2015/09/15 - 2015/09/15
51位(同エリア134件中)
イロコさん
セミナーの館外学習でNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の防府にゆかりのある場所を回りました。
午前中は旧毛利氏本邸やNHK大河ドラマ館を見学しました。
午後からは三田尻御茶屋旧構内・英雲荘と防府天満宮に行きました。
三田尻御茶屋・英雲荘は初めて行くのでどのような場所か知りませんでしたが、昔の建物で情緒があっていいな・・・と思いました。
歴史の舞台でもありましたし。
そのあとは防府天満宮の前で自由行動。
防府天満宮は その3の旅行記に掲載しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
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バスで防府駅の南側に移動。
桑山と言う楫取夫妻のお墓のある大楽寺の東側に三田尻御茶屋旧構内・英雲荘が
あります。
萩藩の瀬戸内海沿岸の要衝地である三田尻に設置された萩藩の公館で、
藩主の参勤交代時や賓客の迎賓に使用され、萩城下〜三田尻間を結ぶ萩往還の
終点として、歴史上重要な役割を果たしました。
かつては広い敷地でしたが、現在は南側にあった建物だけが残っています。
他の建物もあったら壮大だったろうな・・と思いました。 -
塀の側の案内
承応3年(1654) 萩藩2代藩主毛利綱広が三田尻御茶屋を設置。
天明3年には7代藩主毛利重成が隠居所としての改築工事が完了。
13代藩主毛利敬親により、大規模な改修が行われ、現在の形に近くなる。
文久3年(1862)政変により京を追われた三条実美ら七卿が三田尻御茶屋に
滞在。
昭和16年(1941)豊富に円の深かった毛利重成の法名「英雲院殿祐山如
靖大居士」より「英雲荘」と命名される。 -
玄関
明治期まで玄関は、萩往還に面する形で南向きに設置されていた。
現在は東向きで、この姿になったのは大正の初期。
来客を迎えるだけではなく、「客室」があり、職員や来客n宿泊も考慮された部屋の構造。 -
玄関の両側にも塀があります。
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本玄関ノ間
照明は毛利家本邸に現存するものを参考に復元されています。 -
床の間のアップ
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畳式の廊下を歩き、表客ノ間で係の人の説明を聞きました。
それから係の人に説明を聞きながら回りました。
庭
池がありますが今水は抜いてありました。 -
池の調査とかをされているようです。
向うに見える建物は茶室花月楼 -
面高「おもだか」の説明
毛利家の家紋一に三ツ星の裏側に長門沢瀉が用いられているとのことでした。 -
ふすまの長門沢瀉
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ふすまの模様
いろいろ復元されていました。 -
アップ
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あれま・・どっちが上だったか分からなくなりました・・・。
もしかしたら反対かもです・・・。
いろいろなふすまの模様が復元されています。 -
ふすま
竹模様 -
主要な場所、大観楼棟(だいかんろうとう)に説明
英雲荘内の現存する建物の中では最も古く、天明年間
1781〜1788)の図面には大観楼棟の部分が存在します。
2階の南側からの眺望は美しく、建物は「大観楼棟」と呼ばれました。
建物の中で最も公館かつ重要な役割を持つ中心的な部分。
文久3年に京都の変で長州へ逃れた三条実美ら七卿も、ここに滞在しました。 -
御書院三ノ間
右奥が詰所
隣の二ノ間と、北側廊下の畳が見えます。 -
御書院二ノ間から一ノ間を眺める。
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大観楼棟にある御書院ノ間の畳のヘリはこのような模様があります。
模様がつながっています。 -
御書院
手前が二ノ間、奥が一ノ間
北側や南側の廊下も畳敷きです。 -
御書院一ノ間
一番格式が高いそうです。 -
床の間に続く書院は全体が障子です。
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床の間アップ
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飾り棚
天井の説明をされていましたが、私は写真撮影に夢中でよく聞いていなかったです。 -
ふすまの長門沢瀉も金色のものもあります。
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御書院一ノ間の南側の廊下
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御書院二ノ間と三ノ間南側廊下の板戸
東面 -
御書院二ノ間と三ノ間南側廊下の板戸
上の写真の反対側 -
御書院南側の廊下からの眺め。
右側が御書院一ノ間
奥の出っ張った障子が書院。
奥に丸い窓があります。 -
奥の丸い窓アップ
丸い窓からの眺め
丸い窓の向こうの建物は奥座敷棟です。 -
御書院一ノ間の廊下の角の天井
窓がちょっと違うのがあるので、おもしろいな・・と思いました。 -
御書院北の窓から
向うの部屋(奥北ノ間)を眺める。 -
御書院三ノ間の後ろ側に2階に上がる表階段があります。
階段を上がると2間の部屋があります。 -
表階段の方を振り返る。
奥が階段です。 -
大観楼と言う額がかかっています。
三条実美が描いたものとのことでした。 -
階段から入った所のすぐ横に床の間と書院があります。
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大観楼棟2階
表階段から西ノ間(10畳)、奥の東ノ間(12.5畳)を眺める。
3方窓と腰掛られる出窓(???)があります。
(すみません、名称が分からなくて・・・。)
左手奥にも2畳があり、そこからもう一つ階段があります。 -
2階の書院近くからの眺め
こちらからは桑山が見えます。
桑山のふもとに大楽寺があり、楫取夫妻のお墓があります。
そのお寺には夏目雅子さんのお墓もあります。 -
西ノ間と東ノ間の間のふすま
金色もあるおもだか -
2階東ノ間
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ちょっとアップ
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東ノ間からの眺め
玄関棟の屋根が見えます。
もう地家の紋も見えました。 -
2階から西南にあるお茶室花月楼と庭を見る。
また1階に降ります。
今度は表階段ではなくもう一つの階段で降りました。 -
階段を下りると大観楼棟の詰所北廊下に出ました。
これからどこに行くのかな???
