2015/06/30 - 2015/06/30
2位(同エリア53件中)
Rolleiguyさん
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チューリッヒは私たち家族にとって第2の故郷。仕事で駐在していた1976年から83年にかけて7年半住んだ街。久し振りの訪問だったが、以前のようなああ帰って来たという高揚感はなく、これは意外だったが、時間のなせる業なのかもしれない。
今回は、チューリッヒは目的地ではなく、別行動をとっていた娘や、仕事で出張中の友人との合流になった。天気は快晴、気温は35度、湿度低くて快適な街歩きを少ししてみた。
昔、チューリッヒはヨーロッパで最も治安の良い街として知られていたが、東欧改革のあとくらいから治安は少し低下し、夜の街歩きは余り勧められなくなった。今回は朝だけ散歩にして、リマト川の辺りを散策。午前中で切り上げて、友人を加えて4人でリギ山の観光に行くことにした。本当はフィッツナウから登る方が綺麗なのだが、時間の関係でアルト・ゴルダウからの登山電車にした。こちらから登るのは2回目だが記憶になく、結構美しい景観なのでびっくり。 リギはベルナーアルペンを眺める展望台としてはピラトゥスと双璧をなすが、より優雅な山で、のんびり時間を気にすることなく過ごすには最適。今日は本当に快晴で空気も澄んでいて、360度のパノラマは息を飲むような美しさだった。
流石に有名観光地だけあって訪れる人の数も多い。ここでも中国人の観光客が沢山いた。
下山は来たルートにしたが、息子は道標を見て3時間半とあったので、この山なら1時間半くらいで下りることが出来るだろうと言いだし、一人で歩いて下りた。麓の待ち合わせ場所に我々が着いたのはそれから1時間半だったが、まだ息子はいない。20分ほどして遠くから走ってくるのが見えた。本人の弁では、思ったより時間がかかり、途中で余りの暑さに、放牧されている牛用の水を頭からかぶって歩き続けたとのことで、皆で笑ってしまった。
チューリッヒに戻ったのは夕方。ホテルの窓から夕陽に沈む街が印象的だった。
宿泊したのはヴァルトハウス・ドルダーという山の上の方にある4つ星ホテルで、30年以上も出張や旅でチューリッヒに来る時の常宿にしていた。静かな環境にあり、窓から見下ろすチューリッヒ湖の眺望がいいので、いつも使っていたのだが、今回は9月からの改装を控えていたせいか、あまり良い印象を受けなかった。スタッフの対応も不合格で残念だった。経営方針が変わると全く別のホテルになってしまう典型のようなもの。次回は別のホテルにしよう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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爽やかな朝。リマト川に映るチューリッヒの3大教会。こんなに水の美しい街に暮らしたのかと多少の感慨はある。
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グロースミュンスターと手前のヴァッサーキルヒェ。宗教改革者ツヴィングリ
を思い出す。 -
白鳥は渡り鳥だが、チューリッヒでは一年中見かける。
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チューリッヒ湖の遊覧船。チューリッヒ湖は、湖底から古代の焼き物などが時々出るので、それを探しに潜る人もいるようだ。今年は130年振りの暑さだそうで、この2,3日後に行われたチューリッヒ湖横断水泳には、何千人も参加したという新聞報道があった。ここでは電池で走るボートを借りて自分で巡ることも出来る。
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彼方に見えるのはテーディ(3614m)から双耳峰のシェーアホルン(3295m)などクラウゼン峠方向。直線距離で70キロ近くも離れている山々だ。
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本当に驚いたのだが、チューリッヒからベルナーオーバーラントの最高峰フィンスター・アールホルン(4274m)が見えた。郊外のアルビスからは見えることは知っていたが、市内から見えるとは、7年も住んでいて知らなかった。右隣にはラウターアールホルンとシュレックホルンまで見える。知人の山岳ガイドが、自宅を新築する際に、ベルナーオーバーラントが見える場所にしたいと言って、アルビスの向こう側に家を建て、フィンスター・アールホルンが毎朝見えるんだと自慢していたことを思い出した。
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ウーリ・ロートシュトックは2928mの山だが、途中に遮る山がないので、チューリッヒからよく見える。
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朝、まだ静かな街。しかし、向かいの教会の時計だと9時を過ぎている。火曜日だし、いつもは7時には働いている人がいてもいいはずだが、夏休みで経済活動が不活発なのかと思うほど誰もいない。
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割と有名なレストラン。市内にはいくつか何とかケラーという名前のレストランがあり、そのうちのいくつかは市内のツンフト(職業別のギルドのこと)が持っているが、ここは多分違うと思う。
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これは何屋さんだったか忘れてしまった。
