2015/08/25 - 2015/08/25
51位(同エリア441件中)
tenkoさん
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約1年の間、日本海の寒風にさらされて極上の酒のつまみになる鮭を見に行きました。
新潟県村上市.
新潟県最北の市。村上藩の城下町。
地名の由来となった村上氏9万石は2代目で終わり、堀氏に藩主は代わる。
三面川を遡上する鮭は絶品で村上の名産となる。
村上の鮭をテレビで見て行きたいなぁ〜と機会を待っていたら、思いがけずの新潟への旅となり実現しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
宿で新発田まで車を出してくださいました。
右も左も黄金色の田んぼが広がっています。
新発田でレンタカーを借りました。
車がないと不便過ぎてどこへも行けません。 -
新発田から高速を使って1時間位で村上に到着。
鮭はどこ?吊るしてある鮭はどこ?と車を走らせ、見つけたところは鮭製品を売っているお店でした。
ほら、鮭がぶら下がっている・・・・ -
よーく見ましょう!
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お腹をえぐられてさらされています。
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鮭の加工品をいろいろ売っている「永徳」
ここの2階は窓が開いていて鮭が風に吹かれています。永徳 鮭乃蔵 専門店
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「塩引き鮭」と「鮭の酒びたし」があります。
塩引き鮭は天然の粗塩で引いた後、4、5日塩漬け状態にして、その後水洗いをし北西の寒風に3週間さらしてできあがり。
村上は日本海から3キロ内陸にあり、この場所でしかできない鮭の加工品として伝統を守っています。 -
「鮭の酒びたし」は約1年がかりで風にさらします。
冬の寒さで乾きが進み、春の風で旨味が熟成し、初夏にやっと完熟します。
数切れを日本酒にひたしてちょっと柔らかくして食べます。
極上の一品です。 -
ここは食事処も併設。
後程来ることに。
ここの店員さんに私がテレビで見た家のことを聞いたら、道を教えてくれました。
けっこう有名らしい・・・ -
来たかった家に着きました。
味匠「喜っ川」
鮭の漁は村上藩の存亡がかかる一大事。
年々減っていく鮭の取れ高を何とかしようと立ち上がったのが、村上藩の青砥武平次でした。
鮭が生まれた川に帰ってくることを付きとめ、産卵の手助けをして三面川に毎年鮭が帰ってくることに成功しました。
村上の鮭は先人の努力で現在まで鮭文化が伝えられてきました。千年鮭 きっかわ/きっかわ グルメ・レストラン
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このポスター、どこかで見たことがありますか?
JR東の吉永小百合の旅シリーズです。
この家の前での撮影ですね。
貼ってあったものをカメラでパチリ。 -
お店の横はオープンになっていて、冷やした湧き水がいただけます。
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入ってすぐのところは商品が並んでいます。
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横の入口の頭の上に鮭が下がっていました。
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そしてその奥へ入ると鮭、鮭、鮭・・・・頭の上は鮭だらけ!
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喜っ川のご主人吉川哲鮭(きっかわてっしょう)さんが、村上の鮭について熱く語ってくださいました。
日本中、鮭はたくさんの川で獲れるけれど、寒風にさらして出来る鮭の製品はここ村上でしかいい味にならないとのこと。
日本海の荒い風と村上の地形とが相まって出来た鮭の文化だそうです。
他の地で同じように作ってもこの味は出ないとのこと。 -
鮭の酒びたしは約1年寒風にさらして出来上がります。
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三面川を上流に上れば上るほど鮭の顔が厳しくなります。
長くつらい旅をしてきたからでしょうね! -
頭上に所狭しとぶら下がっている様子は壮観です。
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家の奥へ奥へと頭上の鮭の行列は続いています。
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この家、元々は造り酒屋さんだったそうです。
「きっ川」というブランドの日本酒があります。
おそらくこの家で作っていたと思います。
村上の伝統的な町屋造りお部屋。(居間だと思われます) -
小さいけれど坪庭もありました。
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お座敷でしょうか。
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この辺りは「大町」と呼ばれていて、造り酒屋が11軒あったと書いてあります。
村上城の大手門前の町・・・とあるので、中心地だったのでしょうか。 -
ちょっと歩いて武家屋敷へ。
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村上藩の藩士の家。若林家
ここが客人の入口。
案内人の説明によるとサラリーマンで言うと中間管理職あたりの位だそうです。
偉いの偉くないの?どっちなの?
