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昨年(2014年)、南イタリア(ローマからナポリまで)を自転車で走り、充実した数日間を過ごすことができました。今年もイタリアのどこかを自転車で走ってみたい・・・。<br />昨年は南イタリア、だとしたら今年は北イタリア、という単純な発想で今回の行き先は北イタリアに決定。どんな旅になるのか、きょうも朝から北イタリアの風を切って、ひた走っています。

(2)2015 北イタリア自転車旅行 ーブレシアの修道院で受けた感銘は、システィーナ礼拝堂で受けた感銘に近いー

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2015/05/17 - 2015/06/03

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again20

again20さん

昨年(2014年)、南イタリア(ローマからナポリまで)を自転車で走り、充実した数日間を過ごすことができました。今年もイタリアのどこかを自転車で走ってみたい・・・。
昨年は南イタリア、だとしたら今年は北イタリア、という単純な発想で今回の行き先は北イタリアに決定。どんな旅になるのか、きょうも朝から北イタリアの風を切って、ひた走っています。

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  • 2015年5月20日<br /><br />ベルガモの次にブレシアの街まで行こうと思っているのですが、その途中で、ワイナリー見学ができれば良いのだけど、と思いながら山側の道を選んで走りました。<br /><br />自転車で走っていると、左前方に大豪邸。大きな扉は閉まっていましたが、管理人さんにお願いしてバラの花の写真を撮らせてもらいました。バラの背後にあるのはブドウ畑。<br />

    2015年5月20日

    ベルガモの次にブレシアの街まで行こうと思っているのですが、その途中で、ワイナリー見学ができれば良いのだけど、と思いながら山側の道を選んで走りました。

    自転車で走っていると、左前方に大豪邸。大きな扉は閉まっていましたが、管理人さんにお願いしてバラの花の写真を撮らせてもらいました。バラの背後にあるのはブドウ畑。

  • これだけの敷地に住む方のお宅はと眺めた所、ブドウ畑のその奥に中世のお城のような建物が。どんな方が住んでいるのか?

    これだけの敷地に住む方のお宅はと眺めた所、ブドウ畑のその奥に中世のお城のような建物が。どんな方が住んでいるのか?

  • ここまでがベルガモ、ここから先がブレシア。

    ここまでがベルガモ、ここから先がブレシア。

  • どこまでも続くブドウ畑。

    どこまでも続くブドウ畑。

  • 自然のポピーがどこに行っても咲いています。

    自然のポピーがどこに行っても咲いています。

  • バラの咲く時期は、ほぼ東京と同じ。

    バラの咲く時期は、ほぼ東京と同じ。

  • 一面のブドウ畑。

    一面のブドウ畑。

  • ブドウの甘い香りが漂っています。ブドウ畑でブドウの甘い香りが漂ってくるなんて、こんな経験は初めてのこと。

    ブドウの甘い香りが漂っています。ブドウ畑でブドウの甘い香りが漂ってくるなんて、こんな経験は初めてのこと。

  • ブドウ畑の真ん中の石コロだらけの道を、自転車を押したり、石コロをよけながら走ったり。<br />

    ブドウ畑の真ん中の石コロだらけの道を、自転車を押したり、石コロをよけながら走ったり。

  • ブドウ畑が続きます。

    ブドウ畑が続きます。

  • ワイナリーがありそうな村に出ました。でも、ワイナリーはありませんでした。

    ワイナリーがありそうな村に出ました。でも、ワイナリーはありませんでした。

  • ポツンと一軒のトラットリア。<br />素朴な味で、これはこれで美味しかったのですが・・・。

    ポツンと一軒のトラットリア。
    素朴な味で、これはこれで美味しかったのですが・・・。

  • 今回の北イタリア自転車旅行、昨年の南イタリアで食べたあの細めのスパゲッティに、一度も出会いません。北イタリアのパスタは丸くなく、平べったいのです。<br />

