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イタリア旅行記10 パドヴァ<br /><br />ペルージャから、いったんボローニャに戻り、また荷物の整理をしたのちに、パドヴァに行きました。ほんの短い時間の乗車でしたが、特急のフレッチャダルジェントは、観光客で超満員でした。<br /><br />これ、どうやら飲み物と新聞のサービスがあるようで、車内アナウンスで、「ボローニャから乗られた人は、申し出て、飲み物サービスを受けてください」とありましたが、飲み物をテーブルに置かれたら、出入りに不自由するなぁと思い、とくに何も飲みたくなかったのでスルーしました。<br /><br />パドヴァで降りた人は、数人ぐらいで、他の乗客は、明らかにベネチアをめざしていたようです。<br /><br />私のホテルは、まさに駅の目の前のホテルでした。<br />今までの町では、ホテルは必ず、旧市街のど真ん中に、簡単に歩いていけるところでしたが、ここでは駅前のホテルです。<br />なぜなら、8泊という、最長滞在して、天気のいい日に、ここから日帰りでベネチアに行こう、という魂胆です。<br /><br />ローマのホテルもひどかったですが、ベネチアにいたっては、値段がひどい(笑)。<br />何度か試みましたが、あまりの値段にめげました。それに、ブッキングコムでの予約で、私は必ず、少し高くても、「キャンセル可能」のプランで予約しますが、ベネチアは強気なので、コレと思った多くのホテルが、「返金不可」のプランしかないのです。あるいは「キャンセル可」だと、さらに高くなって、とてもとても予約する気になりませんでした。<br /><br />もともとは、ローマと同じで、私の貧乏長期滞在旅には、大都市は節約のために外す、という戦略で、ベネチアも対象外の町でした。でも、イタリア鉄道がこんなに便利なら、日帰りする、という手があると気づき、パドヴァの滞在を延ばしたのでした。<br />ひとつには、予想通りでしたが、三日ごとに移動する、というのもけっこう疲れるので、後半は疲れがたまることも考慮して、都市あたりの滞在日数を増やす、という作戦でもありました。これは、ほんとに大正解で、後半に三日おきの移動を予定していたら、けっこう精神的にしんどかっただろうと思います。<br /><br />今回のホテルは、珍しく4つ星でした。でも、値段は3つ星レベルで、期待してませんでしたが、部屋も朝食も、それまでの3つ星よりは、明らかにワンランク・アップでした。<br />日本人の利用も多かったです。<br />イタリア一人旅の大先輩の日本人女性と、朝食会場でお話しする機会があり、いろいろ情報をいただいて、4つ星ホテルは、まあまあ、このレベルが平均だといいます。<br /><br />そうか、やっぱりそうなのね。<br />私の今までの苦労の多くは、3つ星ホテルで、ホテル代を節約したことによる、ともいえるのね、と学びました。<br />旅をしていると、より楽をしたい、より贅沢をしたい、けど、そうなると予算が足りない、旅そのものに出られない。<br /><br />人生って、つねに、このジレンマが連綿と続くものですが、旅は人生の縮図のようなものですね。帰宅してから、じっくりとそのあたりを哲学して、次からの旅に反映しようと思いました。<br /><br />さて、この居心地のいい4つ星ホテルが安い理由。<br />勝手な私の想像ですが、ここに今のイタリアの、ちょっとした社会問題があります。<br />このホテルの前のスペースに、移民たちがたむろするのです。黒人が中心で、アジア系移民もまたたくさんいます。<br />私の部屋まで、ざわざわ、ざわざわと、彼らがしゃべる声が届きます。彼らは、とくに週末や、平日でも夕方以後、ここに集まってきて、ああでもない、こうでもないと、日常の愚痴やら生活の情報交換をしているのでしょうか。<br /><br />でも、ほんとに真面目に働いている移民なら、たむろってる時間はないと思うので、彼らには、退廃ムードがあり、不良っぽい雰囲気があります。服装や格好にはけっこうお金を使い、奇妙な髪型をしたり、そして必ず携帯はもっていて、あれこれと声高に電話します。<br /><br />つまり、見ていても不愉快になるような連中なのです。この感覚、最初はなかったのですが、日夜彼らを見ていて、だんだんと不快感が募っていきました。<br />だから私、差別する気はもうとうありませんが、この手の移民に対しては、知らず知らず嫌悪感が募りました。<br /><br />そして、いつも思いました。なぜ、せっかくイタリア社会に入れて、パドヴァに住んで、そこそこの服装を身につけるにいたっているのに、郷に入っては郷に従えで、イタリアの社会で、容認され、受け入れられるような、態度を身につけられないのだろうか、と。<br /><br />襲いかかってくるかもしれない、と怖がるほどのひどさではないけど、「なんとかしてよね」と言いたくなるような、退廃ムード。彼ら自身の明るい未来図のために、改めていってほしいです。そういう気づきができれば、イタリア社会に、真の意味で受け入れられるのではないでしょうか。<br /><br />初日に、この現象を初めて見てびっくりして、ベネチア行きの電車を、6時台は、避けて、7時台の列車にしました。7時にもなると、ふつうのイタリア人も動き出したからです。<br /><br />ホテルのフロントで、「移民が多いのに、びっくりしました」というと、ホテルの人たちは、「駅の周辺というのは、どこでも、こういうもんですよ」と言いました。<br />私が、「でも、とくに治安上の問題はないですよね」と確認すると、「ああ、そんな心配はありません。どうぞ、安心してください」との返答だったので、その手の心配をするのは止めました。<br /><br />ただ、同時期にトリノに一人旅した年上の女性の友人は、やはり駅前のホテルに泊まって、最初に注意されたことが、旧市街への道で、明るいうちはいいけど、帰り、暗くなってからは、この道は通るな、と注意されたとのことでした。そして、彼女がその道を、まだ明るい時に歩いていたら、通りがかりの女性が、「日本人は狙われやすいから、この道を歩くのはやめたほうがいい」と注意を受けたそうです。<br />たぶん、何らかの日本人や観光客を巻き込む事件があったのかな、と想像しました。<br /><br />その後、検索した情報や、また、私の体験で、このあとに行く、ヴィチェンツァやフェラーラでも、駅前に大きな公園があり、それゆえ、店舗が少なく、やはり、暗くなってから駅周辺を、女一人で歩くのは、やめたほうがいい、というニュアンスを感じました。<br /><br />イタリアは、安全です。とくに北イタリアは、今まで私が旅した国に比べたら、ほんとにトップクラスに安全な国だと感じました。それでも、移民問題が深刻化して、これから先は、この手の事情は、増えていくのだろうと想います。やはり、その場その場で、フロントから、安全情報を得ることは、大切だと感じました。<br /><br />パドヴァの旧市街は、到着直後の週末は、がら〜んとして活気がない印象でした。最初の三日間は、ベネチア通いが忙しかったので、パドヴァのことがわからなかったからかもしれません。