2015/05/23 - 2015/05/23
65位(同エリア914件中)
ベームさん
5/23(土)、5日目。
今日は一日ローテンブルクと近郊の村デトヴァンクへの遠足です。
今日から本格的なマイスター・トゥルンクのお祭りで街は中世の服装を着込んだ人たちで大賑わいでした。
デトヴァンクはローテンブルクからタオバー川沿いに歩いて30分ほど、小さな村ですがここの教会にティールマン・リーメンシュナイダーの傑作が有るのです。道中は気持ちのよい川沿いで時間があれば是非お勧めします。
写真はマリエン・アポテーケの透かし細工の看板です。一見ジョッキに見えますが薬屋なので薬剤を調合する容器でしょう。商店は軒並みユニークな看板を掲げていて、看板だけでも旅行記の一遍が編めそうです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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左上クリンゲン門、中左ブルク門、下シュピタール門、中右レーダー門、右上ガルゲン門。
デトヴァンクは左上クリンゲン門を出て左上/西北方向です。 -
8時台。朝食後当てもなく歩き始めました。
聖ヤコプ教会の裏にある元ギムナジウム。現福音派ユーゲントハイム。 -
ブルク門まで行きヘルンガッセを戻ってきました。
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ヘルンガッセの聖フランチスカーナー教会。
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この看板はワイングラスと葡萄。酒場です。
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ヘルンガッセの泉。
誰もいない静かな街を歩く醍醐味。 -
マルクト広場。
観光客に人気のあるホテル・アイゼンフート/鉄兜。 -
その看板。
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ケーテ・ヴォールファート。
いつも店の前に泊まっている赤い自動車は夜は車庫に入るのでしょうかいません。 -
マルクト広場のマリエンアポテーケ。
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その看板。
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マリエンアポテーケの前のゲオルクの泉。
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ゲオルクの泉。
深さ8mもあるそうで、消防と町の重要な水の供給機能を持っていました。 -
柱の上にドラゴンを倒す聖ゲオルク。
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昼間賑わうマルクト広場も朝はこの通り。
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金の羊。
レストランだったと思います。 -
朝日の射してきたマルクト広場。
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ホテルティールマン・リーメンシュナイダー。
2006年に泊まったホテルです。日本人御用達のようなホテルでした。
塔はヴァイサー塔/白い塔。 -
その看板。
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ヴァイサー塔。
12世紀末、1945年再建。38m。
ここを抜けてまっすぐ行くとガルゲン門になります。 -
バーの上の人形が可愛いです。
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シュランネン広場。
ヨーロッパバスの発着する広場。明日はここからディンケルスビュールに向かいます。
ところがそうではなかった。 -
広場の北側は城壁です。
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プルヴァー塔から城壁に上ってみました。
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レーダー門まで歩きました。
城壁の武者走り。 -
聖ヤコプ教会。
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うろこ状の瓦。
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城壁沿いの家は覗かれるのでお気の毒です。
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どこも綺麗に手入れされています。
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ガルゲン門。
一度降りて写真を撮りました。 -
ガルゲン門/絞首台の門、外側。
昔絞首台があった所でこの名が付いたそうです。
1388年。 -
内側。
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また城壁に上ります。
城壁沿いの家は庭の手入れが欠かせません。 -
戦災で壊れた壁の修復に寄付した人や団体の名前が城壁の壁に埋め込まれています。
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日本人の名も幾つかありました。JTBなど旅行会社も。
まあ団体客をローテンブルクに送り込んで儲かっているのですから。 -
レーダー門の先にゲルラッハの鍛冶屋が有ります。
40年前まで実際に鍛冶屋が営まれていたそうです。 -
見どころの一つ。
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レーダー門で降りました。
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門外の空き地には皇帝軍の野営地が造られていました。
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昨日通った時はまだテントだけでした。
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ハーフェンガッセをマルクト広場の方に戻ります。
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何べんもお目にかかるマルクス塔とレーダーアーチ。
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聖ヨハニス教会。
マルクト広場からオーベレ・シュミートガッセを南に入りました。
ぼちぼち観光客のお出ましです。 -
この町唯一のカトリックの教会。
1390~1410年。
ローテンブルクは聖ヤコプ教会を始めプロテスタントが優勢です。ヌッシュさんがワイン呑みの名人芸を張って守った町ですから。 -