    今回の北イタリア自転車旅行、昨年の南イタリアで食べたあの細めのスパゲッティに、一度も出会いません。北イタリアのパスタは丸くなく、平べったいのです。

  • 左側はブドウ畑、道は石だたみ。この道をしばらくの間押して歩きます。自転車に乗って時間短縮を図り、その代わりパンクすることも視野に入れて進むか、あるいは、急がば回れでパンクだけは避けるために悪路はどこまでも押して歩くか、私は後者を選択。それにしてもワイナリーはありません。

    左側はブドウ畑、道は石だたみ。この道をしばらくの間押して歩きます。自転車に乗って時間短縮を図り、その代わりパンクすることも視野に入れて進むか、あるいは、急がば回れでパンクだけは避けるために悪路はどこまでも押して歩くか、私は後者を選択。それにしてもワイナリーはありません。

  • 多分、中世の時代につくられたと思われる建物群の脇を走り抜けます。<br />

    多分、中世の時代につくられたと思われる建物群の脇を走り抜けます。

  • 結局、ワイナリーは見つけられないまま、本日の目的地 ブレシアの街に到着。<br />

    結局、ワイナリーは見つけられないまま、本日の目的地 ブレシアの街に到着。

  • 街の中心地では華麗なブラスミュージック。街が華やいで見えます。

    街の中心地では華麗なブラスミュージック。街が華やいで見えます。

  • 素敵なオープンカフェ。

    素敵なオープンカフェ。

  • ブレシアに行ったら、真っ先に行こうと思っていた所、サンタ・ジュリア博物館。このサンタ・ジュリア博物館は、サン・サルヴァトーレ教会との複合建築で、4年前に世界遺産に認定されたのです。そのサンタ・ジュリア博物館の入り口。<br />(ただし、教会の名前、修道院の名前など、いまだにその関連性が把握できていません。教会名、修道院名の表記で混乱しているかも分かりませんが、ご容赦ください)

    ブレシアに行ったら、真っ先に行こうと思っていた所、サンタ・ジュリア博物館。このサンタ・ジュリア博物館は、サン・サルヴァトーレ教会との複合建築で、4年前に世界遺産に認定されたのです。そのサンタ・ジュリア博物館の入り口。
    (ただし、教会の名前、修道院の名前など、いまだにその関連性が把握できていません。教会名、修道院名の表記で混乱しているかも分かりませんが、ご容赦ください)

  • かつてのサン・サルヴァトーレ修道院。その修道院を改装して世界遺産となったサンタ・ジュリア博物館。

    かつてのサン・サルヴァトーレ修道院。その修道院を改装して世界遺産となったサンタ・ジュリア博物館。

  • 以下、写真撮影は、フラッシュを使わなければ撮影可能。<br /><br />これは、紀元1世紀(古代ローマ時代)のブロンズ像、「翼を持った勝利の女神」。<br />2,000年前の完全な形で残されたブロンズ像、美しくそして圧倒的な存在感を感じ、私は像の前でただただ立ち尽くすだけでした。

    以下、写真撮影は、フラッシュを使わなければ撮影可能。

    これは、紀元1世紀(古代ローマ時代)のブロンズ像、「翼を持った勝利の女神」。
    2,000年前の完全な形で残されたブロンズ像、美しくそして圧倒的な存在感を感じ、私は像の前でただただ立ち尽くすだけでした。

  • それぞれの絵の右上に書かれた文字、LONGOBARDE・・・ロンゴバルド(ランゴバルドとの表記もある)、覚えていますでしょうか?今回の自転車旅行の初日、小さな町カステルセプリオの世界遺産を訪ねて行ったところ、その世界遺産の公園が休みだったことを覚えていますでしょうか?<br />

    それぞれの絵の右上に書かれた文字、LONGOBARDE・・・ロンゴバルド(ランゴバルドとの表記もある)、覚えていますでしょうか?今回の自転車旅行の初日、小さな町カステルセプリオの世界遺産を訪ねて行ったところ、その世界遺産の公園が休みだったことを覚えていますでしょうか?