<br /><br />四日目から、パドヴァのカードを買って、博物館めぐりをしました。<br />パドヴァといえば、スクロベーニ礼拝堂が有名です。礼拝堂の内側が、ジョットの絵が覆われているという豪勢な空間です。<br /><br />ただ、保存のため、という大義名分で、ずいぶんややこしい予約方法をとっています。予約だけならいいのですが、ここの予約は、ネットであれ、電話であれ、クレジットカード情報を入れて、チケットを購入する、という形です。<br /><br />アホかぁ〜、と言いたいです。<br />ブッキングコムにカード情報を入れる時も、ずいぶん悩みましたが、ホテルの予約は、絶対に必要な手順ですし、また金額も大きいですし、しかたのないことと、今では、あまり抵抗なく、カード情報をインプットしています。でも、じつはけっこう抵抗感があります。<br />メリットが大きいから、そして、長年の付き合いで、サイトの信頼性も増しているから、カード情報を入れますが、ただ礼拝堂のチケットを買うためだけに、どんなセキュリティかわからないサイトに、カード情報を入れるなんて、バカバカしい。<br /><br />と、思う人が多いのでしょうね。当日に行けば、ガラガラで、予約なしに入れます。でも、それはそれで、「もし、入れなければ」という思いもあり、やはり、ネットであれ、電話であれ、お金を介さずに、予約だけできる仕組みを作ってほしいです。<br /><br />加えて、ここでは、貴重品を入れた、小さなポーチでさえ、持ち込み禁止で、向こうでくれる、ビニール袋に財布などを入れて、ポーチは預けます。これ、「地球」にちゃんと説明されていたのに、うっかり忘れていました。<br />しかも、受付では、ちゃんと説明してくれないから、大きな荷物だけ預けて、ポーチは持ったまま、礼拝堂の入り口まで行き、他の人々が、ビニール袋を提げているのをみて、思い出したのでした。<br />また、受付に戻って、ポーチを預けます。<br /><br />でも、私の心情を吐露しておきました。<br />「日本という遠いところから、単身やってきて、もし、万が一、この貴重品がなくなったら、私は、家に帰れなくなる。だから、ポーチを預けろ、と言われたら、心理的にとっても落ち着かないです」と。<br />オバサンが、「大丈夫、私が、ちゃんと預かるから」と言いますが、ちょっと大げさに、「イタリア滞在一月で、泥棒が3件。それでどうやって、イタリアを信じろというのですか」と。オバサンは、「泥棒3件」という言葉に絶句してましたが、「タクシーの大回り、いい加減なフロントの管理、切り売りピザのごまかし値段」など、少なくとも、3件ぐらいの、信頼性に関する事件には遭遇してます。<br />オバサン自身の管理は疑いませんが、時間が来たら、別の人にバトンタッチするし、確実に管理しているかどうかといえば、私は信頼できません。<br /><br />スクロベーニ礼拝堂は、どのみち、たった15分で追い出されるので、預けている時間は短いのですが、その後にいく、絵画館や博物館なども、セットになっているので、絵画館をゆっくり見てしまったため、けっこう長い間、私のポーチは、取られたままでした。<br />あとで、日本人の人に聞いたのによると、博物館だけ別に行った場合は、ポーチまで預けなかったとか。<br /><br />別の町の、たいして興味のない博物館でも、ポーチを預けろ、と言ったので、私はさきほどの説明を繰り返して、「ポーチを預けろ、というなら、私は、もうこの博物館に入るのはやめます」といって、出てきました。<br />訪問客を泥棒扱いして、ポーチまで取り上げるなら、まず、観光客をだしにして、細かい小遣い稼ぎをする人を、制圧してほしいと思います。<br /><br />さて、一刻も早くポーチを取り戻したい、と思いながらも、長々と絵画館を見たのは、そこの学芸員さんたちが、とても親切だったからなんです。彼らは、もちろん、ポーチの件は知りません。ただ、訪問客に、いい絵を見せてあげよう、という熱意から、最初のおじいさんは、そのエリアの見どころを説明してくれたり、いろいろ教えてくれました。<br /><br />奥の方で立ち話したオジサンは、私が日本からだというと、東京に「市電ファンクラブ」のような団体があり、そこからの依頼で、パドヴァの市電の映画を撮影して、東京に送った、というのです。<br />なるほど、パドヴァの市電、私も大のお気に入りになりました。<br />おしゃれで、冷房が効いていて、たくさんの頻度があり、車内の混雑も適度で、利用しやすいのです。<br /><br />パドヴァ・カードに市バスや市電も含まれていたので、この日から使用を開始したのですが、とても素敵な市電です。<br />しかし、東京にそんな市電のファンクラブのようなものがあるんですね。<br /><br />私は、少し慣れてきたイタリア語会話で、オジサンに、「日本の広島には、各地でリタイヤした市電が、博物館的に仕事している」と説明しました。最初、おじさんは、古い市電の車両が、博物館に飾られている、と解釈したようでしたが、「そうじゃなくて、今でも、現役で、市電として活躍しているのです」というと、びっくりして、その話を楽しんでました。<br /><br />私は、そうした世間話を、少しですができるようになった、自分の成長ぶりが嬉しくて、ポーチの一件を忘れるぐらいに楽しかったです。<br />ポーチは、さきのオバサンが待ち構えて、うやうやしく返してくれました。預け時に、抜いたと思っていた現金、たくさん入れたままに、渡してました(笑)。いくら入っているか、私も覚えてないのですが、まあ、このオバサンは、それをくすねたりする人でないことは、よくわかります。<br /><br />今回の旅で、イタリアの食事やら、たまぁに出くわす、邪な心の何人かには嫌気もさしますが、イタリア人全般は、大好きになっていきました。スペイン人が好きだから、隣接文化圏のイタリア語を学ぼう、と思ったのですが、その目論見は、まったく外さず、各地で、100人近くのイタリア人と、初級イタリア語での会話を楽しみました。<br /><br />パドヴァでの行動は<br />Brekのセルフサービスレストランでランチ<br /><br />最初の三日間はベネチア通い<br /><br />スクロベーニ礼拝堂<br />市立博物館<br />パドヴァ大学のガイドツアー<br />旧市街中心のレストラン、Marechiaroでランチ<br />町を歩き回って、インド料理店と和食店をチェック<br />オラトリオ・サンロッコ フレスコ画<br />オラトリオ・サンミケーレ<br />ドゥオモの洗礼堂<br />ラジョーネ宮<br />カフェ・ペドロッキ<br />市電の試し乗り<br />市電が真ん前に止まるシネコンで「E arrivata mia figlia」を見る<br />市電で、町の北の端まで行ってね折り返す<br />サンタントニオ聖堂<br />サン・ジョルジュ礼拝堂と、同信組合 フレスコ画<br />和食とタイ料理のフュージョンの店でランチ<br />シネコンで、映画「Le Revole di Caos」を見る<br />まだ歩いていない道を網羅しながらサンタントニオ聖堂<br />インド料理店Buddhaで、焼きなすのカレーに大感動<br />

