2015/05/02 - 2015/05/09
242位(同エリア867件中)
あめさん
この日は早起きして、イスラム文化とキリスト教文化が混ざるアルカサルとメスキータを巡ります。
その後は時間のある限り少しパティオをまわって、午後の列車でグラナダへ。
コルドバって周りにはあまり訪れているひとが多くなくて、立ち寄っても2?3時間って方が多かったのですが、
個人的にはこのスペイン旅行のなかで一番楽しい街でした。
パティオ祭りはもちろん、路地が狭くて入り組んでいるところとか、
角を曲がると突然モスクが現れるところとか、
何より地元の方々がのんびり暮らしていて、この街を大事にしていることが歩いているだけでよく伝わってくるので、ほんとうに魅力的な街でした。
写真が多かったので前後編に分けました。午後のグラナダは後編で。
【旅程】
5/2(土) 東京発&フランクフルト乗り換えでビール三昧 マドリッド泊
5/3(日) マドリッド市内の教会めぐり マドリッド泊
(http://4travel.jp/travelogue/11039160)
5/4(月) コルドバ 花盛りのパティオ祭り コルドバ泊
(http://4travel.jp/travelogue/11040051)
5/5(火) 【前編】コルドバ アルカサルとメスキータ、時々パティオ ★今回はココ!
【後編】グラナダの長い長い夜
(http://4travel.jp/travelogue/11068521)
5/6(水) グラナダ アルハンブラ宮殿の光と影
(http://4travel.jp/travelogue/11190735)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
-
アルカサルは朝の8:30〜9:30の間は見学無料。入口にスタッフさんが居ますがそのまま入れてくれます。
元々5ユーロ弱という親切な値段設定ですが、やっぱり無料はありがたや…
というわけで、頑張って早起きして8時半に来ました。
無料で入ったからといって9時半までに出なきゃ行けないわけではないようなので、ゆっくりまわれます。 -
入って階段を登ると左手に城内への扉、そして右手には…みごとなアラブ式の庭園が!
スペインを通して思ったのですが、庭園の水の使い方がほんとうにすてきですよね。眺めているだけで涼しい気持ちになる…
庭園はもう少し日が高くなってからのほうが綺麗に撮れそうなので、はやる心を抑えてまずは建物のなかからまわります。 -
コルドバのアルカサルは宮殿の跡地に建てられたもので、元々は要塞として使われていたそうです。キリスト教徒の時代にはまた王様が住みはじめたけど、お城のなかは要塞らしい無骨な感じ。
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建設は14世紀なもんで、廃墟っぽいところも。浪漫を感じちゃいますね。
ちなみに見えるかわかりませんが、この写真には猫が2匹います。望遠レンズを置いてきたらズームで撮れなかった… -
現役で使われてるんだろうなぁ、っていう感じのホール部分。
外見との落差がすごい。 -
壁の模様が面白くてついつい見てまわっちゃう。どなたかな?
-
通路からはきれいな中庭が望めます。涼しいなぁ。
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建物の塔を登れるので、ぐんぐん上へ行きます。
朝から観光しているひとはそんなに多くないんですが、階段が狭いせいで大渋滞していました。
混みすぎて写真が撮れなかったんですが…このらせん階段が狭くて急でめちゃくちゃこわい。生まれたての小鹿のように震えながら上り下りしました… -
でも塔を登れば!こーんなきれいな景色が!
右手のうつくしい水面、左手には迷路のような花壇。アラブ式の庭園ってスペインに来て初めて見たのですが、すっごく好きな造形だなぁ。 -
一番上まで上ると、メスキータも見えます。ちょうど鐘が鳴り響いていました。
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視線を変えるとローマ橋が。
大昔はコルドバに入るためにはこの橋を通るしかなかったそうで、そのために橋の近くにあるアルカサルが要塞として使われていたのだそうです。確かによく見える。 -
この風と太陽と砂に晒された続けた感じ満載の城壁がとっても浪漫。
向こう側の塔には登れないけど、下のほうから光が差し込んでくるところを見ることが出来ます。 -
というわけで、塔を降りて行ってみます。どんどんひとが増えてきた。
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いったい何に使われてたんだろう?
