チベット縦断（１）　西寧、青蔵鉄道の旅

2009/04/25 - 2009/05/06

　「エベレストベースキャンプも訪れる　青蔵鉄道とヒマラヤ大縦断3,000㎞　12日間」のツアーに参加。中国青海省西寧からネパールのカトマンドゥまで、鉄道と車でチベットを大縦断。
　ダライ・ラマ14世がインドに亡命する契機となった1959年3月のチベット蜂起から49年目の前年（2008年）3月に大規模な騒乱がチベットで発生。その後、8月に北京オリンピックが開催。
　50年目の今年3月は、チベット自治区への外国人の入境が禁止されていた。

4月25日　空路で北京到着後、国内線で蘭州へ。
4月26日　西寧周辺観光。夜に青蔵鉄道に乗車。
4月27日　列車の旅。夜にチベットの都、ラサに到着。
4月28日　ラサ市内観光（ポタラ宮、セラ寺、ノルブリンカ）。
4月29日　ラサ市内観光（ザンゲ・ドゥング、ジョカン寺）。
4月30日　車でヤムドク湖へ。ギャンツェ観光。
5月1日　シガツェ観光。その後、ニューティンリーへ。
5月2日　チョモランマ・ベースキャンプ。オールド・ティンリー。
5月3日　峠を越え、国境の街ダム（ジャンム）へ。
5月4日　国境を越え、ネパールへ入国。カトマンドゥ観光。
5月5日　空路で、ラサを経由し成都に移動。
5月6日　成都発、大蓮で待機して夕方に帰国。　

エリア 中国

• 同行者: 社員・団体旅行
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 風の旅行社

中国国際航空で北京へ行き、国内線で甘粛省蘭州の中川空港着。

夕食後、そこから車で約３時間、青海省の省都、西寧へ。

翌日、西寧周辺観光。まず、東関清真大寺。
青海省最大のイスラム寺院で、1380年の創建。

礼拝大殿。

次に、クンブム（タール寺）。
チベット仏教ゲルク派六大寺院の一つ。1560年、創建。かっては4,000人以上の僧がいたというが、現在は500人ほど。

如来八塔前。五体投地するチベット人。

祈祷殿。

祈祷殿前。

酥油花院。ここにある、色づけされたバターを用いて作ったバター彫刻が有名。

西部大開発でマンションの建設ラッシュ。

西寧郊外にあるチベット医薬博物館を見学。
青海省レゴン（同仁）で制作され、ギネスブックにも載ったという世界最長618mのタンカが展示されている。

西寧市内にある、水井巷マーケット。
ここで初めて、物乞いするチベット人を見てショックを受けた。

中心広場前。

水井巷マーケット前。

20時28分、西寧発、青蔵鉄道に乗車。
2006年7月に開通した、世界一高所を走る鉄道。車両は、中国とカナダの合併会社が設計、製作。

翌朝6時40分頃、ゴルムド駅に到着。高所走行用の機関車に交代するため停車。

昆崙山脈。

食堂車で朝食。

ツンドラ地帯。冬には、－40℃になるという永久凍土。

野生動物の宝庫、ココシリ自然保護区に。

崑崙山口。

寝泊まりした硬臥（二等寝台車）の通路。

寝台車は、漢族の旅行者が多かった。

漢族。

長江源特大橋。

人民解放軍トラック。

11時40分、沱沱河（タタホー）駅。標高4,547ｍ。

長江の源流、沱沱河。タングラ山脈から流れている。

昼食は、車内販売の弁当。

硬座。こちらは、チベット人ばかり。

「地球の歩き方」を見せたら、珍しそうに見ている僧。

13時40分頃、唐古拉（タングラ）峠。鉄道世界最高点5,072ｍ。青海省からチベット自治区に。

世界最高所の駅、唐古拉（タングラ）駅。標高5,068ｍ。

乗務員とガイドさん。血中酸素濃度の測定。

安多（アムド）駅。

聖なる湖、ツォナ湖。

標高表示。写真に撮ると、文字がうまく表示されない。

チベット自治区北部最大都市、那曲（ナクチュ）駅。

駅の周りは、西部大開発のインフラ建設が進行中。

食堂車で夕食。ほとんど観光客。

食堂車の一角にあるバー。

終着駅ラサのホーム。定刻より10分早く、21時40分到着（約25時間）。標高3,640ｍ。

ラサ駅、全景。ポタラ宮をイメージして作られている。