イタリア12都市めぐり、2ヶ月の周遊一人旅 (10) パドヴァ

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2015/05/25 - 2015/06/03

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まりあ

まりあさん

イタリア旅行記10 パドヴァ

ペルージャから、いったんボローニャに戻り、また荷物の整理をしたのちに、パドヴァに行きました。ほんの短い時間の乗車でしたが、特急のフレッチャダルジェントは、観光客で超満員でした。

これ、どうやら飲み物と新聞のサービスがあるようで、車内アナウンスで、「ボローニャから乗られた人は、申し出て、飲み物サービスを受けてください」とありましたが、飲み物をテーブルに置かれたら、出入りに不自由するなぁと思い、とくに何も飲みたくなかったのでスルーしました。

パドヴァで降りた人は、数人ぐらいで、他の乗客は、明らかにベネチアをめざしていたようです。

私のホテルは、まさに駅の目の前のホテルでした。
今までの町では、ホテルは必ず、旧市街のど真ん中に、簡単に歩いていけるところでしたが、ここでは駅前のホテルです。
なぜなら、8泊という、最長滞在して、天気のいい日に、ここから日帰りでベネチアに行こう、という魂胆です。

ローマのホテルもひどかったですが、ベネチアにいたっては、値段がひどい(笑)。
何度か試みましたが、あまりの値段にめげました。それに、ブッキングコムでの予約で、私は必ず、少し高くても、「キャンセル可能」のプランで予約しますが、ベネチアは強気なので、コレと思った多くのホテルが、「返金不可」のプランしかないのです。あるいは「キャンセル可」だと、さらに高くなって、とてもとても予約する気になりませんでした。

もともとは、ローマと同じで、私の貧乏長期滞在旅には、大都市は節約のために外す、という戦略で、ベネチアも対象外の町でした。でも、イタリア鉄道がこんなに便利なら、日帰りする、という手があると気づき、パドヴァの滞在を延ばしたのでした。
ひとつには、予想通りでしたが、三日ごとに移動する、というのもけっこう疲れるので、後半は疲れがたまることも考慮して、都市あたりの滞在日数を増やす、という作戦でもありました。これは、ほんとに大正解で、後半に三日おきの移動を予定していたら、けっこう精神的にしんどかっただろうと思います。

今回のホテルは、珍しく4つ星でした。でも、値段は3つ星レベルで、期待してませんでしたが、部屋も朝食も、それまでの3つ星よりは、明らかにワンランク・アップでした。
日本人の利用も多かったです。
イタリア一人旅の大先輩の日本人女性と、朝食会場でお話しする機会があり、いろいろ情報をいただいて、4つ星ホテルは、まあまあ、このレベルが平均だといいます。

そうか、やっぱりそうなのね。
私の今までの苦労の多くは、3つ星ホテルで、ホテル代を節約したことによる、ともいえるのね、と学びました。
旅をしていると、より楽をしたい、より贅沢をしたい、けど、そうなると予算が足りない、旅そのものに出られない。

人生って、つねに、このジレンマが連綿と続くものですが、旅は人生の縮図のようなものですね。帰宅してから、じっくりとそのあたりを哲学して、次からの旅に反映しようと思いました。

さて、この居心地のいい4つ星ホテルが安い理由。
勝手な私の想像ですが、ここに今のイタリアの、ちょっとした社会問題があります。
このホテルの前のスペースに、移民たちがたむろするのです。黒人が中心で、アジア系移民もまたたくさんいます。
私の部屋まで、ざわざわ、ざわざわと、彼らがしゃべる声が届きます。彼らは、とくに週末や、平日でも夕方以後、ここに集まってきて、ああでもない、こうでもないと、日常の愚痴やら生活の情報交換をしているのでしょうか。

でも、ほんとに真面目に働いている移民なら、たむろってる時間はないと思うので、彼らには、退廃ムードがあり、不良っぽい雰囲気があります。服装や格好にはけっこうお金を使い、奇妙な髪型をしたり、そして必ず携帯はもっていて、あれこれと声高に電話します。

