パミール高原縦断　山と花と人と　9高地性砂漠の町マルガブの周辺を巡る、花畑、岩絵、遊牧民の家

2015/07/01 - 2015/07/13

四輪駆動車で、パミール高原を南から北に縦断するツアーです。
タジキスタンの首都ドゥシャンベから、途中国境を越えてキルギスに入り、キルギス第二の都市オシュまで、最高地点はアク・バイタル峠の４６５５ｍです。

Ｎｏ９はこの旅行９日目、４輪駆動車でパミール高原に入って６日目の午後、標高３５６０ｍ人口１５００人、荒涼とした禿山に囲まれた高地性砂漠の町マルガブの周辺を巡ります。
またまたであった花畑、岩絵、遊牧民の家では心のこもったもてなしを受けました。

エリア その他の都市(タジキスタン)

昼食後、マルガブの郊外に行きます。
郵便局？・・・

電話局？
よくわかりません。

レーニン像
ソビエト連邦崩壊後も、
レーニン像は壊されずに残っていることが、
多いようです。
スターリンに比べれば人気がある〜嫌われていないのでしょう。
（私だってそう思っています笑）

一木一草もない山々。

そんな山々を見ながら・・・

マディアンの岩絵を目指します。

ミラーの中もグッドビュー！

広い谷が、
湿地になっています。

本日の花畑です。

サクラソウに・・・

この紫の花が・・・

中心です。

この花と・・・

この黄色い花もあります。

いつまでも、
見飽きないのですが・・・

出発です、
先を急ぎます。

遠くに馬の群れ。

もちろん野生馬ではありません。

人の姿が見えません。

見捨てられた集落？
季節的に使う集落？

こんな穏やかな風景もありました。
水と緑、この地方では貴重です。

マディアンの岩絵が近づきました。

岩絵を目指して歩く小道に・・・

色々な花。

花は
フデリンドウに似ていますが・・・

葉が違うようです。

この花、
たまに見ます。

この岩の下に・・・

これがあります。
マディアンの岩絵です。

マディアンの岩絵は、
古代遊牧民族で、
狩猟の民でもあったサカ族によって描かれたとされています。
描かれているのはアイベックスやマルコポーロヒツジですが、
元々もっと高いところに描かれたいたものが、崖崩れによって、
地上に落ちてきたと考えられています。

素朴シンプルで、美しい絵です。

マルガブ方向に戻ります。

このお宅に寄ります。

遊牧民の家です。

山の遊牧の季節は、
成人男性は長期に留守となります。

ホームメードのパン。
タジキスタンのパンの特徴を備えています。
上部が大きく、下はすぼまっている。
かなり硬いです。

これは美味でした。
ヤクのヨーグルト。
酸味が強く、しかしさっぱり雑味がありません。
お変わりをしてしまいました。

こちらはヤクのチーズ。
非常に硬く、包丁は全く刃が立ちません。
煮物などの味付けには良いかもしれません。

これ、タジキスタンのあちこちで出ました、ありました、売ってました。
日本の類似品のほうがずっと美味しいです。

御主人、
礼を尽くして別れを惜しんでいます。

別の家

また故障、
と言うより、
ずっと故障状態だった！

ついにベルトが切れました。

応急修理

牽引し、
エンジン始動。

陽が、
だいぶ西に傾きました。

風景の中の影が、
大きくなってきました。

帰ります。
マルガブ目指して帰ります。