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チョコレートの製造販売をしているトイシャー(Teuscher)のお店。昔,私が勤務していた会社が、トイシャーの製品を日本に輸出する手形の買い取りをしていたが、当時はスイスフランが空前の高値となり、輸出が不振を極めていたため、輸出業者支援のために、買い取った輸出手形をスイス中央銀行が安く割り引いてくれたので、労せずして利ザヤを稼げた。調子に乗ってどんどん持ち込んだら、ある日呼び出されて、少し遠慮してくれと言われてしまった。助けるのはお前の会社ではなく、輸出業者なんだよと言うことで、言われてみればそれもそうだ。オメガも同じように苦しんだ時期だったが、今や隔世の感がある。
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日本へのお土産品。左上の隅にある4つのカップは、スイス人が外国で郷愁を覚えるというミュースリというドライフルーツや穀類の食べ物。ミルクをかけて食べるが、すごくおいしいというものでもない。日本人にとっての朝食の定番である、焼き海苔や納豆といったところか。
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リンデンホーフで見かけた鳩。鳩が多すぎて餌をあげるなと言われている。
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同じくリンデンホーフのそば。幼稚園児にしてはすこし大きいが、この辺りに小学校はないので、年長組といったところか。 歌を歌いながら踊っていた。子供はどこの国でも可愛いが、成人すると何であれほど可愛げがなくなるのだろうか。
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リンデンホーフに近いところ。私の会社はこの近くにあった。
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チューリッヒをレンタカーで発って2時間でリギの頂上に。右側の青い電車がゴルダウから来たもの。左の赤い電車はフィツナウから来たもの。今日は天気が良いだけでなく、空気が澄んでいて遠くのアルプスがとても美しく見えた。チューリッヒから見えたウーリ・ロートシュトックも見える。真ん中から右の方はエンゲルベルクの辺りで、シュパンオルトやティトリスが見える。
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それぞれの電車が並んでいた。
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駅から山頂までの少々の登りだが、右は傾斜が緩い快適な道で老人が、左は山頂まで短いが傾斜がきつく若者が登る道。私と友人は右の道を選んだが、こちらの方が眺めが良かった。
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50キロほど離れているグラルナー・アルペンのグレルニッシュ山塊。手前にミーテン。ここから右方向に360度のパノラマを楽しむことにする。
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先ずは、左隅のグロース・ヴィントゲレン(3187m)から、ウーリ州の山々がならび、エンゲルベルク周辺のシュパンオルト(3198m)まで。
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高い山々ばかりでなく、こうした景観にも捨て難いものがある。
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ティトリス(3238m)がくっきりと見えた。夏スキーが出来るところだ。
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左側のウーリ・ロートシュトックから、右側の方へブリュームリスアルプまでが一望出来る。こうした遠望は山の近くで見るのとは違った美しさがある。
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スイスに来て行かない人はいないベルナーオーバーラントの4000メートルの峰々。
手前にあるシュタンザーホルン(1898m)はそれほど高くないが、ケーブルカーで頂上まで行くと、独立峰なので周囲の山々がとても良く見える。ハンググライダーを楽しむ人たちがいつも沢山いる。 -
アップしたところ。左からフィンスター・アールホルン(4274m)、ラウターアールホルン(4042m),シュレックホルン(4078m)、ローゼンホルン(3689m)。
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更に右方向を見ると、左から、ミッテルホルン(3704m)、ヴェッターホルン(3701m)、トルークベルク(3933m),メンヒ(4099m)、アイガー(3970m)。アイガーの右後ろにユングフラウ(4168m)が少し見える。 メンヒには南西稜と南東稜から2回登ったが、仕事をしていた時期だったので、自制して他に余り本格的な登山はしなかった。今にして思うと、残念だったというか、事故に遭わなくて良かったというべきか。
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もう少しアップしてみた。アイガー北壁の巨大さがよく分かる。
