2015/07/17 - 2015/07/21
77位(同エリア243件中)
ヒデールさん
名前も知らない町に降りたった...
とてつもなく新鮮な気分。
それと半端ないワクワク感。
これが旅の醍醐味ってやつか。
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ベトナム滞在2日目 午前6:55. 起床
思ったよりも眠れた。
おかげで頭も体もすっきりしてる。 -
当初居心地が良ければこの Dinh Quan にずっと滞在するつもりでいたが ホテルのレベルの低さに耐えかねHCMへ戻ることを決めた。
でもせっかくここまで来たんだし 帰りは寄り道をしよう。
この町からHCMへ行く直行バスが 午前7,9,11時発と3本あることを昨日ホテルのおやじから聞いたので 9時のバスに乗ろうと思い 8時過ぎにホテルをチェックアウトする。 -
バス停がある市場へ向かって国道20号線を歩く。
すると後方から ププププー と クラクションが鳴る。
振り返るとミニバスだ。
トイムォンディ チョ ディンクアン (ディンクアン市場へ行きたい)
ドアのところにいた乗務員にそう言うと 「乗れ」 と言われ2万ドンを払い乗車。
しかしよく考えたら このミニバス オレが行きたい町まで行くんじゃ...
思い改め係に さっき部屋で書いてきたベトナム語のメモを見せる。
青い大きい教会の前で降ります。それはフォートー? ジアタン?
...
...
わかったのか わからないのか 微妙なリアクションだが追加で5万ドン払わされる。
高いけどしようがない...
およそ30分後 気にして見てた車窓に 青い教会の屋根が見えた。
シンド〜 ライオーダイ! (ここで止めて下さい!) -
昨日来る時 ミニバスの中から同じような景色が続く中で ひと際印象に残ったブルーの大きな教会。
そんな教会が建つ名前も知らない町に降りたった...
とてつもなく新鮮な気分。
それと半端ないワクワク感。
これが旅の醍醐味ってやつか。 -
活気溢れる市場を覘いてみる。
シンチャ〜オ!
ノンラーがお似合いのおばさんが売ってるのはナマズ。 -
売りコの人たちは商売人だからか みんな愛想がいい。
オレが日本人だと言うと頼んでもないのに売り物のフルーツをカットして食べさせてくれる。
瑞々しくて美味い...
でも これ食べたことないな。
カイナイラ〜カイジ? (これ何ですか?)
て聞くと ベト語で〇〇と言われたがわからず...
でもそのあと周りにいた誰かが 「グアバ」 と言った。
へえ〜 これがグアバか。
初めて食ったかもな。 -
これは試食無理だな...
アヒルと鶏の肉をおばさんが豪快に捌いて売ってる。 -
出た、オレの大好物 カエル
... うそ -
小腹が空いたので揚げたての蒲鉾(チャーカー)を買って食う。
ングォン (美味い) -
シンチャ〜オ!
このお兄さんが売ってるのはケーキとかスイーツ類。
カイナイ ンゴッコン? (これ甘い?)
... て オレのベト語が何回言っても通じなくて笑い合う。
そのあと通じてからも笑い合う。
笑顔っていいね〜 -
ほぉ〜 ウズラとウズラの卵が並んで売られてる。
これはわかりやすい。 -
シンチャ〜オ!
このお姉さんの店はキツネ色をした分厚い皮の中にギョーザの具のような物を詰めて売ってる。
最終的には これを揚げんのかな?
なんか美味そう...
さっきまでニコニコしてたお姉さんだが調理を始めると真剣な顔つきに。
お邪魔しました。 -
楽しいからか不思議と何の抵抗もなく売ってる ” 虫 ” に手が伸びる。
1軒目の店では思うように意思疎通ができなかったが 2軒目の店ではどうにか意思が伝わり試食させてもらうことに。
どんな味だろ... -
パクリ → プシュ〜 → ジュワ〜 て感じ
中身はほぼ液体。
たぶん白色 ...
