントです。 -
☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 中段のテラス
上段と下段の間がテラス状になっている中段。
一応、上段と下段を合わせて“立矢川の滝”ですが、
全く形状の違う二つの滝です。 -
☆立矢川の滝 下段
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☆立矢川の滝 上段
中段のテラス左手には年代物の流木が折り重なっています。 -
☆立矢川の滝 ダイモジソウ(大文字草/ユキノシタ科ダイモンジソウ属)
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☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
前回撮影したときは下段の撮影中のカメラが突然プッツン。
ウンともスンとも言わなくなってしまい、あえなく入院。
入院治療費は5年保険でまかなえましたがよく故障するカメラです(ーー;)。
大型家電販売店などでもデジタルカメラは店側の長期保証対象品になっていないとい言うことは、故障しやすい商品ってことなんでしょうかね(-"-)。 -
☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
豪快な滝ではないけど様々な表情を見せてくれる優美な滝です。 -
☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
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☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
中段から上段の滝を撮影したあとはまた下流に戻り
滝正面右手前の急斜面を登り滝の落ち口に大きく回りこみます。
最上部から見下ろす滝も“ひょんぐり”具合がイケテマス。 -
☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
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☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
滝の落ち口を対岸に渡り反対側からひょんぐり滝を見下ろしました。
朝7時半頃になったらだいぶ朝日が射してきました。
撮影的には早朝に訪れて正解でした。
この時、下流から釣り人2人が立矢川の滝の下段までやって来ました。
もう数え切れないくらい訪れている立矢川の滝ですが、
カメラマンはもとより釣り人を見たのも初めてです。
さすがシルバーウィークだなと実感(^^ゞ。 -
☆立矢川の滝 上段(ひょんぐり滝)
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☆更目木の滝
立矢川の滝の直ぐ上流にある“更目木の滝”(ざらめき) -
☆立矢川渓流
立矢川の滝のさらに上流にある立矢川渓流に着いた頃はついに太陽が燦々と射し始め、私の技量では上手く撮れそうにないので潔く撤収しました(^_^;)。 -
☆精霊の森
立矢川渓流沿いの森で見つけた可愛いキノコ。
山野草はけっこう詳しいのですが、山菜やキノコには手を出さないので
名前がさっぱり分かりません。
ようするに覚える気がないんですね(^_^;)。 -
☆福島県玉川村 乙字ヶ滝
シルバーウィークは晴続きだったので車で6,7分のところにある
夕映えの乙字ヶ滝を撮りに出向きました。
乙字ヶ滝は福島県須賀川市と玉川村の境にあり、那須連峰を源流とする阿武隈川がこの地で石英安山岩質凝灰岩の断層をつくり、滝が乙の字の形をして
流れ落ちることから「乙字ヶ滝」と呼ばれ、阿武隈川本流唯一の滝です。
滝の落差は4、5mほどですが、水かさが増すと100mの川幅いっぱいに落下するようすから小ナイヤガラの滝ともいわれ、「日本の滝100選」に選ばれています。
地元民ながら100選は選ばれたのはどうかな?と思いましたが、
おそらく滝そのものの立派さより
松尾芭蕉が訪れ俳句を詠んだ歴史&文学的価値が加味されたのでは推測します。
「日本の滝100選」にしては昼間観る滝は少々ガッカリ滝ですが、
実は乙字ヶ滝は観光客がいなくなった夕景がお薦めです。
でも、洛陽する場所は遥か彼方で乙字ヶ滝からは周囲の里山が邪魔で直接的な洛陽は見られないので夕焼けを狙うしかありません。 -
☆福島県玉川村 乙字ヶ滝
平日はほとんど釣り人さえいない乙字ヶ滝ですが、この日はさすが連休中ってこともあり、滝の周囲にはぱっと見10人ほどの若い釣り人たちがいました。
ルアーによるバス釣りがメインのようで、たまに鯉や鯰も釣れるそうですが、すべてリリースするそうです。
『食べないの?』と聞いたら『食べられるんですか?』と逆に質問される始末。
う〜ん、時代だね・・・・(笑)。 -
☆福島県玉川村 乙字ヶ滝のブラックバス。
2匹同時に釣り上げたので記念に撮らせてもらいました。
大きな獲物はスマホで撮って記録していました。
この日一番の大物は40cmだったそうな。
せっかく釣った魚を食べないなんて飽食の時代やね〜・・・(^^ゞ。 -
☆福島県玉川村 乙字ヶ滝
関東東北豪雨の影響か未だに水量が多い乙字ヶ滝。
豪快さは良かったけど、結局この日は夕焼けにはならず
あえなく撤退。
ま、近くなのでまた狙います。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地 ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
写真が前後してしまいましたが、“立矢川の滝”撮影後は羽鳥湖周辺の湿地で今が見頃の山野草を撮影しました。
地元の私が言うのも何ですが・・・・
羽鳥湖周辺ってこの時期紅葉もしていないし、ふつうにドライブしても取り立てて絶景など無いのすが、けっこう交通量が多く驚きました。
それもすれ違う車の8割が県外ナンバー。
国道118号線は会津や下郷に通じているので、大内宿とか鶴ヶ城にでも行くのかな??
