2015/07/05 - 2015/07/05
49位(同エリア175件中)
ロク69さん
7月4日(土)は朝8:13のツェルマット発の列車でサースフェーへ向かう。滞在後半のサースフェーの天気はどうだろうか? 前半が素晴らしい天気続きだったのでその反動がでないか少し心配だ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11時過ぎにサースフェーに到着、バスターミナルで帰りのバス便(7/12)を予約しておく。荷物を転がしながら予約してあるアパート(Haus Krone)まで歩いていく途中、村中は多くの人出でにぎやかだ。よく聞くと7/3(金)〜7/5(日)の3日間はお祭りとのことで、多くのテントや露店がある。
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民俗衣装を着飾った多くの人々や旅行者でにぎわうなか、ヨーデルのコーラスが響いてくる。
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日本でも見かけるようなこんな露店もあった。
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可愛い子どもも参加していて微笑ましい光景だ。
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村の教会前広場の様子、移動日にはもったいないくらいの快晴だ。
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翌7月5日(日)の朝は快晴で明ける。アパートのベランダからの眺め、月の下のアルフフーベル、右へテーシュホルン、ドム、レンツシュピッツェと連なる山並みが美しい。
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左はプラティエン(Plattjen、2570m)の方向、背後の山はミッタークホルン(Mittaghorn、3161m)だ。日差しを浴びて輝いている。
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菜園の様子、日本と違って畝のおう高さは低く鍬などは使わず短いレーキのような道具で耕しているようだ。
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バス・ターミナル前にはCOOPの大門が設置されている。3日間の祭りの主催はCOOPのようで、こうした構築物、看板、帽子などを名前入りでてい提供している。
7時30分発のバスでマットマルク(Mattmark、2203m)へ向かう。 -
8時20分に終点のマットマルクに到着。昨年は、朝の快晴の天気で勇んで出かけたが、天候の急変(濃霧)と残雪のためコース途中で断念、引き返した経緯があるので心配しながら歩き始める(8時25分)。
中央の山がモンテ・モロ(Monte Moro、2985m)、その左側鞍部の小さな丘陵付近がモンテ・モロ峠(Monte Moropass、2858m)。目を凝らすと丘陵の上にあるマリア像が認識できる。左はヨーデルホルン(Joderhorn、3036m)、右端はゼーヴィーネンホルン(Seewjinenhorn、3205m)だ。 -
マリア像のズームアップ。ピンボケながら金色に光る像は良く分かる。
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昨年と同じく、湖の左岸を歩く。雲一つない快晴の天気が続いてくれるように念じながら進む。
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トンネルの出口では車と遭遇する、湖尻まで乗り入れたのだろうか。前方の空は明るく心も身体も軽快だ。
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振り返ってダムの堰堤越しにワイスミースが高く美しい。折り重なる山並みの色調、石の堰堤、湖面の色合いが調和していて絵をみるような気持ちになる。
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次のトンネルは暗い。途中の開口部がないため中央付近は真っ暗だ。
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このトンネルを出てもまだ雲は出てきていない。
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出発後30分くらいの地点。国境の山々が近付き、目指すモンテ・モロ峠もはっきりと分かるようになってきた。
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湖尻にある小さな橋が見えてきた。ここから右の山道に入り本格的な登りが始まる。
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振り返ってダム湖とさらに遠方の山々を見る。遠方は雲はないが霞んでいる状況である。9時10分にコースを右に取って進む。
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やがて平らな湿地帯のテリボーデン(Taelliboden、2492m)を通過する。小さな川が幾条にも流れオアシス的な雰囲気を出している。
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歩いてきた方向、遥か遠方にはビーチホルン(Bietschhorn、3934m)がうすく望まれる。左下にはマットマルクのダム湖の左岸、上方の厳つい山はエッギナー(Egginer、3367m)、右側にはミッタ−クホルンも見えている。昨年はこのあたりで進むのを断念、引き返したように思う。
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ビーチホルンの拡大。ここから望むビーチホルンは左右対称の均整の取れた円錐形でとても気品を感じさせる。
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さらに登って左を眺めると、左からシュトラールホルン、フルクトホルン(Fluchthorn、3795m)、中央にアラリンホルン、テーシュホルン、ドム、レンツシュピッツェ、ウルリヒスホルン(Ulrichshorn、3925m)、右端がエッギナーと高峰が連なる。このあたりからは残雪も多くなり、岩場と残雪を交互に歩くようになる。
