2015/08/17 - 2015/08/19
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ちびのぱぱさん
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ああ、本当に晴れました。
今日は元町界隈を歩いてみようかな。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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きじひき高原での2回目の朝が明け、ついに太陽が顔を出しました。
おー、太陽!
おととい見てから、ずいぶんご無沙汰していた気がします。
雨は、未明まで降ったり止んだりしていました。
湿度を含んだ空気が、平原に雲海をたなびかせている。 -
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バンガローから、草原の小径をあがってきた展望台からの眺め。
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函館山の杉
朝8時半にキャンプ場を後に、函館に向かい、函館山を車で上る。
函館山の上りはじめは、杉の美林を抜けてゆきます。
北海道には杉の木は本来生えていません。
本州育ちにとっては、この杉木立を抜けて行く山道というのが、無性に郷愁を誘います。
函館山は、むかし木がどんどん伐採されてはげ山だったと言います。
それじゃまずいだろ、ということで、今の美林は江戸時代後期に、倉山卯ノ助というお百姓さんが植林してからだそうです。
ブラキストンラインは動物に関する学説ですが、植物だってだいぶ本州と違います。 -
時間が逆戻りしちゃう山
函館山は標高334mで、富士山より1mたかい。
時計を見ると、8時を少し回ったところ。
あれ、おかしい。
8時半にキャンプ場を出たつもりでしたが……
函館山の不思議です。
ただの、時計の見間違えとも言います。
最近、朝が早くなってきたからなあ。
それにしても、若い頃なら朝間違えて一時間早く出てしまうなんて言うことは、太陽が西から出ることがあっても…… -
トーマス・ブラキストン
ブラキストンラインというのは、津軽海峡を堺に北と南で動物(特に鳥)の種類が違うということと理解しております。
最初にブラキストンが注目して、世に発表したことにちなんで呼ばれるようになったみたいです。
でも、ブラキストンについては、実は何も知らない。
なんでもイギリス人で、最初に函館に来たのは幕末の1861年。
鳥が大好きで、世界中追っかけ回していたようです。
函館に来たのは軍人としてですが、その後製材業を志して2年後に再来函。
製材業の方は、最新の設備を導入して意気込み荒く始めたもののうまくいかず、貿易商に身を転じて成功。
函館の発展にもいろいろ貢献しているらしい。
知らなかったなあ。
山上の記念碑の周りには、雨をたっぷり含んだあじさいが、みずみずしい花を咲かせておりまし。 -
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夜景も有名ですが、晴れた日のこの大パノラマもすごい。
頑張って夜までいて、夜景を見てから札幌に戻ろうかと思いましたが、けっこう満足しました。 -
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ハリストス教会
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きのう、雨の中通った墓地の道が見えている。
真ん中すこし上の辺りに、啄木一家の墓があります。 -
元町散策
ロープウェイ発着場近くの無料パーキングに車を駐め、歩き出すとまずは「元町配水場」が見えました。
トーマス・ブラキストンは、函館で上水道の設計を手がけたとされているのですが、彼が函館を離れてから5年後の明治22年に、日本における二番目の近代水道として、この元町配水場が産声を上げました。
一番目はもちろん横浜でしょうが、この元町配水場は二人の日本人が手がけましたので、「日本人による」と冠を付ければ「日本で最初の」ということになります。
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構内には函館の美味しい水が、蕩々と流れています。
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函館元町は坂の町。
ここは、坂の下に港を見下ろす八幡坂。
八幡坂の頂上から公会堂の方に伸びる狭い道にはいると、ニコニコした若い女性に小さなクーポンを手渡されました。
大沼山川牧場のソフトクリームです、割引券です。
ということでした。
まっすぐ進んで二件目のソフトクリーム屋です、いいですか、二件目ですよ。
そういって、はじけるように笑いました。 -
山川牧場のソフトクリーム
そういうわけで、山川牧場のソフトクリームを頂くことにしました。
250円だったかな。
最初、牛乳が飲みたくて一本頂いたら、瓶の縁1cmくらいの厚さで生クリームが浮いている。
すごいなあ、こんな牛乳初めてだなあ。
そう?ねねやま牛乳も、こうだったよ。
へえー。
妻は道東の出身ですから、こんなの珍しくないというのですが、こうなるとソフトクリームのほうも食べたくなるのが人情。 -
おいしいですね。
食べて後悔はしないと思います。 -
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公会堂の前にある元町公園に下って行くと、こんな銅像があります。
安藤泉さんという男性アーティストの作品。
だれかが少女の首にスカーフを巻いたらしい。
それが妙にマッチしていておかしい。 -
同じく元町公園。
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儲けた金はどう使う?
