2015/07/30 - 2015/07/31
272位(同エリア1593件中)
まりも母さん
高原の夏休み1日目 花いっぱいの霧が峰 車山高原・八島ヶ原湿原
http://4travel.jp/travelogue/11038047
続きの2日目です。
ホテルで朝食を頂き 今日も 素敵な景色を探しに行きます。
まずは、車山高原の踊場湿原へ。その後、昨日の疲れもあるので、ハードな山登りはやめて、車で行かれ 少し歩く位で見られそうな「美しい景色」を探しに行きます。
行ったのは蓼科の御射鹿池 そして南佐久の白駒の池。
事前に調べて来た場所ではなかったので、思いがけず すばらしい景色を見る事ができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
多分カフェインのせいで、良く眠れなかった私に対して
ダンナは9時過ぎからウトウトしていました。
なので、早朝 朝の明るさと野鳥の声で目が覚めたようです。
ホテルの朝食は8時と決まっていてちょっと遅めです。
時間を持て余し ダンナは 朝の鳥探しの散歩へ出かけていきました。
子育てを終えて高原で避暑をしている つばめの群れ、モズ、イカル、ホオジロ、コガラ、ヒガラなど沢山の野鳥が見られたそうです。
ダイニングルームでの朝食はアメリカンブレックファスト。
ココットに入ったのは卵料理。熱々で運ばれてきました。
サラダがたっぷりなのも朝からうれしいです。
バターロールは市販品ぽかったけど 温めてありました。
(考えたら、山の中腹なので、パン屋さんは無いですね。提携して毎朝焼いてもらうような事はできないだろうなぁ) -
朝からデザート?ではなくてヨーグルトでした。ジュースはりんごジュース。
いつもは軽い朝食なのでお腹一杯になってしまいましたよ。 -
奥さんのお奨めで 食後のコーヒーはテラスで頂きました。
昨日降った雨は ちゃんと座れるように拭いてありました。
通りに面したテラスですが、歩いている人もほとんど居なくて 気持ちよく朝の木陰で過ごせましたよ。 -
9時頃チェックアウトしました。
昨日は雨が降っていたので、急いでいた為 撮っていなかった外観。
2006と書かれた看板がありましたから その年から営業ってことかな?
お向かいにもペンションがありましたが、それはもう営業していないようだった・・・。
スキーシーズンの方が混むのだろうけど
夏は涼しくて ご飯がおいしくこじんまりした良いホテルでした。
どっちかと言うと~大人向けな感じも私にはよかった。
メルヘンチックなペンションって年齢じゃなくなったからね。 -
昨日は暑い中10キロも丘を上がったり下がったり歩いたので、結構疲れました。
いらないかなぁ~とトレッキングポールを持っていかなかったので 下りの時 結構膝にきましたね。
そんな疲れもあり 今日は ロープウェイ利用で蓼科山を登るというプランはやめて~
じゃぁどこに行くか??とフロントの所にあったパンフレットや冊子、持ってきた地図で行き先を探しました。
その時 近くにもうひとつ湿原がある事に気づき まずは そこへ行ってみる事に。
途中 富士見台パーキングの展望台に寄ってみましたが~~今日も遠くの山々は全然見えませんでした・・・。 -
ビーナスラインを進み 途中から左に曲がって進みます。
霧が峰の 通称 池のくるみ 踊場湿原へ向かいます。
空き地のパーキングと公衆トイレがあります。
道路の反対にはロベンドヒュッテという山小屋が。その脇が湿原への入口です。 -
湿原は細長く 周りを一周する散策路があるようです。
この湿原は 八島ヶ原湿原、車山湿原とあわせて霧が峰三大湿原と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。 -
散策路は湿原の脇、少し上がったあたりにあります。
柵で区切られ、湿原内には入れないようになっています。
石碑が見えましたが、そこへも近づく事はできません。 -
右側が湿原 左側はなだらかな丘で一面に草が生えています。
細い散策路だけ踏み後があります。あとは草がボーボーで 所によっては藪漕ぎ状態・・・あんまり沢山人が来る場所では無さそうです。 -
一周すると1時間位のようです。
湿原内に木道などはなく 反対側の樹林帯の中の道から湿原を眺める感じなのだろう と 今日は 適当に先にある地まで行ったら戻る位でいいか~という事で進みます。
日差しを遮る樹木がほとんど無いのでかなり暑いです。
一応 山用の格好で来てよかった。 -
左手の丘のほうにはツバメが沢山飛んでいます。
他にもホオアカは何度も近くの木に留まりましたし 鳥が色々います。
そのまま進むと池が見えて来ました。
アシクラの池 -
谷地坊主が見えます。湿原には水辺がある方が景色的には良いですね。
-
散策路の脇に立つノリウツギの木に沢山の蝶が集まっています。
池の反対側には同じ木が何本もあるようなのですが、こちら側にはこの1本だけ。だからなのか??