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峠直下の急峻な雪原の登りは、アイゼンは要らないが乏しい踏み跡をトレースして進む。前方の稜線へ出て右へ回り込めばモンテ・モロ峠はすぐだ。
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11時5分に峠に到着する、出発から2時間40分だった。遠くに見えていたマリア像のすぐそばまで登ってくることができた。天候は相変わらず極上の快晴が続いている。
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岩面に取り付けられた銘版の数々、やって来たという実感がわく瞬間だ。
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西方向に目を遣ればモンテローザの東壁がはっきりと見えている。雲一つない峠からの絶景にしばらく見とれる。
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モンテローザ(東壁)のズームアップ。ガスや雲でよく閉ざされると聞いているこの峠でこのような素晴らしい景観を見ることが出来てとてもうれしい。
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改めて北方向をみる。こちらはミシャベル山群が美しく、ダム湖と合わせて懐かしさを感じる瞬間だ。
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アラリンホルンの拡大。見る角度でいろいろな表情を見せるこの山の一番凛凛しい姿かもしれない。右後方はテーシュホルンだ。
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峠から東方向の山並み。こちらはイタリアの山々になる。
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すぐ下にある池とロープウェイの建物。ここからローウプェイで1500m下ればイタリアのマクニャーガ(Macungaga、1307m)の村に行ける。
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マリア像のすぐ下にある石製の台。このあたりは多くのイタリア(マクニャーガ)から昇ってきた人々でイタリア語が飛び交っている。お年寄り、子どもたちや家族連れなど天気がよいので楽しそうだ。
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峠付近にある表示板。スイスのものとは少し雰囲気が違って見える。
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スキーを楽しむ人たちも多い。リフトも運行しているようだ。
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モンテローザ方面の美しく勇壮な景観で、iPhoneの撮影写真。
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縦位置で撮ったモンテローザ、これはコンデジの写真。色調がiPhoneのものとはやや違う、こちらの方が青みががっているが実物に近いような気がする。
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素晴らしい眺望の中、持参のおにぎりで昼食を食べる。25分の休憩の後、11時30分に下山開始する。元の道を降る、塗れた岩場は滑り易く注意が必要だ。相変わらず快晴の空が続く。
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最後にモンテローザに別れを告げるために、もう一度しっかりと見ておくことにする。
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長い雪原も降りは比較的歩き易い。
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登ってくる人たちとすれ違う、「もう少しですよ」と挨拶を交わす。
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降りはルートを間違え易い。道なりに歩いていてコースを外れることが2回あった。慎重にペンキやケルンのチェックをしておくことが重要だと思う。テリボーデンまで降りてきた。一部雲が湧き出してきたようだ。
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下山して1時間くらいの地点。コースの斜度は緩くなって湖尻までもう少しだろう。
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湖尻には12時55分に着いた。朝歩いた同じ左岸を戻る、最後のトンネルの窓からはシュテーリホルン(Stellihorn、336m)が見える。
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バスの時間まで30分以上あるので、レストランでビールと赤ワインで休憩とする。
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バスを待つ間のバス停からの眺め。左右を山に挟まれた谷の深さが印象的だ。
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村へ帰ると祭りの最終日で賑やかなパレードが進んでいた。
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アパートのベランダからパレードも見える。沢山のパレードと見物客で大賑わいだった。
本日の全行動時間は5時間15分、うち休憩25分、実動4時間50分、
登り695m、降り695mだった。
夕食は、なすとベーコンのチーズ焼き、サラダ、雑炊、タクアンの漬物、赤ワインだった。
今日は快晴の天気の中、昨年来の念願のモンテ・モロ峠を往復できてうれしかった。さらにモンテローザ東壁も明瞭に眺めることができてとても幸せな1日だったと思う。
参考(昨年のモンテ・モロ峠の記録)
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10916270/
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