2015/08/31 - 2015/08/31
340位(同エリア994件中)
かりんさん
2日目は、この旅のメインである知床五湖ウォークです。
一昨年は高架木道だけの散策でしたが、今年は五湖を歩いて眺めてみたい♪
この時期は植生保護期に当たり、個人で散策することが可能です。
ですが、ただ歩くだけでは散歩になるな…
と思い始め、ツアーに参加することにしました。
まとまりのないコメントになっています。
写真を見て、撮ったときに感じたことを思い出しつつコメントを入れているのでご了承ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
ガイドさんがホテルに迎えに来てくれて。
ハイエースに乗って、知床五湖へ向かいます。
この日は私を含めて6名が参加。
途中でエゾシカやキタキツネに出会いました。
見つけると徐行してしまうので、見物渋滞ができます。
中々スムーズには辿り着けません。
なので、見つけて停まったというより、車が停まっているから見つけたという状態。 -
到着。
予定していた時間に到着できなかったので、レクチャーの時間をずらすことになりました。 -
知床五湖フィールドハウス
こちらでレクチャーを受けます。 -
ガイドさんが手続きを済ませてくれます。
レクチャーまで時間があったので、隣の建物のパークサービスセンターを覗いたりしました。
植生保護期は、散策のルールやヒグマと遭遇した時の対処方法を聞いた後、自由散策できます。
なので、一緒にレクチャーを受けた人でガイドさんと散策したのは2グループだけでした。 -
周辺の見どころ。
待っている間も楽しめます。 -
約10分間のレクチャーを受けた後。
ガイドさんから借りた双眼鏡を合わせて、散策開始です。 -
笹がいっぱい。
消化が悪いらしく、動物は好んで食べないそうです。 -
上の写真の反対側。
こちらは開けています。
ヒトと同じく、通りやすい場所をヒグマも選ぶので、薮のような場所よりこのような場所で遭遇することが多いそうです。 -
ミズバショウの葉。
ヒグマはミズバショウの根が大好き。
葉が倒れているのは、萎れたから?食べた後なのか… -
足元を見ていると、キノコがいっぱい。
まずはタマゴタケ。
マラカスみたいだ。 -
こちらは別の場所で撮ったもの。
ここからマラカスなタマゴタケが生まれてくるんだ。
調べてみると、上の写真はまだ幼菌なのだとか。 -
黒い点みたいなのに触れると、松脂が出てくるそう。
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倒木の根っこが丸見え。
こういう倒れ方は見たことがない。
ここで、針葉樹と広葉樹の根の張り方の違いを聞きました。
広葉樹は、複雑に深く根を張るそうです。 -
岩に根を張る木。
生命力の強さを感じます。 -
イヌセンボンタケかな?
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スギの幼木。
かわいい♪ -
ここへ来て、ヒグマの生息地であることを体感。
写真中央にある斜めの線。
ヒグマの爪痕です。
かなり上の方にあります。
冬になると、150cmの積雪があるのだとか。
雪の上を歩くと、ここまで届くのか。
でも、冬眠するっていうくらいだから、雪が積もっている間にヒグマがここを歩くのだろうか?
謎だ。 -
こちらは、5年前くらいの爪痕なのだとか。
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ヤマブドウの葉。
ヒグマの好物であるヤマブドウ。
上の方へ延びて実がなるから、ヒグマは高い所へ行くらしい。
だから、あの爪痕が残ったんだ。
150cmの積雪がある時には冬眠してますよね。
そうですよねぇ。
自分の記憶力の乏しさが残念だ。 -
やっと湖が見えてきた。
大ループを歩いて、最初に辿り着くのは五湖。 -
湖面に木々が映ります。
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サワギキョウかな?
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トンボだぁ。
細いスタイルからイトトンボかな? -
湖面に映る風景が、何とも…
絵みたいに見えて。 -
ヒグマが穴を掘った跡。
アリも好物のヒグマ。 -
次は四湖。
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四湖では、湖がじっくり眺められなかった。
木々に隠れて見えにくかった記憶が… -
こんな感じ。
木々の隙間から眺めるのも素敵。 -
ミズナラの木。
食物連鎖の話をここで伺いました。
今年はドングリが不作なのだとか。
ドングリが豊作な年があれば、その年は動物の食生活も潤う訳で。
その翌年は動物が増え、そのことでヒトへの被害も多くなり…
自然がそれを察知している訳でもないのに、餌となる植物が不作になる年が来るのだとか。
長年の統計で、そのサイクルを把握できる環境にあるそうです。 -
フィールドハウスでは10分間隔でレクチャーがあるため、じっくり・ゆっくり歩いていると、誰かに追いかけられる状況です。
ぞろぞろと歩いて散策というのは、お互いに望んでいない状況でしょうし。
ガイドさんは、そんな混雑した状況の時にじっくりと話されます。
へぇ〜と関心している間に、また「私たちだけ」の状況になるんです。 -
そんな話を伺いながら、写真を撮って。
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硫黄山と知円別岳かな?
湖面に映る姿も素敵。 -
アカゲラの巣かな?
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ボケてますが…
ゴジュウカラです。
目の黒ラインが、ゴジュウカラの印。 -
こちらもボケてますが、ゴジュウカラは頭を下にしても動くそうです。
ガイドさんから借りて調整していた双眼鏡。
ここで大活躍です。 -
しばらく歩くと…
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こんな木が現れました。
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中にスポっと入ることができます。
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年輪についてのお話を伺います。
肌のターンオーバーだとか、そんなことを思い出したのですが。
中が空洞になっても生きていける、木の姿。
生命力を感じます。 -
アカゲラが傷つけた跡。
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虫食いなのかな?
