2015/09/19 - 2015/09/22
354位(同エリア1671件中)
ごんじさん
シルバーウィークは、3泊4日で北アルプスを縦走してきました。
連休前はイマイチな天気が続いていたけど、連休中はずっと快晴!
奇跡でしたね~。
山の紅葉といえば、上高地から行ける「涸沢カール」が有名。
登山する人でなくても一度は行ってみたい日本の絶景といったところか。
でもものすごーく混むことでも有名で、シルバーウィークなんてどれだけ混むのか・・・
どの山小屋情報を見ても「想像を絶する混雑」とか「爆発的に混む」とか予想されていて、
トイレ待ち30分とか、1枚の布団に4人とか5人とか・・・地獄絵図。
うむ、やっぱりムリだな。
というわけで、なるべく人の少なそうなマイナールートを探して、
「室堂~五色ヶ原~薬師岳~折立」という、登山やっている人でも知らない人がいるかもしれない
ルートを歩いてきました。
が、甘かった。ここも人がいっぱい(~_~;)
シルバーウィークを甘く見ちゃいかんですね~。
でも天気に恵まれて、楽しい山行になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
スタート地点・室堂までは、新宿から夜行バス「あるぺん号」で。
先月に続いてまた来ちゃったよ、室堂。
先月も夏休みでそこそこ混んでいたけど、今日はそれ以上だなぁ。
ターミナルは人でいっぱい。
ここで朝ご飯食べようと思っていたけど、無理無理! -
着いたときは天気がイマイチ。
霧雨のような雨が降っていたので、スタートからカッパ着用。。 -
「五色ヶ原方面」へ向かいます。
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トボトボ歩いていたら・・おや、青空が出てきたぞ!?
みなさん、いっせいにカッパ脱ぎはじめます。 -
チングルマも真っ赤に紅葉。
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ちょい登ってから、室堂を俯瞰。
想像していたより紅葉が進んでいるなー。
今年は夏の花のシーズンも2週間ほど早かったし、紅葉も早いのかも? -
まず、浄土山を目指します。
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浄土山の山頂から、剱岳・立山連峰の眺めがすばらしい〜(*´▽`*)
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先月歩いた、一ノ越〜雄山のルートが見えます。
今日もたくさんの人が歩いているんだろうな。
いい天気でみんなよかったね〜。 -
さて、今回のルートは「アップダウンが何度も繰り返されるシンドイコース」です。
浄土山を過ぎたあたりから、その片鱗が・・・ -
ハシゴ。まぁこれは大したことないけど。
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室堂から、歩き始めて3時間半、獅子岳に到着。
ここからは360度パノラマ絶景が見られる!絶景を見ながら昼食!
・・の予定だったけど、着いた時にはガスガス。
まぁいいやと、昼ご飯食べ始めたら雨(~_~;) -
雨はやんだものの、ガスで真っ白(゜_゜)
そんな中、今日の核心部に突入。
獅子岳からザラ峠まで、標高差400mの激下りです。
ガレガレで足場の悪い道を急降下。疲れるー。
途中のハシゴ場では渋滞発生。 -
鎖を伝って下りると・・・
-
ほとんど垂直のハシゴが。まぁ大したことないんですが。
このお兄ちゃんみたいに大きなザック背負っていると、ちょっと怖いかも。 -
1時間ほど、ひたすら下ってザラ峠に到着。
このザラ峠は、戦国時代の武将・佐々成政が家臣18人を連れて厳冬期の北アルプスを
横断したという逸話があるところ。
こんなキツイ道を厳冬期に?本当かしらん?
ザラ峠から、今度は登り。
ここで休憩しちゃうともう立ち上がれなくなりそうなので、休まずすぐ出発。
ここを登ったら今日のゴールだ! -
30分ほど、ひーこらひーこら登ったところ、この標識。
やったー、小屋に着いたー! -
と思ったら、そこから小屋までまだ遠かった。。
木道は歩きやすいけど、この先ずっと階段。
太ももがピキピキ割れそう。
「ファイト!」 -
15分ほど登ると、おおっ今度こそ小屋が見えてきた!
