2015/08/30 - 2015/09/04
4位(同エリア339件中)
nao520さん
- nao520さんTOP
- 旅行記147冊
- クチコミ83件
- Q&A回答10件
- 191,827アクセス
- フォロワー29人
とうとう、チベット旅行が実現です。中国でこの省だけは個人の自由旅行が制限されているため、やはり34ある省、自治区、直轄市、特別行政区では最後に訪れる省になりました。
旅行パッケージ化は知合いの旅行社に依頼して入藏証を取ってもらいました。最低2人いないと団体にならないので大学生の息子を無理やり?誘い。行きは西寧から憧れの青藏鉄道で、帰りは時間を有効に使える午後遅くの西安経由北京で戻りにしました。
実は急に9月15日まで新規の入蔵証申請を受け付けないというアナウンスがありましたが、旅行社はなんとかその日に押し込んでもらいました。2月に計画していた時も同様の理由でキャンセルになってます。
1日めは北京から西寧への移動日。この時期北京発着の国内便は抗日70周年イベントの飛行訓練で遅れることが茶飯事でしたので安全みて前日に西寧入りしておきました。
2日めは旅行会社の西寧事務所から必要な書類と大切な青蔵鉄道のチケットをもらいます。通常は郊外のクンブム(タール寺)に行くのでしょうが、既に訪れたことがあるので発車時刻までゆっくり過ごすことにしました。
西寧からのラサ行き列車は1日5便だそうです。北京から来るもの、上海からくるもの広州から来るものと西寧発。私は北京から来る列車、1530発の軟臥になりました。
旅行の最盛期ですから切符も選択の余地もあまりありませんでした。
北京からくる車両はボンバルディアとの合弁車両で、他のラサ行きで使用されている中国製造車両よりも作りがよいという評判です。
ラサ到着は翌日の午後1時。約22時間の鉄道の旅のはじまりです。
D1 北京-西寧
D2 西寧 東関寺、午後青藏鉄道
D3 青藏鉄道 午後1時頃拉薩到着 高地順応のためホテル
D4 ポタラ宮、博物館、セラ寺、大昭寺バルコル
D5 青藏鉄道延伸部分に乗ってシガツェへ、
D6 デポン寺、ノルブリンカ、バルコル自由散策
D7 午前ヤムドク湖、午後西安経由北京
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
西寧へは北京発3時頃のフライトに乗ると2時間程度で青海省の省都西寧につきます。
今年は西寧は3回目です。張掖に行った帰り、敦煌の帰りと比較的北京への交通の便がいいんです。 -
到着日はホテル近くで蘭州拉麺で軽くすませます。ホテルの部屋で世界陸上北京大会を見て過ごす。
-
朝です。西寧市内は初めてだったので散策してみようと思い立ちました。ここは、神旺大酒店の近くにある中心広場。
-
立派な都市です。青海省200万人の省会だけあります。
-
川に沿って歩いてみることしました
-
釣り人が多く集まるポイント。釣れるのは小さい魚ですが年配の方々の重要な娯楽なのでしょう。私も釣りします、フライフィッシングですが、釣果よりその釣りという行為が大切。。よくわかります。
-
より大きな川との合流地点です。
-
さて、ホテルに戻って朝食食べましょう。
-
旅行社にチベット旅行の残金を払って、入藏証と青藏鉄道の切符をもらいます。
前日入りの場合はタール寺観光のパターンが多いと思いますが、行ったことがあるのでパスして西寧でゆっくりすごしたいと。そうすると行くところはかなり限られてしまいます。
もともと、発車までホテルで過ごしてようかと思ってたくらいでして、
中国の鉄道駅に早く行っても改札開始は20分前のため、待合室でずーと待ってるだけ、しかもベンチがあいているかも分からない、食べ物も高いため、私は30分前にしか行きません。 -
ということで有名なイスラム寺院の東関清真大寺に行ってみます。
-
これはすごい写真です。毎週金曜日にはここまでとは言いませんが西寧のイスラム信者が礼拝にくるそうです。そのため、周辺の道路は封鎖、時間は1−2時間程度で地元の方々はよくわかっているのでその時間帯はこのあたりには立ち寄らないそうです。一番多い時は20万人だとか。。
-
明の時代、約600年前の創建
-
ガイドさんが早めのお昼に連れてきてくれました。
-
このお茶はおいしいです。
西寧の人達の嗜好だそうで、1日友達と話しながらお湯を注ぎ足しながらこれを飲んでいるそうです。四川省の八宝茶みたいなものだそうです。そのため、テーブルには頻繁に服務員がお湯のポットを交換しにきます。 -
-
地元の料理ですがどれも美味しい!
