2015/07/30 - 2015/07/31
21位(同エリア92件中)
ひらしまさん
ノルウェイと言えばフィヨルドです。
フィヨルドってリアス海岸となにが違うのかなって思ったら、川によってつくられた谷が海面上昇によって海になったリアス海岸に対し、氷河が削ったU字谷が元になったものをフィヨルドと言うんだそうです。
そのフィヨルド観光の定番は西部のソグネフィヨルドやガイランゲルフィヨルドなのに、わざわざはるか北のロフォーテン諸島へ行くことになったのは、海上のアルプスといわれる独特の景観を見てみたいというのと、この際せっかくだから北極圏を体験してみようという好奇心のせいでもあった気がします。
それから、お金の話ですが、事前に調べた限りでは、ノルウェイやスウェーデンはクレジットカードがとても使われていて、現金はなくてもほとんど大丈夫そうでした。
ただし、屋台でなにか買う時や公衆トイレに入る時は現金が必要ということなので、念のためにオスロでキャッシングするつもりだったのがしそびれてしまい、そのまま現地通貨を持たずにロフォーテンに来てしまったために、ここであわやという事態に直面するのでした。
第1日 成田発コペンハーゲン乗り継ぎオスロ着
★第2日 オスロ/レクネス
★第3日 ロフォーテン諸島
第4日 ロフォーテン諸島/ナルヴィーク
第5日 ナルヴィーク/キールナ/ストックホルム
第6日 ストックホルム
第7日 レートヴィーク
第8日 ゴットランド島
第9日 ゴットランド島
第10日 ヴィスビー発ストックホルム・コペンハーゲン乗り継ぎ
第11日 成田着
旅行時のレート 1クローネ16円弱
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月30日。
ロフォーテン諸島はオスロから北に1000km。少し手前の本土側ボードーで飛行機を乗り継ぎます。
ここはもう北極圏。空港内の表示は12℃でも、日本の夏から来た身には結構寒く、厚着をします。
天気は雨だしレクネス行きの飛行機は小型だから、さぞ揺れるだろうと覚悟して酔い止め薬を飲みましたが、全然揺れることもなく20分ほどでレクネスに到着しました。
レクネス空港を出るのは預け荷物がないので早かったのですが、なんとタクシーがいません。
一緒の飛行機に乗っていた数十人は、迎えの車やレンタカーであっという間にいなくなり、小さな空港は静かになってしまいました。
空港職員にタクシーの電話番号を聞いたら代わりに電話してくれ、でも30分ほど待ってようやくタクシーが来ました。
もしかしたらこの町にタクシーは1台しかないのかもしれません。 -
この町で1軒だけのホテル、ベストウェスタン・ロフォーテンホテルは空港から2km。雨が降ってなければ歩いた方が早かったな。
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山のロッジという雰囲気で受付はあっさり、部屋は簡素ですが窓から木々が見えるのがいい。
部屋が寒く、部屋のヒーターを使えるかと期待したのですがさすがに作動せず、この晩は靴下をはいたまま眠ってしまいました。 -
7月31日。
この日も朝食をしっかり食べます。ブッフェは結構豊富で、赤いパプリカが甘くておいしい。
ロフォーテンでの一番の目当ては、南西端に近いレイネから出るクルーズです。
ロフォーテン観光の拠点は一般的にはレクネスより北東寄りのスヴォルヴァーなのですが、バスでレイネへ行くには遠くて本数も少なく不便なので、交通の便のよさでこのレクネスを選んだのです。
10時45分のバスでレイネに向かいました。90分ほどのバス旅です。 -
車内はこんな感じで席は半分以上埋まっています。
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フィヨルドに近づくと大型船が見えました。あれが沿岸急行船フッティルーテンかな。
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岩山の下に並ぶ赤い家は、ロルブーという漁師小屋を改修したロフォーテン独特の宿泊施設です。
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入り江と急峻な山の変化に富んだ景色が左右の窓に次々と現れ、飽きることがありません。
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たくさん車が止まっているところで大勢下りるので、休憩かと思い下りようとしたら運転手に止められました。
ここはロフォーテン最南西の島モスケネスの北部に渡る橋の手前でした。
ロフォーテンの主な島々はこのような橋でつながっています。 -
フィヨルドの中に見える円形の工作物はなんだろうと帰ってきてから調べたら、おなじみノルウェーサーモンの養殖槽のようでした。
波のおだやかなフィヨルドは鮭の養殖に最適なのだそうです。 -
家が点在し、
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釣り船と鳥の群れが現れ、
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雲と島々がダイナミックな姿を見せ、
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小さな漁港が突然現れます。
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貴重な晴天のロフォーテンでした。
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目的地のレイネに近づきました。
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バスは右下に見えるレイネの岬に下りていきます。
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運転手にクルーズの乗り場だと言われて降りました。
ところが、駐車場の奥の海辺に行ってもそれらしきところはありません。
近くの店の人に聞いたら、バスの来た道を少し戻って右に入ると教えてくれました。 -
桟橋にそれらしき船が2艘停泊しています。が、人っ子ひとりいません。
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貼ってある時刻表を見ると、午後は3時の便しかないようです。
あと1時間以上あるので、まずは腹ごしらえから。 -
バスを降りた広場にある食料品店でパンなどを買ったついでに無料トイレを借り、広場で昼食にします。
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にわか雨が降ってきたので、屋根に草がいっぱい生えているこんな東屋に移動。
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落ち着いたところでレイネの散策。