これ ヒョウモンエダシャク という蝶にも見えますが、本当は シャクガ科という一応蛾の種類らしい・・・。
虫が基本的には苦手なまりも母・・・山に行くようになってちょっとはマシになったかもしれないけど、蛾はやっぱダメだなぁ・・・。
でもこれ蝶に見えますよね。ギリギリセーフかも。
まぁ蝶も蛾も分類上はちょう目で同じだし フランスじゃどっちもバタフライだ。
まぁこんなに集まってるのが珍しかったという事でおしまい。 -
この位離れるとさっぱり判りませんが、この1本に100匹は居ただろうなぁ。
-
踊場湿原は
高層湿原と低層湿原を併せ持つ大変珍しい湿原なのです。
ちなみに高層湿原・低層湿原とは単に高度の違いではなく 地下水位との関係で高・中・低と呼び分けられるようです。
低層湿原は河川や湖沼の水辺で 水位の浅い土地にできる平坦な湿原。
酸性度が高くなく、泥炭層も浅く、アシ(ヨシ)やスゲが主に生えます。
長い年月をかけて酸性度があがると 酸性に強いミズゴケが生え始め 枯れたミズゴケが泥炭層を形成し 高層湿原となります。
ここではまだ若い低層湿原と長い年月でできあがった高層湿原が両方見られる という事です。
池の景色も見て 鳥も何種類か見つける事ができたので このあたりで引き返します。
駐車場に戻ると 車が数台停まっていて
今度は望遠レンズを持った野鳥の写真を撮りに来たらしい方が数人来ていました。 -
車に乗りこんで ビーナスラインに戻りつつ丘の上から見た 踊場湿原。
まだ 木道整備もされていないので、来る人は少ないようです。
だからと湿原に入って写真を撮るようなフトドキ者も多いそうで・・・。
湿原の踏み荒らしは回復に数十年もかかるそうですから 立入禁止となっている場所には絶対入らないように!ですね。 -
次に訪れたのは、蓼科中央高原 にある御射鹿池(みしゃかいけ)
ここは、ため池です。東山魁夷画伯の「緑響く」という作品のモデルになった景色として有名な場所です。
緑の水面に並んだ木々が写り込むその美しい景観を見ようと、山奥まで来る人が絶えません。 -
湯みち街道という通りの脇に池があります。駐車場は看板の横の空き地。車は4.5台しか停められません。
丁度1台分空いていたので、停める事ができました。すぐ後から来た2台は道路の脇に停めていましたね。
まぁ 来た人は割りとすぐに帰るので、平日なら少し待てば停められると思います。
道路からも見える池は 緑で美しい景色の場所でした。 -
トンボでは無さそうな青っぽい虫が水面スレスレの所を沢山 飛んでいました。
これは、ルリイトトンボ。 -
スケッチをしに来ている方もいましたが ほとんどは少し景色を見に来て 写真を撮って すぐ帰って行きます。
私たちは、池の左側の方まで歩いてみました。
ここは標高が1100mほどあり 農業用には水が冷たく そのままでは使えない為
ため池を作り 留める事で温めているのだそうです。
また 水が やけに緑に見えるのは この水は 鉱泉の影響で強酸性なのだそうです。
だから 魚は住めなく 酸性の水を好むチャツボゴケが生える為 緑色をしているのです。 -
池の左端の方には木が生え 苔むした岩があります。
-
その脇にはため池へ流れる小川が。
山奥の自然の小川のような景観でなかなか美しいです。
水は勢いよく流れています。 -
草の生えた湿地のような池のほとり。
ため池ながら廻りも美しいです。 -
鴨が数羽いました。
風はわりと無い日なのか この場所が木で囲われているからなのか 湖面はけっこう静かです。 -
イチオシ
水面に木々が写りこみ 正に東山魁夷の絵画の世界。
白馬がふいに現れそうです。
アクオスのCMでも使われた景色だった事を思い出しました。
美しいCMでしたね。 -
池の景色はメルヘンチックな美しさ。
絵本のように 赤いきのこも生えていました。 -
風が凪ぐ瞬間を待ちます。
言う事ない美しさ。静寂の中でずっと見ていたい景色です。 -
並んだ木々はカラマツで 秋はオレンジから黄金色に変り
それはそれで美しすぎる景色だという事です。
ここの景色は、思ったよりずっとすばらしかったです。
来てよかった。 -
さて、ここからは、ダンナが選んだルートで更に蓼科を進みます。
山道を進み 八ヶ岳連峰の登山口でもある麦草峠に来ました。
国道299号通称メルヘン街道にある峠あたりです。
駐車場とトイレがありました。駐車場は車でほぼいっぱい。山登りの人の車でしょう。 -
ダンナが 「ヒュッテがあるからそこでご飯が食べられるだろう」と言うので 林の向こうに見える赤い屋根の方へ歩いていきました。
-
麦草ヒュッテ
山小屋で 宿泊ができます。休憩所と食堂・お土産販売もあります。
小屋の前にも駐車場がありますし 花の見られる野草園地もあります。 -
食事は うどんやそば、カレー、牛丼など。
ホームメイドのパウンドケーキがお奨めみたいでした。 -
手作りの木製品 お土産が並んだ売り場。