アルカサルには残念ながら日本語のガイドがなかったので想像するしかありません。 -
通路に沿って歩いていくと小さな中庭に出ました。夏でも涼しそうだなぁ。
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建物を出て中庭へ入ると、こんな彫刻がありました。
なにやらイザベル女王と先住民の間で交わされた平和条約を表したものらしい…? -
かわいらしい中庭にかわいらしいお客さんがいました。至る所に水が流れています。
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この無骨な感じがすごく浪漫だな〜
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小さな中庭を抜けると、先ほど右手に見えた大きなアラブ式庭園へ出ます。
この旅ですっかりアラブ式庭園が大好きになりました。迷路みたいな生垣、噴水、花壇……完全に少女漫画の世界です。 -
噴水を横目に見ながら奥へ進みます。
全部すてきすぎてどの道を歩けばいいのか迷っちゃう。 -
スペインで見た薔薇はどれも大きくて力強くて立派でした。すごい〜〜〜こんなの花束でもらってみたい。
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ピンクのバラと噴水の組み合わせがかわいすぎた。
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このスーパーメルヘンな薔薇と噴水の奥に無骨なお城…いいな〜〜
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噴水だけじゃなく、これどうなってんの?って思うぐらい大きくてまっすぐな木もにょきにょき生えてます。
銅像はかの有名なコロンブスが「アメリカいってくるぜ!」って謁見してるところだそうです。 -
コロンブスが居るほうにも小さ目の噴水がありました。すっごい非現実的な風景だな〜。
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庭園で大はしゃぎしたあとは、メスキータへ向かいます。
アルカサルにはなんだかんだ2時間近くいました。庭園がほんとうに良すぎた。 -
アルカサルからメスキータまでは、ローマ橋の前を通ってすぐ。
距離的にはそんなに離れてないのですが、入口がいっぱいあってどこから入ればいいのか分からずちょっとウロウロしました。入口っぽいところが見つかるまでひたすら歩きます。 -
すっごい細かい装飾です。高すぎてよく見えないのが残念。
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さっきまですごくアラビアンな模様だな〜と思ってたら、突然現れるキリシタン。
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かとおもえば、またこの目が回りそうな細かい紋様…こんなに細かいのによく今日まで保ってるなぁと感心しちゃいます。丈夫なのか大切に保管されてるのか…
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メスキータはよく「チケット買うのにすっごく並ぶ!」という話を聞いていたのですが、チケットブースの隣には自動の発券機もあります。こっちも少し並んでるけど、クレジットカードでサクサク買う人が多いので圧倒的に早いです。
英語表記もあるので別に戸惑いもせずに買えました。クレカ使う方だったら断然おすすめです。
メスキータの内部へ入る入口とチケット売り場が少し離れてるのでご注意ください。 -
そして、いざ!メスキータ内部へ!
いきなり真っ暗になって、目が慣れた次の瞬間にはこの光景。そのせいか入り口近くにはため息をついて立ち止まるひとがいっぱいで、とても混みあってます。
奥まで進んだら不思議な力とか授かりそうだし、柱の陰に宝箱隠れてる。きっと。 -
メスキータの特長ともいえるこの二重アーケード。柱自体も高さがありますが、それが余計に際立ってほんとうに幻想的でした。
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メスキータ内部はどんどん拡張されているとのことですが、正直どこからどこまでが拡張なのかよくわからない。改修されたり修復されてたりするからかな?
触っていい柱には触って歴史の重みを(勝手に)感じてました。それにしても紋様の細かさよ… -
そして、ザ・イスラムって感じのする回廊のど真ん中に、突然現れるカテドラル。
これぞスペインの醍醐味。道に迷ったような、ゲームがバグったような気分になれます。すごい…… -
薄暗くてすれ違う人々の顔もよく見えない回廊と真逆に、カテドラルは天井から燦々と日差しが降り注ぎます。神様降りてきそう。
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雰囲気の落差がすごい。
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椅子ぴっかぴかです。こんなシーン映画に出てきそう。
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イスラム式の模様も細かいけどこっちも細かいな〜
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カテドラルから出ると再び二重の回廊が出迎えてくれます。この落差が面白すぎて何度も行ったり来たりしちゃいました。
歴史ってすごい……
メスキータを出たら、電車の時間まで昨日まわりきれなかったパティオを巡ります。 -
この日は火曜日。パティオ祭り二日目の平日だし、昨日と同じぐらいの混み方かな〜と思ってたら…
写真は前日の夕方に撮ったコルドバの名所・花の小道。
ちょっと奥の方にひとが映りこんじゃったので、再チャレンジしようと思って来てみたら… -
全然写真どころじゃない(笑)
メスキータから出たらどうしたの?!ってぐらい観光客、観光客、観光客…でびっくり。歩くのも一苦労です。 -
パティオの前もこのとおり!!