倒木にも迫力を感じます。 -
秋の訪れ。
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次は三湖です。
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ガイドブックに載っていそうな、知床連山の姿♪
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対岸にも、少しだけ秋の気配を感じます。
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足元を見てみると。
ヒグマの糞が。
フィールドハウスで受けたレクチャーで、ヒグマ出没地として糞を確認した場所も教えてもらいました。
ガイドさんも、数日前に発見されたものだと言われていました。
ヒトと同じように歩きやすい場所を選ぶ、ということを実感しました。 -
この穴は大きいなぁ。
何かの巣? -
また景色が広がってきました。
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スイレンの花。
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湖面に映る姿、やっぱり素敵。
知床五湖にはフナが居るそうです。
開拓時代、タンパク源としてフナを放ったからだとか。
その姿を見ることはありませんでしたが、自然を変えてしまうのは、やっぱり人間なんだなと感じました。 -
こんな木道もあります。
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ここでヒグマを発見したガイドさんの一報で、散策路閉鎖になったこともあるそうです。
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ヒグマの頭数や位置、動きを見て判断するそうです。
ヒグマが子どもを連れている場合、距離が保てていても散策中止。
親が子どもを守るため、攻撃的になるからだそうです。
ミズバショウの畑のような、この場所。
好物が広がっている場所だから、ヒグマ親子が居てもおかしくない。 -
川のように流れる場所を、こちらで眺めることは少なくて。
同じ写真ばっかり撮ってたな。 -
流れの行き先。
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三湖にある島。
私たちには行けない場所。 -
上の写真を撮った場所の右側。
ちょうど写真中央辺りの、草がV字になっている場所。
獣道で、ここもヒグマが歩くそう。 -
またまた、秋の気配。
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この先に分岐があるので、その案内板。
大ループと小ループがあって、フルに散策したい場合は大ループを選択します。
小ループは、二湖から一湖を回ります。
ルートを間違った場合、ここで軌道修正できるように看板があるんだと思われます。
ヒグマを避けるため、もしもの時のため、散策ルートは一方通行です。 -
アオサギは覚えているんですが。
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右の鳥の名前は失念。
ガイドさんから借りた双眼鏡が、再び大活躍。 -
そんな写真を撮ったのは、二湖。
ガイドブックでよく目にする写真は、二湖から撮られているものが多いそうです。 -
万年雪。
初冠雪は、夏の最高気温を記録した後、初めて山頂に雪が降った(積もった)のを確認したときに発表されるそうです。
なので、しっかり区別されているのだとか。 -
アオサギさん達のバックには…
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再び硫黄山。
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川湯温泉で見た硫黄山を思い出す、山肌。
あそこもゴーッて隙間から蒸気が噴き出してるのかな? -
生命力を感じます。
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岩肌に生息するなんて。
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そして、最後にたどり着いたのは一湖です。
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右手には、高架木道が見えます。
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ここで一旦、ガイドさんとはお別れ。
ゆっくり高架木道を歩いて景色を楽しんだり、パークサービスセンターでお土産選びをしてねと言われました。 -
一昨年に高架木道上から見たゲートが、目の前に現れました。
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木道の足元を見てみた。
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高架木道へ上がって。
ここからも一湖をゆっくり眺めて。 -
写真も撮って。
一緒に参加した方が、撮りますよ〜と言って下さり。
ここぞと思う場所ではセルカレンズで撮っていたんですが、やはりケラレがあり…
お願いせずとも撮ってもらえることに感謝です。 -
こうやって眺めてみると、以前お邪魔したのは7月末だったので、緑の深さが違ったな〜と思います。
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木道越しのオホーツク海。
チラッとしか見えないや。 -
角度を変えて、一湖。
-
この写真を撮ったら、何だか懐かしい感覚になって。
どうしてだろ?
と思いながら、同じような写真ばっかり撮ったら… -
木道が空に続くような姿が気に入って、一昨年も撮っていたから。
この場所に立って、それを思い出しました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- たらよろさん 2015/11/08 13:46:31
- 知床五湖ウォーク
- こんにちは、かりんさん
空が高い〜〜♪
清々しいっていうのはこういうこと言うんだろうね。
笹って消化が悪いんだ〜
じゃあ、パンダさんは、すごく良い胃を持っているんだね(笑)
人間と動物の共存ができる場所、、、、
こういう場所はいつまでもきちんと保護して残していかないとねっ♪
たらよろ
- かりんさん からの返信 2015/11/11 23:22:35
- RE: 知床五湖ウォーク
- たらよろさま
ご無沙汰しております。
書き込みありがとうございますm(__)m
> 空が高い〜〜♪
> 清々しいっていうのはこういうこと言うんだろうね。
晴れ女パワーを炸裂してきましたよ♪
本当にお天気に恵まれて。
北海道へ行ったってだけでテンションあがってるのに、お天気にも演出してもらえました。
> 笹って消化が悪いんだ〜
> じゃあ、パンダさんは、すごく良い胃を持っているんだね(笑)
ほんとですね。
北海道へ行けば「ヒグマに出遭わないように」とか、「ヒグマと遭遇した時には」みたいな文言が溢れていて。
パンダさんは思い浮かばなかったな〜
> 人間と動物の共存ができる場所、、、、
> こういう場所はいつまでもきちんと保護して残していかないとねっ♪
高架木道も存分に楽しめるスポットなのですが、やはり五湖散策は楽しめました。
運動不足な私でも楽しめたというところに親しみやすさも感じますが、自然の恐ろしさというものもヒグマに関するレクチャーで感じました。
お邪魔しているのはヒトだということを忘れてはいけませんね。
個人的な夢ではありますが、たらよろさんに北海道ドライブ旅行記を作成してもらいたい!
こんな場所知らなかった〜って所へ行ってもらえるような気がして。
なんてことを無責任にコメントしてみました(笑)
かりん
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