... ていうか白であって欲しい(笑)
味はあまりしない。
それより食った瞬間 周りにいた何人かの 「オー」 ていうリアクションはないでしょ(笑) -
これだけ人や物でごった返す市場の中をバイクが普通に通りぬける。
いいね このカオス感。 -
ちびっこバイクも負けてないよん。
-
フルーツ売りのおばさんに この緑のフルーツが何か尋ねると 「タオ」 と返ってきた。
一個どうぞ とタオをもらう。
遠慮なくガっつく。
... ん?
かたっ
めちゃめちゃ皮が硬くて食えたもんじゃない。
するとカットしてそこに茶色い砂糖のようなもの(写真上部)をトッピングして改めてオレにくれた。
食ってみると水分が多くて梨っぽい感じだ。
ほんのり甘酸っぱい。
その後おばさんから求愛攻撃を受けるが適当にカワしておく。 -
市場の突き当りまで来ると その先に建ってるのがこの町のシンボル ブルーの教会。
オレがこの町を訪れるきっかけになった建物だ。 -
教会へ入る前に左手にも店があるので そっちへ行ってみよう...
シンチャ〜オ!
おばさんが売ってるのはモンキーバナナのような小さなバナナ。
さっき食べた揚げ蒲鉾の後味が良くないんで バナナを買って食う。 -
これくらいが腹に ちょうどいいや。
ちっこいバナナ5個で4000ドン。
日本円で約22円。 -
近くの露天でキティちゃんを発見。
ベトナムでも人気あるんだな。 -
さて 教会の中へ入ってみるか...
おー でけー -
祭壇の方へ行くと ちょうど今結婚式を終えたばかりのふたりが記念撮影をしてる。
頃合いを見て挨拶をする。
シンチャ〜オ!
トイラ〜グイニャ、トイサンダイズーリッ (ワタシは日本人です、旅行で来ました)
そして持ってるベト語の会話本の中にある ” ご結婚おめでとうございます ” という文章を指差し祝福した。 -
ふたりの後ろ姿を見送るオレは完全に牧師の気分。
どうぞお幸せに! -
教会の裏口から外へ出る。
近くの建物の中では講演会が開かれていて大勢の女子が椅子に座って話を聞いている。
オープンエアな部屋なので外からオレが近づくと何人かの女子がオレのことを気にしてる...
とそこへ 主催者側らしきおじさんが 「入らないでね」 みたいジェスチャーを入れてきた。
いかん いかん 変なおじさんになるとこだ(笑) -
教会の裏手は特に何もなさそうだ。
普通に住宅街が広がってる。
時折りバイクに乗って通り過ぎる地元の人たちは オレのことを不思議そうに見ながら去って行く。
間違いなくここは異国だ。 -
再び市場に戻ったところで オレの大好きなマンゴスチンを発見!
チョートイ カイナイ! (これくれー!)
購入後すぐに食べたいので店のおばちゃんに皮を半分カットしてもらう。
うおー 美味そう
いただきます!
うんま!
ちなみにマンゴスチンはベト語で 「マンクォ」 と言う...
うーん どうしても マン〇に聞こえる(笑) -
ん? さっきタオをくれたおばさんがオレのことを呼んでる?
... と そこへ現れたのはひとりのお兄さん。
アナタニホンジンデスカ?
おー 日本語喋れんだ。
話を伺うと彼LさんはHCMの日系企業で働いていて 昔東京の町田に住んだことがあるそうだ。
日本語は独学で1年かけてマスターしたらしい。
いるんだね? こんな田舎にも日本語を話せる人が...
彼に昨日オレが行ったヤバチョンのことを聞いてみるが ほとんど知らないそうだ。
それより ここ何て町ってオレが聞くと 彼は 「ジアタンモッ / Gia Tan 1」 と教えてくれた。 -
マンゴージュースが無いのでココナッツジュースを飲みながらLさんに この町からHCMへ行くバスのことを伺うと 国道20号線にいればバスが来るから これを運転手に見せて下さい と言ってオレが持ってるノートにベト語で何か書いてくれた。
トイムォンディ ベンセーミエンドン ...
これくらいならオレ言葉で言えるんだけど...
