イベリア半島と海峡縦断の旅：スペイン・ポルトガル・ジブラルタル・モロッコ旅行（2014～2015年末年始：9日目後篇 大聖堂の氷雨）29/29

2015/01/03 - 2015/01/03

年末年始の長期休暇を利用して南欧のスペイン・ポルトガル・ジブラルタルそして海峡を渡り、アフリカ大陸のモロッコに行ってきました。
一見優雅に見えますが、スペインはアンダルシア地方（グラナダ、ジブラルタル、セビリア、コルドバ）とマドリード及びその近郊（マドリード、セゴビア、トレド）を1泊ベースで、そのほかポルトガルは首都リスボンを日帰り、海峡を渡ったモロッコはティトアンとタンジェを日帰りのツアーというタイトな日程で回って来ました。
南国だと思っていたスペインはセゴビアやマドリードなどかなり標高が高く、また海岸沿いのジブラルタルは大風が吹き荒れ、とても寒かったとの印象が残りました。また人々は陽気で明るかったですが、よく言われるいい加減さはなく皆まじめで実直な人が多かった気がします。電車の時間も正確で、いい意味でイメージが違う部分が多く、旅行も快適に楽しく過ごすことができました。

日程は以下の通りです。

1日目　　（12/26）1/29 スペイン到着
2日目 ① （12/27）2/29　リスボンの坂道
2日目 ② （12/27）3/29　ジェロニモスの中庭
2日目 ③ （12/27）4/29　新大陸への道標
2日目 ④ （12/27）5/29　バイシャの活況
3日目前篇（12/28）6/29　レコンキスタの道
3日目中篇（12/28）7/29　アルハンブラの幻想
3日目後篇（12/28）8/29　グラナダの落日
4日目前篇（12/29）9/29　アンダルシアの荒寥
4日目中篇（12/29）10/29　ザ・ロックと英領ジブラルタル
4日目後篇（12/29）11/29　ジブラルタルの疾風
5日目 ① （12/30）12/29　ジブラルタルの波濤とスペイン領セウタ
5日目 ② （12/30）13/29　ティトアンの迷宮Ⅰ
5日目 ③ （12/30）14/29　ティトアンの迷宮Ⅱ
5日目 ④ （12/30）15/29　タンジェのメディナ
6日目 ① （12/31）16/29　セビリアの芸術
6日目 ② （12/31）17/29　セビリアの澄明
6日目 ③ （12/31）18/29　コルドバの花道
6日目 ④ （12/31）19/29　セゴビアの夜景
7日目前篇（1/1） 20/29　暁光のアルカサル
7日目中篇（1/1）　21/29　トレドの俯瞰
7日目後篇（1/1）　22/29　白光に浮かぶ王宮
8日目 ① （1/2） 23/29　マドリードの早朝
8日目 ② （1/2） 24/29　スペイン絵画の栄光Ⅰ ティッセンボルネミッサ
8日目 ③ （1/2） 25/29　スペイン絵画の栄光Ⅱ プラド
8日目 ④ （1/2） 26/29　マドリードの午後
9日目前篇（1/3） 27/29　ボンの平穏
9日目中篇（1/3） 28/29　ブリュールの静寂
9日目後篇（1/3） 29/29　大聖堂の氷雨

今回は９日目後篇（大聖堂の氷雨）です。大まかな動きは
ブリュール ⇒ ケルン中央駅 ⇒ 大聖堂 ⇒ ホーエンツォレルン橋 ⇒ 昼食 ⇒ ケルン中央駅 ⇒ デュッセルドルフ中央駅 ⇒ ホテル ⇒ デュッセルドルフ空港 ⇒ 成田　　です。

エリア ケルン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【イベリア半島と海峡縦断の旅：スペイン・ポルトガル・ジブラルタル・モロッコ旅行（2014〜2015年末年始：９日目中篇 ブリュールの静寂）28/29から続きです】

ブリュールから約15分でケルン中央駅に着きました。
さすがは人口100万人の大都市です。駅も大きく、ホームには乗車客がたくさん待っていました。
とりあえず、ケルンと言えば「大聖堂」なので向かうことにします。
（ﾌﾞﾘｭｰﾙ12:44 ⇒ 13:01ｹﾙﾝ）

「大聖堂」は駅を出てすぐにド迫力で鎮座していました。
さすがにでかいです。
（大聖堂13:05〜13:27）

周りこんで正面から撮りました。
あまりにでかいので、ちゃんと撮ろうとすると体がのけ反ります。
やや離れた位置から撮ることにしました。

何とか全体像をと思って撮りましたが、傾いてしまいました。

中に入ってみます。
内部の巨大さもさることながら、観光客や礼拝者もかなりの数です。

雨脚は強まるばかりですが、大聖堂の中にいても仕方ないので、ホーエンツォレルン橋を渡り、対岸から大聖堂を眺めることにしました。
（大聖堂13:27 ⇒ 13:43ﾎｰｴﾝﾂｫﾚﾙﾝ橋対岸）