つまり、見ていても不愉快になるような連中なのです。この感覚、最初はなかったのですが、日夜彼らを見ていて、だんだんと不快感が募っていきました。
だから私、差別する気はもうとうありませんが、この手の移民に対しては、知らず知らず嫌悪感が募りました。

そして、いつも思いました。なぜ、せっかくイタリア社会に入れて、パドヴァに住んで、そこそこの服装を身につけるにいたっているのに、郷に入っては郷に従えで、イタリアの社会で、容認され、受け入れられるような、態度を身につけられないのだろうか、と。

襲いかかってくるかもしれない、と怖がるほどのひどさではないけど、「なんとかしてよね」と言いたくなるような、退廃ムード。彼ら自身の明るい未来図のために、改めていってほしいです。そういう気づきができれば、イタリア社会に、真の意味で受け入れられるのではないでしょうか。

初日に、この現象を初めて見てびっくりして、ベネチア行きの電車を、6時台は、避けて、7時台の列車にしました。7時にもなると、ふつうのイタリア人も動き出したからです。

ホテルのフロントで、「移民が多いのに、びっくりしました」というと、ホテルの人たちは、「駅の周辺というのは、どこでも、こういうもんですよ」と言いました。
私が、「でも、とくに治安上の問題はないですよね」と確認すると、「ああ、そんな心配はありません。どうぞ、安心してください」との返答だったので、その手の心配をするのは止めました。

ただ、同時期にトリノに一人旅した年上の女性の友人は、やはり駅前のホテルに泊まって、最初に注意されたことが、旧市街への道で、明るいうちはいいけど、帰り、暗くなってからは、この道は通るな、と注意されたとのことでした。そして、彼女がその道を、まだ明るい時に歩いていたら、通りがかりの女性が、「日本人は狙われやすいから、この道を歩くのはやめたほうがいい」と注意を受けたそうです。
たぶん、何らかの日本人や観光客を巻き込む事件があったのかな、と想像しました。

その後、検索した情報や、また、私の体験で、このあとに行く、ヴィチェンツァやフェラーラでも、駅前に大きな公園があり、それゆえ、店舗が少なく、やはり、暗くなってから駅周辺を、女一人で歩くのは、やめたほうがいい、というニュアンスを感じました。

イタリアは、安全です。とくに北イタリアは、今まで私が旅した国に比べたら、ほんとにトップクラスに安全な国だと感じました。それでも、移民問題が深刻化して、これから先は、この手の事情は、増えていくのだろうと想います。やはり、その場その場で、フロントから、安全情報を得ることは、大切だと感じました。

パドヴァの旧市街は、到着直後の週末は、がら〜んとして活気がない印象でした。最初の三日間は、ベネチア通いが忙しかったので、パドヴァのことがわからなかったからかもしれません。

四日目から、パドヴァのカードを買って、博物館めぐりをしました。
パドヴァといえば、スクロベーニ礼拝堂が有名です。礼拝堂の内側が、ジョットの絵が覆われているという豪勢な空間です。

ただ、保存のため、という大義名分で、ずいぶんややこしい予約方法をとっています。予約だけならいいのですが、ここの予約は、ネットであれ、電話であれ、クレジットカード情報を入れて、チケットを購入する、という形です。

アホかぁ〜、と言いたいです。
ブッキングコムにカード情報を入れる時も、ずいぶん悩みましたが、ホテルの予約は、絶対に必要な手順ですし、また金額も大きいですし、しかたのないことと、今では、あまり抵抗なく、カード情報をインプットしています。でも、じつはけっこう抵抗感があります。
メリットが大きいから、そして、長年の付き合いで、サイトの信頼性も増しているから、カード情報を入れますが、ただ礼拝堂のチケットを買うためだけに、どんなセキュリティかわからないサイトに、カード情報を入れるなんて、バカバカしい。

と、思う人が多いのでしょうね。当日に行けば、ガラガラで、予約なしに入れます。でも、それはそれで、「もし、入れなければ」という思いもあり、やはり、ネットであれ、電話であれ、お金を介さずに、予約だけできる仕組みを作ってほしいです。

加えて、ここでは、貴重品を入れた、小さなポーチでさえ、持ち込み禁止で、向こうでくれる、ビニール袋に財布などを入れて、ポーチは預けます。これ、「地球」にちゃんと説明されていたのに、うっかり忘れていました。
しかも、受付では、ちゃんと説明してくれないから、大きな荷物だけ預けて、ポーチは持ったまま、礼拝堂の入り口まで行き、他の人々が、ビニール袋を提げているのをみて、思い出したのでした。
また、受付に戻って、ポーチを預けます。

でも、私の心情を吐露しておきました。
「日本という遠いところから、単身やってきて、もし、万が一、この貴重品がなくなったら、私は、家に帰れなくなる。だから、ポーチを預けろ、と言われたら、心理的にとっても落ち着かないです」と。
オバサンが、「大丈夫、私が、ちゃんと預かるから」と言いますが、ちょっと大げさに、「イタリア滞在一月で、泥棒が3件。それでどうやって、イタリアを信じろというのですか」と。オバサンは、「泥棒3件」という言葉に絶句してましたが、「タクシーの大回り、いい加減なフロントの管理、切り売りピザのごまかし値段」など、少なくとも、3件ぐらいの、信頼性に関する事件には遭遇してます。
オバサン自身の管理は疑いませんが、時間が来たら、別の人にバトンタッチするし、確実に管理しているかどうかといえば、私は信頼できません。

スクロベーニ礼拝堂は、どのみち、たった15分で追い出されるので、預けている時間は短いのですが、その後にいく、絵画館や博物館なども、セットになっているので、絵画館をゆっくり見てしまったため、けっこう長い間、私のポーチは、取られたままでした。
あとで、日本人の人に聞いたのによると、博物館だけ別に行った場合は、ポーチまで預けなかったとか。