ま、それはさておき
羽鳥湖周辺には一般観光客は来ない小さな湿地が点在し、
この時期はウメバチソウ、オヤマリンドウ、ムラサキミミカキグサなどが見頃です。
湿地は木道が整備されていないこともあり、道路や道の駅の混雑が嘘のような静けさです。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地 ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)は日本各地や台湾・東アジア北部・樺太・千島に分布する多年草で主に山地の湿原・湿地、湿った草地などに生育し、花の形が家紋の梅鉢紋に似ているのでウメバチソウと呼ばれています。
家紋の梅鉢紋と言えば菅原道真が有名ですね。
道真が家紋に梅の花を使った記録はないそうですが梅の花をこよなく愛したことで知られ陰謀により福岡太宰府に流されたおりには
『東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』を
詠んだとされています。
藤原道真の死後、疫病や異常気象など不吉な事が続き
これを「道真の祟り」と恐れ
醍醐天皇の勅を奉じ大宰府に安楽時天満宮を建立しその霊を護めたそうです。
その後、大宰府天満宮は学問に秀でた道真にあやかり学問神様として
厚く信仰され全国に天満宮が分詞され、シンボル的梅鉢紋があやかり家紋とした家が多くなったそうです。
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☆天栄村羽鳥湖高原湿地 ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
ウメバチソウには糸状に裂開した仮オシベと団子状のオシベがあり
まず仮オシベが開き、その後本当のオシベが1本ずつ開いていくユニークな花です。
この仮オシベがとても美しく、人間が見ても惚れ惚れしますが
虫たちもついおびき寄せられます。
でも、美しいという感覚はあくまで人間の想いで
昆虫にすれば蜜のようで美味しそうに見えるのでしょうね(^^ゞ。
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☆天栄村羽鳥湖高原湿地 ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)
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☆天栄村羽鳥湖高原湿地 ムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)
ウメバチソウが咲く湿地ではムラサキミミカキグサも見頃でした。
ムラサキミミカキグサ(紫耳搔き草/タヌキモ科タヌキモ属)は北海道〜屋久島の湿地に分布する食虫植物で分布域は広いのですがなんと42都道府県で絶滅種や希少種に指定されています。
泥の中に地下茎と捕虫嚢を持ち、小型の動物プランクトンなどを捕まえ栄養にするそうです。
所々に小さなヘラ状の葉を付け、8〜9月に7〜10cmほどの花茎を伸ばし2mmほどの小さな紫色の花を咲かせます。
あまりに小さな花なので撮影はいつも難儀します。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地 サワギキョウ(沢桔梗/キキョウ科ミゾカクシ属)
湿地では名残りのサワギキョウもまだ少しだけ咲いていました。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地 オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
オヤマリンドウは中部地方〜東北南部の亜高山〜山地の湿った草地や湿地に自生します。
ライトブルーの花が上部にまとまって咲き葉脈の3本線が特徴です。
良く似たエゾリンドウは花が何段にも咲くのが特徴と言われますが
オヤマリンドウも株によっては2段に咲きます。
逆にエゾリンドウでも上部にしか咲かない株もあるのでこの違いだけでは判別になりません。
花色はエゾリンドウの方が濃い青のように見えます。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地 オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆天栄村羽鳥湖高原湿地 オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆里地のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)2014年10月
オヤマリンドウは花がぱっと開かないので里で咲き普通のリンドウとは一目瞭然です。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地
オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)とイチモンジセセリ。
この日は快晴だったので、これでもいつもより開いているほうです。 -
☆天栄村羽鳥湖高原湿地 オヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