  • その小さな町カステルセプリオの世界遺産がロンゴバルド王国(6世紀〜8世紀)の遺跡だったわけです。<br />そのカステルセプリオでは遺跡公園が休みで見ることができなかったロンゴバルド王国の一端を、今、ここブレシアでやっと見ることができたのです。大感激。

    その小さな町カステルセプリオの世界遺産がロンゴバルド王国(6世紀〜8世紀)の遺跡だったわけです。
    そのカステルセプリオでは遺跡公園が休みで見ることができなかったロンゴバルド王国の一端を、今、ここブレシアでやっと見ることができたのです。大感激。

  • 今回の自転車旅行で一番感動したのがこのサン・サルヴァトーレ=サンタ・ジュリア修道院。<br />この修道院の壁画に描かれたいくつもの絵画から、ロンゴバルド王国(6世紀〜8世紀)の権勢をしのぶことができるのです。<br /><br />この修道院に入る前に、大学生(高校生?)の課外授業のグループとかち合いました。そして、私がこの修道院に入った瞬間、修道院のあまりの美しさに驚きの言葉を発してしまった時、たまたま隣にいた課外授業の女性の先生が、私に笑顔で「そうでしょう」とうなづきながら言ったのです(多分、イタリア語でそう言ったのです)。私もそれに反応して、英語でひと言先生に質問をしてしまいました。でも先生、その質問の答えを英語で説明するには難しかったようです。私は先生から離れて壁に描かれた絵画にじっと見入っていました。その時、私のうしろで「エクスキューズミー」。女性の大学生(高校生?)がふたり、なんとさっき課外授業の先生に質問をしたその回答を私に英語で言いに来たのです。・・・・ついさっき、ほんの一瞬先生と目があって一言声をかけただけなのに・・・すぐ先生にお礼を言いに行きました。そして通訳をしてくれたふたりの女性にも。・・・イタリア人、本当に素晴らしい。その後、ほかの場所で、課外授業の皆さんに出会った時、先生も大学生(高校生?)もみんなで私に手を振って、チャオ!・・・イタリア人、なんて素晴らしい人々!<br />

    今回の自転車旅行で一番感動したのがこのサン・サルヴァトーレ=サンタ・ジュリア修道院。
    この修道院の壁画に描かれたいくつもの絵画から、ロンゴバルド王国(6世紀〜8世紀)の権勢をしのぶことができるのです。

    この修道院に入る前に、大学生(高校生?)の課外授業のグループとかち合いました。そして、私がこの修道院に入った瞬間、修道院のあまりの美しさに驚きの言葉を発してしまった時、たまたま隣にいた課外授業の女性の先生が、私に笑顔で「そうでしょう」とうなづきながら言ったのです(多分、イタリア語でそう言ったのです)。私もそれに反応して、英語でひと言先生に質問をしてしまいました。でも先生、その質問の答えを英語で説明するには難しかったようです。私は先生から離れて壁に描かれた絵画にじっと見入っていました。その時、私のうしろで「エクスキューズミー」。女性の大学生(高校生?)がふたり、なんとさっき課外授業の先生に質問をしたその回答を私に英語で言いに来たのです。・・・・ついさっき、ほんの一瞬先生と目があって一言声をかけただけなのに・・・すぐ先生にお礼を言いに行きました。そして通訳をしてくれたふたりの女性にも。・・・イタリア人、本当に素晴らしい。その後、ほかの場所で、課外授業の皆さんに出会った時、先生も大学生(高校生?)もみんなで私に手を振って、チャオ!・・・イタリア人、なんて素晴らしい人々!

  • この色彩、この圧倒感、もしかしたらバチカン-システィーナ礼拝堂で受けた感銘に近いものがあるかも知れません。ブレシアを訪れて本当に良かった!

    この色彩、この圧倒感、もしかしたらバチカン-システィーナ礼拝堂で受けた感銘に近いものがあるかも知れません。ブレシアを訪れて本当に良かった!

