
2007/08/10 - 2007/08/19
43位(同エリア55件中)
keikoさん
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フェリーにてアメリカ Port Angeles へ。初めての船での国境越えだが、実際には航空機と同様にカナダ側の港での手続きだった。
アメリカでは反時計回りに、3つの国立公園とセントヘレンズ火山国定公園を周った。
〈 ITINERARY 〉
8/10 伊丹→(JL118)→羽田/成田→(JL018)→Vancouver フェリーにてVictoriaへ
8/11 フェリーにてPort Angelesへ Olympic N.P.
8/12 Olympic N.P.
8/13 Mount St. Helens N.M., Mount Rainier N.P.
8/14 Mount Rainier N.P.
8/15 North Cascades N.P.
8/16 North Cascades N.P.
8/17 Vancouverへ
8/18 Vancouver→(JL017)→→成田/羽田→(JL139)→伊丹(8/19
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
午前中は晴れていたのに、昼頃からすっかり曇ってしまった。
船から降りてまずはモーテルへ。予約していたSuper 8はBest Westernのすぐ前だった。
夕方5時を過ぎていて空もどんより曇っているが、とりあえずOlympic国立公園へ行ってみることにした。
Port Angelesとファンデフカ海峡を見下ろす。 -
入り口で$15払ってHurricane Ridgeへ向かう。
ガスがかかっていて寒い。晴れていればきれいなんだろうけれど、オリンピック連山は雲の中だった。う〜ん、残念!
ビジターセンターの天気情報によると明日の天気も期待できそうにないので、ハイキングはお預けかなぁ。 -
8月12日 (日曜日)
曇り。やはり天気はよくない。
7時40分、チェックアウト。朝は少し肌寒い。山の眺めは期待できそうにないので、西に向かう。
曇天のもと、Lake Crescentはにぶい鉛色の湖面を見せていた。 -
Hoh Rain Forestに着いたときには雨は小止み、ときおりパラパラという程度。
トレイル入り口のクリークの水が澄んでいて、水草がとてもきれい。 -
ビジターセンターに寄ってから、Hall of Mossesという短いトレイルを歩くことにした。「地球の歩き方」には蚊が多いと書かれていたので、少々ビビッていたがそれほどでもなかった。
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幹や枝にびっしりコケを纏わせた樹々やシダ類の生えた雨林の中は、しっとりして原始の森を思わせる一種、独特の雰囲気がただよう。
ニュージーランドの森を思い出した。 -
森の中を行く。
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ナースログ(倒木更新)。
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倒木の幹から新たな木が生える。
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トレイルを出る頃には雨もやんでかなりの人が集まってきていた。
そのまま西の海岸へ向かう。
Ruby Beachには流木がたくさん打ち寄せられていた。 -
よく見かけるガイドブックの写真では荒涼とした風景だったが、夏のシーズンということもあってか割と人出は多い。
犬を連れた人や、釣りを楽しむ人の姿ももちらほら。 -
沖合いに鳥(カモメ?)がたくさん舞っていたのでたぶん魚がいるのだろう。
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釣果は?