他の人の後に付いて行きましょう。
中庭
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北側の台所棟に行きました。
現在の建物は玄関棟と同時期の建設とみられるそうです。
大正5年(1916)に多々良の毛利本邸が完成した後、余った材を使用したと考えられています。
台所は今の流し台が置いてあり、ちょっと残念。
さて皆に追いつかなければ・・・。 -
どこどこ・・・と思っていたら向うの方から声が聞けて来ました。
皆さん奥座敷棟の方に行かれていました。 -
奥座敷棟
三田尻別邸が山口における毛利家の本邸となった明治31年(1898)に
建てられました。
毛利家の当主や家族が生活をする私的空間として整備され、建物内で最も
立派に仕立てられました。
扇子模様のふすま -
奥二ノ間のふすまと奥東側廊下。
全部畳敷きです。 -
奥二ノ間 天井の照明
多々良の毛利家本邸に現存するものを参考に復元した照明器具 -
奥座敷棟
一番奥にある奥一ノ間
床の間と床脇があります。 -
床脇の壁には障子があります。
ちょっと暗くなりましたが・・・。 -
奥北ノ間
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さて次は花月楼の見学です。
御書院側の縁側に向かいました。
手水鉢・・と思ったら水琴窟でした。
調査中で穴が開いています。 -
水琴窟の説明
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御書院の廊下の縁側に置いてあるゾウリに履き替えて歩きます。
向うに見えるのは水琴窟の手洗い鉢。 -
庭は今調査中のようです。
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花月楼はいろいろな部屋が附属しているので広いです。
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大観楼棟を眺める。
屋根は明治初期まで檜皮葺であったと言う資料から、一部を檜皮葺に復元しています。 -
2階は2間と言っても22畳はあるので広いです。
1階が御書院ノ間
手前にあるのが水琴窟の手洗い鉢 -
庭と大観楼棟
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花月楼東面
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花月楼の説明
江戸表千家の祖川上不白が師とともに茶道修練のため弘安した七事式のうち、
「花月」からその名がとられ茶室。
安永5年(1776)この地に建設された花月楼は様々な変遷を経て現在、勝因神社(萩市)内に移築されています。
現在この地にある花月楼は、天明6年国分寺に建てられ、明治21年(1888)に移築されたもの。
平成10年の保存修復工事後、茶室として利用されています。
いずれの茶室も茶道に造詣が深かった7代藩主毛利重就が建設に関わっています。 -
東面から庭を見る
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東側の畳廊下側から上段ノ間にある書院の障子を眺める。
廊下の畳の左向こうにも通路が続いているのかな・・と見に行きましたが、(物好きなもので)行き止まりでした。
後で間取りを見るとその部分は床の端でしたね。
ですから壁だったのです。 -
畳ノ廊下側から見た上段ノ間(畳四畳)
上段ノ間の向こうにもふすまを隔てて畳三畳の間がありました。
先は西側の出入り口のようです。 -
下側の八畳ノ間に続き一段高い上段ノ間と書院
床もあります。
お偉い人が座る場所のようです。 -
下側の八畳ノ間の隣にある「九畳ノ間」
障子の後ろ側は廊下があり、西側には新設の水屋があるようでした。
(見学は出来ないので図面からです) -
九畳ノ間に続き三畳の茶室があります。
茶室の入り口 -
入り口のすぐには半畳と壁に小さな棚などがあります。
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茶室の中に入り小間(三畳台目)を見る。
よく考えると右側の写真を写していなかったところににじり口があったんだわ・・・。
又写真の左側に床がありましたが、こちらも見落としていました。
残念。
写真を撮るのに気が入っていて、全体を見ていないです・・・。 -
こちらは南面
先ほど見た茶室を見る。 -
庭から茶室を眺める
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飛び石があり、にじり口が気になるので見に行きました。
こんな物好きは私だけでした・・・。 -
こちらは小間(三畳台目)の続きにある一畳の相伴席の外壁
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こちらは小間(三畳台目)に入るにじり口
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さて見学も終わりました。
又建物の方に戻りましょう。
奥座敷棟と大観楼棟 -
庭には燈籠や石橋もありました。
池に水があると又違った趣だろうな・・と思いました。 -
奥座敷棟
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庭
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大観楼棟2階のアップ
檜皮葺と木の窓枠がいいです。 -
さて御書院ノ間の側の廊下から建物に入りましょう。
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御書院の廊下
まっすぐ行くと玄関棟です。
説明を聞きながらの見学だったので、とても分かりやすかったです。
(私は写真撮影に夢中で説明は半分も聞いていないと思いますが・・・)
さて、次は防府天満宮です。
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