  • ゆっくりと、時間をかけて・・・この世界の、旅人になって・・・壁をみつめていました。

    ゆっくりと、時間をかけて・・・この世界の、旅人になって・・・壁をみつめていました。

  • ブレシアのサンタ・ジュリア博物館、世界遺産ということでブレシアに着いたら必ずここに来てみよう、と思っていましたが、これほど心を揺さぶられるとは思ってもいませんでした。この歳になって、是非とも見ておかなければならないもののひとつを見ることができた、という思いでいっぱいです。<br /><br />みたされた気持ちでこのサンタ・ジュリア博物館の外に出ました。<br />

    ブレシアのサンタ・ジュリア博物館、世界遺産ということでブレシアに着いたら必ずここに来てみよう、と思っていましたが、これほど心を揺さぶられるとは思ってもいませんでした。この歳になって、是非とも見ておかなければならないもののひとつを見ることができた、という思いでいっぱいです。

    みたされた気持ちでこのサンタ・ジュリア博物館の外に出ました。

  • サンタ・ジュリア博物館を出ると、隣接してあるのが古代ローマ時代の劇場。

    サンタ・ジュリア博物館を出ると、隣接してあるのが古代ローマ時代の劇場。

  • そして、さらにその近くにあるのが、古代ローマ時代の神殿  カピトリーノ神殿の遺跡。

    そして、さらにその近くにあるのが、古代ローマ時代の神殿 カピトリーノ神殿の遺跡。

  • 街の中心地に戻るとそこにあるのが、12世紀に建てられたドゥオーモ。<br />(古い方のドゥオーモ) 。<br />

    街の中心地に戻るとそこにあるのが、12世紀に建てられたドゥオーモ。
    (古い方のドゥオーモ) 。

  • 街の中心地では演奏会がまだ続いていました。うしろの建物は、16世紀に建てられたもので、現在は市庁舎として使われています。ブレシア、自動車もそれほど多くなく、観光客も少ないので、街がのんびりとしている印象。もう一度ゆっくりと街を散策してみたい、そんな気分になったブレシアの街でした。<br /><br /><br />ーつづくー

    街の中心地では演奏会がまだ続いていました。うしろの建物は、16世紀に建てられたもので、現在は市庁舎として使われています。ブレシア、自動車もそれほど多くなく、観光客も少ないので、街がのんびりとしている印象。もう一度ゆっくりと街を散策してみたい、そんな気分になったブレシアの街でした。


    ーつづくー

  • 2015年5月21日<br /><br />朝早く、ブレシアの街を出発して、きょうもなるべく静かな小さな村々を走っていきたいと思い、<br />小さな公園を通り抜けながらゆっくりと走りました。

    2015年5月21日

    朝早く、ブレシアの街を出発して、きょうもなるべく静かな小さな村々を走っていきたいと思い、
    小さな公園を通り抜けながらゆっくりと走りました。

  • この公園をゆっくり走っていたら気がついたのですが、この公園の名称は、・・・フェラーリ公園。銅像の人物はフェラーリ博士、名車フェラーリを創業したフェラーリ博士の名をかぶせた小さな公園(フェラーリ公園)でした。<br />

    この公園をゆっくり走っていたら気がついたのですが、この公園の名称は、・・・フェラーリ公園。銅像の人物はフェラーリ博士、名車フェラーリを創業したフェラーリ博士の名をかぶせた小さな公園(フェラーリ公園)でした。

  • 小さな村にも良い店があるものです。自転車に乗っていて感じの良いパン屋さんだなと思い入った店です。

    小さな村にも良い店があるものです。自転車に乗っていて感じの良いパン屋さんだなと思い入った店です。

  • ドーナツが食べたくなってひとかじり、これは美味しい!美味しいのですぐに写真を撮りました。

    ドーナツが食べたくなってひとかじり、これは美味しい!美味しいのですぐに写真を撮りました。

  • ドーナツを買う時に、英語がまったくわからないパン屋のおばさんと、あれでもない、これでもない、としばしやりとりをしている時に、先客として入っていた青年が、親切にも私の英語をイタリア語に翻訳して、おばさんに伝えてくれたのです。このあと、この青年としばらく片言英会話でお話し。青年も大の自転車好きで、私の自転車旅行に大いに関心を持って、これからどこに行く?と聞いてきたのです。私はもっと北にある小さな村に行こうと思っていると言ったら、この青年良い道を知っている、私が案内するということになって・・・ええ?・・・案内する?・・・どうやって?<br /><br />お店を出ると青年、自分の車に乗って来て、私についてきて、と。<br />

    ドーナツを買う時に、英語がまったくわからないパン屋のおばさんと、あれでもない、これでもない、としばしやりとりをしている時に、先客として入っていた青年が、親切にも私の英語をイタリア語に翻訳して、おばさんに伝えてくれたのです。このあと、この青年としばらく片言英会話でお話し。青年も大の自転車好きで、私の自転車旅行に大いに関心を持って、これからどこに行く?と聞いてきたのです。私はもっと北にある小さな村に行こうと思っていると言ったら、この青年良い道を知っている、私が案内するということになって・・・ええ?・・・案内する?・・・どうやって?