別の町の、たいして興味のない博物館でも、ポーチを預けろ、と言ったので、私はさきほどの説明を繰り返して、「ポーチを預けろ、というなら、私は、もうこの博物館に入るのはやめます」といって、出てきました。
訪問客を泥棒扱いして、ポーチまで取り上げるなら、まず、観光客をだしにして、細かい小遣い稼ぎをする人を、制圧してほしいと思います。

さて、一刻も早くポーチを取り戻したい、と思いながらも、長々と絵画館を見たのは、そこの学芸員さんたちが、とても親切だったからなんです。彼らは、もちろん、ポーチの件は知りません。ただ、訪問客に、いい絵を見せてあげよう、という熱意から、最初のおじいさんは、そのエリアの見どころを説明してくれたり、いろいろ教えてくれました。

奥の方で立ち話したオジサンは、私が日本からだというと、東京に「市電ファンクラブ」のような団体があり、そこからの依頼で、パドヴァの市電の映画を撮影して、東京に送った、というのです。
なるほど、パドヴァの市電、私も大のお気に入りになりました。
おしゃれで、冷房が効いていて、たくさんの頻度があり、車内の混雑も適度で、利用しやすいのです。

パドヴァ・カードに市バスや市電も含まれていたので、この日から使用を開始したのですが、とても素敵な市電です。
しかし、東京にそんな市電のファンクラブのようなものがあるんですね。

私は、少し慣れてきたイタリア語会話で、オジサンに、「日本の広島には、各地でリタイヤした市電が、博物館的に仕事している」と説明しました。最初、おじさんは、古い市電の車両が、博物館に飾られている、と解釈したようでしたが、「そうじゃなくて、今でも、現役で、市電として活躍しているのです」というと、びっくりして、その話を楽しんでました。

私は、そうした世間話を、少しですができるようになった、自分の成長ぶりが嬉しくて、ポーチの一件を忘れるぐらいに楽しかったです。
ポーチは、さきのオバサンが待ち構えて、うやうやしく返してくれました。預け時に、抜いたと思っていた現金、たくさん入れたままに、渡してました(笑)。いくら入っているか、私も覚えてないのですが、まあ、このオバサンは、それをくすねたりする人でないことは、よくわかります。

今回の旅で、イタリアの食事やら、たまぁに出くわす、邪な心の何人かには嫌気もさしますが、イタリア人全般は、大好きになっていきました。スペイン人が好きだから、隣接文化圏のイタリア語を学ぼう、と思ったのですが、その目論見は、まったく外さず、各地で、100人近くのイタリア人と、初級イタリア語での会話を楽しみました。

パドヴァでの行動は
Brekのセルフサービスレストランでランチ

最初の三日間はベネチア通い

スクロベーニ礼拝堂
市立博物館
パドヴァ大学のガイドツアー
旧市街中心のレストラン、Marechiaroでランチ
町を歩き回って、インド料理店と和食店をチェック
オラトリオ・サンロッコ フレスコ画
オラトリオ・サンミケーレ
ドゥオモの洗礼堂
ラジョーネ宮
カフェ・ペドロッキ
市電の試し乗り
市電が真ん前に止まるシネコンで「E arrivata mia figlia」を見る
市電で、町の北の端まで行ってね折り返す
サンタントニオ聖堂
サン・ジョルジュ礼拝堂と、同信組合 フレスコ画
和食とタイ料理のフュージョンの店でランチ
シネコンで、映画「Le Revole di Caos」を見る
まだ歩いていない道を網羅しながらサンタントニオ聖堂
インド料理店Buddhaで、焼きなすのカレーに大感動

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道
旅行の手配内容
個別手配

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  • 駅前のホテルから、旧市街の中心へは、こういう市電の道です。<br />到着の日は、なんかがら〜んとしていて活気がなく、最初の頃は、パドヴァが、あまり好きではありませんでした。

    駅前のホテルから、旧市街の中心へは、こういう市電の道です。
    到着の日は、なんかがら〜んとしていて活気がなく、最初の頃は、パドヴァが、あまり好きではありませんでした。

  • レストランが見つからず、閉店時間は迫るし、多くはカフェでパニーニぐらいしかない。困り果てて、飛び込んだのは、セルフサービスの店でした。それも閉まりかけ。<br />マネージャーが、使い方を教えてくれて、なんとかなりました。<br />spiediniは、チキンの串焼きで、指さしてから、料理人が香ばしく焼いて、テーブルまで持ってきてくれました。野菜がたっっっぷり。<br />Primoのパスタも大盛り。パンはいらない、というと、マネージャーが、袋に入った、グリシーニをくれました。<br />グリシーニって、好きじゃなかったけど、せっかくの好意なので、ホテルに持ち帰り、お腹がすいたときに、おやつ代わりに食べたら、けっこう美味しかったです。

    レストランが見つからず、閉店時間は迫るし、多くはカフェでパニーニぐらいしかない。困り果てて、飛び込んだのは、セルフサービスの店でした。それも閉まりかけ。
    マネージャーが、使い方を教えてくれて、なんとかなりました。
    spiediniは、チキンの串焼きで、指さしてから、料理人が香ばしく焼いて、テーブルまで持ってきてくれました。野菜がたっっっぷり。
    Primoのパスタも大盛り。パンはいらない、というと、マネージャーが、袋に入った、グリシーニをくれました。
    グリシーニって、好きじゃなかったけど、せっかくの好意なので、ホテルに持ち帰り、お腹がすいたときに、おやつ代わりに食べたら、けっこう美味しかったです。

  • 広い店内で、好きなものを選んで、最後にキャッシャーで払う式です。<br />お得なセットもあり、上記のセットが、10ユーロでした。

    広い店内で、好きなものを選んで、最後にキャッシャーで払う式です。
    お得なセットもあり、上記のセットが、10ユーロでした。

  • 日曜日なのに、セントロががら〜んとヒトケがなく、活気がないなぁ、との印象でした。後日、フリーマーケットがでると、うって変わったヒトデになりました。<br />皆さん、フリーマーケットの情報で、近隣の街を移動するのかしら。