岬の先の方で入り江に突き出たテラスを見つけました。 -
入り江の眺めもいいし、振り返ればロルブーの赤茶色の壁と白い枠がきれい。
木のベンチでゆっくりしていると、ドイツ人カップルが来て、写真を撮ってもらったのをきっかけに少しおしゃべりしました。 -
岬の付け根の方に歩く途中で見かけた集合郵便受け。
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バスで通った高台からレイネの湾を見おろします。
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対岸には鋭い嶺がそそり立ち、ロフォーテンらしさを感じさせます。
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厚い雲が空を覆う北極圏の漁村レイネ。美しさと厳しさがありました。
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出航時間が近づき桟橋に行くと、登山姿の若者たちが10人ほどいて、さらに続々と集まってきます。
ロフォーテンは登山でも人気があるのです。
船員が桟橋で船賃を集め始めました。
見るとみな現金で払っています。クレジット社会ノルウェイで、1人130クローネの支払いにクレジットが使えないはずはない、と信じていたのですがしかし、現金のみと言われてしまいました。
現金は1クローネも持っていません。
せっかくここまで来たのに乗れないのかとショックで口を開けたまま言葉も出ない僕に、船員は言いました。
「降りたあとでお金を下ろしてきて払ってくれればいいよ」。 -
というわけでなんとか乗船でき出航。
船首側甲板は乗客でいっぱいです。 -
船から見るレイネの村。
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船はレイネの北にあるキルケフィヨルドに入っていきます。
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U字谷の急斜面が続きます。
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みなさん防寒防水ウェアで身を固めています。
ただの綿ジャケットの僕には風が冷たく、積まれたリュックを風よけにさせてもらいました。 -
万年雪から滝が流れ落ちています。
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こんなところにも集落があります。平らなところはほとんどなさそうに見えますが。
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最初の到着地。
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ここでは荷物を一つ下ろしただけでした。ここで暮らす人たちにとって、この船は貴重な輸送手段なのでしょう。
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雲は低く今にも雨が落ちてきそうです。
なにしろこのあたりは5月〜10月は月に20日くらい雨が降るのです。
冬なら雨は少なくなりますが(とは言っても日本の梅雨なみの降雨日数です)、平均最高気温がマイナス1度で長い夜が続くとあってはへなちょこ観光客の出る幕はありません。 -
馬の頭部のような残雪が印象的です。
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折り返し点に近づきます。
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ここでは大勢の登山者が乗り降りしました。
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帰路は船尾側甲板に移りました。
乗客にはキヤノンやニコンの立派なカメラを持っている人が多く、ここでその1人に自分たちの写真を撮ってもらいましたが、さすがの腕前でした。 -
カヌーにも出会いました。
フィヨルドをカヌーで行くって気持ちいいだろうなと思うけれど、この温度で転覆したら終わりという気がします。 -
駒形の残雪が遠くなっていきます。
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レイネに戻ってきました。
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船を下りるとすぐ、乗船代を引き出すためにATMに向かいます。
船員に教えられたATMは、先ほど昼食を買った食料品店の入口にありました。
初めての海外キャッシングは拍子抜けするほど簡単で、急いで船に戻り、待っていてくれた船員にお礼を言って支払いました。 -
北極圏の素朴なクルーズ。
青空がのぞいてくれないかなという願いはかなわなかったけど、雨が降らなかっただけでよしとしよう。
もしもまた来るとしたら、より雪の残っている6月頃かな。そのときはしっかり防寒着に身を包んで。 -
16時50分のバスでレクネスに戻ります。
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高台から振り返るレイネ。
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湾をぐるっと回ってバスは行きます。
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散策したロルブーや加工工場が遠ざかっていきます。
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レクネスのホテルに戻ったあと、近くのミラノという店で夕食。全然おいしくなかったけれど、問題はそのあと。
なんと支払いにクレジットは使えないという。端末機はそこにあるのに、僕のカードではだめだというのです。
外国発行のクレジットカードが使えなかったという話を以前に読んだことがありますが、僕は初めての経験です。
さっきレイネでキャッシングした時は最小限度額の400クローネしか下ろさなかったので、船賃を払った残りの現金140クローネでは夕食代に足りないのです。 -
1日に2回もキャッシングするなんて我ながら馬鹿だなあと思いながら、店主に教えられたATMを探しに歩きます。
近くとおぼしき店の店員に聞くと「この町にATMはないよ。小さな町だから」。ええ〜、勘弁してよ。
でも隣の店で客に聞くと、「たぶんあのあたりにあったと思うけど…」と教えてくれた裏の方に確かにありました。
写真は翌朝撮ったレクネス中心部ですが、建物がポツンポツンと建っている様が西部劇の町を連想させる、北極圏の小さな島の町でした。
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