私は 高山植物が刺繍された くるみボタンみたいなバッジとやはり生地に花が刺繍されたグリーティングカードを買いました。 -
売店の隣には 宿泊者が使う食堂。
ダルマストーブが部屋の真ん中に。
通年営業で 個室もあり 最大150人が泊まれるのだそうです。
冬季シーズン以外はお風呂も使えるようです。
この日も団体旅行の予約の確認電話が入っていましたね。 -
まりも母 かきあげうどん ダンナ カレーうどん
うどん・そば・カレー・牛丼全部同じ860円だった。
ざるそばもかきあげそばも同じ値段。これは山小屋価格ってやつか・・・。 -
ヒュッテの中に「苔の森」と書かれたノボリがあったり
苔玉やこけ丸というゆるきゃらまで描いてあったりして
この辺は苔が多いのか??と思いました。
そういえば ヒュッテから駐車場に戻る林の中も苔が多かったですね。 -
少し進むとメルヘン街道最高地点。2127m
まりも母は どうも、2000m過ぎると高山病症状が出やすいのではないかと思い
今日は人体実験されちゃう模様・・・。
この先にある池まで行って、歩いてみるのだって。
もし、具合が悪くなるようなら すぐ 車で降りると。 -
で、連れて来られたのは白駒の池
なんか名前だけ聞いたら さっき行った 御射鹿池より東山魁夷画伯のモデルになった池と思えそうな名前・・・。
池入り口の前には広い駐車場があり、普通車500円の有料です。
クラブツーリズムのバスも2台停まっていた。 -
で、人体実験に連れて来られたのかと思って入ってみたら、広めの木道の脇がいきなりすごい苔だらけの森!!
-
見える森の奥の方まで、ず~~~っと木の根元はフカフカの苔で覆われていました。
こんな所だとは知らなかった・・・。 -
ここが「苔の森」だったのか~。
全く調べができていない場所だったので 来て見て初めて判りました。
なかなかすごい苔の景色です。
なるほど、団体旅行も来るはずだ。
しかし クラブツーリズムのお客さん・・・高齢の方が多く ゆっくり歩いていてなかなか進めません・・・。 -
フカフカの苔は良く見るとなかなかきれいなものです。
-
池までは大体10分ほど。池の廻りにはぐるっと 木道の遊歩道や散策路があるようです。
1周歩くと35分と書いてあったかな。
ほとんどの人は反時計廻りに進むようでした。分岐から右へ少し進むと売店と山小屋の建物、ボート乗り場があるのでそこに行くらしい。 -
アイスクリームが食べられるので バス旅行の人はここまでは来るようです。
-
池は特別 見どころポイントは感じられない。
標高2115mの場所だそうで 高地の池としては 日本一なんだって。
秋は池廻りの紅葉がきれいで紅葉狩りのお客さんで混雑するそうです。 -
池はあまり見所ないか~と
途中で引き返せばいいや と思ったけど
バスの団体さんが多くて進むのに時間がかかり「このまま戻ってもまた一緒にダラダラ歩く事になるから急ぎで池を1周した方が早いかも」とダンナが言うのです~。
え~歩くと汗だくになりそうだし、標高2000m越えてて 大丈夫かな??と。
でも、もう歩き始めちゃったからどんどん進むしかない。
ほどなく観光バスの人はいなくなり すると山歩きの人がわずかにいるだけ・・・。
木道はジグザグで歩きにくいけど 早歩きで進みます。 -
奥に行くほどに苔は深く もののけ姫の森のよう。
アニメのモデルは屋久島だと聞いた事がありますが、
苔の山からコダマが出てきそう。 -
苔は485種類もあるんだって。
落ちたシラビソやトウヒの葉が積もった上に苔が生え それを繰り返したような様子でした。
なかなかここまで深い苔の森は見られないから、驚きの景観でしたね。 -
登山道や散策路が他にもあるようです。
これだけ苔が生えている場所なので 日あたりは良くはなく
東屋も快適な感じではなかったから ここでお弁当って雰囲気ではなかった・・・。 -
池の反対側にもうひとつ山小屋が。
テントを張れるキャンプ場もあり 登山らしい人のテントがいくつもありました。
トイレは有料です。使いませんでしたが、有料駐車場には無料のトイレもあったようです。 -
かなりの急ぎ足で戻ってきました。
体調的には全く問題なかった。と いう事は2000mはOKで、2200m以上がボーダーラインかもしれない。
それが判るまでは、試し試し、高度チェックという感じになりそうです。 -
佐久の町へ降りてきたら、暑い・・・
関東は猛暑の一日だったようです。
今日は、7月2度目の満月で、ブルームーンと言うそうですが、満月を見つつ、帰りの道を走ります。
昨日の車山の草原の景色、今日見た美しい池と苔の森、どれもすばらしい風景でした。
たくさん高山植物の花も見られて おいしい食事も頂き 短い夏休みはかなりの充実度でありました。
草紅葉や池に写る紅葉のカラマツ。そんな季節にも来てみたいと思いました。
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