    日曜日なのに、セントロががら〜んとヒトケがなく、活気がないなぁ、との印象でした。後日、フリーマーケットがでると、うって変わったヒトデになりました。
    皆さん、フリーマーケットの情報で、近隣の街を移動するのかしら。

  • ドゥオモと洗礼堂

    ドゥオモと洗礼堂

  • 広場は2つ3つが隣接してあり、人が多い時にはかなり賑わうのですが、この日は、どこもがら〜ん。

    広場は2つ3つが隣接してあり、人が多い時にはかなり賑わうのですが、この日は、どこもがら〜ん。

  • ジェラートも、またまた、ビスタチオとココナッツ

    ジェラートも、またまた、ビスタチオとココナッツ

  • ベネト州は、このライオンちゃんの像が多いです。

    ベネト州は、このライオンちゃんの像が多いです。

  • ホテルの前の駅舎です。<br />夕暮れのライトアップ

    ホテルの前の駅舎です。
    夕暮れのライトアップ

  • これ、2日目に、ベネチアから戻って食べたのですが、子牛のステーキ、あまりに肉がまずいので、ぶち切れました。なのに、席料までとられて、デザートを注文したため、30ユーロにも。<br />これで、よけいに、イタリア料理離れが進んでしまいました。<br />この店、ツアーの団体さんが入ってました。もしかしたら、その残り物の肉だったのかも。しかし、大阪のおばちゃんには、許せない味と値段でした。

    これ、2日目に、ベネチアから戻って食べたのですが、子牛のステーキ、あまりに肉がまずいので、ぶち切れました。なのに、席料までとられて、デザートを注文したため、30ユーロにも。
    これで、よけいに、イタリア料理離れが進んでしまいました。
    この店、ツアーの団体さんが入ってました。もしかしたら、その残り物の肉だったのかも。しかし、大阪のおばちゃんには、許せない味と値段でした。

  • 好物のパンナコッタも、ひつこすぎて、甘過ぎる。<br />やっぱり、日本のイタリアンの方が美味しいです。(← 本音)

    好物のパンナコッタも、ひつこすぎて、甘過ぎる。
    やっぱり、日本のイタリアンの方が美味しいです。(← 本音)

  • 店の雰囲気はいいんですけどね。

    店の雰囲気はいいんですけどね。

  • スクロベーニ礼拝堂。<br />いろいろ、規則が厳し過ぎます。<br />鳴門市の大塚国際美術館には、スクロベーニ礼拝堂と、同じサイズの礼拝堂に、ジョットの絵も、陶板の写真というニセモノですが、でも、大塚の方が、ゆっくりじっくり鑑賞できます。

    スクロベーニ礼拝堂。
    いろいろ、規則が厳し過ぎます。
    鳴門市の大塚国際美術館には、スクロベーニ礼拝堂と、同じサイズの礼拝堂に、ジョットの絵も、陶板の写真というニセモノですが、でも、大塚の方が、ゆっくりじっくり鑑賞できます。

  • これは、ベネチア探索を終えて、パドヴァを真剣に観光しはじめて、見つけた店です。<br />セントロの回廊のところで、ちょっと見つけにくい店ですが、中庭があり、雰囲気もいいし、料理の工夫もあり、美味しかったです。<br />探せば、いい店もあるのですね。なかなか観光客には、探し出すのが難しいです。

    これは、ベネチア探索を終えて、パドヴァを真剣に観光しはじめて、見つけた店です。
    セントロの回廊のところで、ちょっと見つけにくい店ですが、中庭があり、雰囲気もいいし、料理の工夫もあり、美味しかったです。
    探せば、いい店もあるのですね。なかなか観光客には、探し出すのが難しいです。

  • Primoは、サフラン風味のパスタ。<br />Secondoは、チキンですが、中に、チーズなどの詰め物をしていて、その味付けもきつすぎず、レモンの輪切りを少し添えて食べると、爽やかで美味しかったです。

    Primoは、サフラン風味のパスタ。
    Secondoは、チキンですが、中に、チーズなどの詰め物をしていて、その味付けもきつすぎず、レモンの輪切りを少し添えて食べると、爽やかで美味しかったです。

  • パドヴァは、川が流れていて、水辺の景色は、やっぱりいいんですよね。<br />町を歩き回って、被写体ハントです。

    パドヴァは、川が流れていて、水辺の景色は、やっぱりいいんですよね。
    町を歩き回って、被写体ハントです。

  • パドヴァ・カードを買って、せっせと美術館や礼拝堂をめぐりました。

    パドヴァ・カードを買って、せっせと美術館や礼拝堂をめぐりました。

  • これは、セントロにあるラジョーネ宮。<br />階下は、市場のようになっていて、この二階にあがる階段が分かりにくくって、ウロウロしました。

    これは、セントロにあるラジョーネ宮。
    階下は、市場のようになっていて、この二階にあがる階段が分かりにくくって、ウロウロしました。

  • 二階のベランダにあるアーチ

    二階のベランダにあるアーチ

  • 今までの町では、町のすぐ外にシネコンがあったりしましたが、そこへの足がなく、マイカーをもつ国の人は、自分の車で行きますから、車無しのアクセスが難儀です。<br />ところが、パドヴァは、市電があり、このシネコンの真ん前に市電がとまります。しかも、ホテルの真ん前にも電停あり。<br />おかげで、たくさんの映画が見れて、ハッピーでした。

    今までの町では、町のすぐ外にシネコンがあったりしましたが、そこへの足がなく、マイカーをもつ国の人は、自分の車で行きますから、車無しのアクセスが難儀です。
    ところが、パドヴァは、市電があり、このシネコンの真ん前に市電がとまります。しかも、ホテルの真ん前にも電停あり。
    おかげで、たくさんの映画が見れて、ハッピーでした。

  • パドヴァの市電に惚れました。<br />8分おきぐらいに運行しているので、待つのが大嫌いな私にも待てます(笑)。<br />方向音痴で、迷いやすい私でも、間違わない、たった一本の市電。

