2015/08/05 - 2015/08/06
294位(同エリア1216件中)
芝猫さん
秋田の竿灯祭りに行ってきました。宿や新幹線の手配を自分でやり、しかも初めてだったのでやや大変でした。
初めて行く人のために「予約取り」から始めます。参考にしてください。
まずは宿の確保。
竿灯祭りは夕方〜夜にかけて行われるので、地元の人は別にして、私のように遠くから行く人は宿の確保が必要です。
半年くらい前からネットで秋田近辺のホテルの空き状況を見ていると、4月ごろからネットに出始めます。
ただ、秋田市内のホテルのほとんどで設定が「セミダブル」仕様で一室2万円以上。つまりシングルユースでも一泊2万円以上するということ。さすが繁忙期価格。一室一泊28000円なんていうのがざらです。しかも朝食のみ。
中にはシングルユースで良心的な価格を提示しているのがありますがネット上で即座に売り切れます。
私の場合は、やはりネットを見張っていて、安くてシングルユース(友人と二人旅の予定なので)で温泉つきのところをたまたま見つけて予約できました。「秋田健康増進交流センター」ユフォーレ。
たぶん公共施設なんだと思います。レジャーや会議などにも使用できる温泉宿泊施設。リーズナブルな温泉ホテルと思ってもらってもいいかも。ただ、秋田駅あたりから車で30〜40分のところにあります。
ネットではシングル一室しか開いていませんでしたが、電話で二室なんとかならんかと問い合わせると「なんとかします」と断言してくれました。うれしー。結局シングル2室、一泊一室8000円で確保できました。(朝食付き)
秋田市内からレンタカーで行くことになりますが、レンタカー代を加えても市内のホテルよりずっと格安にできます。しかも温泉付き・市内のホテルではこうは行きません。お薦めです。
なお、ついでにねぶた祭りを見に行く際の参考にと思って青森市内の祭り期間中のホテルの状況も見張っていましたが、まったく同じでセミダブル仕様で28000円位が相場。なおかつ、ねぶたの方が人気があるらしく、秋田より空き室の出物がずっと少ない。こちらも、市内のホテルよりすこし離れたた温泉ホテルでも探してレンタカーで行ったほうが安くて快適にできそうです。
つぎに交通手段(新幹線)の確保。
今回は新幹線の予定なので新幹線を予約。知ってる人は知ってると思いますが、JR東日本の「えきねっと」。
JR東日本の会員登録をすると、この「えきねっと」のサイトからJR東日本管内の新幹線・在来線のネット予約(クレジットカード決済)ができます。これを見つけて早速会員登録。
「えきねっと」の良いところは、路線や区間によって10〜35%の割引がつくこと。しかも、一般の「一ヶ月前からの予約」より一週間早く予約できます。ただし、発券以降はキャンセル、変更できないようです。
私はと言うと、往路は割引が効きませんでしたが、帰りの新幹線(こまち)は35%割引でした。
ちなみに、小さい駅の発着だと割引設定がありません。私の場合は、田沢湖駅から乗車して帰る予定でしたが、秋田駅からなら35%割引、途中の田沢湖駅からなら割引なしで、結局秋田駅から35%の割引切符のほうが、割引なしの田沢湖からの切符よりも安かったので、実際に乗るのは田沢湖駅ですが、切符は「えきねっと」で秋田発のものを買いました。
レンタカーの予約
竿灯祭りを見て、そこから30分くらいのところにあるホテル(ユフォーレ)に行くのにレンタカーを借りることにしました。ついでに、宿泊翌日は近場の田沢湖あたりまで車で観光に行き、田沢湖駅で乗捨てて田沢湖駅から新幹線で、という計画です。
ここでレンタカー会社の選択。秋田市内で借りて田沢湖駅で乗捨て可能なレンタカー会社はというと、駅レンタカーとオリックスレンタカーという調査結果。その他は田沢湖に営業所がないため乗捨てできない。費用はというと、駅レンのほうか高額な乗捨て料金が必要。オリックスは乗捨ての追加料金がないので必然的にオリックスに決定。秋田で借りて田沢湖で返して24Hで軽自動車で6480円(オリックス会員割引あり)でした。格安かな?