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沖合いの海鳥。
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Beach 4。
海岸線を南下して、Kalaloch Lodgeのレストランでクラムチャウダーとフィッシュ&チップスの昼食をとった。
ウエイトレスの(やや年配の)お姉さんがやたら愛想がいい。何を注文しても「パーフェクト!」と褒めていた。ポテトどっさりはいかにもアメリカだな〜。 -
その後も天気はさえない。Quinaultの辺りではまた雨。やっぱり雨林というだけのことはある。トレイルはやめて宿泊予定の町へ直行することにした。
通過したAberdeenは思ったより大きな街だった。
泊まるのはその先のCentralia、移動の途中なのでリーズナブルにMotel 6にした。
部屋はコンパクトでバスタブもないが、まあ値段相応か。でもここのMotel 6は気持ちいいくらい掃除が行き届いていた。チェックイン時にも洗濯室や建物の周りでせっせと働いている従業員を見かけたが、駐車場にもゴミひとつなく裏庭やプールの周りにはきれいに花が植えられていた。 -
8月13日 (月曜日)
朝起きると外はどんより霧が立ち込めている。地元テレビの天気予報では午後から晴れるといっているので、今日は期待できるかな。
まずはI-5を南下してSt. Helens火山国定公園へ向かう。ガイドブックにはExit49で下りるように書いてあったけど、ナビのとおりにExit63で下りたので、Silver Lakeのビジターセンターへは寄らなかった。505号から504号に入る。
Hoffstadt Bluffsビジターセンターというのがあったので寄ってみる。 -
建物の横に小高い丘があったので登ってみると、はるか下に流れる河を見下ろすようになっていた。そばにいたおじさんがエルクがいるよと教えてくれたので、そこにあった望遠鏡を覗くと、河原に何頭かエルクがいた。
河原 エルクがいたけどこれじゃ見えないな〜 -
ビューポイントに寄りながら、終点のJohnston Ridge展望台まで行く。
ガイドブックに書かれていたのとは違って、Coldwater Ridgeとの共通パスで$8だった。お金を払うとオレンジ色の紙の輪を手首にはめてくれる。
ビューポイントから 山腹がえぐれているのがよくわかる。 -
噴火によってできた湖。
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ちょうど5分後くらいから映画が始まるので、まずそれを見ることにした。映画はたぶんいろいろな技術を駆使したものだろうけれど、上映が終わってスクリーンが上がると正面の窓いっぱいに本物の火山がド〜ンと聳えていた。この趣向はなかなかGood!
建物から出てテラスから火山を眺めた。
噴火で大きくえぐれたクレーターや、溶岩が流れた跡が生々しい。 -
ビジターセンターのテラスにあった説明。
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来た道を戻ってUS-12を東へ向かい、Mortonのサブウェイでお昼を食べた。
Mount Rainier国立公園に着く頃にはすでに午後4時近くになっていたので、まずは今夜の宿へ。
南西入り口(Nisqually Entrance)に近いStone Creek Lodgeに2泊の予定。 -
案内されたキャビンは、小さいけれど居心地よさそうだった。
バスタブはないけれど、冷蔵庫とコーヒーメーカーがある。 -
さっそく公園へ行く。入場料は$15。
まずはParadiseのビジターセンターでトレイルマップをもらった。
いちばんポピュラーなSkyline Trailに挑戦。 -
空は快晴、なのになぜか山頂だけわずかに雲がかかっている。
帽子をかぶっているような、ちょっと面白い形の雲だ。この日は最後までどうしてもその雲が取れなかった。 -
山頂の笠雲がどうしても取れなかった。
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トレイルを歩く人は多かった。普段ほとんど運動をしていないので、登りはめちゃしんどい。
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登っていくと、どんどん氷河に近づいてきた。
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Nisqually Glacier
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氷河のアップ。
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ところどころ分岐点があって、いくつかのトレイルに分かれている。まだかな、まだかな〜と思いながら登っていくと、やっとPanorama Pointまで到達した。
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ところどころに雪が残っている。
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Mt. Rainierの反対側にはCascades山脈の山並みが見える。Mt. Adamsがひときわ高い。遠くにSt. Helensの山頂も見えた。
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Mount Adams
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出発したのが既に夕方だったので、日が長いとはいえ早く下りなければ日が暮れてしまう。
それからは太陽の位置を確認しながらひたすら下りる。と思ったら、なんと目の前に大きな雪渓!