青空も見えてきたー! -
1日目はここ、五色ヶ原山荘に泊まります。
6畳のお部屋に4人、広々でした。 -
五色ヶ原は標高2500mに広がる台地で、夏には花が咲き乱れる楽園らしい。
さすがにもう花は終わり、草紅葉になっていました。
目の前には、今日歩いてきた鬼岳や獅子岳(たぶん)が見え、広々した草原地帯が
とても気持ちいい(´ω`*)
簡単に来れるところではないけど、いつか花の季節にまた来てみたいなぁ。 -
晩ご飯は2回転。メインはエビカツでした。
そういえば、五色ヶ原山荘ではお風呂に入れると聞いていたのだけど・・さすがに連休はやらないのね。
それとも小屋締め近いからかな?
期待していたので、ちょっと残念でした。 -
2日目。5時から朝食。
-
ちょっと雲が厚いけど、赤く染まってきた。
きっとこれから晴れるはず!
出発します。 -
最初は木道歩き。
歩きやすいな〜と思ったらこれが・・・表面が凍ってツルツルで滑る滑る!
20分くらい凍った木道と格闘して、歩き出しから疲れ。。 -
正確な名前はわからないけど、いわゆる野イチゴ。
ちょっと酸っぱくて、ちょっと苦くて、でも甘くて、おいしい。 -
振り返るとこの景色。
さっき出発した小屋と、五色ヶ原の池塘と立山の山並み。
うーん、とっても気持ちいい景色(´ω`*) -
そして、これから進む方向。
思った通り、晴れてきたぞー。 -
-
なだらかで広い道。もう周りは山しかない。
深い山の中を歩いている感じだな。
でもアップダウンはあります。
250m下って、250m登って、、
なだらかそうに見えて実はキツイ。ひぃひぃ。 -
ネバリノギランの紅葉。オレンジ色がとても目立ってます。
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越中沢岳に到着〜。
と言っても、聞いたことない山だけど。
見晴らしがいいので、ここでちょっと休憩、エネルギー補充します。
双方向からたくさん人が歩いてきて、ここは交差ポイント?
なぜか外人さんが多かった。 -
明日行く予定の薬師岳が遠くに見える。
大きな山だなぁ。。登れるのだろうか。。 -
ここから先もザレた急坂。
両側切れ落ちたところやロープもあったりしてゆっくり慎重に(ノロノロと、とも言う)歩きます。 -
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紅葉と薬師岳。
-
どこまで下りるねん(怒)!?とうんざりする激下り。
ほんとにこのルートはアップダウン&アップダウン&アップダウン。。 -
青空と紅葉。
思っていたより紅葉が進んでいて、とってもきれい〜。 -
今日のお宿、スゴ小屋の標識が出てきたぞ。
-
薬師岳と、これから歩く道と、稜線の真ん中あたりに小さく小屋が見える。
遠いなー。
でも天気が良くて気持ちいいから、頑張って歩こうとポジティブに思える。
天気がいいって正義! -
こういう岩岩ルートは、登るのは楽しいけど下るのはしんどい。
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-
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「ゆとりこそ 無事故につながる 道しるべ」
うん、その通り。
ムリな計画を立てて焦って歩いたら、絶対転びそうなこのルート。 -
太陽の光をサンサンと浴びたので花が開いているリンドウ。
そのまわりを飛び回る虫。
もう虫はいないと思って虫除けスプレー持って行かなかったけど、まだまだ現役でした。 -
-
スゴ乗越小屋のテント場に到着。
ここのテン場は狭くて場所取りが大変だと聞いていたけど、ほんとに狭い。
お昼12時前の時点でほぼいっぱい。 -
そして小屋も、この状況。。
そもそもキャパが小さいので予想していたけど、これ見るとやっぱり疲れがどっと出るな。。 -
中は男女混合の相部屋。
まだ時間が早いからこんな感じだけど、夕方頃には足の踏み場もないくらい
ザックが並べられて、足引っ掛けて転びそうになることもたびたび。 -
小屋の2階にテラスがあって、そこでマッタリ。
特に絶景が見られるわけじゃないけど、のんびりいい感じです。
人が多いことをのぞけば・・
もうね、次から次へとどんどん人が入ってくるのよ。
でもここがこんなに混むのは、1年に何日もないんだろうけど。 -
お昼ご飯に「こだわりうどん」をいただきます。
こだわって作るので時間がかかると書いてあったけど、本当に手間がかかった
おいしいうどん。細麺で具たくさん。
本当は“1日5〜8食しかない”という特製カレー「トマトとトーフのスパイスカリー スゴ乗越風」を食べたかったんだけど売り切れ!