元町公園のすぐ隣に、函館戦争のどさくさで財をなした相馬さんの旧邸宅があって一般公開されています。
相馬哲平さんという人は、戦争でもうかったお金でさらに商売を大きくしたのだけれど、質素倹約に努めて多額の寄付を行うことによって函館に貢献したのだそうです。
先日テレビでやっていたぶらタモリでは、お屋敷の中の未公開部分まで見せていました。
お金のない人間が言うのは失笑を買うだけですが、お金をどう使うかということは、お金を儲けるのよりも難しいことのように思えます。 -
その相馬邸の向かいに、土蔵を改良したおしゃれな建物が建ってます。
門から、庭先でご主人が盆栽の手入れをしているのが目にはいる。
お年の頃は70くらいかなあ。
目があったので挨拶をすると、笑顔で答えてくださいました。
こういう建物に住んでいるのはどんな方なのかなあ、と思っていたら、とても気さくな方でした。
お話を聞くと、ここはカフェをなさっているのだけれど、今日は水曜日で定休なのだそうです。
ざんねんです、とおっしゃいながら、建物のいわれを教えてくださいました。
最後の築城家 下国安芸
江戸時代最後の伝統的な手法による築城は1854年の松前城ということになっています。
この松前城の築城に携わり、さらには函館戦争時には松前藩の重要な役職をになったのが松前藩家老下国安芸(しもくにあき)。
彼は、最後まで藩主を守って津軽まで落ち延び、その後病弱な藩主が亡くなると、跡継ぎを立てて松前藩の再建に努めたのだそうです。
この家は、その下国の屋敷だったそうです。
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その後持ち主は変遷し、北海道増毛のニシンで財をなした本間泰蔵(ほんまたいぞう)の手に渡ったといいます。
「國稀(くにまれ)って、お酒有りますね。」
「はいはい、家でいつも飲んでる酒です。」
「あそ。」
「最近に珍しく、甘口で飲みやすいんですよね。」
「……、そんで、その國稀酒蔵が本間さんです。」
「知ってます。増毛のお家を見学したこと有ります。」
「あそ。」
といって、いちいち口を挟まなくてよろしい、という感じで睨まれてしまったので、おとなしく話を聞くことにしました。
ご主人は、その本間さんのこと、本間家の目の不自由な娘が世話を受けるためにこの家を別邸にしたこと、日本における点字の発展に大いに貢献したことなどを詳しく話してくださいました。
こんどは水曜日以外の日に来てくださいね、という言葉を土産にその場を辞しました。 -
今日はキャンプ場を引き上げたので、ペットのやつを炎天下の車に残して置くわけに行かず、途中のダイソーで買った虫かごに入れて妻が持ち歩いております。
カブトムシ扱いされたことにふてくされて、ひっくり返って寝ています。 -
このりりしい後ろ姿……
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ペリー提督の記念碑
ふたたび、元町公園にもどると堂々とした銅像に目が行きました。
泰平の眠りを覚ましにかの国からいらしたペルリ提督です。
くすしくも、福山城が松前に造られている頃に、函館に上陸しております。
お城も、ほんとうは函館に造った方がよいのでは、という至極もっともな意見があったようですが、そこまでは開明的ではなかったんでしょう。
それでも、かの佐久間象山に頼んでカノー砲という大砲を作ってもらったのはたしか松前藩でした。
失敗しちゃいましたけどね……。
ああ、なんとしょうざん。 -
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函館における中国人の存在も、非常に大きなモノがあります。
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高田屋嘉兵衛の夢の後……
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相馬株式会社社屋
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旧イギリス領事館。
中で、優雅なハイティーを楽しめます。
お勧めと思いますが、席が空いていませんでした。 -
お茶する人影が窓辺に……
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五稜郭
新生五稜郭タワー、来よう来ようと思っているうちに9年もたってしまった。
以前の五稜郭タワーが出来たのが、五稜郭築城100周年の1964年で、その40年後に現在の107mのタワーに生まれ変わりました。
入場料840円だかで、1m登るにつき8円くらいかかる計算。
ちょっと値が張るけど、登らないわけにはいかない。 -
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こちらは、解体後140年の時を越えて2011年に蘇った函館奉行所。
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16の歴史ジオラマ
五稜郭の展望台には、驚くべき完成度のジオラマが多数展示されていて、じつはそれも見物の一つと思います。
武田斐三郎(あやさぶろう)を中心に、西洋式の城郭である五稜郭が築城されました。
左側で図面を指し示しているのが斐三郎だろうか。
彼は緒方洪庵や佐久間象山に学んだ秀才で、函館を訪れたペリーと面会した際、ペリーは斐三郎の人物に感銘を受けたと言います。
後に、陸軍士官学校の創設者ともなります。 -
五稜郭普請の様子
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江差沖、開陽丸沈没。
おととい訪問した江差郡役場前に、未だ残る「嘆きの松」も。
松にも草にも雪がこびりついていますが、道南のしめった雪を良く表している。
11月のこの時期には、当時としては雪は当たり前に降ったのだろうか。 -
江差近郊の館城における、怪僧三上超順の死闘。
まな板を盾に暴れ回る。
おととい行ったばかりの江差郊外の館城址を思い出します。
雪が積もっていますが、この雪をもたらした暴風が、旧幕府軍から開陽丸を奪った。 -
激戦が行われた二股での攻防
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一本木関の土方歳三の最期。
(雨の日の函館編)
実に良く出来たジオラマ。
三日間の旅のおさらいをしたような気分になりました。 -
五稜郭タワーのアトリウム。
ここで、美味しい山川牧場の牛乳が120円で飲める。
元町で飲んだときは、割引が効いて140円だからお得ですね。
感動すると思います。 -
五稜郭内へ。
入場無料 -
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余命少ない幕府が、最期の威信をかけて作った函館奉行所が蘇っています。
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1983年頃から調査が開始され、様々な文献などから当時のままのたてものの復元を目指したといいます。
総工費27億円。
日本国として、ふさわしい事業だと思います。
のこりの三分の二も復元されないかなあ。
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この旅行記へのコメント (1)
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- わんぱく大将さん 2015/09/18 08:53:07
- 来年は
- ちびのぱぱさん
来年は北海道まで新幹線を乗りついで姫路からでも行けるかも、と。
今回日本に帰って新幹線にのった走行距離は? わかりませんが、JRのトップにばれたらブラックリストにのってしまいます。
大将
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