ひとつひとつが狭いパティオなので、入るまでにどれくらい並ばされるんだろう…?これだけ並ぶってことは有名なお宅なのかもしれませんが、この日は日差しも強かったし次の予定もあったので、残念ながら中には入りませんでした><
この辺りはどのパティオも大混雑で、長蛇の列が道を塞いでいるので歩くのも一苦労でした。。 -
そんなに並んでないパティオも中へ入るとこのとおり…写真どころじゃないけどそれにしてもすごいパティオだ。
帰国してから友人に見せると漏れなく「気持ち悪い」と言われてしまったこの写真。本物は圧巻だったんだよ!! -
初日はすこし待てば人の居ないパティオの写真が撮れたけど、2日目はひっきりなしに人が行き来してるので諦めて撮るしか無いって感じでした。
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それにしても素敵な場所に扉があるな〜。こんなところに住んでみたい…。
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アルカサル近くのパティオはどこもやたら大混雑でしたが、メスキータ付近は割と落ち着いてる感じ。(それでも昨日より混んでるけど…)
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個人的な体感ですが、アルカサル付近が真っ赤でゴージャスなパティオ、メスキータ付近は緑多めの落ち着いたパティオ、さらに奥へ行くと個性的で意外性のあるパティオが多かった印象がありました。
アルカサルやメスキータ付近は日帰りの観光客もアクセスしやすいから特に混んでたのかなぁ? -
お花に疎いのでよくわかりませんでしたが、すっごくいいにおいがした樹!ジャスミンかなぁ?
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素敵なオブジェを発見。こんな風に家族でパティオを手入れしてるんだろうなぁ。
ほんとうに素敵な文化だと思います。 -
時間ギリギリまでパティオを探索したら、ホテルから荷物をピックアップして駅へ向かいます。
かなり頑張って歩き回りましたが、やっぱり1日半ではパティオ全制覇は無理でした!>< メスキータやアルカルサルにも寄りながら47/63という結果だったので、2日あれば全部見て回れるかも…? -
メスキータ付近は迷路のようなので迷いやすいですが、そこさえ抜けてしまえば駅まではほとんど一本道です。よい天気なのでまた歩いて駅へ向かいます。
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行きと帰りで違う気づきがあるから楽しい。ほんとうに良い街だったな〜。
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時間を勘違いして30分ほど早く着いてしまったので、電車が来るまで駅のカフェでお昼。
オムレツを挟んだサンドイッチがある!って大興奮して買ったら、なかに大っっっ嫌いなピーマンも入ってました……スペインでやたらピーマンとエンカウントしたんですが、トマトとオリーブの国じゃなかったの?
サンドイッチはとっても美味しかったです。 -
1時半にコルドバ駅を出発して、途中ANTQ-S.ANA駅なるところで乗り換えをします。
なんか予約した時切符に気になる事が書いてあったけど、電車普通に動いてるから大丈夫でしょ…とこのときは高をくくっていました。
外は延々とオリーブ畑。 -
乗り換えの駅で下りると、なんかあちこちに「グラナダ行くひとはこっち!!」っていう紙が貼られています。なぜかホームを出て駅の外まで誘導される。なんとか頑張って貼り紙を解読すると…
「ゴルドバ行きの列車は工事?でしばらく運休だよ!」
な、なるほどー!えっ?いやいや……えっ?どーするの?! -
同じようにゴルドバに行くっぽい人たちが駅の外にたむろしてるので、とりあえず優しそうなおじさんに尋ねてみると、どうやらコルドバまでバスで運んでくれるらしい。なるほど……
どんぶらことやってくる大型バス2台。しかも律儀なことに、元々の時刻表に合わせたのかきっちり出発時刻まで待たされました。暇だったので近くのオリーブを撮りました。 -
今回のスペイン旅行ではバスの長距離移動はしない予定だったので、バス大好きの私にはすごく嬉しいハプニングでした。電車より身近に風景を感じられるし写真も撮り甲斐があって、バス移動大好きです。
出発時刻になるとチケットも確認せずにバスに乗せてくれました。いいの…? -
暇で買ったおやつ。意外と優しい味でおいしかったけどめちゃくちゃ喉が乾く。
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やっぱり列車と全然風景が違う!
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こんな草原もあるんだなぁ。オリーブ畑ばっかり見てたから新鮮です。
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遠くにですが街が見えます。限りなく白かったんですが、白い街とはまた違うのかなー?
山の形がおもしろい。 -
やっぱり多かったオリーブ畑。
バスの窓が紫外線対策なのか色付きだったので、写真の色がすこしおかしいですが…めちゃくちゃ日差しが強いです。
写真撮ったりうたた寝したりしてるうちに、元々予定してた電車の時間通りにグラナダへ到着できました。 -
宿へはLACで一本。なんか前衛的な自転車のおじさんとすれ違う(笑)
グラナダ市内散策はまた次回。そして1週間前からチャレンジし続けていたアルハンブラ宮殿の予約はこの日も惨敗!果たして一番大事なスポットをちゃんとまわれるのか?!次回に続く!
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