スター・アライアンス・周回の旅　ボストン美術館　ダウンタウン　ハーバード大　150619　三十一日目

2015/05/20 - 2015/07/09

　2013年に続いて二度目のスター･アライアンス・周回の旅　今年のテーマは「Glacier」でございます。
前半はオランダ、ドイツ、スイス、そして北米東海岸、西海岸に飛んでから東京へ帰ります。

　ボストンの滞在も、余すところ今日一日となりましたねぇ。早いものでうちを出てからもう一ヶ月です。

エリア ボストン(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　　今日もボストン美術館にまたもや籠もりました。
　ボストン美術館は切符を買ってから10日間以内だったら何度でも入ることができるということを知った！ので、昨日見ていないヨーロパの残りを見ようと、今日も朝10時からボストン美術館の表にトラムを一駅乗って行きました。今日は何の加減か、日本人の同年輩と思しき二人連れ二組に遭遇。

ボストン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　昨日そのあまりの無愛想さに思わず日本語で「クソババア」とつぶやいてしまったクロークのばあさんが今朝は入り口の切符チェックにいて、思わずたじろいだのだけれど、一体どこがどうなったのか、嘘のような愛想の良さで「もちろん今日も入れるのだけれど、切符を今日のに取り替えてきてね！」とおっしゃる。はいはい、ってんで切符売りの列に並ぶと、係りのお姉さんが「メンバーになりませんか？」とマニュアル通りにお誘いになる。「残念ながら人生は短くて、もう一度帰ってくることができるかどうか難しいんですよ！」といって相手を困らせる。それにしても今日もらった切符には有効期限がどこかに記号化されて入っているんだろうか。

　ヨーロッパの残りを見てしまう。それにしてもこれまであまりにも多くのものを見すぎてしまって、頭の中はいささか混乱気味。

　　あれ？エゴン・シーレじゃないの？

　どう見てもエゴン・シーレでしょ！？

　　ゼセッションのポスターだもの！　誰かといったらホドラーだもの！

意外なことに
「Walking Woman　Femme qui marche」
Modeled 1933?34; cast in 1955
Alberto Giacometti (Swiss (worked in France)

　好きですね、こういうの。

　これで木彫。

　　アジア、中国、韓国、日本とございますよ。

　　江戸地名　ですからこちらの方にわかるわけがない。こりゃなんだ？ってなものでございます。
　コマが肩に乗っていて＝駒形、舌に矢が刺さって＝下谷、梯子二本に濁点で=日本橋、絵を飛ばして=江戸橋、子どもが坂で逆さま＝団子坂（段、子が坂さま）、赤い羽根=赤羽、お産の足元に矢＝山谷、城から金=白金、ふ+蚊+蚊に濁点+輪っか＝深川、千という字＝千住、葱x4＝根岸、花+皮+砥石に濁点＝花川戸、子を埋めて＝小梅、巣を裂く＝州崎、竜+極＝両国、蔵が舞って＝蔵前、猪が窓から出て＝今戸

　すげぇ！

　　花魁双六っすか？

　　着せ替えなんですかね？

　　いろいろ頭を入れ替えて楽しみませう。

こちらのおトイレにはダイソンのair towelが装備してありましてね、一枚のペーパータオルの料金で22人の手を乾かすことができます、と書いてございます。ほんと？何しろアメリカ人は自分で手をふくものを持っていませんよね。ハンカチは鼻をかむものだと思っています。だから多分日本人がポケットからハンカチを出して手を拭くのを見ると気持ち悪い思いをしているんじゃないですかねぇ。

　天心園という日本庭園がございます。非常に新しうございます。勿論岡倉天心（覚三）を記念した庭園でございます。

　　こんなちゃんとした門があります。どこかの関所のようです。子どもたちが入っておりましたけれど、多分なんの興味も持っていないでしょうね。

　　石亭になっています。

　　あ、こんなところに掲示があったのか。そうなんです。日本の写真家が撮影した写真展が。一番人が留まっていたのはNHKが提供した津波にのみ込まれる映像です。

　　ダウンタウンに出て行きました。Goorin Bros. Hat Shopという全米に店を展開している帽子屋がボストンにも2軒だったかあります。そのうちの一軒130 Newbury Stに行って布の帽子が欲しかったのですが、結局暑さにめげてやっぱり夏ハットを入手。

　昼飯はなんとWendy'sでサラダとバーガー！珍しい！

　　Boston Public Libraryに入れて戴きました。

　　入り口の外灯が洒落てますよねぇ。

　　正面から広場を見るとこんな具合です。正面のトリニティ教会は日曜日の礼拝が終わるまで入場制限されてしまいました。金を取るんですよね、この教会。もうそれだけで気に入らない。（欧州の古い教会もそうだけれど。特にウィーンのシュテファンなんか）。

ボストン公共図書館 建造物

　　　ハーヴァードのキャンパスを見に行きました。なんだかリラックスできないっす。なんでか？「おまえには入れなかったよなぁ〜」とキャンパスがいっているような気がするからです。アハハ、考えすぎ。

　この大学はブックショップがいくつもあるのね。

ハーバード大学生協 その他の店舗

　　地下鉄レッドラインのハーバード・スクエア駅にかかっていた掲示。ベンチャーズかと思った！って・・・・。

　　どうしてもバスに乗りたいという人がいるので、Park Streetの駅で降りて、オレンジ・ラインのRuggle駅行きのバスを発見。終点のRuggleからどうしようかと路線図を見ているうちに66番のバスに乗れば帰ることができるんじゃ？というので道路に出て待ちます。

　　ところが待てど暮らせどやってこない。そのうち若い母親が乳飲み子を乳母車に乗せながら、タバコを吸い出すんだなぁ。この辺はイスラムのテンプルがあるくらいで、移民ばっかりで、その意味ではかなりなんでもあり地域だから、気は楽だけれど、みんなやることは無茶苦茶。バス停に集まってくる中に白人は一人もいなかった。

　　ようやくやってきたら66番のバスは2台連なってやってきて、前のバスはこのバス停をスキップした。しかし、残念ながらこのバスは途中から曲がった。曲がったところがグリーン・E線の停車ポイントだったから、降りてトラムというか地下鉄になるべき電車を待つんですが、これがまた来ない！ホテルに帰ったらもうクタクタ。

　　とうとうフードコートでチャイニーズをテイクアウトしちゃいました。わが家の非常手段。12,700歩。

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