-
-
とても美味しくてしかも清潔なよいレストランでした。ありがとうガイドさん! また来ます。
-
改装された西寧駅です。大きすぎて全景とれません。。
-
中国のよくある鉄道駅の造りです。広大である。。
-
Z21、15:30発
20分前かと思っていたら30分前に改札開始になりました。
その前に、改札、プラットフォームが二転三転してそのたびに民族大移動が起きました。中国語しかアナウンスないので行く方は気を配っていた方がいいですね。 -
北京からの列車です。流石に北京から乗るということは、露ほども考えませんでした。同室の中国人達も通しで乗る人はいませんでした。
15両編成食堂車は7両目。私の車両は2両ある軟臥です。因みに硬臥は1−4両車。あとは硬座です。 -
-
出発してからは草原が続きます。見慣れていますと特にこれといった風景ではなく、本を読んで過ごします。
-
1−2時間ぐらいで青海湖が見えてきます。
-
青海湖は行ったことありません。菜の花が咲く季節の7月に来てみたかったのですが今年は無理でした。
-
-
湖があると風景に変化があって楽しいです。
-
海みたいです。。
-
だんだん、近づいてきます
-
雲も綺麗ですね
-
-
-
青海湖の北側を東から西へと通りすぎます。ここは西の端。
-
青海湖から離れていきます。こっちは北の方角。丘陵が広がっています。
-
方角は北のほうなので、き連山の南側を走っているのかなぁ。と。き連山の北側は甘粛省で高速鉄道でき連山をみています、今南側を見れているのか。
-
-
そうこうしている間に7時過ぎて、食堂車にいくことにしました。45元だったと思います。値段とか味とかはあまり関係なく、日本ではもうほぼお目にかかれない食堂車で食べながら景色見るというのがやっぱりいいです。
-
食堂車は1両しかありませんが意外と無茶込みしていません。ちょっと時間を外したからかもしれないですし、ワゴンで車両に売りに来たりもするため高い食堂車に敢えて来ないというのもあるでしょう。
-
何といっても窓が大きいので景色がよく見えます。
-
山肌に建つ無名の寺院。結構立派なんですけど。
-
最初にとまった徳令ハの駅。コンパートメント同室の地元の方はここで降りて行きました。
この軟臥以外に切符とれなかたそうです。 -
5分後程度の停車でタバコタイム。午後8時ぐらいです。
-
-
海抜2980mだそうです。これをみるとゴルムドからの海抜上昇がすごいです。
-
この駅を出発します。
-
この先で列車は北向きに方向をかえていきます。
-
小さな女の子にとってはつまらないかも。
-
-
さらに1時間ぐらい乗り9時近くなると暗くなってきます。
-
三時間走ってゴルムド着、2230。停車時間は20−30分あったような気がします。
-
10時過ぎなのでさすがに暗いです。
-
ここで、もう一台機関車を連結します。
この路線は、牽引するという役割もありますが、2台ないと危険なのだと思います。途中で立ち往生してしまったら乗客の生死にかかわりますから。 -
ゴルムドで同室の一人の女性が降りたため、コンパートメントは私達だけになり使い放題。これから乗って来る人はほぼいないため。
ここから列車は高度を上げていきます。酸素放出口からはシューシューと音を立てて酸素が出てきます。ちょっと寒いけど。
今夜はこれで眠りにつきます。 -
3日め。
朝起きてみると高度は4700mを超えていました。まだ、これから最高高度のタングラ峠を越えます。 -
まだ、日の出ではありません。どこかで5,072mのタングラ峠を越えたものと思われます。最近はタングラ駅も停車しない列車がおおいそうです。
-
西の方は月がまだ煌々としてます
-
夜明け前の車窓です
-
西側
-
月がまだ高い
-
東の空は明るくなってきました。
-
-
日の出かな
-
太陽が見えてきました
-
-
-
10分ぐらいであっという間に太陽は登ってしまいました
-
-
ヤクは動き出しています。
-
民家の一日も始まるようです。
-
朝食です。
コンパートメントが二人きりなので、ワゴン販売のものを買いました。 -
8時ごろの車窓です。ヤクの放牧がおおいです。
-
もっと、雪山が見えるのかと思っていましたがそうではないんですね。
-
-
今までは空が明るかったのですが、この辺りは山と雲で太陽が隠されてしまうのでしょうか、何故か空が暗い。
-
ちょっと雰囲気が違ってきました
-
-
月もまた見え始めましたし。
-
イチオシ
すぐに湖が見えてきました。ツォナ湖です。海抜が4,594mもあります。チベット人にとっては聖なる湖として崇められています。
-
-
東の空はこんな感じで夜明けに戻ってしまったようです。たぶん、高い山なみの関係なのでしょう。
-
-
措那湖駅通過。
-
明るくなってきました
-
全長20kmあるので結構時間かけて楽しめます。
-
高度は4461m
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
くつろぎながら変わりゆく車窓を眺めます。
まったく飽きない。 -
-
-
-
-
-
-
-
これは別の湖です。
-
-
-
イチオシ
-
-
貨車があり、町が近くなってきた気がします
-
雪山が見えてきました。
-
-
はぐれヤクが一匹
-
-
-
-
雪山が見えます。ニンチェンタンラなのかなあ?