ここで余談。実は竿灯祭りを見てからレンタカーを借りるには少し工夫がいります。というのは、竿灯祭りは20:30頃終了しその後「ふれあいタイム」といって竿灯に触ったりできる時間が21:00までというスケジュール。
これに対して、レンタカー会社の営業所の営業時間は19:00までとか20:00までとか21:00までとか。
営業時間が21:00までなら祭り終了と同時に借りることも可能ですが、希望地で乗捨てができるレンタカー会社(オリックス)の営業時間は20:00まで。21:00までの営業時間を重視して乗捨てはあきらめるか、乗捨てを重視して営業終了前に借りるかが迷いどころ。
ここで私は乗捨てできること選択。そうすると、祭り開始の前に借りて、駐車場を見つけて駐車して、祭りを見て、祭りが終了したら車で出発というスケジュールになります。
さらにここで問題。混雑する竿灯祭りの時間帯に駐車場があいているのか?いろいろ調べてみましたが、「予約」できる駐車場は無い。
少し不安でしたが、駐車場があいていることを願って上記のスケジュールで計画しました。
結果はというと、竿灯祭り大通りと秋田駅の間には駐車場は何軒もあって、かなりあいています。拍子抜け。簡単に止められました。祭り用の無料駐車場混んでいるようですが。
さて、宿と足の予約はこんな感じで完了して、いざ出発です。
前日に仙台に用事を作って仙台泊。朝、仙台駅で「えきねっと」で手配しておいた新幹線の切符を受け取り、新幹線に乗車。
一関で途中下車して平泉観光をして再び一関から新幹線で秋田へ。
秋田着が17:14。すぐにオリックスレンタカーの秋田駅西営業所で車を借りて駐車場探しに。近場の有料駐車場はいくらでもあいているので、テキトウなところに駐車して、竿灯祭りが行われる大通り方面へ歩いてゆきます。
祭りということで浴衣のおねーさんたちもちらほら。人出もそこそこで、外国人も中国人を中心にちらほら。他の観光地のように中国人だらけということはありません。
祭りが始まるのは19:00前くらいなので、それまでに夕食をと思ってレストランを探して、竿灯祭り大通りの入り口にあったレストランに入ります。
「浜の漁師居酒屋 ○特漁業部」。これが大失敗でした。
秋田定番ということで注文した「きりたんぽ鍋」。そしたらなにも知らない観光客用のまったく低級な代物が出てきました。入っているきりたんぽは長期保存用のカッチカチの超安物。そして一人前用のちっちゃな鍋。みすぼらしい。観光客用だからこそ「ちゃんとした」地元の名物を出すべきではないのか。あまりにひどい。それからまだある。頼んだものが忘れられていて出てこない。30分待っても催促しても出てこない。中国人のウェイトレスが出てくるが、日本語が旨く通じなくて伝わらない。こんなことをして結局頼んだもののうち2つをキャンセルして出てきました。まだある。トイレが混んでいて入れない。ま、これは店のせいでもなさそうだが。
いずれにして、観光客を馬鹿にしすぎ。こんなことをしていては秋田は衰退してしまうよ。
そして竿灯祭りに幾多の問題点。
レストランを出るのが少し遅れてしまい、祭り(竿灯演技)がすでに始まっている。
こちとらは有料の指定券(ネットでわりあい簡単に買えた)を持っているが、指定席は大通りの中央分離帯に設置してあって、ブロック番号なんかがあって、それを目当てに混雑した歩道を探し回るが、なかなか分からない。
まず、主催者側の係員と思しき人に聞いてみると、演技が始まると通りを渡って指定席にはいけないので地下道を通ってゆくようにとのこと。続いて事務局と思しき場所で係員に聞くと、この番号の指定席は中央でなく歩道にあるので地下道を渡らなくて良いとのことだったので、地下道入り口を素通りしてさらに歩いて探す。かなり歩いてから目的の指定席番号が見つかるが、歩道ではなくやっぱり中央分離帯の上にあって、わたれない。近くにおまわりさんがいたので、それまでの経緯を言うと、演技の途中で休み時間が入るのでその時間にわたってよいとのこと。さんざん歩き回り、うその案内をされ、やっとたどり着きました。