    お店を出ると青年、自分の車に乗って来て、私についてきて、と。

  • もちろん車は速い、だから少し車を走らせては車を停めて私を待っている、また、少し車を走らせては車を停めて私を待っている、の繰り返し。これを10分、あるいはもう少しぐらいやったのでしょうか。<br />

    もちろん車は速い、だから少し車を走らせては車を停めて私を待っている、また、少し車を走らせては車を停めて私を待っている、の繰り返し。これを10分、あるいはもう少しぐらいやったのでしょうか。

  • ここからが自転車専用道路ということのようです。この道をどこまでも行けば、目指す小さな村の近くに行き着きます、と青年。<br /><br />地元の人以外、絶対にわからない自転車専用道路。

    ここからが自転車専用道路ということのようです。この道をどこまでも行けば、目指す小さな村の近くに行き着きます、と青年。

    地元の人以外、絶対にわからない自転車専用道路。

  • 大の自転車好きの青年は、彼女とよくこの道を自転車で走るということでした。パン屋で助けてもらい、そしてさらに自動車で10分と少々、私のために道案内をしてくれた。私は東京で外国人にここまで親切にしてあげられるか・・・ここまでやってくれた青年に繰り返しお礼を言いました。

    大の自転車好きの青年は、彼女とよくこの道を自転車で走るということでした。パン屋で助けてもらい、そしてさらに自動車で10分と少々、私のために道案内をしてくれた。私は東京で外国人にここまで親切にしてあげられるか・・・ここまでやってくれた青年に繰り返しお礼を言いました。

  • 私のお礼の言葉に対する青年の返事は、笑顔で「my  pleasure」。涙が出そうになりました。固い握手をして、彼は自分のスマホで私の写真を撮ると、自動車に乗り込み窓から手を振りながら去って行きました。

    私のお礼の言葉に対する青年の返事は、笑顔で「my pleasure」。涙が出そうになりました。固い握手をして、彼は自分のスマホで私の写真を撮ると、自動車に乗り込み窓から手を振りながら去って行きました。

  • この道を行けばいいのか。<br /><br />地元の人以外、この道は絶対に分からない。

    この道を行けばいいのか。

    地元の人以外、この道は絶対に分からない。

  • 道の脇には小川が流れている。天気が良いので、小川がまぶしい。

    道の脇には小川が流れている。天気が良いので、小川がまぶしい。

  • 今回の自転車旅行をする前に、こんな道を走れるなどと、想像もしていなかった。あの青年に心から感謝したい。

    今回の自転車旅行をする前に、こんな道を走れるなどと、想像もしていなかった。あの青年に心から感謝したい。

  • 新緑と川の流れをバックに。

    新緑と川の流れをバックに。

  • この方は、同じ道をウォーキングしていたパキスタン人。たまたまこの橋のところで一緒になり、私の写真を撮りましょうかと声をかけてきて写真撮影となったのです。この方、現在当地で技術畑の仕事をしていて、イタリアには20年暮らしている、ということでした。<br /><br />

    この方は、同じ道をウォーキングしていたパキスタン人。たまたまこの橋のところで一緒になり、私の写真を撮りましょうかと声をかけてきて写真撮影となったのです。この方、現在当地で技術畑の仕事をしていて、イタリアには20年暮らしている、ということでした。

  • このパキスタン人とも波長が合い、私は自転車を押しながらしばらくの間、ふたりで片言英語を話しながら(パキスタン人も片言英語、私も片言英語、このパターンが一番ストレスを感じない会話パターン)、この道を歩きました。

