オーストラリア3都市周遊②～シャンパンで乾杯☆赤く染まるエアーズロック、登山もできた！

2015/08/06 - 2015/08/15

2015年の夏休みは、夫の強い希望でオーストラリアへ。
ケアンズ→エアーズロック→シドニーと3都市を周遊した。
天気にも恵まれ、グレートバリアリーフでダイビングをして、エアーズロックのサンセットとサンライズを堪能し、願わくば登山も！という夫の夢はすべてかなったようだ。

エアーズロックの雄大さは、想像以上で圧倒された！
パワースポットとして世界中から人々が訪れるのも納得の神秘的な場所。
そして確率的には3日に1日しかできないという登山ができたことはとてもラッキーだった!(^^)!
ここで見た光景は一生忘れられない記憶・・・

本篇は下記日程の「エアーズロック」編です。

＜日程＞
　1日目：福岡→成田、成田→ケアンズ
　2～5日目：ケアンズ
●6日目：ケアンズ→エアーズロック
●7日目：エアーズロック→シドニー
　8日目：シドニー
　9日目：シドニー→羽田、羽田→福岡

エリア エアーズロック(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ジェットスター航空 カンタス航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

今日から1泊2日でエアーズロックを周る。
7時20分ケアンズ発のカンタス便で、ほぼ定刻の9時45分にエアーズロック・コネラン空港に到着。

ケアンズを出発したときは海と熱帯雨林の景色だったのが、エアーズロックに近づくにつれ、赤い大地が見えてきた。
飛行機から、かなり大きな塩湖が見えている。

本日の宿「アウトバックパイオニアホテル」
エアーズロックには5つホテルがあるが、アパートメントタイプを除いていちばんお手頃価格のホテルである。

アウトバック パイオニア ホテル ホテル

午後からはツアーについているカタジュタ観光がある。それまではフリーなので
とりあえず、ホテル間やショッピングセンターを結ぶ無料のシャトルバスに乗って、ラクダ牧場へ行ってみた。

赤い大地に真っ青な空の下、ラクダに乗ってテンションあがりまくり↑の母娘二人。

ラクダをひいているおじさんが撮ってくれた1枚。
歯をむき出したラクダの表情、なんともユニークだね〜

この牧場には結構たくさんのラクダがいて、みんなエサを食べたり寝転がったり思い思いに過ごしている。
柵の外に落ちている牧草をあげると、ムシャムシャといい食べっぷり。

ラクダの顔なんてはじめて近くで見たけれど、すごく表情豊かなのね〜

カメラ目線？茶目っ気があって人間の表情みたいだと思った。

ここでも珍しい鳥を発見。

顔からお腹にかけて赤い鳥。
エアーズロック付近にだけいる鳥なのかな〜？

エアーズロック・リゾート内唯一のショッピングセンター。
スーパー・カフェ・土産物屋などが入っている。
明日の朝ご飯にするパン・飲み物をスーパーにて調達。

ショッピングセンター内のカフェでお昼ご飯のハンバーガーを食べる。
満席に近かったけれど、それにしても食事の出てくるの遅かった(-.-)
1時間くらい待たされた。

エアーズロックリゾートの真ん中にあるイマルング展望台から望むエアーズロック。
ここからだと少し距離がありますね。
普通の写真だとよくわからないけど、エアーズロックの左右には地平線が延々と続いていて、オーストラリアって本当に広い！

展望台からホテルへ戻る道。赤い土と乾燥した植物しかない景色を見ると、ここは本当に砂漠なんだな〜と実感する。

このホテルには普通のホテルタイプの部屋とドミトリータイプの2種類ある。
私達は家族旅行なのでホテルタイプの部屋。
なにしろお手頃価格だったので部屋に期待していなかったけれど、思ったより綺麗で一泊だけなら十分だった。
なによりWifiがサクサク繋がるのに驚き〜
オーストラリア滞在中いちばん速かったかも。

アウトバック パイオニア ホテル ホテル

ホテルの裏にも展望台があるとのことで、今度はそちらへ上ってみる。

ここからもエアーズロックがよく見える。
この展望台には星を見るため、晩御飯の後にも来た。
新月だったこともあり、満点の星空を見ることができた。
デジカメでは撮影できなかったのが残念だが、天の川や南十字星をはじめとする満天の星が空一杯に輝いていて、今まで見た星空の中でいちばん感動した（*^_^*）

午後からのカタジュタ観光開始。カタジュタはエアーズロックから30ｋｍほど西にあり、エアーズロックとならんでオーストラリア中央部の二大観光スポットである。
通称オルガともよばれ、36もの岩からなる奇岩群。

