2015/06/26 - 2015/07/03
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hakodadiさん
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北イタリアの古都・ボローニャで7泊という念願の長期滞在プランを敢行。宿泊はairbnbで見つけた旧市街のど真ん中から徒歩2分の45?のキッチン付フラット。日中はマップ片手に専ら徒歩で市内探索&散策。朝食と大半の夕食は近くで調達の食材やお惣菜で自炊(パスタとチーズ、サラミ、そしてトマトなどがメイン)。一般の観光とは一味違った「ちょっと暮らし」は貴重な体験であった。帰国後にあらためて参考書籍を開いてルネサンス期を中心としたイタリア史を渉猟するのは大変楽しい体験だ。
写真は宿舎近くのポルティコ(屋根つきの回廊)旅程は下記の通り
6月25日 ミラノ着(エミレーツ航空、ドバイ経由)ミラノ泊
6月26日 ミラノ観光 夕方ミラノ発ボローニャ (泊)
6月27日 ボローニャ観光 (泊)
6月28日 フォルリ、フォルリポポリ ボローニャ(泊)
6月29日 ボローニャ観光(泊)
6月30日 フィレンツエ観光 ボローニャ(泊)
7月1日 ボローニャ観光(中世・考古学博物館,サンステファノ教会等)(泊)
7月2日 ボローニャ観光(産業博物館、旧大学、アシネッリの塔など)(泊)
7月3日 ボローニャ=>パドヴァ (泊)
7月4日 ヴェネチア観光 パドヴァ(泊)
7月5日 ビチェンツア観光 パドヴァ(泊)
7月6日 ヴェネチア発 帰路へ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旧市街にランドマークのように建つ中世以来のアシネッリの塔。高さ約100メートル。階段約500段という。やや傾いているが、さて昇るかどうか思案中。もちろんエスカレータなどはない。隣にも約半分の高さでこれは相当傾いた塔も。そちらは建築途上で地盤沈下で中途でやめたという。この塔には結局滞在最終日の夕方に渋っていた家人を説得してのぼることに(レポート後報)
ボローニャの斜塔 (アシネッリの塔 ガリセンダの塔) 建造物
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塔の前の広場から西に延びる旧市街地の真ん中を貫くウーゴ・バッシ通りは今回全面工事中でした。
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2本の斜塔の弟分、ガリゼンダの塔の根元付近をみると、土台部分がすでに不等沈下していることがわかります。
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屋根つきの柱廊(ポルティコ)は旧市内全域にある。総延長約40kmともいわれ、かなり狭い道でも両側の舗道に設置されている。屋根部分の上は住居が張りだしているのも面白い。井上ひさし「ボローニャ紀行では「ボローニャ大学の学生の下宿が不足したので、舗道上に建物の増築を許可したのが始まり」とある。とはいえ、こうした柱廊自体はギリシャ建築のデザインから発した古い様式。有名な建築家パラーディオが採用したことで近代建築にも大きな影響を残した。ボローニャにおける市内街路での普及レベルはイタリア国内でも随一らしい。が時代によって様式も異なり、これを見上げながらの散策も楽しみ。
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大きな建物の1階が通り抜けのなっている場合も多く、おしゃれなカフェなども営業しています。余計な看板もなく、古い建物と現代のデザインが不思議にマッチしています。
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宿の近く、マジョーレ通りのポルティコ。石造りの柱とピンクの外壁がよく似合う。
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(ポルティコ連写)柱部分の意匠はイスラム風でとっても面白い。壁の色も赤土(テラコッタ)素材とはいえ、微妙な色の差異があって視飽きない。
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(ポルティコ連写)ローマの遺跡か?と見紛う重厚な柱に支えられたポルティコ。ポルティコの柱と柱の間はアーチ構造。石や煉瓦造りの開口部を支えるにはもっとも適した構造なのだそうです。
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(ポルティコ連写)柱の細部に着目するとこういうギリシャ建築のような彫刻も見いだせる。
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旧市街には至る所に巨大な教会と旧王宮(行政機関、美術館、ホテルなどに転用)。そして赤レンガの4−5階建ての高さのほぼ揃った建物は一階が商店or飲食店で2階以上は住居、しかもかなりの密度で居住中。(一階のメインエントランスに呼び出しブザーと居住者の名前が出ている)中心市街地の空洞化というお定まりのパターンがここでは通用しない。
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サン・ステファノ教会前の広場。両翼のポルティコが湾曲を描いて小路になっていくのが美しい。市民の憩いの場所として賑わっている。写真のちょうど反対側が教会の正面。
サント ステーファノの教会群 寺院・教会
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サン・ステファノ教会の内庭。7つの異なる様式の教会の複合体という珍しい場所。庭の意匠もイスラム風のパティオが思い起こされる。
サント ステーファノの教会群 寺院・教会
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旧市街で(多分)最大の生鮮食品市場=ウーゴバッシ市場。広いイートインも併設されている。旧市街には近代建築の建物は禁止されているようで、巨大スーパーやデパートは見当たらず、こうした屋根つきの市場や小規模な路面店の対面販売が大半。チェーンの小規模スーパー(COOPなど)も見かけるが、それなりに共存しているようだ。
メルカート エルベ (エルベ市場) 市場
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ボローニャ2日目の夜の外食。地元産のハムとチーズの前菜。チーズはもちろんパルメジアーノ・レッジアーノ。airbnbのホストのご推薦。
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ボローニャの名物料理。タリアテッレ・アル・ラグー。平たい麺にミートソースの味付け。
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レストランの全景。ポロティコが車道より高くなった場所にオープンカフェ部分。予約済と一度は店内になりそうだったが気の良さそうな支配人が「日本からか」と外の席を用意してくれた。
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こういう街路もときおり出会います。不思議な雰囲気
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マジョーレ広場では映画祭の一環で屋外での映写会が開かれていました。
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正面はボローニャ最大の教会、サン・ペトロニオ聖堂。ルネサンス期以降、イタリア史にも何度も登場します。外壁がツートンカラーに見えるのは上部がまだ未完だからとか。完成するとフィレンツエの花の聖母教会のような外観になるようです。それにしても着工から500年以上!ですよ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ko-nomoriさん 2015/07/30 22:26:15
- ボローニャ
- hakodadiさん、こんばんは。
フォローをいただき、ありがとうございました。
ボローニャ滞在やフィレンツェ行きなどを楽しく拝見しました。私どもも先日ボローニャに4泊し、その一日でフィレンツェに行きましたので、とても近しく感じました。それにしても暑かったですね!特にフィレンツェは。そして、観光客の多さにも圧倒されてきました。少しづつ纏めていきますので、またお越しいただけたら、と思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
ko−nomori
- hakodadiさん からの返信 2015/07/31 09:43:03
- RE: ボローニャ
- ko−nomoriさん
世の中には似た考えの方が居るものだなあと感心しました。同じ場所を通っておられることにとても親近感がわくとともに、受け止め方や表現の個性と違いがわかるのも楽しいものです。引き続き旅行記をアップしていきますので是非お読みください。ko−nomoriの、<続き>もおおいに愉しみです。
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