パミール高原縦断　山と花と人と　2カライクムから、ゴルノ・バダフシャン自治州の州都ホルグへ

2015/07/01 - 2015/07/13

四輪駆動車で、パミール高原を南から北に縦断するツアーです。
タジキスタンの首都ドゥシャンベから、途中国境を越えてキルギスに入り、キルギス第二の都市オシュまで、最高地点はアク・バイタル峠の4655ｍです。
多くの山、花、人、そして生まれて以来最も大きな天の川に出会うことができた旅です。（満天の星空・天の川の写真は後ほどアップします）
No2は移動２日目。山間の村カライクムから、ゴルノ・バダフシャン自治州の州都ホルグへ、迫力ある山岳風景や、アフガニスタンの人々の生活の一端、美しい高山植物などを見ながら240ｋｍの移動です。
ホルグはローカル空港のある比較的大きな街で、標高は2070ｍです。

エリア その他の都市(タジキスタン)

カライクムで朝食前の散歩に出ます。
宿の前の道。

何やらモニュメント風のもの。
上の方にマルコポーロヤギの作り物が設置してあります。

宿の直ぐ裏手の橋に立っています。
画面右手前の緑が宿の庭。
この川、あと100mくらいで、パンジ川本流に合流しています。
その向うの丘は、もうアフガニスタンです。

カライクムのメインストリート。

食料品店（だった建物）。

新しいホテル。

宿に戻ると
奥さんがナンを焼いていました。

まず生地を伸ばし・・・

バランスを取りながら・・・

竈の内側に貼り付けます。

宙に浮いているようにも見えますが、
竈の内側に貼り付いています。

薪の直火です。

はい、出来上がり。

おじいちゃん

お父さん。

年中くらい？

小2くらい？

朝食が終り、出発です。

パンジ川を遡り、しばらく行くと、
対岸のアフガニスタン側に大勢の人が。

皆同じ方向に歩いています。
登校？

女性の服装は頭に何も着けていない人、
スカーフで髪をだいたい隠している人、
目以外は出していない人、
さまざまです。

こちらを見ないようにしているようにも見えます。

このルート、
バイク乗りと、
自転車乗りの憧れの聖地だそうです。

並大抵の気力体力では走破できないでしょう。

花の季節です。
高山植物の花期です。

小さい花ですが、
奇麗なオレンジ色です。

よく見れば、
オレンジ、赤、黄色、グレー。

ナデシコ風。

その微妙な色違い。

麦の原種のような植物？

カサカサした質感の花弁です。

高い山ですが、
万年雪にはならないでしょう。

空は、ただ青！

大理石の採掘場もありました。

とにかく走ります。
珍しく舗装道路です。

パミールの道路、
舗装状態は３種類。
舗装なし、舗装あり、舗装の残骸あり。

ランチ場所、カロット村。

その店の子ども

パンジ川をさらに遡ります。

対岸のアフガニスタン側には、
このような細道が続いています。

こちらはタジキスタン側

低いところまで雪渓が残っています。
と言っても我々のいる道路の標高が３０００ｍを越えています。

この大きな雪田は、
来冬まで消えそうもありません。

５㎜くらいの花です。

同行の「花博士」によれば、
これはバラの原種のひとつ。

細い棘があります。

どこからか寄ってきた子どもたち。

扇状地と、
川近くまで迫る雪渓。

その下部には水が流れ、
家に帰るらしい牛が渡っていました。

対岸のアフガニスタン側です。

アフガニスタンの子どもたち。
ある程度の関心は示しますが、
こちらが手を振っても、
振り返してくることはほとんどありませんでした。

道路工事の人たち

日本では見かけない「危険行為」です。

午後の美しい山岳風景を眺めながら進むうちに・・・

オイルも少なくなり・・・

ガソリンスタンドに。
いやに現代的なスタンドです。

まったく給油設備がなく、
タンクを担いできて給油する
スタンドもありました。

われわれの最終目的地、キルギスのオシュまで７４０ｋｍ。
２連泊のマルガブまで３２１ｋｍ。
しかしわれわれは寄り道、遠回りもしますので、
もっと走ります。

あちこちの谷に、
雪渓が見えます。

今日の宿泊地ホルグ（標高２０７０ｍ）に到着です。
陽はもう翳り始めています。

庭園ホテル風に見える宿。
ゲストハウス「Ｐａｒｉｎｅｎ」

しかし実態は質素な宿です。