2015/01/03 - 2015/01/03
2位(同エリア145件中)
とーりさん
年末年始の長期休暇を利用して南欧のスペイン・ポルトガル・ジブラルタルそして海峡を渡り、アフリカ大陸のモロッコに行ってきました。
一見優雅に見えますが、スペインはアンダルシア地方(グラナダ、ジブラルタル、セビリア、コルドバ)とマドリード及びその近郊(マドリード、セゴビア、トレド)を1泊ベースで、そのほかポルトガルは首都リスボンを日帰り、海峡を渡ったモロッコはティトアンとタンジェを日帰りのツアーというタイトな日程で回って来ました。
南国だと思っていたスペインはセゴビアやマドリードなどかなり標高が高く、また海岸沿いのジブラルタルは大風が吹き荒れ、とても寒かったとの印象が残りました。また人々は陽気で明るかったですが、よく言われるいい加減さはなく皆まじめで実直な人が多かった気がします。電車の時間も正確で、いい意味でイメージが違う部分が多く、旅行も快適に楽しく過ごすことができました。
日程は以下の通りです。
1日目 (12/26)1/29 スペイン到着
2日目 ① (12/27)2/29 リスボンの坂道
2日目 ② (12/27)3/29 ジェロニモスの中庭
2日目 ③ (12/27)4/29 新大陸への道標
2日目 ④ (12/27)5/29 バイシャの活況
3日目前篇(12/28)6/29 レコンキスタの道
3日目中篇(12/28)7/29 アルハンブラの幻想
3日目後篇(12/28)8/29 グラナダの落日
4日目前篇(12/29)9/29 アンダルシアの荒寥
4日目中篇(12/29)10/29 ザ・ロックと英領ジブラルタル
4日目後篇(12/29)11/29 ジブラルタルの疾風
5日目 ① (12/30)12/29 ジブラルタルの波濤とスペイン領セウタ
5日目 ② (12/30)13/29 ティトアンの迷宮Ⅰ
5日目 ③ (12/30)14/29 ティトアンの迷宮Ⅱ
5日目 ④ (12/30)15/29 タンジェのメディナ
6日目 ① (12/31)16/29 セビリアの芸術
6日目 ② (12/31)17/29 セビリアの澄明
6日目 ③ (12/31)18/29 コルドバの花道
6日目 ④ (12/31)19/29 セゴビアの夜景
7日目前篇(1/1) 20/29 暁光のアルカサル
7日目中篇(1/1) 21/29 トレドの俯瞰
7日目後篇(1/1) 22/29 白光に浮かぶ王宮
8日目 ① (1/2) 23/29 マドリードの早朝
8日目 ② (1/2) 24/29 スペイン絵画の栄光Ⅰ ティッセンボルネミッサ
8日目 ③ (1/2) 25/29 スペイン絵画の栄光Ⅱ プラド
8日目 ④ (1/2) 26/29 マドリードの午後
9日目前篇(1/3) 27/29 ボンの平穏
9日目中篇(1/3) 28/29 ブリュールの静寂
9日目後篇(1/3) 29/29 大聖堂の氷雨
今回は9日目前篇(ボンの平穏)です。大まかな動きは
ホテル ⇒ デュッセルドルフ中央駅 ⇒ ボン中央駅 ⇒ ドイツ共和国歴史博物館 ⇒ ボン中央駅 ⇒ ベートーベン像 ⇒ ボン中央駅 です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅行最終日、昨夜遅かったこともあり朝は遅めのスタートです。
チェックアウト手続きをして荷物を預かってもらい、中央駅へと向かいます。
(ホテル8:30 ⇒ 8:35中央駅) -
駅まではすぐです。
ようやく空が明るくなりだしました。 -
徒歩5分、駅に着きました。ハウプトバーンホフ=中央駅です。
-
さて、切符を買うのですが自販機で「Schoener Tag Ticket」というのを買います。
これはノルトライン・ウエストファーレン州管内の1日乗車券です。
29ユーロと結構なお値段ですが、移動距離があるので元が取れないことはないし、何度も切符を買う時間と手間を考えて購入することに決めていました。平日は時間の制約(ラッシュ時は不可)がありますが、今日は土曜日なので朝から使えます。
切符は画面中央下の「NRW tariff」を選択します。カード決済ももちろんできます。 -
切符は買いましたがイマイチ不安なので係員に聞いてみようと思いました。
構内にはブースがあってDBの職員と思われる人が詰めています。
で、聞いてみたのですが、これがまた今の日本では考えられないくらいふんぞり返った老職員が、英語は知らんからあっちへ行け的な態度を取るので怒るよりも呆れてしまいました。
まあ大丈夫かな、ということで本格的に観光スタートです。
掲示板を見てコブレンツ行きのRE列車乗場に移動します。 -
駅自体は高架で、通り抜け通路は明るく賑やかです。
-
ホームは発着列車の表記もわかりやすく安心しました。
列車を待つ間、ホームに売店があったので、パンとコーヒーを仕入れ乗車します。
さあ古都で元首都のボンに向かいます。
(デュッセルドルフ8:58 ⇒ 9:55ボン) -
約1時間で「ボン中央駅」に到着しました。