まぁ せっかくの彼のご厚意、ありがたくいただいておきます。
じゃあ みなさんお元気で!
シンタムビェ! -
この町の人たちは 優しい人ばかりだった。
ジアタンモッ...
いい町だ -
国道20号線に出ると1分も経たないうちに Dinh Quan の方からバスがやって来た。
早速Lさんが書き込んだノートのページをバスの乗務員に見せると 理解してもらえたようで 乗ってくれと言われ 一番前の座席を案内される。
おー いいねここ 見通しが良くて。
午前11:10. ジアタンモッを発つ。 -
乗務員にバス代を聞くと5万ドンと言われすぐに支払う。
それにしてもこの乗務員 (写真の運転手ともう1人交替の運転手がいて そいつのこと) が おもれーヤツで 自分の持ってるガラケーの携帯電話とオレのデジカメを交換しようとジェスチャーで持ちかけてくる。
オレはオレでノリつっこみしてみせたあと、
ドゥーク カイナイ セーブイ (このバスとなら交換できるぞ)
て言ったら その辺にいた乗客も含め みんなウケてる...
楽しい車内の1コマ。 -
車窓から墓地が見える。
墓標に十字架が付いてるくらいだから カトリック教徒の墓地なんだろう。 -
昨日のミニバスもそうだったが 交通量の少ない田舎道は基本ガンガン飛ばす。
前に少しでも遅い車がいたら クラクションを鳴らしながら対向車線をビュンビュン進む。
たとえ対向車がいても ” 阿吽の呼吸 ” で問題なくすれ違う。
それはHCMの道路を歩行者が横断する時の バイク運転手と歩行者の ” あのタイミング ” にも似てる。 -
午前11:30. バスは20号線から1A線に入った。
ん? ちょっと雲行きが あやしいな。 -
10分後 一気に降り出した。
ゲリラ豪雨のような強烈な雨で道路はあっという間に水浸し。
移動中で良かったよ... -
ドンナイ川を渡りHCMに入る。
-
昼12:43. どうやらオレが乗り継ぎをするポイントに着いたようだ。
運転手の指示に従いバスを降りる。
その際運転手の方から握手を求めてきた。
「元気でな」
て言葉はいっさいないが充分オレには伝わった。
そして 「このおばさんと一緒に行けばいい」 とジェスチャーで伝えられた ひとりのおばさんと一緒にバスを降りる。
シンタムビェ! -
大きな道路の向こう側には NETで見た記憶があるレジャー施設が見えてる。
-
乗り継ぎのバスを待ってる間おばさんは 雨で濡れるから屋根の下にいなさいって感じでオレを誘導してくれたり、持ってたランブータンをオレにくれたり、優しいおばさんだ。
-
5分ほど待った...
おばさんが合図をする。
どうやら あのバスに乗るらしい。 -
バスに乗りおばさんと同じ席に座る。
おばさんは車内にいる乗務員にバス代を払ってる。
オレも払おうとするが おばさんはオレの分を受け取ろうとしない。
いやいや参ったな...
その後また持ってるランブータンを皮を剥いてオレに 「食べなさい」 とジェスチャー付きでくれる。
どこまでも優しいおばさん...
オレは何かお返しする物がないかと考えるが 荷物の中にある日本から持ってきた 「じゃがりこ」 を...
カイナイラ バインケオ ニャッバ〜ン (これ日本のお菓子です)
と言って渡すのが精々。
そして てっきり ミエンドンの方まで行くと思ってたおばさんが 急に立ち上がり、
「私は先に降りるから気を付けて行きなさいね」
て感じで最後までオレのことを気遣いながらバスを降りて行った。 -
人間の気持ちは言葉を軽く超える...
おばさんが去ったあと 胸がジーンとしてる。
カムオ〜ンではなく 心からありがとうございます。 -
午後1:18. 乗務員の指示でバスを降りる。
近くにあった店で飲料水を買い 1分ほど歩くとミエンドン・バスターミナルの建物が見えた。
NEXT旅行記 「急遽帰還 困った時のホーチミン 無計画なオレはどこまで楽しめるのか?」 へつづく
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