北イタリアの旅の入り口・ミラノ　　

2015/06/25 - 2015/06/26

今回の旅の主目的は北イタリア・ボローニャでの長期滞在。その入り口として、10年ほど前に訪れたことのあるミラノを選んだ。前回、改装中で入れなかった大聖堂（ドゥオモ）見学、そしてボローニャへの汽車旅でエミリア・ロマーナ州の田園地帯を眺めるという目論見。

エリア ミラノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミラノのホテル（4部屋の小規模B&B)から向かい側を眺める。ミラノ中央駅から至近の中層アパートの４LDKの浴室付の一部屋が宿。オーナー(女性）によれば築約80年だそうだ。今回はBooking.comから予約したが、Airbnbにも登録しているという。

ホテルのレセプション兼リビング。

食堂は広くはないが機能的。朝食もシンプルだが満足の水準。食堂の隣に共用のキッチンがあり、自炊も可能。同宿のカナダ人夫婦が夕食を調理していた。

メトロで数駅、市の中心にあるドゥオモへ。朝早くから広場にはたくさんの人出。聖堂自体は無料だが、今回は屋上へ上るので観覧券を購入。リフト利用か歩いて昇るかで料金が異なる。

ドゥオーモ (ミラノ大聖堂) 寺院・教会

屋上。意外に多くの旅行者で賑わっている。屋根の上を歩くという稀有な経験。

ゴシック様式の大聖堂の側面にはびっしりと細い柱が建ち並び、各々の上には一体ずつの彫像が乗っている。地震で崩れ落ちないのかと心配にも

緩い勾配とはいえ屋根の上を歩くのは緊張する。

ドゥオモ屋上からミラノ市街。遠くには近代建築も見えるが、旧城壁の内側は赤い瓦屋根の落ち着いた街並みが広がる。

あちこちに奇怪な動物の彫刻。建築の専門家に拠れば雨水を逃がすための吐水口というものだそうだ。さすがに針金などで補強している。

ドゥオモ附属博物館。多数の彫像が並ぶ。意外に奥行きもある本格的なギャラリー。

最近開館したという、ミラノの新名所、ガレリア・イタリア(イタリア美術館）もとはイタリア有数の商業銀行の本店だったという。

展示物以上に建物の豪奢さに感銘

近代以降の絵画のコレクション。

天井部分から明るい光が差し込んでいます。

美術館から出ると、かつての城門が見えた。トラムが行き交うミラノの商業中心。

ミラノ中央駅は典型的な終端駅。多くの列車が一度に視野に入ってきて、旅への期待が高まります。屋根はヨーロッパでは時折見かけるタイプだが、元はと言えばムッソリーニが建設を命じたという「由緒」ある建築遺産でもある。

ミラノ中央駅 駅

がっしりしたバックパッカーの女性二人連れが目立つ。正面奥に見える赤い設備は切符の自動発券機。