    このパキスタン人とも波長が合い、私は自転車を押しながらしばらくの間、ふたりで片言英語を話しながら(パキスタン人も片言英語、私も片言英語、このパターンが一番ストレスを感じない会話パターン)、この道を歩きました。

  • 小さな村のおしゃれなパン屋さんで出会った青年に教えてもらった自転車専用道路、新緑と川の流れにそって1時間ぐらい楽しんだでしょうか、その素晴らしい自転車専用道路もあと少しで終わり。

    小さな村のおしゃれなパン屋さんで出会った青年に教えてもらった自転車専用道路、新緑と川の流れにそって1時間ぐらい楽しんだでしょうか、その素晴らしい自転車専用道路もあと少しで終わり。

  • ここからはまた車も走る普通の田舎道。天気快晴。5月のさわやかな風を受けてゆっくりと走ります。

    ここからはまた車も走る普通の田舎道。天気快晴。5月のさわやかな風を受けてゆっくりと走ります。

  • こんな砂利混じりの道は、自転車に乗ったり、自転車を押したり。

    こんな砂利混じりの道は、自転車に乗ったり、自転車を押したり。

  • もう少し走るとガルダ湖。ここはロナート・デル・ガルダの町。雲は多いけど、これから雨が降るなんて誰も思わない。雨だけではなく、雹(ひょう)も降ってくるなんて誰が予想できた?

    もう少し走るとガルダ湖。ここはロナート・デル・ガルダの町。雲は多いけど、これから雨が降るなんて誰も思わない。雨だけではなく、雹(ひょう)も降ってくるなんて誰が予想できた?

  • ロナート・デル・ガルダの町から一気にガルダ湖畔へ。真っ青な湖が走りながら見えます。

    ロナート・デル・ガルダの町から一気にガルダ湖畔へ。真っ青な湖が走りながら見えます。

  • なぜか少し寒くなってきて、風も強くなってきました。そして、このあと突然雨が降り出し、それも激しい雨に。雷が何度も鳴り、ついに雹(ひょう)が降ってきたのです。雨宿りする間も無く、雹(ひょう)の洗礼を浴び、全身ずぶ濡れ、寒さで身体はガクガク。ガルダ湖畔のシルミオーネの町には温泉があるというのは知っていました。温泉に入るしかない、そう決断すると何人かの人にその温泉の場所を聞き、猛スピードで温泉に向かいました。

    なぜか少し寒くなってきて、風も強くなってきました。そして、このあと突然雨が降り出し、それも激しい雨に。雷が何度も鳴り、ついに雹(ひょう)が降ってきたのです。雨宿りする間も無く、雹(ひょう)の洗礼を浴び、全身ずぶ濡れ、寒さで身体はガクガク。ガルダ湖畔のシルミオーネの町には温泉があるというのは知っていました。温泉に入るしかない、そう決断すると何人かの人にその温泉の場所を聞き、猛スピードで温泉に向かいました。

  • これがシルミオーネの町の温泉の入り口。

    これがシルミオーネの町の温泉の入り口。

  • ここから入って行きます。

    ここから入って行きます。

  • ここが温泉。

    ここが温泉。

  • 階段を上ると受け付け。

    階段を上ると受け付け。

  • 水着着用の混浴、と言っても温水プールと同じです。

    水着着用の混浴、と言っても温水プールと同じです。

  • ここシルミオーネの温泉は、私のイメージする温泉とはまったく異なる温泉でした。温泉は硫黄の匂いがして、その匂いは日本の硫黄温泉に近いかも知れません。その硫黄の匂いは良いのですが、私たちの入る日本の温泉は、やや熱めのお湯に入るのが一般的だと思うのですが、ここの温泉は、とてもぬるいです。ですから、かなり長い時間温泉に浸かっていないと、温泉から出た時に寒い、と感じると思います。お風呂は烏の行水でいい、という人はシルミオーネの温泉はやめたほうが良いですね。温水プールと同じですので。<br />