    パドヴァの市電に惚れました。
    8分おきぐらいに運行しているので、待つのが大嫌いな私にも待てます(笑)。
    方向音痴で、迷いやすい私でも、間違わない、たった一本の市電。

  • プラートと呼ばれる円形の広場を、市電がぐるりと走ると、教会が見えて、公園が見えてと、景色もいいのです。

    プラートと呼ばれる円形の広場を、市電がぐるりと走ると、教会が見えて、公園が見えてと、景色もいいのです。

  • 町のあちこちを歩き回った時に、マップ検索で見つけていたインド料理店をチェック。セットメニューの少ないイタリアですが、ここには、いろいろついても安いメニューがありました。<br />たった10か12ユーロのランチメニューに、パパード(豆の煎餅)までついてきて、大感動。

    町のあちこちを歩き回った時に、マップ検索で見つけていたインド料理店をチェック。セットメニューの少ないイタリアですが、ここには、いろいろついても安いメニューがありました。
    たった10か12ユーロのランチメニューに、パパード(豆の煎餅)までついてきて、大感動。

  • 店内も、安いインド料理店ではなく、高級感がただよいます。

    店内も、安いインド料理店ではなく、高級感がただよいます。

  • これが魚カレーのセットで、魚がしっかり入ったカレーと、レンズ豆のダルカレー、野菜のカレーと3つもついて、山盛りのご飯に、ナンもつき、さらにデザートとコーヒーまで入って、12ユーロ。<br />いやあ、感激しました。

    これが魚カレーのセットで、魚がしっかり入ったカレーと、レンズ豆のダルカレー、野菜のカレーと3つもついて、山盛りのご飯に、ナンもつき、さらにデザートとコーヒーまで入って、12ユーロ。
    いやあ、感激しました。

  • タンドリーチキンも食べたかったので、9ユーロのチキンを注文しようとしたら、店の人が、「それは多過ぎて、食べられない」と説得されて、タンドリーチキンを、ハーフポーションで、4.5ユーロにしてくれました。<br />これ、そんなに大きくないので、私には充分食べられるのですが、大量のパスタを食べるイタリア人、インド料理は、たくさん食べられないんですって。

    タンドリーチキンも食べたかったので、9ユーロのチキンを注文しようとしたら、店の人が、「それは多過ぎて、食べられない」と説得されて、タンドリーチキンを、ハーフポーションで、4.5ユーロにしてくれました。
    これ、そんなに大きくないので、私には充分食べられるのですが、大量のパスタを食べるイタリア人、インド料理は、たくさん食べられないんですって。

  • ココナッツのデザート。<br />甘すぎず、おいしい

    ココナッツのデザート。
    甘すぎず、おいしい

  • 市電の中です。<br />座席もお洒落。陽射しがきつくても、中は、冷房が心地いいです。

    市電の中です。
    座席もお洒落。陽射しがきつくても、中は、冷房が心地いいです。

  • 電停も、アートで飾られてます。

    電停も、アートで飾られてます。

  • 個々の電停の絵が、すべて違っていて、お洒落

    個々の電停の絵が、すべて違っていて、お洒落

  • 聖地である、サンタントニオ聖堂に向かって、市電が走って行く時も景色が最高

    聖地である、サンタントニオ聖堂に向かって、市電が走って行く時も景色が最高

  • プラートです。<br />川があり、像があり、緑があり・・・

    プラートです。
    川があり、像があり、緑があり・・・

  • サンタ・ジュスティーナ教会<br />こちらもプラートにあるので、市電が走るにつれ、その姿がきれいに見えます。<br />

    サンタ・ジュスティーナ教会
    こちらもプラートにあるので、市電が走るにつれ、その姿がきれいに見えます。

  • ブラートで見つけた和食の店。<br />セントロで食べた和食もそうですが、中国人頑張ってます。<br />日本とタイ、日本とイタリアのフュージョンなどとうって、斬新な料理を提供してます。イタリアの伝統一辺倒に飽きた人は、こちらに行きます。

    ブラートで見つけた和食の店。
    セントロで食べた和食もそうですが、中国人頑張ってます。
    日本とタイ、日本とイタリアのフュージョンなどとうって、斬新な料理を提供してます。イタリアの伝統一辺倒に飽きた人は、こちらに行きます。

  • 濃いブルーのきりりとした車体

    濃いブルーのきりりとした車体

  • 少し蛇行する路線もエレガント

    少し蛇行する路線もエレガント

  • サンタントニオ同信組合<br />Scuolaは、ふつう学校の意味ですが、「講」のような意味合いもあるようで、ベネト州では、この名前の美術館があります。今でも、教区の信者の結婚式などをする場合もあるようで、宗教画がふんだんに描かれてます。

    サンタントニオ同信組合
    Scuolaは、ふつう学校の意味ですが、「講」のような意味合いもあるようで、ベネト州では、この名前の美術館があります。今でも、教区の信者の結婚式などをする場合もあるようで、宗教画がふんだんに描かれてます。

  • これが、セントロの和食の店。<br />タイ料理とのフュージョン。<br />これは、タイのビジネスランチのプレート。<br />スパイシーな海老料理と野菜、ライスがついてます。<br />これぐらいの量がいいです。

    これが、セントロの和食の店。
    タイ料理とのフュージョン。
    これは、タイのビジネスランチのプレート。
    スパイシーな海老料理と野菜、ライスがついてます。
    これぐらいの量がいいです。

  • 私以外のイタリア人は、やっぱ寿司なんですよね。<br />私は、刺身が食べられない変な日本人なので、寿司はパス。

    私以外のイタリア人は、やっぱ寿司なんですよね。
    私は、刺身が食べられない変な日本人なので、寿司はパス。

  • 料理が少ないので、デザートが食べられるのが嬉しい。<br />ここには、ジェラート・ジャボネーゼがあったので、試します。<br />左から、抹茶、黒ごま、生姜のジェラート。<br />しかし、その味がしっかり出ていたので、感激しました。おいしかった