-
ナクチュの駅到着午前10時。あと3時間ぐらいでラサです。
-
ナクチュのまち。これだけ。。
-
-
-
4513m
-
ナクチュ出発。
-
-
高原地帯が続き徐々に高度を下げていきます。ラサの海抜は3700m
-
-
雪山がところどころ見えてきます。
湖と雪山は風景に変化があっていいですね。 -
-
-
-
-
-
-
イチオシ
-
ラサまであと2時間
-
昼食をとりにまた食堂車へ。ラサまで2時間を切って営業終了間近なのですいていました。
-
味はどうってことないです。野菜が多くて原価はすごく安そうなメニュー。
45元。 -
-
-
ラサ近し。
-
ラサ河を越えると、もう到着地ラサです。遠くに見えてきます。
-
ホームに滑り込みました。午後1時すぎ。
-
-
駅構内から出るところの検査で外国人は別の場所に連れていかれて登録をします。もちろん、入蔵証とパスポート必要。西寧駅に入る際に切符と入蔵証の照合されたので入蔵証だすのはこれで2回目。
それが済むと150mぐらいある緩衝地帯?乗客しか入れないエリアを抜けてガイドが待つ出口へ到着です。 -
2時ですが高地順応のため今日はホテルで休憩です。
-
いわゆる高山病ですが、私は自覚症状はありませんでしたが、
血中酸素濃度を測ってみると、71しかなく通常は96程度だそうです。70以下はちょっと危険とか。なお、血圧も当然高くなっていて、私は通常上が110もないのに、測ってみると下が120で上が160でした。これは驚きました。
やることなく時間もあるし、安全を見て酸素吸入と点滴と薬のワンセット依頼しました。(保険でおりるというのもありましたがおりなくてもやってたと思います)
高山病についてはいろいろな話を聞かされて、年齢とか既往症などに関係ないようです。80歳でも何の症状出ない人もいるし、若い極めて健康な方でも倒れることあると。ちなみにラサで治療できないようなまれな重度の場合は、飛行機チャーターで成都に連れていくそうです。代金1600万円とか。そのケースでは普通の旅行付帯保険の上限を超えたそうです。
万が一にでもそうなるのもいやなので、2000元払って治療してもらいました。
1時間後私の血中酸素濃度は99に回復しました。効果満点。
高地順応ということについてですが、西寧は2200mなのである程度はなれるのかもしれません。青蔵鉄道は気圧と酸素が吸入されており、飛行機みたいなものなのでそこに乗っていても順応の効果がどの程度あるのか私にはよくわかりません。
医者はのっていますので必要ならば呼ぶことができます。もちろん中国語だけだと思います。 -
6時過ぎ、陽は高いのですが食事に出ます。
-
近くの食堂で食べなれた中華にします。
-
まだ7時でしかも日没までありますが、今日はおとなしくホテルに戻って明日に備えることにします。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- もいもいさん 2015/09/27 09:33:26
- こんにちは!
- naoさん、こんにちは!
青蔵鉄道でラサというのは、私もいつかやってみたい旅の一つです。
車窓の風景、美しいですね。
心配なのは、高山病。
NAOさんも、初日は無理はされなかったようですね。
やはり、体の動きとか、影響感じましたか?
引き続き、旅行記楽しみにしています。
- nao520さん からの返信 2015/09/28 03:35:58
- RE: こんにちは!
- こんにちわ
車窓の風景は夏も冬もいいと思います。次は是非冬に乗ってみたいです。
ところで、高山病ですが、自覚症状はありませんでした。 ただ、到着してホテルで血中酸素濃度を測ってもらったところ、通常96程度なのが71しかなく、また当たり前ですが血圧が通常私は上が110もないのが160になっていたので、所謂治療と言われる三点セット受けました。酸素の1時間吸入と点滴とクスリ。それのあとの血中酸素濃度は99になっていました。保険も効きますし値を見て判断すれば良いと思います。
このおかげかはわかりませんが、特に何かをかんじたことはなかったです。上り坂は息はきれます。
電車はゴルムド以降酸素が出るので問題ないです。青藏鉄道、是非、乗ってみてください。
nao
naoさん、こんにちは!
>
> 青蔵鉄道でラサというのは、私もいつかやってみたい旅の一つです。
> 車窓の風景、美しいですね。
>
> 心配なのは、高山病。
> NAOさんも、初日は無理はされなかったようですね。
>
> やはり、体の動きとか、影響感じましたか?
>
> 引き続き、旅行記楽しみにしています。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
中国 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
149