オルガ岩群 (カタ・ジュタ) 山・渓谷

ガイドの後をついてウォルパ渓谷を歩いていく。
奇岩のすぐ近くを歩けるのだが、環境保護のため岩肌に触ったり登ったりすることは禁止されている。岩に登ってガイドさんに怒られている人がいた(^_^;)

オルガ岩群 (カタ・ジュタ) 山・渓谷

オレンジ色の奇岩たちが続く。この岩の表面、ハロウィンのカボチャ　ジャック・オー・ランタンの模様みたい。

オルガ岩群 (カタ・ジュタ) 山・渓谷

途中の水がたまっているところでは、岩が水に映りこんで幻想的な景色。

オルガ岩群 (カタ・ジュタ) 山・渓谷

バスに乗り、カタジュタ全景を見られるスポットへ移動。
エアーズロックと並んで、ここも先住民アボリジニの大切な聖地である。

オルガ岩群 (カタ・ジュタ) 山・渓谷

夕暮れが近づいてきたので、エアーズロックがよく見える場所へ。
昼間はそんなに赤くなかった岩がだんだん赤みを帯びてきた。

ウルル（カタ ジュタ国立公園） / エアーズロック 国立公園

スタッフが用意してくれたシャンパンとおつまみで乾杯！
飲めない人＆子ども用にソフトドリンクもある。

ウルル（カタ ジュタ国立公園） / エアーズロック 国立公園

グラスの中に岩を映しこんで「逆さエアーズロック」
いい気分になってきて、何杯もシャンパンをおかわりする!(^^)!

ウルル（カタ ジュタ国立公園） / エアーズロック 国立公園

エアーズロックは英語の通称で、正式名は「ウルル」
アボリジニが先祖代々大切にしてきた聖地で、彼らの習慣や伝統を尊重するため、近年ウルルというオリジナルの名称を使うようになっている。

ウルル（カタ ジュタ国立公園） / エアーズロック 国立公園

普通のサンセットは沈んでいく太陽と一緒に景色を観るが、ここでは太陽が沈む場所とは反対方向のエアーズロックを観る。
なので、振り返るとこんな光景が。

今が最高潮にエアーズロックの赤く染まる時間。
夕日に照らされてまさしく絶景！
見ているだけでパワーをもらえる光景だ!(^^)!

日が沈んだ後も余韻が残る。
ホテルに戻るバスの中から見える、夕暮れ後の景色も綺麗。

ホテルに戻ってきた。
晩御飯はこのホテルの売りであるバーベキュースペースで。

アウトバック パイオニア ホテル ホテル

正面の食材売り場で肉やソーセージを買って、奥のスペースで焼いて食べる。
サラダなどはビュッフェ形式の取り放題だった。

アウトバック パイオニア ホテル ホテル

奥のバーベキュースペースはこんな感じ。コンロが20箇所くらいある。
エミューのソーセージを焼いているところ。

これはカンガルー肉。分厚いので焼くのに結構時間がかかる。

Tボーンステーキ、カンガルー、エミューのソーセージにサラダを添えていただきまーす。
Tボーンが美味しかった！
隣の家族連れは、どうも飲み物だけここで買って、後は持ち込んだ食材を焼いて食べていた様子。
スタッフは大忙しだし、飲食スペースはかなり広いので、外から持ち込んでも全然わからない感じ。物価高いからそれもありかも・・・

音楽の生演奏もあって、にぎやかに大盛り上がり。
我々もお腹いっぱいになった後は、酔いさましに展望台から星を眺めて堪能した（*^_^*）

おはようございます。エアーズロックのサンライズを観るために、今朝も早起き。
まだ月が残ってる夜明けの道を、サンライズ会場までバスで移動。

まだエアーズロックは薄暗い。
それにしても砂漠の朝は寒い(>_<)
冬だしね〜
ヒートテック重ね着し、フリースの上にダウンジャケット着て手袋して、それでもまだ寒いよー

スタッフが用意してくれた温かい飲み物とビスケットを食べながら待っているうちに、朝日が昇り始めた。

サンライズも朝日とは反対の方角から観る。
おおー、日が当たってエアーズロックが明るくなりだした〜

手の上にエアーズロックを乗せてみようと思ったけど、意外に写真にとるの難しいな。

朝日に輝くエアーズロックは昨日のサンセットとはまた違う魅力！
サンライズを堪能した後は、いったんホテルに戻って朝ご飯を食べ、チェックアウトをすませた。

今日の予定は、エアーズロック登山または麓散策となっているが、登山口は開いているのか！？
登っている人がいるので、今日は開いている！
今月は強風で閉まっている日が多いと聞いていたので、1泊の滞在で登山できるとは非常にラッキー☆