これを渡らなきゃならないの〜?! ショック!! せめて簡易アイゼンでもあったら……。でも渡らなきゃ帰れない。上を通るルートもあったけれど、これ以上登るのは体力的にしんどいなぁ。
ちょうど反対側から来ていた男女数人のグループがいて、きゃーきゃー賑やかな悲鳴を挙げながらも、もうほとんど渡り終えかけている。
大丈夫そうかな、と思っておそるおそる足を踏み入れたら、あっというまに滑って何メートルか下方に転がり落ちてしまった。上から“Are you OK?” と声がかかる。なんとか“OK, thanks”と返事して、また気をつけながら一歩一歩慎重に進む。
その後も何度か滑ってこけたりしながらも、苦労してなんとか渡り終えた。 -
う〜、思わぬ時間のロスをしてしまった。大丈夫かなぁ。太陽はすでに暮れかけている。上を通ったほうがよかったかしらん? しばらくしてマップを見ていた夫がgenerally snow-coveredと書いてあると言う。先に見てよ。せっかくマップをもらってきたんだから〜。
すっくと立つマーモット(のシルエット)。 -
暗くなってきたので焦る。懐中電灯を忘れたので、山中で日が暮れたら真っ暗で動きがとれなくなってしまう。ときどき麓のビジタセンターの明かりがちらちら見えるので、なんとかなるかと思って先を急いだ。
あと少しというところで登りがあって、さらに焦る。けれどなかなか足が前に進まない。大丈夫かなと冷や冷やしながら歩いていくと、別のトレイルと合流したあたりからやっと話し声が聞こえて、他にも人がいたんだ〜と一安心。もう一組のカップルと競うようにして下りていくと、工事中のParadise Innの横に出た。
辺りはもう建物や車の影がうっすらと見える程度。なんとか間に合った〜。公園を出る頃には既に午後9時近かった。 -
8月14日 (火曜日)
快晴。しだいに起きるのが遅くなる。
Sunriseに行くつもりだったが、昨年秋(11月)の洪水でMt. Rainierの周辺の道路はかなりの被害を受けた模様。あちこちで修復工事をしているけれど、ParadiseからSunrise方面へ向かう123号はまだクローズされていた(正確にはOhanapecoshからWhite Riverまで)。
西回りか東回りか、どちらにしても100milesほど大回りすることになる。どうしよう? でも、めったに来ることはできないし、せっかく来たんだから行きたいし……、で迷ったけれど行くことにした。
とりあえず行きは西回りで行く。706号を西へ戻り、161号、162号を北上して410号で東向きに走る。
途中、切り株だらけの川の眺めが面白い。 -
7号も一部不通のところがあるようで、田舎道なのに通行量は多めだった。
小さな町を結ぶ一般道で、町に近づくたびにスピードを落とさなくてはならないのでなかなか行程がはかどらない。
ときどきちらっと見える山はやっぱり山頂に雲がかかっていたが、Sunriseに着く頃にはすっきり晴れていた。 -
着いたのは12時。天気がよすぎて暑いくらい。まずカフェテリアで昼食にホットドッグを食べた。
ビジターセンターに寄って、トレイルマップをもらう。どこを歩こうかと思ったが、ハードなコースはしんどいのでお手軽なコースにする。
カフェテリアの左横のトレイルヘッドからNature Trailを登り、途中から左に折れてSourdough Ridge Trailを歩いた。
最初はちょっと登りがあるが、その後はあまり高低差のない比較的なだらかなトレイルだ。 -
尾根歩きのトレイル。
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Mt. Rainir 昨日と山の形が違う。
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Frozen Lake
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Sourdough Ridge Trailのお花畑。
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この先で小熊に出会った。
Frozen LakeからはWonderland Trailを通って帰る。車道に出る辺りまで来たところで、前方でなにか茶色の物体が動いている。マーモットにしては大きいなあ、とよくよく見ればなんと小熊だった。びっくり!! もしかして近くに親熊が? と思い立ち止まって辺りをきょろきょろ伺ったが、幸い親の姿は見当たらず。小熊はトレイルを横切って右手の斜面を駆けあがっていった。
写真を撮りたかったけれど、カメラをケースに入れていたので間に合わなかったのは残念。
Mt. Rainierではロッキーやヨセミテほど熊については注意されなかったので、まさかこんな近くで出あうとは思わなかった。
小熊だったので、ビックリはしたけど怖いよりラッキー、という感じ。 -
もう一度Sunriseのビジターセンターで訊ねると、西回りも東回りも距離的、時間的にほぼ同じとのことだった。
4時過ぎ、東回りで帰ることにした。410号をそのまま東に向かい、Nachesから12号線を西向きに走る。
こちらのルートは山岳道路で眺めはいいが、スピードは出せない。ところどころ工事や落石などで車線規制されているところがあった。一度など交通事故なのか、横転しているトレーラーも見かけた。 -
途中でガソリンが乏しくなったので、$20ほど入れた。高い! 山の中で隣のガススタまで50milesはあるような所なので仕方ないかもしれないけれど。
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旅行記グループ カナダ・アメリカ北西部の旅(2007)
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