ガッカリしていたら、残っていたルーを少しだけつけてくれましたぁ(^^♪ -
夕食は17:00〜。おかずの数も多くて美味しかった。
食堂は談話室でもあるんだけど、今日はとても混んでいて食堂も寝室として使うとのことで、
さっさと食事を済ませて出なければならず。
他に居場所がないので、食事が終わったら寝るしかない。
でも布団2枚に3人だとやっぱり狭くて寝苦しい。
1時間おきに目が覚め、早く朝が来ないか早く早く、と時計ばかり見て過ごす夜。
こういう時、テントへの移行を考えるね。 -
3日目。朝ご飯は5:00〜。
-
食べ終わって、5:30頃にご来光。
-
今日はコースタイム4時間半ほどしか歩かない予定なので、出発もノロノロと6:30。
タルチョが飾ってあって、可愛い小さなスゴ乗越小屋。 -
今日も紅葉がきれいだね〜。
-
空が高くて秋を感じる。
歩いている2人は外人さんの女性。
なんでこんなマイナーなルートを歩いているんだろ? -
-
-
薬師岳がラスボス的に登場〜。かっこいいわぁ〜。
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岩にペンキで書かれた○印を探して登ります。
下ばかり向いて歩いていると○印を見失いそうで、友達と確認しながら歩きます。 -
北薬師岳に到着。
まぁ要するに、薬師岳の北にある山ってわけで・・
騒々しい3人組が我が物顔に座り込んでいたので、写真だけ撮って通過。 -
いよいよ薬師岳に向かいます。
山と高原地図ではコースタイム40分と書いてあるけど、絶対無理。
いろいろな登山レポやブログを見ても「40分は厳しい」と書いてあって
実際、無理でした。1時間かかっちゃった。
なんだろ、この40分って。トレラン?? -
ガスが出てきちゃったーー(~_~;)
-
真っ赤なウラシマツツジに慰められながら歩く。
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ついにラスボス「薬師岳」にとうちゃこ〜(^ω^)
ガスってるけど・・
休憩しつつガスがはれるのを待ってみたけど、晴れる気配なし。
今日は無理そうだな。 -
金作谷カール、かな。
薬師岳の東面には大きなカール(圏谷)が4つも並んであり、「薬師岳の圏谷群」として
特別天然記念物に指定されている。
うん、確かにすごいカールだった。 -
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避難小屋跡。
三方に壁があるだけの小さな建物で、強風の時など、5,6人が立って一時待避することは
できそうな? -
50年前にここで起きた愛知大学山岳部大量遭難事故の慰霊ケルン。
山頂から太郎平へ下りるべきところ、間違って別の峰を下りてしまい遭難。
その峰は今は立ち入り禁止になっており、分岐にこのケルンが立っています。 -
小屋が見えてきた〜。
見えてからが遠い、山小屋あるある。。 -
薬師岳山荘に到着〜。
-
今日のお部屋。
一応個室を予約してけど、まぁそんなのあり得ないということで・・
それどころか、布団2枚に3人、だと?
おかしいぞ・・今日は混んでいないと聞いていたのに・・激混みやん・・・ -
お昼ご飯にラーメン。1100円もします。高い。。
-
白玉あんみつ〜(*´▽`*) 800円(*´▽`*)
この小屋はスイーツが充実していて、これ以外にもフルーツポンチ、抹茶(お菓子付き)、
白玉ぜんざいなど、いろいろ。
全部食べたかったけど時間がなくてこれだけ。
白玉がふわふわ柔らかくてボリューム満点で美味しかったな〜。 -
晩ご飯。
今日は激混みで、5回転だったかな?私は1回転目で、なんと16:30〜。早い!