橋の欄干ネットにはびっちりと南京錠がされていました。
あまりの数に気持ち悪いぐらいです。

中央駅を振り返ります。
構内はかなり広く列車もたくさんいます。

交通の要衝なのでしょう、２〜３分毎に轟音がして列車が行き交います。
橋は線路の外側が歩道になっているので、列車と並走して歩けるのが魅力です。まあ雨が降っていなければなおよいのですが。

対岸に到着しました。
名前はわかりませんが、銅像が建っています。
（対岸13:43〜13:48）

雨なので対岸からだと大聖堂が霞んで見えます。
鉄道の鉄橋、川を行き交う船を交えるとなかなか画になります。

これで晴れていれば言うことはなかったのですが。
それにしても寒いです、考えてみればこの季節、日本の北国では一面銀世界ですがこちらは積雪がありません。いつもより暖かいのでしょうか。

こんな建物もありました。
行ってみたかったですが、雨なので挫けて行きませんでした。

そろそろ限界になってきたので元来た道を戻ります。
列車がのろのろと、しかし轟音を立てて私を抜き去っていきます。
（対岸13:48 ⇒ 14:06ｹﾙﾝ中央駅）

途中、入場はしませんでしたが、ルートヴィヒ美術館の入口で雨宿りしました。
大聖堂をめぐるケルン観光は終わったので、ひとまず駅に戻るとします。

戻って来ました「ケルン中央駅」です。
構内は広いですが、駅ビルはそれ程ではありません。

暫く駅で暖を取りながら構内を探索しました。
構内は店も多く活気に溢れています。

暖かさを取り戻したので再び駅を出て、近くにあるビアホールの有名店「フリューアムドム」に来ました。
寒い時期ですが、ビア党には関係ありません。
（ﾌﾘｭｰｱﾑﾄﾞﾑ14:47〜15:18）

何はともあれビールです。
サラダも食べました。
ビールは軽い感じでおいしかったです。

つまみと昼食を兼ねて注文した「焼きソーセージ」です。
ソーセージは日本のようにパリッとするものではなかったですが、コクがあり、これはこれでおいしかったです。
付け合わせのジャーマンポテトもイケました。

昼食を食べ、後はお土産屋めぐりです。
大聖堂の周りのスーベニアショップをぐるぐるまわりました。

予定の観光はすべて終了したので、デュッセルドルフに戻ります。
（ｹﾙﾝ16:31 ⇒ 17:01ﾃﾞｭｯｾﾙﾄﾞﾙﾌ）

デュッセルドルフ中央駅に到着しました。
急いでホテルに預けてあった荷物を受け取り、来たときと同様、Sバーンで空港に向かいます。

休日ダイヤのせいか、空港行きはなかなか来ません。
ようやく来たので乗車し空港着。
早めに着きましたが、デュッセルドルフ空港は小規模でショップもあまりないなど、時間を潰す所が少なく暇を持て余しました。

帰りの飛行機はほぼ定刻出発して無事成田に到着しました。

これにて「イベリア半島と海峡縦断の旅」の旅行記は完結です。ご覧いただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• ふわっくまさん 2015/10/21 11:47:46

  旅日記☆大作でしたね〜

  とーりさん こんにちは。
  年末年始のお休みをフルに利用されて、充実した時間を過ごされたのですね(^-^)
  寒さも伝わってきましたがカラフルな色の列車〜大聖堂の風景等々、興味深く拝見させていただきました。
  
  そしてビールに焼きソーセージ＆ジャーマンポテトといった、日本人ウケもしそうなお料理：ホントにおいしそうでしたね♪
  　　　　　　ふわっくま

  とーりさん からの返信 2015/10/22 00:13:59

  長い旅行記見ていただきありがとうございました。

  ふわっくまさんこんばんは、とーりです。
  
  いつもありがとうございます。長い旅行記付き合っていただき感謝です。m(__)m
  
  ケルンは雨であまりいい写真が撮れなかったかなと思っていたので、感想いただきうれしいです。
  
  ふわっくまさんも大阪から広島へ普通列車で行かれたとのことで拝見しました。
  
  宮島口の「あなご飯」おいしそうですね。私も駅弁が好きで、あなご飯本体はもとより、駅弁の昔風の掛紙はコレクションにしたいものです。
  
  その掛紙が、鹿に無残に食べられてしまったという「衝撃写真」付きで、それはそれでいい思い出（？）になったのではと思ってしまいました（笑）。
  
  また次回作、楽しみにしています。
  
  とーり