変った祭壇です。
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聖顔布を持つ聖女ヴェロニカ。
差し出した布でキリストの顔をぬぐうと布にキリストの顔が浮き出ました。 -
隣りに中世犯罪博物館。
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私の好みでないので入りません。
14世紀末の聖ヨハネ騎士団の建物だそうです。 -
ヌッシュハウス。
あのマイスター・トゥルンクのヌッシュが住んでいた家です。 -
隣りのレストランローター・ハーン。
ここはヌッシュの生家のようです。
1588~1668年。あんな無茶なことをしてよく長生きしました。マイスター・トゥルンクの出来事が1631年ですから。 -
ゲオルク・ヌッシュ。
1588~1668年。 -
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ここで一旦ローテンブルクを離れ、郊外の村デトヴァンクに行きました。
クリンゲン門をくぐります。 -
門と聖ヴォルフガンク教会の間の道を城壁沿いに下って行きます。
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城壁。
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下ること10分弱。
帰りにこの道を登るのはかなりきつそうです。 -
坂道を降りきると開けた所に出ました。
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デトヴァンク、リーメンシュナイダーの祭壇の標識があります。
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二つに分かれた左の細い道を行くとタオバー川に出ます。
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川沿いの小道を歩きました。デトヴァンクはタオバー川に沿った町です。
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清々しい空気。
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橋が見えるとその先がデトヴァンク村です。
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ローテンブルクから約30分。
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教会を中心に家が数十軒ほどの村。
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聖ペーター・ポール教会です。
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968年創建。フランケン地方で現存する最古の教会。
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小さな村の隅にぽつんと立っています。
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中に入ります。
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既に数人の人が居ました。
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田舎の教会らしい造り。
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この教会に素晴らしいものが有るのです。
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ティールマン・リーメンシュナイダーの祭壇です。
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ティールマン・リーメンシュナイダー作のキリスト磔刑の祭壇。
1510年頃の作です。 -
パネル中央:キリスト磔刑。
左下で嘆く聖母マリア。 -
パネル左:キリストのゲッセマネの園の祈り。
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パネル右:キリストの復活。
ローテンブルクから散歩を兼ねてここまで足を延ばすことをお勧めします。私の様な足腰の弱いものでも往復歩けるのですから。 -
別の祭壇。
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教会の墓地。
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聖ペーター・ポール教会。
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村の中を少し歩きました。
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マイバオムが建っています。
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デトヴァンク村。
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鄙にはまれなガストホーフ/料理屋兼宿屋がありました。
ツム・シュヴァルツェス・ラム/黒い羊亭。 -
村の風景。
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村のバス停。
1日に数本しかないようです。 -
村の入り口にある橋。
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帰りは来た道と川を挟んで反対側の牧草地の中を歩きました。
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気持ちが良いです。遠くで牛が草を食んでいます。
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ローテンブルクの町が見えてきました。
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タオバー川。
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ローテンブルクの町の袂に着きました。ここからクリンゲン門までの登りが少々きつかった。
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クリンゲン門到着。とても良い遠足でした。
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聖ヴォルフガンク教会の前で昔の衣装で踊る人たち。
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踊る人たち以外誰もいません。ここは町はずれなので観光客もここまでは来ないのでしょう。