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雪山が見えなくなると、リギと並んでアルプス展望の素晴らしいピラトゥスが見える。どちらもいいが、リギが丘の延長のような親しみやすい、ゆっくり寛ぎたい山であるのに対して、ピラトゥスは登山電車に頼らない場合は登るのは大変だ。しかし、ハイキングルートであれば、歩いて下りることは容易で、特に秋は素晴らしい山歩きが出来る。一度残雪期に下りた時にスリップし、途中の岩に跨って滑落を免れたことがあった。何人か事故で亡くなっている場所で注意していたのだが、若さ故の過信があったのかもしれず、それ以降危うきに近づかずをモットーにしている。
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ピラトゥス。
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ツーク方面を望む。
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同じくツーク湖。
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右方向に目を転じ、エーゲリ湖を遠望。
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一周して戻って来たところ。左下がツーク湖、右奥にラウエルツ湖とシュヴィーツ州の眺め。
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ここが老人向けの緩やかな道の途中にある展望台。
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牧草をしまっておく小屋か? こんな高所でも牧畜用の草を刈る。スイスの畜産業は政府からの補助金が大きいが、観光的にも大きな資産だろう。それにしても、この、凡そ目障りなものが何も無い景色というのは日本にはないものだろう。
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今回の旅でとても気に入った写真の一枚。手前の牧草地、湖、中景のミーテン(1811mmと1899m)、遠景のグレルニッシュからベース・フーレン(2802m)に連なる雪を残した山々。これがスイスだ、というような眺めで見とれてしまった。ミーテンは私がスイスで初めてロッククライミングをした山で、この山は周辺とは岩質が異なっていて、何故こんなところにこの山があるのか不思議と言われている。アルプス造山運動は単純なものではなかったと言うことだろう。この時ガイドしてくれたのが、チューリッヒ近郊にフィンスター・アールホルンが見える家を建てた人。
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ミーテン。左側が小ミーテン、右側が大ミーテン。クライミングは専ら左側がポピュラーで、右側は一見難しそうに見えるが、頂上まで登山道が通じていて、レストランまである。
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これは東側に凡そ80キロ離れているトッゲンブルク地方の有名な山、センティス(左2503m)とアルトマン、ヴィルトフーザー・シャーフベルクなど。私の旅行記「クーアフィルステン周辺のハイク」で触れた山々です。写真ではかなり霞んでいたため、コントラストを大きくしたため色が汚くなってしまいましたが、美しい山々です。
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そのセンティス山頂からリギ山方向を見たもので、2009年の写真です。右の奥、最も遠いところに見える三角の山がリギで、その左にピラトゥス、もう少し左に行くと大小のミーテンが先ほどとは反対に見える。左の奥はベルナーオーバーラントの山々で、拡大して見るとフィンスター・アールホルンが識別できます。この時も空気が澄んでいて直線距離で80キロ以上離れているにも関わらず、とてもくっきりと見えました。こうした幸運はなかなかありません。
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チューリッヒに帰って来て、ホテルのベランダから見た街の夕景。
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今日も終わり。明日の好天が約束されているような黄昏だ。
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この旅行記へのコメント (5)
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- bell-sanさん 2016/09/06 05:24:25
- 懐かしのリギ山
- はじめまして。
今回は訪問ありがとうございました。
私も拝見したところ、どれも素晴らしい眺望ですね。楽しく読ませていただきました。
中でも、リギ山は今からかなり前に学生時代の卒業旅行でヨーロッパをめぐった際に立ち寄りましたので、とても懐かしく拝読しました。
ゴルダウからフィッツナウへ登山列車で通り抜けましたが、山頂はあいにく春浅く、まだ雪深い時期で、眺めもまったく楽しめませんでした。
かわいらしい方向板は雪に埋もれていただけに、夏はこんなになるんだと、興味深かったです。(笑)
ただ、雪のリギ山も良い思い出です。またいつか行けたらと、この旅行記を見て改めて思いました。
これからも旅行記楽しみにしています!