    ここシルミオーネの温泉は、私のイメージする温泉とはまったく異なる温泉でした。温泉は硫黄の匂いがして、その匂いは日本の硫黄温泉に近いかも知れません。その硫黄の匂いは良いのですが、私たちの入る日本の温泉は、やや熱めのお湯に入るのが一般的だと思うのですが、ここの温泉は、とてもぬるいです。ですから、かなり長い時間温泉に浸かっていないと、温泉から出た時に寒い、と感じると思います。お風呂は烏の行水でいい、という人はシルミオーネの温泉はやめたほうが良いですね。温水プールと同じですので。

  • ガルダ湖はまだ荒れ模様。シルミオーネの温泉は少し長い時間浸かりましたが、ここに来て正解でした。雹(ひょう)の洗礼を浴びて冷えた身体をあたためて、またあしたから次なる目的地に向けて走っていくぞ、と新たな意気込みを注入できたと思います。<br /><br />明日、ヴェローナに向かいます。ヴェローナのアグリツーリズモを予約しました。<br />楽しみです。<br /><br /><br />ーつづくー<br /><br /><br />

    ガルダ湖はまだ荒れ模様。シルミオーネの温泉は少し長い時間浸かりましたが、ここに来て正解でした。雹(ひょう)の洗礼を浴びて冷えた身体をあたためて、またあしたから次なる目的地に向けて走っていくぞ、と新たな意気込みを注入できたと思います。

    明日、ヴェローナに向かいます。ヴェローナのアグリツーリズモを予約しました。
    楽しみです。


    ーつづくー


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この旅行記へのコメント (5)

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  • マリアンヌさん 2018/08/23 08:21:33
    素晴らしき自転車旅行
    はじめまして。

    私はジロ・ディ・イタリアはじめサイクルロードレース観戦ファンなのですが、自転車でヨーロッパの美しき村や街を巡るなんて、夢のようです。女性ですとなかなか踏み切れません。

    イタリア人とコミュニュケーションをとりながら、旅をされて素敵です。

    そしてブレシア、私はこの秋、行くのですが予習させて頂きました。
    ロンゴバルトをたずねて数年、やっとブレシアです。

    また覗かせていただきます。
    マリアンヌ
  • masshyさん 2016/04/13 08:54:11
    イタリア
    イタリア人!好きですか!

    最近の日本人って挨拶しない。
    例えばコンビニにはいっていくとお店の人からいらっしゃいませ〜
    っと声がかかりますよね。
    でも、それに対してどうもこんにちは〜なんて言ってる人見たこと無い。

    日本人は礼儀正しいと良く言われますが、本島でしょうか?

    知らない人に対しての警戒心なのかなぁ?

    イタリアに行くと(ほかの国も)Buongiorno!って言わないと始まらないですよね。

    挨拶しない自分が恥ずかしくなります。
    今日からコンビニでも挨拶を返そう。

    いあゃ失礼しました。

    again20さんもいろんなイタリア人に会えて親切にしてもらえて良い思い出ができましたね。
    うらやましい〜

    私なんか空港のカウンターでもレストランでも言い合いばっかしてます。
    日本人だと思って!理不尽な扱いは許しません。

    でもほとんどのイタリア人は良いやつですね。おせっかいで!てきとうで!
    でも、私も好きです。  イタリア人

    masshy

    again20

    again20さん からの返信 2016/04/17 09:09:49
    RE: イタリア
    masshyさん

    コメントありがとうございます。

    ちゃおちゃおキャットさんは、私をイタリア中毒にさせた張本人です。
    私の何十倍もすごいトラベラーです。


    イタリアの自動車はビュンビュンすっ飛ばすので、はじめは
    イタリアでの自転車旅行は危険で無理だと思っていましたが
    (確かに全ての車がビュンビュンすっ飛ばしています)、
    2回のイタリア自転車旅行でわかったのは、
    イタリアの車の運転手は、ビュンビュンすっ飛ばしてはいるけれど、
    自転車旅行者に対していつも温かい目で見てくれている、
    ということがわかりました。

    そのことで、まずはイタリア人を信頼しています。

    それから、私がどうしようもなく困った時にも(ブログには
    書いていませんが何回かどうしようもなく困ったことがありました)、
    何人ものイタリア人が私を一生懸命になって助けてくれました。