同室の人は19:30〜。その差3時間。これはきついね。
食べ終わるまで寝られないもんね。
ケチャップで「やくし」って書いてある(笑) -
4日目。
ご来光を見に、薬師岳にまた登ります。
槍さまと、富士山も見えるよ〜。 -
ご来光を待つ人々。
待っている間、めっちゃ寒い!!!!
お腹と背中にカイロ貼り付けて来ればよかった、と後悔。 -
出たぁーー。
今日もいい天気になりそうだなぁ。下山しちゃうのがもったいない。 -
寒いので撤退(*_*)
山頂にはこんなに人が。 -
赤く染まるカール。
-
神々しいですなぁ。
そして太陽が出ると全然寒くなくなる。本当に偉大だ、太陽ってやつは! -
朝食は小屋では頼まず、自分の持ってきた食料を消化する作戦。
食堂の片隅で食べさせてもらったけど・・
小屋の朝食が美味しそうで・・失敗だったか。
だって生卵があったんだもん。卵かけごはん、おいしそうだったなぁ・・
小屋の窓から見える山並み。槍さま〜。 -
薬師岳山荘と薬師岳にお別れして、そろそろ出発。
卵かけごはんとフルーツポンチを食べるために、いつかリベンジする・・かも! -
今日は本当にいい天気。
ここから先は、北アルプス裏銀座や雲ノ平など人気ルートにつながるので
行き交う人も増えてくる。
薬師岳だけピストンで登る人も多いし、ファミリーも多い。 -
-
薬師峠キャンプ場。
なかなか気持ちよさそうなテン場です。 -
ふわわあぁぁ・・なんて歩きやすいトレイルなの(*´▽`*)
スキップしてしまいそう〜。 -
太郎平小屋。
今回と逆のルートを歩いた場合、1泊目はここになるかな。
この小屋、昨日も布団1枚に1人で余裕だったとか。
えー、こっちの方が混んでいると思って薬師岳山荘に泊まったのにー。 -
小屋の前にはベンチがあって、たくさんの人がくつろいでいました。
我々も1時間以上ここでまったり。
先月登るはずだった黒部五郎岳が見える・・いつかきっと・・ -
この先もこんな感じで、ポクポクお散歩気分。
目を上げれば剱岳、振り返っては薬師岳、絶景の中をニヤニヤ笑いながら歩く女。 -
目を上げれば・・剱岳&立山連峰。
-
振り返れば・・薬師岳。
実はこの先は石ゴロゴロの歩きにくい道が出てくるわけですがー、
まぁこの辺はいつもの「修行の下山道」であって、写真も撮らず、ひたすらゴールに向かって
歩くのみ!なので割愛。
この下山のつまらなさを解消できたら、登山がもっと楽しくなるんじゃないかと思うけど、
解消の仕方がわからない。 -
ゴール!!無事に下山しました!!
折立休憩所。小さいスペースだけど中にも座るところがあり、こっちの方が涼しくていいです。
靴を洗うところもあってありがたい。
ここからバスで富山へ。ちなみにこのバスは予約制。
予約しなくも空席があれば乗せてもらえるけど、こういう混んでいるときは
予約必須だと思うな。 -
富山について、4日分の汗を流し、晩ご飯でも食べて帰ろうと思ったら・・どこも長蛇の列!
さすが、北陸新幹線効果!さすが、シルバーウィーク!
回転寿司か白エビ丼を狙っていたんだけど、そんなに並ぶ時間もないし、
列のできていなかった富山ブラックラーメン店へ。
これも富山名物だしね。
がしかし・・これはちょっと・・私には塩辛すぎた。
どこの店もこんなに辛いの??
超しょうゆ辛いっす。うーん、残念。。
口の中を中和させるためにスタバで甘いケーキを買い込んで北陸新幹線に乗り、
びゅーんと帰宅!
翌日、、筋肉痛になりましたとさ。
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