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だから見せるためではなく、自分たちで楽しんでいるのです。練習かもしれません。
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クリンゲンガッセにある日本食堂ルーヴルでビールときつねうどんを食べました。とても美味しかったです。
気持ちの良い店員に夜また来ます、と言ったら、予約しておいた方が良いですとのこと。昼は空いていても夜は混むようです。勿論予約しました。6時半に来ます。 -
お腹と喉を満足させてお祭り見物に戻りました。
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田舎貴族か田紳夫妻といったところ、なかなか様になっています。
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マルクト広場。
お祭りといってもこの程度の人出です。 -
パレードがやって来ました。。
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兵士たちの行進。
衣装はバラバラで、寄せ集めの軍隊と言ったところ。 -
市の参事会員たちも続いています。
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太鼓とトランペットの響き、賑やかなことです。
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皇帝軍のようです。
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良い齢の男が郷土の誇りを持って昔の衣装で一生懸命に歩く、微笑ましいです。
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皇帝軍と町を守る郷土軍の混成のようです。
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馬は格好良いですが落し物がいたるところにあります。
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ああくたびれた。
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ジプシーの群れみたい。
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ソーセージを焼いています。
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土産物店のショーウインドウ。
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ヘルンガッセを聖フランチスカーナー教会へ行ってみます。
ここにもティールマン・リーメンシュナイダーの傑作が有るのです。 -
1285年建築のローテンブルク最古の教会です。
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祭壇があります。
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ティールマン・リーメンシュナイダー作「聖フランシスコ祭壇」です。
1490年頃。 -
聖ヤコプ教会とこことデトヴァンクの聖ペーター・ポール教会と、ローテンブルクで3つのリーメンシュナイダーの祭壇を見ることが出来ました。
近郊クレクリンゲンのヘルゴット教会にも大作があるのですが今回は時間がないのでパス。 -
聖痕を受ける聖フランチェスコ。
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聖フランシスコ/フランチェスコ。
両手、両足、脇腹に聖痕が現れています。聖痕とはキリストが磔刑の時受けた5か所の傷跡が己の体に現われたものだそうです。フランシスコのキリスト受難に対する深い共感が聖痕を現せしめたと云います。 -
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これも聖フランシスコ。
小鳥と戯れ、小鳥に説教しました。 -
枚数も多くなったのでその2はここで切ります。
まだその3に続きます。ずいぶん長くなってしまいました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2015/09/03 22:10:13
- マイスタートゥルンクに遭遇!?
- ベームさん、こんばんは。
ようやく涼しくなりましたね。
こちらもボチボチ一区切りついたところでベームさんの旅行記を・・、なんてまずはローテンブルクを訪れました。
ビックリしました。
偶然にマイスタートゥルンクに遭遇なさったのですか?
ホテル代は高くなかったのですか?
わあー、ラッキーでしたね。
私は2006年、ドイツでワールドカップがあった年、アッシャッフェンブルクから日帰りで行きました。どうしても見たくて。
ジャーマンレイルパスがあったからできたのですが、今考えればよくあんなところから、しかも日帰りで行ったものだと思います。
お写真を拝見しながらその時のことを思い出しました。
街中、中世の衣装をつけた人ばかり、まるで普通の姿の観光客より多かったですね。
懐かしいー。
たぶんもう二度と経験することはないと思っていましたが、お写真を見てるとまた行きたくなります。
他の旅行記もゆっくり拝見させていただきます。
himmel
- ベームさん からの返信 2015/09/04 14:20:22
- RE: マイスタートゥルンクに遭遇!?
- himmelさん、
ええそうなんです。計画時にはマイスター・トゥルンクの事なんかは全く頭になかったのです。旅行日が近づいていろいろ調べているとそういう事だったのです。
お祭りなどの行事があるときは普段の町が見られないので、私はどちらかというと敬遠するのですが今回は楽しめました。特に劇を見られたのは良い思い出です。
ホテル代は高くなかったです。2泊で146ユーロでしたから。あの小さな町が人出で溢れかえっているのではと思いましたが日本の大きなお祭りのような雑踏は無く自由にあちこち移動できました。
himmelさんはアシャッフェンブルクから行かれたのですか、かなりのお祭り好きとお見受けしました。語学留学中でしたか。
私も2006年の初めてのドイツ旅行中ローテンブルクを訪れていますが、5月16〜18日でマイスター・トゥルンクの直前だったようです。
今回のhimmelさんの旅行記は順調ですね。やはり旦那様との旅行の記録ともなれば作成にも気合が入るのですね。
フンデルトヴァッサーの作品は2012年の旅行の時ウェルツェンとマグデブルクで見ました。ウェルツェンの駅舎がそうですが、世界一美しい駅と謂われるそうで。柱の特徴のある形と色使いは同じですね。
続編お待ちしています。
ベーム
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