    これで、イタリア中毒にならないわけがありません。

    masshyさんが言うとおり、ほとんどのイタリア人は良いやつ、
    だと思っています。

    イタリアのどこかの町で見かけたら、声をかけてください。

    again20

  • キャッツアイさん 2015/06/16 00:35:34
    素晴らしい旅
    again20さん、こんばんは
    また、お邪魔しています^ - ^

    ブレシアの街ってただ小さい街と思って見過ごしてました。
    でもagain20さんの旅行記で俄然興味。
    只者ではない気配にビックリしました。
    歴史的にも見逃せない所だったんですね!
    調べてみたら
    ミラノに続くロンバルディア州の第2の都市!
    しかも昔からミラノとヴェネチアの東西を結び
    南と北をも結ぶ要所だったとは!
    巡礼、商人、旅人がブレシアの街に行き交い
    他国の文化や風習が混じり目眩がするほどの歴史が集積した場所だったことを
    ここで初めて知り、さらに深くイタリアに開眼した思いです。
    興奮してしまいました🎶

    サンタ・ジュリア博物館、素晴らしいですね!
    ブロンズ像「翼を持った勝利の女神」
    2000年も経っているのに
    完全な形でこうして目の前で見られることに絶句しました。
    ちょっと風が吹くと服の襞がサラサラと動くんじゃないかしら
    どう目を凝らしても像が生きているように見えて
    私もagain20さんの撮られた写真に釘付け
    そして修道院の壁という壁、天井・・一面のフレスコ画!
    写真で見ても圧倒されるのですから
    実際そこに居たら口ぽっカーンで絶句のまま立ち尽くしそう・・
    again20さん、先生に何を質問されたのでしょう?
    学生の方達もとってもフレンドリーで
    イタリア、やっぱりいいですよね〜〜!

    車で先導して道を教えてくれた青年といい
    パキスタンの方といい、その他様々な方達の
    心の垣根のない直の温かさの数々
    again20さんと袖触れ合う方達との様々なエピソード
    胸がジンワリあったまり、イタリアが(帰ったばかりなのに)恋しくなっちゃいます

    パンクしないで進まれてますね!
    良かった、良かった!

    楽しくワクワクする時間をいただきました。
    次の旅行記をまた、楽しみにしていまーす。

    ちゃおちゃお〜🎶( ´ ▽ ` )ノ
    キャッツアイ

    again20

    again20さん からの返信 2015/06/16 14:16:39
    RE: 素晴らしい旅
    キャッツアイさんへ

    コメントをありがとうございました。

    ブレシアについての歴史的な背景をまとめていただきありがとうございます。
    少しは名の知れた街なら、その街の歴史などを頭にたたき込まなければ
    いけないのですが、
    出発前も、帰国してからもまったくやっていません。
    私の代わりにキャッツアイさんにまとめていただいちゃいました。
    お恥ずかしい。

    ブロンズ像「翼を持った勝利の女神」は写真のとおり
    柵も何もないところにポツンと置かれているのですね。
    2,000年前の作品がポツンと、です(さすがに係員はいたと思いますが)。
    それから、作品の写真撮影禁止が多い中、
    フラッシュをつけなければ撮影可能というのも、
    このサンタ・ジュリア博物館への入場者が少ないから、それができる
    ということなのかも知れません。

    旅行記(2)冒頭の写真の部屋に入った瞬間思ったのは、
    ここは教会か?と思ったのです。
    それで「ここは教会ではないのですか?」と先生に言ってしまったのです。
    先生、ここの修道院と教会の関係を英語で説明しようとして・・・・
    ・・・先生を困らせてしまいました。

    キャッツアイさんが言っていたとおり、昨年よりも今回の方が、
    イタリア人とそれ以外の国々の方との触れ合いが多かったと思います。
    その精神を育んだのは、まさに、キャッツアイさんのブログでして、
    キャッツアイさんのブログから滲み出てくる人と人が触れ合うあたたかさ・・・大いに影響を受けていると思います。

    キャッツアイさんの新しいブログ、楽しみに、気長に、待っています。


    again20

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