しかしこの指定席がまた問題。いすが何段かの高さで設定してあって、高さがあるので上を見上げる分にはよいが、下の演技者を見ると前の人たちが邪魔になって見えない。あたりを見ると、歩道の縁石に腰掛けて一番前で見ている人たちのポジションが一番よさそうだ。しかも空いている。
こんなことなら高い金出して指定席買う必要は無い。しかも、駅から離れるにしたがって人ごみも空いてくるので、一番前の特等席、歩道の縁石も空いていて簡単に場所とりできる。「指定席」などという余計なことをしてくれたものだ。それに、係員や関係者の案内知識が決定的に不足。うそばっかり教えられたし、質問しても知識が無いので答えられないことも多い。
さらに問題
竿灯自体はいろいろな団体が出して演技しますが、竿灯の移動が祭り時間中で3回しかない。しかも10〜20メートルくらいの移動。したがって、ほとんど同じ竿灯がずっと目の前で演技している。演技の内容もバリエーションがなくてほとんど同じ。竿灯もちょうちんに書いてある宣伝や文句が違うだけで代わり映えがしない。もう少し移動を多くしていろいろな竿灯がみられるとか、演技内容に工夫を凝らすとか、違った出物を考えるとか、何か工夫は無いのかい?東北3大祭りとはいうもののまったくたいしたことなかった。
やれやれ、実行委員会のみなさん、しろーとばっかりですか?イベント運営としては程度低すぎ。
さて、不満たらたらの竿灯祭りも終わって、駐車しておいた車に戻って、ナビの案内で宿に向かいました。
夜も9時以降の時間帯ということで、街中を過ぎると田舎道をまっしぐら。対向車もなければ後続車もない真っ暗な道をひたすら走ります。そして30数分でユフォーレに到着。そのまま温泉を楽しんで快適に休ませていただきました。
とても良い宿でした。詳しくは口コミて。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 1.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この旅行記へのコメント (1)
-
- 夏子の探検さん 2017/07/22 01:05:27
- 芝猫さん,せっかくの竿灯祭り、残念でしたね・・・
- 芝猫さん、こんばんわ。
今日の(と言っても夜中ですが)芝猫さんのこの旅行記が掲載されていました。
私の母の実家は秋田です。と言ってももっと田舎の方ですが・・・
母が秋田なのに、竿灯祭りも、大曲の花火大会も行った事が無い私です・・・
お祭りの時は、予約が大変ですよね!参考に成るお話が有って、そうなんだなぁ〜と。
実は私は10歳から22歳まで(最初は父の転勤でしたが、大学時代に親は都内に戻りました)
宮城県の仙台市に在住していました。
当然東北三大祭の、七夕は飽きるほど見ましたが、あの時代から既に30年が経ち、
久々に七夕も見たいなぁ〜と探すも、市内のホテルは半年前から満室です。
竿灯もそうだったんですね。まぁ〜機会が有れば見たい気もしましたが、
それより、大曲花火を見たいのですが、地元の親類に聞くも、1年以上前からホテル等満室との事・・・母は、実の親類ですから、いとこの家に泊まらせて貰いなさい!と言われても、既に40〜50年会ってない従兄弟に、頼み辛いですよね。(同行は従兄弟を招いてない披露宴もしてない夫を連れて行くなんて・・・)
竿灯も花火も、ねぶたも、桟敷席(有料観覧席)は取らないとと、普通は思いますよね!
なぁ〜んだ、道脇に座って見れるんだぁ〜と思いました。
が・・・多分宿が無いでしょうし、芝猫さんのお話を読んでも、それ程でも無いのね!と
多分行かないなぁ〜・・・
ねぶた祭りと、ねぷた祭り(青森と、弘前だったかな?)は似てるようで違うのですが、
ま〜迫力は有りますよ。(学生時代に行きました)
此処も、宿や新幹線混むんだろうなぁ〜・・・昔はそうじゃなかったんですが、
最近、旅行会社が宣伝するので、30年前とは違うようです・・・人混みで・・・
今年の竿灯祭りも混むのでしょうね・・・
素晴らしい情報、ありがとうございました。
夏子
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