- Rolleiguyさん からの返信 2016/09/06 23:37:24
- RE: 懐かしのリギ山
- bell-sanさん
コメント有難うございます。ロシアの旅行記も大変興味深く拝見しました。
ロシアの歌を習っていますので、一度行きたいと思いながら実現していません。 リギに積雪期に登られたとのこと、冬のスイスは数百メートルまでは霧で覆われていても、リギのような高い山は快晴のことが多く、気温もそれほど低くならないのですが、丁度行かれた日が運の悪い日だったようですね。アルプスの連山を眺めるにはとても良い場所ですから、いつか再チャレンジされますよう。 私もbell-sanさんの旅行記をじっくり拝見したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
Rolleiguy
- bell-sanさん からの返信 2016/09/10 21:31:08
- RE: RE: 懐かしのリギ山
- 返信ありがとうございます。
ロシアも素敵なところでした。
行ってみると意外と自由に旅行できるところで
楽しかったです。
ぜひ機会がありましたらぜひ!
今後ともよろしくお願いいたします。
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- cheriko330さん 2016/07/06 01:27:38
- 清々しいです
- Rolleiguyさん、こんばんは。
いつも、ありがとうございます。
シーズンになり4トラのメンバーさんも どんどん海外へ出掛けてます。
私も、Rolleiguyさんの旅行記で行った気になりたいと、リギ山へ2度目ですが、
おじゃましてます。
チューリッヒに7年半も住まれてたなんて、羨まし過ぎます。リマト川と空の色が、
一体化してきれいな街ですね。空港にしか行った事がなくて・・
ここからも、リギ山は半日あれば行けるのですね。
ツアーでルツェルンに滞在した折に、半日フリーがあり、ピラトゥスへ行きました。
船と世界一急勾配の登山電車でです。リギ山も絶景続きで良いですね。
次にチャンスがあれば、是非に行きたいです。
Rolleiguyさん、山岳ガイドが出来るのでは?山の名前もよくご存じで。
やはり、知ってる山にはテンション上がりますね。じっくり見せて頂きました。
メンヒにも2度もすごいです。
山頂に登る時、標識で若者と 老人の人形が面白いですね。真剣にどっちを
選ぼうか等と考えてました。やっぱり景色が良い方が良いですね。
夕焼けの写真も素晴らしいです。あんなにきれいな夕焼け、良く見れるのでしょうか?
"子供はどこの国でも可愛いが、成人すると何であれほど可愛げがなくなるのだろうか。"
同感です☆
スイス観光、ありがとうございました。色んな山を拝見しに、またおじゃまさせて下さいね。
cheriko330
- Rolleiguyさん からの返信 2016/07/06 20:41:53
- RE: 清々しいです
- cheriko330さん
訪問有難うございます。チューリッヒは商業都市ですが、お金があるだけあって古いものがとても大事にされ、都市景観もよく保たれています。
リマト川から見た教会の景色には私自身も見とれてしまいました。
ピラトゥスは山々の奥にあるのではなく、ルツェルンの郊外にいきなり
屹立しているので、下からも上からも眺めが素晴らしいですね。今度行かれる機会がありましたら、頂上からロープウェイのひとつ下の駅まで歩くといいですよ。良い道で雪がなく、晴れていれば危険は殆どありません。
私はリギを見直しました。次回は上にあるホテルに泊まってみたいと思います。
山の名前は昔の記憶です。これもあれも登りたいと思っていたので、よく覚えています。しかし、ガイドに連れられて登るのと、自分だけの力で登るのでは大違いです。熟達した登山者でなければ、初めてのアルプス高山はガイドが一緒のほうが安心です。
メンヒは2度目には一般ルートから高校1年と3年の娘二人と一緒に、ガイド2人を頼んで登りましたが、夏の天気が良い日であれば経験がなくても
割と容易に登れます。
今年はあちこちでテロがあって旅行に行きにくくなってしまいましたね。
早く安心して旅行出来る日が来て欲しいものです。
Rolleiguy
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