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☆オケラ(朮/キク科オケラ属) 両性花
町内の里山の林縁でオケラが見頃になりました。
オケラ(朮/キク科オケラ属)は本州以南、朝鮮・中国に分布する多年草で明るい草原や林縁などやや乾燥ぎみの所に生育します。
新潟、富山、高知など19都府県では絶滅危惧種に指定され福島県でもそう多く見られる花ではありません。
町内の里山にもポツポツとあるのですが手入れが良すぎる里山だと下刈りされる場合が多く見られない年もあります。
オケラには雌花だけが咲く雌株と両性花が咲く両性株があります。
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☆オケラ(朮/キク科オケラ属) 両性花
両性花は咲き始め青っぽい花柱のオシベだけですが
時間の経過と共にオシベの真ん中からメシベが伸びてきます。
ようするに一つの花柱に雄雌が同居していて
雄の機能と雌の機能の時差で機能する『雌雄異熟』と言うわけです。
雄が先に先熟するタイプを雄性先熟(ウメバチソウ、ゲンノショウコ、アカバナ)雌が先に先熟するタイプを雌性先熟(ショウジョウバカマ、ミズバショウ、コブシ)と言うそうです。
これに当てはめるとオケラの両性花は雄性先熟のようです。
この雄性先熟の時に花を見ると雄株&雄花に見えるかもしれませんが
ほとんどはその後メシベが伸びてくると思われるのでオケラには雄花だけの株や花は無いのかも知れません。
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☆オケラ(朮/キク科オケラ属) 両性花
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☆オケラ(朮/キク科オケラ属) 両性花
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☆オケラ(朮/キク科オケラ属) 雌花
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☆紅花オケラ(朮/キク科オケラ属) 雌花
町内の里山で数年前咲いていたベニバナオケラ。
その後、同じ場所にオケラは咲くのですが
なぜかみな白いふつうのオケラだけ。
紅花が見られたのはこの年だけでした。 -
☆草池&岩瀬牧場周辺 Map
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2449227,140.3617253,4497m/data=!3m1!1e3
シルバーウィークの雲一つない素晴らしい天気の日、
久しぶりに近く池に夕焼けを撮りに行きました。 -
☆草池と那須連峰の夕焼け
ここは普段はどうってことのない農業用溜池なんですが夕焼けがとても映えます。
私の町は丘陵地なので農業用の溜池はたくさんありますが、民家はもとより電柱、電線、ケータイ用アンテナなどが目立つので池が多い割りには夕日が映える池ってありそうでありません。 -
☆草池と那須連峰の夕焼け
以前は高圧電線の鉄塔が目障りなので、撮影スポットしては全く注目していませんでした。
が、いよいよネタ枯れの時、開き直って邪魔な鉄塔を中心に据えてみたら
あらま不思議、違和感がないどころかけっこう絵になるじゃありませんか。
それ以降、撮りようによっては人工物と自然の調和もありなだと発想が変わってきました。 -
☆草池と那須連峰の夕焼け
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☆草池と那須連峰の夕焼け
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☆草池と岩瀬牧場の森の夕焼け
岩瀬牧場は明治初期に宮内省直営の牧場になり、明治40年にはオランダから乳牛13頭や農機具を輸入し日本初の西洋式牧場になりました。
そのとき日本とオランダの友好記念として『鐘』が贈られ牧場で時を告げていました。
当時、この牧場を訪れた杉浦楚人冠の詩を基に唱歌『牧場の朝』が生まれたそうです。
昔の鐘は現在保存され鳴ることはありませんが、
町内放送では折に触れ『牧場の朝』のオルゴールが流れてきます(^^♪。 -
☆草池と那須連峰の夕焼け
大きな魚が突如飛びはね大きな波紋が広がりました。
静寂でとても美しい夕暮れどきです。 -
☆草池と那須連峰の夕焼け
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☆草池と那須連峰の夕焼け
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☆草池と那須連峰の夕焼け
優美な山容の二岐山の手前辺りが自然観察のマイフィールドである『羽鳥湖高原です』 -
☆草池と那須連峰の夕焼け
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☆草池と那須連峰の夕焼け
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☆岩瀬牧場の森の夕焼け
いつも最後までご覧いただきありがとうございます。
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