北海道周遊旅2005 釧路～知床 旨いものめぐり

2005/11/04 - 2005/11/06

たかぢ、けんいちの2人旅です。

釧路から世界自然遺産の知床半島を目指す北海道周遊旅です。11月初旬でしたが北海道はもう冬が始まろうとしていました。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

飛行機で羽田空港から釧路空港に向かいますが、窓の外の釧路は濃霧に包まれて何も見えません。「濃霧で視界不良のため自動着陸します」との機長のアナウンスが流れました。わざわざアナウンスするほど危険なことなのかと恐怖を覚えましたが、いつ着陸したのかわからないほどスムースに降りました。これなら普段から自動運転でいいんじゃないですか？(^-^;

空港からはバスに乗って釧路駅に向かいます。釧路からは根室本線に乗り込みました。

釧路駅 駅

駅弁を購入します。大きなタラバガニが入った「たらば寿し」は見るからに美味しそうです。

根室本線で東に向かいます。

釧路から50分ほどで厚岸（あっけし）駅に到着です。

厚岸駅 駅

厚岸と言えば牡蠣です。駅から近くの道の駅・厚岸味覚ターミナル・コンキリエで牡蠣を食べたいと思います。

2階にある飲食店では、自分で好きな食材を選んで焼いて食べることができます。牡蠣は1個120円とリーズナブルです。

炙屋

牡蠣以外にもタラバガニや貝類、ジンギスカン、サーモンなども焼きます。

ぷりっぷりです(^-^)v

たかぢ

駅に戻って再び根室本線に乗り込みます。

厚岸駅 駅

列車はしばらく湿原の中を走ります。

およそ1時間半で根室本線の終着・根室駅に到着です。この先に線路が無い最果ての地まで来た達成感があります。

根室駅 駅

駅からはタクシーに乗り込み納沙布岬を目指します。太陽は今にも沈みそうです。３年前に訪れたときと街の雰囲気が変わっていました。道端に無数にあった「北方領土を返せ！」の看板が無くなっていたのです。

日没と同時刻に納沙布岬に到着です。海に目を向けると遠くに薄っすら水晶島が見えました。

納沙布岬 自然・景勝地

四島の架け橋

資料館に入り双眼鏡を覗くと貝殻島灯台や水晶島のロシア側の監視塔がはっきり見えました。すぐそこに領土問題があることを認識できました。

根室駅まで戻ってきました。またこれから釧路駅までの長い列車旅があるので、夕ご飯にします。3年前にも訪問した食堂入ったで海鮮丼をいただきます。

やまつね

釧路駅に到着です。すると街は霧で覆われていました。街灯の光が霧の中で瞬いていてとても幻想的です。霧でホテルへの道がわからず迷いましたが、無事1日目を終了することができました。

釧路駅 駅

２日目です。

今日も街を霧が包んでいます。

朝食は駅前にある和商市場です。

釧路和商市場 グルメ・レストラン

市場内を歩くと蟹が目につきます。そして勝手丼の客引きが次から次へとうるさいくらいです。

いくら、サーモン、貝（なに貝か忘れました・・・）に珍しい鯨を乗せてみました。無料サービスの蟹汁とともにいただきます。

今日は釧路駅から釧網（せんもう）本線で道央を北上します。1両編成のディーゼル車です。

釧路駅 駅

しばらくすると釧路湿原の中を走ります。とにかく広い草原で、川や沼が現れる風景はずっと見ていても飽きません。いつかはここでゆっくりカヌーをしてみたいですね。

釧路湿原国立公園 自然・景勝地

乗客の何人かは運転席の隣に陣取り、どこまでもまっすぐな線路を見つめています。釧路湿原を抜けると今度は素晴らしい紅葉を見せてくれました。

2時間半ほどで知床斜里駅に到着です。

知床斜里駅 駅

駅でレンタカーを借ります。

知床半島をオホーツク海を左手に見ながらウトロ方面に向かって走ります。

オシンコシンの滝

オシンコシンの滝 自然・景勝地

オシンコシンの滝で有名なネコのようです。大人しくて全然動きません。

知床の山々が綺麗です。

急にクルマの前をエゾシカが横切り急ブレーキです。ここ知床は野生の動物の宝庫ですから運転には気を付けないといけませんね。

1時間半ほどのドライブで知床五湖にやってきました。散策路をお散歩して1湖・2湖を見て周ります。知床連山が水面に映り、静かな時間が流れていました。

知床五湖 自然・景勝地

エゾシカはあちらこちらで見かけます。

今日の宿があるウトロに戻る途中で岩尾別温泉に立ち寄りました。原生林の中にある3段の露天風呂で入浴です。だいぶ温めでした。

知床岩尾別ユースホステル 宿・ホテル

夕陽に照らされ知床連山が少しずつ赤くなっていきます。とても綺麗です。

途中でオホーツク海を望む景色を写真に収めようとクルマを降りたところ、夫婦がある1点を望遠カメラと双眼鏡で見ていました。奥さんが「ヒグマがいるのよ」と双眼鏡を貸してくれました。どうやら川で魚を取っているようです。すぐ近くには民家もあって人が歩いています。ここ知床は人間と熊の生活圏がこんなにも近いんだと驚かされました。