建築年代ははっきりしないが1800年代前後らしい・・・村上藩の中流武士の暮らし by tenkoさん重文若林家住宅 名所・史跡
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上の写真の入口を中から見ると・・・
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家紋かな?
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質素ながらいい感じの床の間。
江戸時代の武士は質素倹約。 -
床の間のあるお座敷から外を見ると大きな建物が。
当時の銀行だそうです。(当時っていつ?江戸の終わり頃でしょうか?) -
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家の裏側
武士の家とはいっても地味です。 -
でもお庭は立派。
鶴と亀の松があり、こちらは鶴の松。 -
鶴の松の手前に這うようにあるのが亀の松。
子どもが産まれたお祝いに殿さまから頂いた松だそうです。 -
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最初に行った鮭商品を売っているお店でやっているお食事処「悠流里」
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悠流里 グルメ・レストラン
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かも南蛮のざるそばをいただきました。
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鮭の売店に戻り、お土産をたくさん買いました。
ガラスの向こうで何かを作っていました。 -
車で数分、村上の鮭の博物館「イヨボヤ会館」
イヨとは魚のこと。ボヤも幼児が使う方言で魚のこと。
イヨボヤとは「魚の最たるもの」という意味。
中に入ってかなり経ってから知るのですが、この建物の向こう側が三面川で地下1階の展示室は川の中がガラス越しに見えるようになっているのです。
この展示方法は目からうろこです。実際の川の状態(今の状態)が見えるのですから凄いことです。川に潜っているのと同じこと。
多種類の小魚がたくさん見えました。イヨボヤ会館 美術館・博物館
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三面川での鮭漁に使った道具がいろいろありました。
これは地曳網。 -
この中に鮭を追い込むのですね。
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やす
これで一突きですか! -
持ち網とあるので、手で持ちながら追い込んでいくのでしょう。
-
たこ網
いろいろな漁の仕方があるのですね。
それぞれ時と場合、得手不得手などで使い分けているのでしょうか!
私ならこのたこ網がいいかも・・・・ -
わらぶきの番小屋。
ここで暖をとりながら鮭を待ちました。 -
大人3人でいっぱいです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kuniさん 2015/09/24 21:16:58
- 鮭いいですね〜!
- tenkoさん、こんばんは。
私の拙い旅行記をご覧いただき、いいに!もありがとうございました。
干し鮭→→→酒いいですね〜!
私はとばが好きで、北海道に行く友人にはいつもお土産にお願いしています。
越後の干し鮭はまだ食べたことがないので興味津々です。
tenkoさんの旅行記を拝見して買い出しに行きたくなりましたー。
今後ともよろしくお願いいたします。
kuni
- tenkoさん からの返信 2015/09/25 00:17:55
- RE: 鮭いいですね〜!
- > tenkoさん、こんばんは。
kuniさん、こんばんは!
>
> 私の拙い旅行記をご覧いただき、いいに!もありがとうございました。
kuniさんの旅行記、面白いです。そして楽しいです。
もっともっと見させていただきます。
>
> 干し鮭→→→酒いいですね〜!
>
> 私はとばが好きで、北海道に行く友人にはいつもお土産にお願いしています。
> 越後の干し鮭はまだ食べたことがないので興味津々です。
>
> tenkoさんの旅行記を拝見して買い出しに行きたくなりましたー。
鮭の酒びたし・・・・美味しいですよ〜
村上に行って、美味しいお酒と鮭を堪能してきてください!
>
> 今後ともよろしくお願いいたします。
>
> kuni
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
tenko
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