ただし、アボリジニの聖地なので公には登山を勧めておらず、過去に死亡事故が数件あったこととか、自己責任で、とかいう内容を各国語で書いた看板がある。

登山する人たちが急勾配の坂を上がっていく。
途中から鎖があるのだが、そこへ行くまでがいちばん傾斜があるようだ。

エアーズロック登山 山・渓谷

登りはじめの傾斜はこんな感じ。
chicken rock(肝試しの坂）といい、この時点で怖いと感じるなら登るのはあきらめるべし、と言われている。
実際に登る気満々でも、この段階で引き返す人もいる。

しばらく登ると鎖が出てきた。高所恐怖症の夫だが、振り返らないよう必死で登っている。

エアーズロック登山 山・渓谷

ツアーバスの集合時間が１時間おきに4回設定してあった。
①登山しない人をすぐピックアップして、ガイドが1回目の麓散策に連れて行ってくれる。
②1時間後に戻って来た人と合流。ウルル・カタジュタ文化センターへ。
③２時間後、早めに登山から帰ってきた人と合流して、２回目の麓散策。
④３時間後、全員を乗せてホテルまで帰る、という流れ。
旅行前に痛めた腰が完治していない私は、２時間で頂上まで行って帰ってくるのは無理なので、②を選択。

エアーズロック登山 山・渓谷

猛スピードで登っていく夫と娘に「いってらっしゃい」して、私は途中からの景色を一人で楽しむ。
日が差してきて、チビちゃんの私でもこーんな足長写真が撮れるー。

エアーズロック登山 山・渓谷

頂上まで行けなかったけど、ちょっとでも登った痕跡を残そうと必死で自撮り！
坂が急すぎて、撮影をお願いするのにカメラ渡すのも苦労するような場所なんだもん。
風も日差しもかなり強い。

エアーズロック登山 山・渓谷

一人で坂に座り込み、景色をずーっと見ていたら、あんなにたくさんいた登山者たちがみんな上に進んでいったようで、鎖の所にはもう誰もいない。
ひとしきり堪能したので、私は１時間後のバス集合に合流。
まもなく強風で登山口が閉鎖されたようだ。

一方、頂上目指してせっせと歩いていった夫と娘はこんな道を歩いていった。
途中から鎖はなくなり、白い点線の上を歩いていくのだが、下の方を見ると足がすくんで落っこちそうになるらしい。突然強風にあおられた時は、生きた心地がしなかったとか。

尾根のような細い道ばかりでなく、広いところもある。
後はひたすら頂上目指して一心に歩いていく。

エアーズロック登山 山・渓谷

とうとう到着！
頂上をしめすドラム缶。登山が認められているのはここまで。

エアーズロック登山 山・渓谷

登り切った娘は達成感でいっぱいの様子!(^^)!

エアーズロック登山 山・渓谷

ちょっと休憩して、来た道を戻りましょう。

エアーズロック登山 山・渓谷

相変わらず強風が吹いているので、足元には十分注意！
エアーズロックはすぐ強風で登山口が閉鎖される。
娘いわく、下でたいしたことないと思っても上ではとんでもなく強い風が吹いているので、それはしかたないと体感した、と。

エアーズロック登山 山・渓谷

帰りは、また急こう配の鎖の道を通る。
二人とも達成感に満ちているせいか、帰りの道はちっとも怖く感じなかったそうだ。
エアーズロック登山がしたい！という夫の望みがかなってよかった、よかった(*^。^*)

一人先に降りてきた私は、ツアーの行程に組み込まれているウルル・カタジュタ文化センターへ行った。アナング族（先住民アボリジの人たち）の生活や習慣を展示と映像で紹介している建物だったが、滞在時間が短く見どころも少なかったので、単なるトイレ休憩に終わってしまった。
中は撮影禁止だったので、バスでも撮っとくか。
ツアーバスには、カンガルーなどの動物飛び出し対策として鉄柵がついている。通称「ルーバー」というらしい。

夫と娘と合流してエアーズロックの麓散策。
岩肌やうねりを感じることのできるトレイルである。

岩がせり出した下にアナング族が描いた絵がある。

アナング族は文字を持たなかったので、絵でいろいろな文化を伝えていたらしい。

絵が描かれた岩と岩の間からの日差しがまぶしい。

この岩は写真撮影の人気スポット。
いちばん上のくぼみがハート形をしているから（*^_^*）

奥へ進むと、砂漠なのに一年中水が絶えないという場所に出た。
ここの水面にも岩が映りこんで神秘的な風景。

この岩は角度によってツタンカーメンの横顔のように見えた。

14時20分エアーズロック発、17時50分到着の飛行機にて一路シドニーへ。
1泊2日の滞在だったけど、とても濃い内容だった。
エアーズロックのサンセット・サンライズ、登山、そして満天の星☆
思っていた以上にパワーをもらった!(^^)!