    料理が少ないので、デザートが食べられるのが嬉しい。
    ここには、ジェラート・ジャボネーゼがあったので、試します。
    左から、抹茶、黒ごま、生姜のジェラート。
    しかし、その味がしっかり出ていたので、感激しました。おいしかった

  • アモーレ・ミオ、市電ちゃん

    アモーレ・ミオ、市電ちゃん

  • サンタントニオ聖堂は、写真は禁止ですが、それはここが聖地で、たくさんの信者さんがくるので、人の流れを止めないためのようです。<br />日曜日は、ミサが毎時行われて、ツーリストにも門戸を開いてくれてます。<br />たしかに、ほんとの聖地のようで、観光地とはまた別格の重みを感じました。

    サンタントニオ聖堂は、写真は禁止ですが、それはここが聖地で、たくさんの信者さんがくるので、人の流れを止めないためのようです。
    日曜日は、ミサが毎時行われて、ツーリストにも門戸を開いてくれてます。
    たしかに、ほんとの聖地のようで、観光地とはまた別格の重みを感じました。

  • 中の回廊

    中の回廊

  • 回廊越しに、聖堂の建物をのぞみます

    回廊越しに、聖堂の建物をのぞみます

  • プラートの川と像

    プラートの川と像

  • プラートの噴水

    プラートの噴水

  • この町も、ボローニャ的に、ポルティコの道がたくさんあります。

    この町も、ボローニャ的に、ポルティコの道がたくさんあります。

  • とある広場で、趣味の絵画が売られてました。<br />さっと見ましたけど、なかなか個性的、独創的な絵があり、さすが、アートの国、イタリアとうなりました。

    とある広場で、趣味の絵画が売られてました。
    さっと見ましたけど、なかなか個性的、独創的な絵があり、さすが、アートの国、イタリアとうなりました。

  • ラジョーネ宮の前では、クラシックカーのイベントです。<br />これ、ヨーロッパの人、好きですね。<br />スペインでも遭遇したことがあります。

    ラジョーネ宮の前では、クラシックカーのイベントです。
    これ、ヨーロッパの人、好きですね。
    スペインでも遭遇したことがあります。

  • ここでは、中庭のあるイタリア料理、タイ料理の和食、そしてインド料理と、三件も気に入った店ができました。<br />残る一日のランチ、考えに考えて、インド料理再訪。<br />よほど気に入ったみたいです。

    ここでは、中庭のあるイタリア料理、タイ料理の和食、そしてインド料理と、三件も気に入った店ができました。
    残る一日のランチ、考えに考えて、インド料理再訪。
    よほど気に入ったみたいです。

  • ここで試したかった料理が、ベイガンバルタ。baigan bhartaは、焼き茄子のカレーで、焼き茄子のあの、お焦げの風味が残る茄子のカレーなんですよね。<br />インドでも巡り会わず、日本のインド料理にもなく、過去にマレーシアのインド料理店で遭遇して惚れ込みました。<br />それを食べにだけ、マレーシアに行こうか、と思うぐらいに美味しかったです。そして今回もまた、イタリア2ヵ月での、最高の味がこれです。<br />イタリアでは、三件のインド料理店に存在していたし、もう一件のも美味しかったです。おそらく、これに適した、でっかい茄子があることと、インドからの移民がそこそこいて、けっこう本格的なインド料理がある、ということのようです。<br />スパイシーさは、さすがにおさえられてますし、けど、本格的なので、ある程度はスパイシーでちょうどいいです。<br />チキンティカも美味しい。

    ここで試したかった料理が、ベイガンバルタ。baigan bhartaは、焼き茄子のカレーで、焼き茄子のあの、お焦げの風味が残る茄子のカレーなんですよね。
    インドでも巡り会わず、日本のインド料理にもなく、過去にマレーシアのインド料理店で遭遇して惚れ込みました。
    それを食べにだけ、マレーシアに行こうか、と思うぐらいに美味しかったです。そして今回もまた、イタリア2ヵ月での、最高の味がこれです。
    イタリアでは、三件のインド料理店に存在していたし、もう一件のも美味しかったです。おそらく、これに適した、でっかい茄子があることと、インドからの移民がそこそこいて、けっこう本格的なインド料理がある、ということのようです。
    スパイシーさは、さすがにおさえられてますし、けど、本格的なので、ある程度はスパイシーでちょうどいいです。
    チキンティカも美味しい。

  • ナンは、チャパティー的ですが、それでもグッド。

    ナンは、チャパティー的ですが、それでもグッド。

  • そして、これまた感動したのですが、クルフィーという、インド独特のアイスクリームは、これまた、日本でもインドでも、取り扱う店が少ないのです。<br />それを、この店は、カルダモン味と、ピスタチオ味と、マンゴー味のクルフィを持ってました。<br />カルダモン味が、あまりに美味しかったので、ピスタチオ味も追加しました(笑)。<br />見た目は、2つともほとんど同じです。

    そして、これまた感動したのですが、クルフィーという、インド独特のアイスクリームは、これまた、日本でもインドでも、取り扱う店が少ないのです。
    それを、この店は、カルダモン味と、ピスタチオ味と、マンゴー味のクルフィを持ってました。
    カルダモン味が、あまりに美味しかったので、ピスタチオ味も追加しました(笑)。
    見た目は、2つともほとんど同じです。

  • 最初の店のジェラートは、ひつこすぎてイマイチだったのですが、近くにGROMを見つけて、再チャレンジ。<br />GROMは、フルーツ味がさっぱりしていて美味しいです。また、苺とピンクグレープフルーツです。

    最初の店のジェラートは、ひつこすぎてイマイチだったのですが、近くにGROMを見つけて、再チャレンジ。
    GROMは、フルーツ味がさっぱりしていて美味しいです。また、苺とピンクグレープフルーツです。

  • 8泊という、最長の滞在を果たしたパドヴァの夕陽・・・<br />しみじみ、旅愁・・・

    8泊という、最長の滞在を果たしたパドヴァの夕陽・・・
    しみじみ、旅愁・・・

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