ウトロの手前にあるプユニ岬で素晴らしい夕景に出会いました。オホーツク海に1本の光の道が浮かび上がる光景は今まで見てきた夕景で最高のものでした。太陽が海に完全に沈むまで見つめていました。それにしても寒い！！

プユニ岬 自然・景勝地

今夜は知床グランドホテル北こぶしに宿泊です。このホテルにした理由は夕ごはんが知床番屋祭という知床の海の幸が番屋風建物の中で食べ放題だからです。

北こぶし知床 ホテル＆リゾート 宿・ホテル

知床番屋祭

中央にある船を模した台には、ズワイカニ、タラバカニ、ホタテ、タコ、ホッケ・・・それらが食べ放題とあって、客は蟹の前に群がり殺気立っています(^-^;

また一方でホタテを焼いたり、シャケ汁を作っていて、もちろんそれらも食べ放題です。

取ってきた食材は七輪で焼き上げます。焼いている間にイクラ丼もいただきます。もちろんこれも食べ放題なので3杯も食べてしまいました。大満足の夕食でした。

ただ、たかぢは体調不良であまり食が進まず、ホテルの部屋に帰ってすぐ寝てしまいました。岩尾別温泉が温かったのとプユニ岬で寒い中ずっと夕陽を見ていたからでしょうか・・・

3日目です。

朝から展望風呂でお湯を楽しみます。朝食のバイキングでもイクラが食べ放題です。知床はイクラが余っているようですね(^-^;

今日もクルマでドライブです。知床横断道路を羅臼（らうす）方面に向かいます。大自然の中を通る素晴らしい道路です。

知床峠では堂々とした羅臼岳を見ることができました。青空・雲とのコントラストが綺麗です。そしてどこまでも続くような樹海が広がっています。

この知床横断道路も今日を持って冬季閉鎖されます。ここもいよいよ本格的な冬が始まるのです。

知床峠 自然・景勝地

羅臼では「北の国から２００２遺言」で使われたセットを見学です。道の駅では撮影時の写真が飾られていました。

純の番屋 グルメ・レストラン

網走方面に走ります。牛さんこんにちは(^-^)

北海道らしい真っすぐな道を走ります。東京に住んでいると普段なかなか追い越しをすることが無いのですが、ここ北海道では遅いクルマやトラクターを追い越す機会が多くあります。慣れていないので、遠くの対向車線のクルマにドキドキしながらも追い越しを決めたときの爽快感は何とも言えません^_^;

JR釧網本線の北浜駅にやってきました。駅舎に「停車場」という洋食屋があることをテレビで見たことがあったのでぜひ来たかったところです。

北浜駅 駅

駅舎内には無数の名刺が貼られています。

店内は満員のお客さんで時間がかかるようです。昨年テレビで放送されてから忙しくなったとお店の方が話をしていました。すぐそこのオホーツク海を見ながら待ちます。

このお店は「停車場ランチ」というハンバーグのセットが定番でそれをたかぢが注文し、私は「オムライスデミグラスソース」を注文です。イカなどの海鮮物が使われていて美味しかったです。

今日帰ることになりますが、最後に美幌峠に行ってみたいと思います。3年前に訪れたときは霧で何も見えませんでした。

美幌峠に到着して展望台に上がると、とても素晴らしい景色が広がっていました。眼下には屈斜路湖が雄大な姿を見せてくれています。もう「すごい！」の言葉しか出ないほどの絶景です。

美幌峠 自然・景勝地

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網走駅に戻りレンタカーを返却します。ここからバスで女満別空港に向かいます。

網走駅 駅

空港では夕ご飯を食べて、飛行機で羽田空港に戻りました。

晩秋の道東を旅していろいろなグルメと絶景を楽しめた良い旅でした。11月の初旬でこれだけ寒いと、1月2月はどれだけ寒くなるのか怖いですが、オホーツクの流氷のシーズンに一度来てみたいですね。その前に耐えられるだけの服装を買わなくては(^-^;

女満別空港 空港