ここからUバーンに乗換え「ドイツ共和国歴史博物館」に向かいます。 -
これが乗車してきた列車。
日本ではほぼ絶滅した機関車に牽かれる客車列車です。 -
わかりやすい表示のおかげでUバーンの駅もすぐわかりました。
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いくら元首都とはいえ、人口30万人程度の都市に地下鉄があるのか?と思っていましたが、来た列車は連接ではありますがトラムでした。
(ボン中央駅10:13 ⇒ 10:26ドイツ共和国歴史博物館) -
Uバーンで10分弱の電停で降り、地上に出て徒歩3分程度で着きました「ドイツ共和国歴史博物館」です。
泣き出しそうだった空からついに小雨が降って来ました。
ここはガイド本でも地図範囲外ですが、事前にストビューで予習してきたので難なく到着できました。 -
この博物館は、ナチスドイツの台頭から第二次世界大戦の敗戦、冷戦からベルリンの壁崩壊を経て現在に至るまでのドイツ史、特に民衆の生活などの展示物が多くあります。
第一次世界大戦からナチス台頭までの「ワイマール共和国史」が好きな私としては、ちょっと掠った展示物があるかなぁと期待して入ります。
(ドイツ共和国歴史博物館10:26〜11:20) -
外観も立派ですが、中も広く展示も大変充実しています。
期待した「ワイマール共和国史」の展示は残念ながらありませんでしたが、それでも興味深い展示がたくさんあります。
事前情報では写真撮影不可ということだったので遠慮していたのですが、東洋人は珍しいのか係員が寄って来て「どんどん写真を撮っていいぞ、質問もしてくれ!」とこちらが聞く前から言ってくれました。 -
ドイツの博物館ですが、スターリンの展示がかなりありました。
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今はなき東ドイツの地図があったり.....
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東ドイツの旗、懐かしいですね。
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戦車も置いてありました。
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博物館の壁にはドイツの有名企業のロゴが飾られています。
土産で売っていれば買ったかも。 -
ベルリンの壁のコーナーです。
これは有名な写真。東独の監視兵が壁ができる前の有刺鉄線を乗り越えて亡命したのを写したものだそうです。 -
国旗がありますが、どれも少しずつ違うような.....
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ベルリンの壁が崩壊してドイツが統合されたとき、ベルリンも統合したわけですが、西ベルリンは最後まで英米仏の占領地域であって西ドイツの領土ではなかったそうです。
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なかなか面白く予定時間をオーバーしてしまったドイツ共和国歴史博物館を後に、再びUバーンに乗ります。
こちらがUバーンの時刻表です。
見ての通りそんなに本数がある訳ではなく、ちょっと待ちました。 -
次はボン市街に戻ります。
(ドイツ共和国歴史博物館11:20 ⇒ 11:35ボン中央駅) -
ボン中央駅に戻って来ました。
今度はすぐ乗換えず、いったん駅の外へ出ます。
予定ではベートーベンの家に行ったりして市内をひとまわりと思っていたのですが、先ほどのドイツ共和国歴史博物館で予定時間をオーバーしたので駅前のベートーベンの像だけ見て次に進むことにしました。
(ボン11:35〜11:45) -
ベートーベン像のあるミュンスター広場に面して建つ「ミュンスター教会」です。
塔がなかなかかっこいいです。 -
正面から。角度によって建物の表情も変わります。
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ミュンスター広場です。
奥に像があるので寄ってみます。 -
こちらが「ベートーベン像」です。
ここでも渋く厳しい顔つきをしています。 -
ほんとにひとまわり10分程度の滞在で駅に戻ります。
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次は世界遺産「アウグストゥスブルク城」のあるブリュールへデュッセルドルフに戻る形で北上します。
(ボン11:53 ⇒ 12:06ブリュール)
【イベリア半島と海峡縦断の旅:スペイン・ポルトガル・ジブラルタル・モロッコ旅行(2014〜2015年末年始:9日目中篇 ブリュールの静寂)28/29へ続きます】
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